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2012年2月 2日

古事記に登場するカシの木

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 二〇一二年は、古事記が編纂されてから、千三百年の節目の年です。これにちなんで、さまざまな行事が行なわれます。このブログでも、便乗させてもらいましょう(笑)
 古事記には、たくさんの動植物が登場します。今回は、その中から、カシ(樫)の木を取り上げますね。古事記の中のカシは、不思議な出来事と共に語られます。
 その不思議な出来事は、垂仁天皇の段にあります。垂仁天皇が、曙立王【あけたつのおう】という人物に、「うけい」をさせました。
 「うけい」とは、「誓い」と「占い」を一緒にしたようなものです。「もし、○○したら、吉か凶か、吉ならば、××が起これ」という具合に、宣言します。古事記の時代の日本では、「言霊【ことだま】という力がある」と信じられていたのですね。
 曙立王が「うけい」をすると、鷺巣池【さぎすのいけ】にすむサギが、落ちて死にます。もう一度「うけい」をすると、サギが生き返ります。これは、良いしるしでした。
 さらにもう一度、曙立王が「うけい」をします。今度の「うけい」で、カシが登場します。葉広熊白檮【はびろくまかし】と呼ばれた、立派なカシの木です。
 曙立王の「うけい」により、葉広熊白檮は、一度枯れます。次に、生き返ります。サギと同じく、これも、良いしるしでした。
 古代日本では、空を飛ぶ鳥は、神秘的な存在とされました。カシの木は、その鳥と並んで、こんな「魔法」の場面に登場します。おそらく、カシの木も、神秘的な存在とされていたのでしょう。それを示す場面が、もう一か所、古事記にあります。
 その場面では、カシの葉を髪に挿すことが、歌われています。それは、長寿を祈る呪術でした。冬でも常緑のカシに、生命力を認めたのでしょう。
 古事記に登場するカシが、現在のどの種に当たるのかは、わかっていません。日本には、アカガシ、アラカシ、ウバメガシ、シラカシなどの種が自生します。カシとは、ブナ科コナラ属のうち、常緑の種を総称した呼び名です。
 現代人が見れば、地味な木でも、古代人には、神秘に溢れた存在だったのでしょうね。
図鑑↓↓↓↓↓には、カシの仲間のアカガシ、アラカシ、ウバメガシ、シラカシが掲載されています。
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過去の記事でも、カシの仲間を取り上げています。また、カシの仲間を食べる生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オークは、楢(ナラ)の木? 樫(カシ)の木?(2011/10/28)
古代の「ははそ」の正体は?(2010/08/13)
アシナガバチ? いえ、カシコスカシバです(2008/09/15)
などです。

2012年1月29日

スイセン

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スイセン 画像
和名:スイセン
学名:Narcissus tazetta L.
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スイセン・ペーパーホワイト
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ニホンズイセン

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東京 新宿【2012.01.19】

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2012年1月28日

サクラ2種

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ジュウガツザクラ、コブクザクラ 画像
和名:ジュウガツザクラ
学名:Cerasus X subhirtella Autumnalis 'Makino'
和名:コブクザクラ
学名:Cerasus X parvifolia 'Parvifolia' Matsumura
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ジュウガツザクラ
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コブクザクラ

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東京 新宿【2012.01.19】

図鑑↓↓↓↓↓には、ジュウガツザクラが掲載されています。
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2012年1月27日

イチイ(一位)は、位の高い木?

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 冬でも、青々と葉を茂らせている木を、常緑樹と呼びますね。日本には、たくさんの常緑樹があります。その中の一種が、イチイです。イチイ科イチイ属に属します。
 イチイは、北海道から九州まで分布します。どちらかといえば、寒い地方に多いです。北海道や東北で、よく見られます。街路樹などにされることも、多いです。
 イチイとは、変わった種名ですよね。この名の由来には、いくつかの説があります。有力なのは、「昔、イチイの木材を、笏【しゃく】の材料にしたから」という説です。
 笏とは、朝廷で、威儀を正すために用いる物でした。そのために、「一位」という高い位が与えられたといわれます。この説が正しいとは限りません。他の説もあります。
 イチイには、オンコ、アララギなどの別名があります。オンコとは、北海道などでの方言名です。よく誤解されますが、アイヌ語名ではありません。
 アイヌ語では、イチイは、クネニと呼ばれるそうです。クネニの意味は、「弓になる木」です。アイヌの人たちは、伝統的に、イチイで、狩猟用の弓を作りました。
 イチイ属の他の種で、同じ用途にされたものがあります。ヨーロッパイチイです。
 ヨーロッパイチイは、名のとおり、ヨーロッパに分布します。ヨーロッパでは、旧石器時代から、この木で弓が作られてきました。古い地層から、ヨーロッパイチイ製の弓が見つかっています。中世のヨーロッパでも、この木の弓が、武器に使われました。
 イチイ属のラテン語の学名Taxusは、弓という意味を持ちます。ヨーロッパイチイが、弓に使われたことに由来します。
 ヨーロッパイチイと、日本のイチイとは、外見が似ます。どちらも常緑樹で、赤い果実がみのります。果実の赤い部分―仮種皮という部分です―は、食べられます。
 両種は、木材の性質も似ています。成長が遅いために、材が稠密【ちゅうみつ】になり、丈夫な木材となります。弓に使われるのは、それなりの理由があるのですね。
 イギリスの古い教会には、ヨーロッパイチイがあることが多いそうです。神聖な木とみなされたのでしょう。笏にされた日本のイチイと、どこかしら通じますね。

図鑑↓↓↓↓↓には、イチイが掲載されています。
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過去の記事でも、神聖視された常緑樹を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
仏像の材料になったのは、何の木?(2011/11/04)
サカキ(榊)は、神さまの木?(2008/12/22)
【とびら】に挿すトベラの木(2007/01/29)
悠仁【ひさひと】さまのお印はコウヤマキ(高野槇)(2006/09/14)
クリスマスツリーはモミではない?(2005/11/28)
などです。

2012年1月26日

ソシンロウバイ

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ソシンロウバイ  画像
和名:ロウバイ【ソシンロウバイは、ロウバイの栽培品種】
学名:Chimonanthus praecox (L.) Link
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2012年1月25日

ロウバイ

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ロウバイ  画像
和名:ロウバイ
学名:Chimonanthus praecox (L.) Link
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図鑑↓↓↓↓↓には、ロウバイが掲載されています。
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2012年1月24日

ヒマラヤスギ

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ヒマラヤスギ 画像
和名:ヒマラヤスギ
学名:Cedrus deodara (Roxb. ex D.Don) G.Don
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図鑑↓↓↓↓↓には、ヒマラヤスギが掲載されています。
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2012年1月22日

ミツマタ

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ミツマタ 画像
和名:ミツマタ
学名:Edgeworthia chrysantha Lindl.
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図鑑↓↓↓↓↓には、ミツマタが掲載されています。
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2012年1月20日

ラフレシアは、世界最大の花か?

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 世界で最も大きい花は、何という植物に咲くのでしょうか?
 この疑問に答えるのは、少し難しいです。「花」をどう定義するかにより、答えが違います。花には、「複数の花が集まって、一つの花のように見える花」と、「完全に一つで、独立した花」とがあるからです。
 「一つで独立した花」のうち、最大なのは、ラテン語の学名を、ラフレシア・アルノルディイRafflesia arnoldiiという種に咲きます。この種には、日本語名はありません。日本に分布しないからです。単に「ラフレシア」といえば、たいてい、この種を指します。
 ラフレシア・アルノルディイのつぼみは、キャベツくらいの大きさがあります。形も、キャベツにそっくりです。これが開くと、直径90cmほどの、赤い花になります。
 こんなに大きい花は、木に咲くのでしょうか? それとも、草でしょうか? どちらでもありません。ラフレシアの仲間には、葉も茎も幹も枝も、根もないからです。
 ラフレシアの仲間は、花だけが、地面から、忽然と現われます。なぜ、そんなことができるのでしょうか? 寄生植物だからです。ラフレシアの本体(花以外の部分)は、他の植物の根に食い入って、生活しています。そこから、直接、花が地面へと伸びます。
 栄養分も水分も、すべて、宿主の植物から奪われます。これなら、光合成をして栄養を作る葉も、土から水分を取る根も、必要ありませんね。要らない器官を全部なくして、花だけが残りました。花は、繁殖に必要だからでしょう。
 植物学者にとっては、これが、困ったことです。葉も茎も根もないのでは、分類の手がかりが少なすぎます。巨大な花は、あまりにも特異で、類縁の見当がつきません。
 このため、ラフレシアの仲間は、ラフレシア科ラフレシア属という、独自のグループに分類されてきました。ところが、近年、分子生物学が発達したおかげで、別の分類が出てきました。トウダイグサ科ラフレシア属ではないか、というのです。
 トウダイグサ科の種は、日本にも、たくさん分布します。「日本のトウダイグサが、世界最大の花の仲間かも?」と想像するのは、楽しいですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ラフレシアは載っていません。けれども、近縁かも知れないトウダイグサ科の種が掲載されています。
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過去の記事でも、トウダイグサ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
アカメガシワの芽は、なぜ赤い?(2010/04/12)
一度滅びて、復活? ナンキンハゼ(2009/11/02)
桐油は、キリ(桐)からは採れない?(2009/07/10)
ポインセチアはクリスマスの花?(2006/12/14)
などです。

2012年1月13日

ヒース? エリカ? エリカ属の植物たち

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 近年の日本には、外国から来た園芸植物が、多いですね。おかげで、冬の花壇も、賑やかになりました。本来の日本にはなかった、冬の花が咲くからです。
 冬に咲く園芸植物の一グループに、エリカがあります。エリカとは、ツツジ科エリカ属に属する種の総称です。エリカ属は、日本には自生しません。ヨーロッパ、アフリカ、西アジアに、五百以上もの種が、自生します。
 エリカ属には、日本語名が付いている種が少ないです。もともと、日本になかったためですね。ジャノメエリカ、シラユキエリカなど、ほんの数種しかありません。
 あとの種は、ラテン語の学名や、英語名で呼ばれます。エリカ・グラキリスErica gracilis(ラテン語の学名)、ファイア・ヒースFire Heath(英語名)などです。
 ヒースとは、エリカ属の英語名です。日本語では、エリカ属をエリカと呼んでも、ヒースと呼んでも、間違いではありません。ヘザーHeatherという英語名もあります。
 たくさんの種のうち、日本に入ってきたのは、ごく一部です。日本にあるのは、主に、南アフリカ原産の種と、ヨーロッパ原産の種です。
 アフリカといえば、熱帯の印象が強いですね。けれども、アフリカにも、温帯の地域があります。南アフリカの一部がそうです。日本に入ったエリカには、その地域原産の種が多いです。日本で冬に咲くエリカは、ほとんどが、南アフリカ原産の種です。
 エリカ属の花は、小さな釣鐘型をしています。同じツツジ科の、ドウダンツツジや、アセビの花に似ています。形が似るのは、おそらく、同じような昆虫に、花粉を運んでもらうためでしょう。具体的には、ミツバチなどの、ハナバチの仲間と思われます。
 ドウダンツツジや、アセビの花をよく見ると、釣鐘型の口の部分が、少し、反り返っています。この部分は、ハナバチが止まる足がかりになります。エリカ属の花も、同じように反り返っています。同じ機能を持つのでしょう。
 日本の冬には、ハナバチの仲間は、ほとんど飛びません。せっかく咲いても、花粉を運んでもらえないわけです。エリカ属にとっては、残念なことでしょう。

図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、エリカ属の植物は載っていません。けれども、エリカ属に似たドウダンツツジや、アセビが掲載されています。
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過去の記事でも、ツツジ科の植物を取り上げています。また、ツツジ科の植物を食べる動物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
緑のない植物がある?(2011/05/13)
ジャノメエリカ(2011/01/30)
トラフシジミは、草食性のトラ(虎)?(2009/11/20)
節分にアセビ(馬酔木)?(2008/01/28)
などです。

2012年1月 2日

シンビジウムは、シュンラン(春蘭)の仲間か?

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 明けましておめでとうございます。さて、今日は冬の花屋さんを覗いてみましょう。華やかなのに、驚きます。温室で育てられた花が、たくさん売られています。中で、華麗さを誇るのが、洋蘭の仲間ですね。
 洋蘭と呼ばれるランには、非常に多くの種類があります。その一つに、シンビジウムと呼ばれるグループがあります。シンビデュームなどとも呼ばれます。
 シンビジウムとは、一種だけを指す名ではありません。ラン科シンビジウムCymbidium属に属する種の総称です。シンビジウムという名は、ラテン語の学名Cymbidiumを、英語風に読んだものです。ラテン語では、キンビディウムという感じの発音になります。
 シンビジウム属は、日本語名で、シュンラン属と呼ばれます。日本に自生するシュンランや、カンラン(寒蘭)も、この属に属します。
 こう書くと、驚く方がいるでしょう。シンビジウムといえば、派手な「洋蘭」を代表するグループですね。対して、シュンランやカンランは、「東洋蘭」と呼ばれます。東洋蘭は、とても地味です。わび・さびを体現した花、といえます。
 こんなに違うもの同士が、近縁なのですね。外見の印象が、分類上の近縁さを示すとは限りません。洋蘭・東洋蘭といった区別も、あくまで、文化上の慣習です。シュンラン属のように、同じ属でも、洋蘭と東洋蘭とに分けられることもあります。
 洋蘭のシンビジウムは、原産地が東南アジアです。ミャンマー、タイ、ベトナムなど、熱帯地方に自生します。それらの原種が、ヨーロッパに持ち込まれ、交配されて、華麗な栽培品種が作られました。ヨーロッパで品種改良されたために、洋蘭と呼ばれます。
 いっぽう、東洋蘭とされるシュンラン属は、日本、中国、台湾に自生するものです。シュンラン、カンラン、ホウサイラン(報歳蘭)などの種です。これらの種も、地味でも、観賞用に栽培されます。一部に、たいへん熱心なファンがいます。
 東洋蘭は、一時期、熱心すぎる人々によって、乱獲されました。このために、野生では、ほとんど絶滅している種もあります。今は、もはや、野生のものを、むやみに取れる時代ではありません。栽培品種だけでなく、野生種も残したいですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、シュンラン属(シンビジウム属)のシュンランが掲載されています。
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過去の記事でも、ラン科の植物を取り上げています。また、ラン科と紛らわしい植物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
カトレヤは、雑種だった?(2011/01/03)
イトランは、ランの仲間か?(2010/12/27)
スズラン(鈴蘭)は、ランではない?(2010/05/07)
イグ・ノーベル賞のバニラ【Vanilla】の研究とは?(2007/10/18)
ベトナムで、新種の発見ラッシュ(2007/09/27)
などです。

2011年12月30日

ピラカンサとは、植物の種名か?

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 冬は、花が咲く植物が少ないですね。冬枯れの風景に、彩りを添えてくれるのが、果実を付ける植物たちです。
 庭や公園で、冬に、びっしりと赤い果実を付けた木を、見たことがありませんか? それは、たいてい、ピラカンサと呼ばれる木です。ピラカンサとは、バラ科トキワサンザシ属に属する種の総称です。トキワサンザシ、タチバナモドキなどの種があります。
 ピラカンサという呼び名は、トキワサンザシ属のラテン語の学名から来ています。Pyracanthaというラテン語を、英語風に発音すると、ピラカンサになります。本来のラテン語風に発音すれば、ピラカンタです。この名は、種名ではなく、属名です。
 トキワサンザシ属の種は、多くが、観賞用に、庭木などとして植えられます。果実が美しいからですね。常緑なので、緑の葉も、冬の光景をなごませてくれます。
 従来の日本では、トキワサンザシとタチバナモドキが、よく植えられました。この二種は、姿が似ています。わかりやすい違いは、果実の色です。トキワサンザシは、真っ赤な果実がなります。タチバナモドキのほうは、橙【だいだい】色の果実です。
 この属の種は、すっかり日本に根づいているように見えますね。けれども、どの種も、日本原産ではありません。トキワサンザシは、西アジア原産です。タチバナモドキは、中国西南部原産です。他に、ヒマラヤ原産のカザンデマリなどがあります。
 トキワサンザシと、タチバナモドキは、明治時代に日本に渡来しました。カザンデマリは、昭和の初期です。一つの属として見れば、百年ほども前から、観賞用に親しまれているわけです。道理で、まるで日本原産種のように見えるのですね。
 近年では、トキワサンザシ属内の種を交配して作った、園芸品種が増えました。それら園芸品種は、もちろん、野生種とは違います。それぞれ、品種名が付いています。生物学的には、雑種ですので、明確な種名を決めがたいです。
 このため、園芸品種は、大ざっぱに、ピラカンサと呼ばれることが多いです。同じ「ピラカンサ」といっても、園芸品種のこともあれば、野生種のこともあるわけです。

図鑑↓↓↓↓↓には、トキワサンザシが掲載されています。
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過去の記事でも、冬に果実を付ける植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
鳥をだます? マユミやニシキギ(2010/12/06)
ナンテンの赤い実は、鳥のため?(2010/01/15)
生垣のスター、サンゴジュ(珊瑚樹)(2009/10/12)
サンキライ? いえ、サルトリイバラです(2008/12/08)
八十年越しの純愛? アオキ(青木)(2008/02/04)
などです。

2011年12月29日

ヒボケ

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ヒボケ 画像
和名:ヒボケ
学名:Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai
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東京 新宿区【2011.12.15】

2011年12月28日

イロハモミジ

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イロハモミジ 画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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東京 新宿区【2011.12.15】

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2011年12月27日

プラタナス

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プラタナス 画像
和名:スズカケノキ 別名:プラタナス
学名:Platanus orientalis L.
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図鑑↓↓↓↓↓には、スズカケノキが掲載されています。
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2011年12月24日

フウ

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フウ 画像
和名:フウ
学名:Liquidambar formosana Hance
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東京 新宿区【2011.12.15】

2011年12月23日

リュウノウギクのリュウノウ(竜脳)とは?

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 二〇一二年の辰年【たつどし】にちなんで、今回も、「竜」の名が付く生き物を取り上げましょう。リュウノウギク(竜脳菊)です。キク科キク属の一種です。
 竜の脳の菊とは、不思議な種名ですね。この種名は、竜脳【りゅうのう】という物質から来ています。植物全体に、竜脳に似た香りがあるため、この名が付きました。
 では、竜脳とは、何でしょうか? リュウノウジュ(竜脳樹)という植物から採れる、薬用物質です。痛み止めなどに使われます。
 リュウノウギクと、リュウノウジュとは、近縁なのでしょうか? 違います。リュウノウジュは、フタバガキ科リュウノウジュ属に属します。
 リュウノウジュは、日本には自生しません。マレー半島、スマトラ島、ボルネオ(カリマンタン)島などの東南アジアに自生します。熱帯の植物です。大きな木になります。
 対して、リュウノウギクは、日本に自生します。南東北から四国にかけて分布します。木ではなく、草です。高さは、せいぜい1mくらいにしかなりません。
 リュウノウジュのほうも、植物全体に、竜脳の香りがあります。竜脳は、リュウノウジュの木材の中から取り出されます。けれども、現在では、竜脳の採取は、ほとんど行なわれていないそうです。代用になる物質があるからです。
 リュウノウギクのほうは、薬にならないのでしょうか? 民間療法で、リュウノウギクの葉を、肩こりや腰痛に使う、と聞いたことがあります。あくまで民間療法ですので、どこまで効くかは、わかりません。商業的に、薬にされてはいないようです。
 リュウノウギクには、白い、可憐な花が咲きます。いかにもキクらしい形の花です。観賞用に、栽培されてもよさそうです。昔の人も、そのように考えたのでしょう。リュウノウギクは、普通に栽培される「小菊」の原種になったといわれます。
 原種といっても、リュウノウギクだけから、小菊ができたのではありません。キク属の複数の種が交配されたと推測されています。正確なところは、わかっていません。
 栽培される小菊は華やかですが、野生のリュウノウギクも、美しいと思います。

図鑑↓↓↓↓↓には、リュウノウギクが掲載されています。
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過去の記事でも、キク科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
アキノタムラソウは、タムラソウと近縁か?(2011/09/09)
菊展の隠れた主役? イソギク(2010/11/15)
コウヤボウキは、高野山の帚【ほうき】?(2010/10/01)
新種が続々、アザミ(2009/09/11)
九月九日は菊の節句(2006/09/09)
などです。

2011年12月22日

スイセン

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スイセン 画像
和名:スイセン
学名:Narcissus tazetta L.
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東京 新宿区【2011.12.15】

図鑑↓↓↓↓↓には、スイセンが掲載されています。
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2011年12月21日

ジュウガツザクラ

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ジュウガツザクラ 画像
和名:ジュウガツザクラ
学名:Cerasus X subhirtella Autumnalis 'Makino'
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2011年12月20日

ジャノメエリカ

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ジャノメエリカ 画像
和名:ジャノメエリカ
学名:Erica canaliculata
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2011年12月18日

ヒマラヤザクラ

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ヒマラヤザクラ 画像
和名:ヒマラヤザクラ
学名:Cerasus cerasoides
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2011年12月16日

【2011年 都内の紅葉】その16

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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ジャノヒゲとは、「ヘビのヒゲ」の意味か?

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 生き物の種名には、時おり、明らかに意味が通じないものがあります。例として、植物の「ジャノヒゲ」を挙げてみましょう。
 ジャノヒゲを漢字で書けば、「蛇の髭」です。ヘビ(蛇)にヒゲなんて、ありませんよね。なぜ、こんな種名が付いたのでしょうか?
 じつは、ジャ(蛇)という言葉は、ヘビを指すとは限りません。龍を指して、ジャと呼ぶことがあります。長崎県などで、そう呼ぶようですね。また、現実にはあり得ない、空想的に大きな大蛇を指して、ジャと呼ぶこともあります。
 おそらく、ここをお読みの皆さんは、龍の絵を御覧になったことがあるでしょう。龍の顔には、ヒゲがありますね。「ジャノヒゲ」とは、あのような龍のヒゲを指す名です。葉の形が細長いのを、龍のヒゲに譬えたのだといわれます。
 ジャノヒゲには、「リュウノヒゲ(龍の髭)」という別名があります。こちらのほうを、正式な日本語名(標準和名)にしてくれれば、わかりやすかったですね。
 困ったことに、ジャノヒゲのラテン語の学名にも、日本語の混乱が持ち込まれています。
 ジャノヒゲ属のラテン語の学名を、Ophiopogonといいます。このラテン語は、ずばり、「ヘビのヒゲ」という意味です。「ジャノヒゲ」という日本語名を、愚直に「ヘビのヒゲ」と解釈して、ラテン語に翻訳してしまいました。
 ジャ(蛇)や龍の名からは、いかめしい植物が想像されますね。けれども、実際のジャノヒゲには、なんら、いかめしいところはありません。普通の草です。この草のどこをもって、ジャや龍が連想されたのかは、わかりません。
 ジャノヒゲは、庭や公園によく植えられます。常緑のため、冬でも地面を緑に覆ってくれます。その点が、好まれるようです。
 しかし、ジャノヒゲの魅力は、何といっても、種子にあるでしょう。秋から冬にかけて、瑠璃【るり】色の、美しい種子が付きます。果実ではなく、種子です。果皮が、早くに取れてしまうのですね。瑠璃色の種子が、冬枯れの風景を彩ってくれます。

図鑑↓↓↓↓↓には、ジャノヒゲが掲載されています。
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過去の記事でも、龍(竜)が名に付く生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
リュウグウノツカイは、一種ではない?(2011/12/12)
竜の胆【きも】が薬になる? リンドウ(2011/12/09)
これでも魚類です、タツノオトシゴ(2011/12/05)
緑のない植物がある?(2011/5/13)
などです。

2011年12月15日

【2011年 都内の紅葉】その15

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 渋谷区【2011.12.13】

図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウが掲載されています。
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2011年12月14日

【2011年 都内の紅葉】その14

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 渋谷区【2011.12.13】

図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウが掲載されています。
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2011年12月13日

【2011年 都内の紅葉】その14

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 渋谷区【2011.12.13】

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2011年12月11日

【2011年 都内の紅葉】その13

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イロハモミジ 画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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東京 港区【2011.12.07】

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2011年12月10日

【2011年 都内の紅葉】その12

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イロハモミジ 画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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東京 港区【2011.12.08】

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2011年12月 9日

【2011年 都内の紅葉】その11

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イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 港区【2011.12.08】

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2011年12月 8日

竜の胆【きも】が薬になる? リンドウ

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 植物の中にも、「竜」の名が付く種があります。今回は、その一種を取り上げましょう。リンドウ(竜胆)です。日本の東北以南の草原に、自生します。
 リンドウの花は、秋の風情を表わすものとして、愛されてきました。『枕草子』や『源氏物語』にも、「りんだう」(リンドウ)が登場します。どちらも、秋の場面です。
 リンドウという名は、漢字名の「竜胆」を、「りゅうたん」と読んだことに由来します。「りゅうたん」がなまって、「りんだう」、「りんどう」になりました。
 こんな愛らしい花の植物に、なぜ、「竜胆」などと、大仰な名が付いたのでしょうか? これは、リンドウの根に原因があります。リンドウの根は、漢方薬に使われます。薬効成分があるのですね。その成分は、とても苦い味がします。
 根の苦い味を、竜の胆に譬えたのだそうです。竜は、もちろん、架空の生物ですが、その胆は、極めて苦いものと考えられたようです。
 平安時代より、もっと古い時代には、リンドウは、「ゑやみぐさ」【えやみぐさ】と呼ばれました。「ゑやみぐさ」の意味については、いくつかの説があります。
 一つの説は、やはり、根の苦さに由来するといいます。あまりに苦いため、「根をなめると、笑み【ゑみ】が止まってしまう」から「ゑやみ草」だというのです。
 別の説では、「ゑやみ」は、「疫病を止める」意味だといいます。薬効に注目した説ですね。けれども、現在の科学では、「リンドウの根には、疫病を止めるほどの作用はない」とされています。医療が未発達の時代には、疫病に処方されることもあったでしょう。
 漢方薬に使われるのは、リンドウの中でも、主に、トウリンドウ(唐竜胆)と呼ばれる亜種です。日本のリンドウと同じ種ながら、亜種が違います。トウリンドウは、中国大陸・朝鮮半島・日本の対馬に分布します。
 リンドウの苦みについては、面白い話があります。イタリアのお酒カンパリや、フランスのお酒スーズの苦みは、リンドウの一種、キバナリンドウの成分によるといわれます。日本風にいえば、これらは、「竜の胆のお酒」でしょうか。

図鑑↓↓↓↓↓には、リンドウが掲載されています。
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過去の記事でも、漢方薬にされる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ナンテンの赤い実は、鳥のため?(2010/01/15)
センダン(栴檀)とは、どんな植物?(2009/05/04)
謎の植物、茱萸【しゅゆ】とは?(2008/09/01)
茅の輪【ちのわ】くぐりの「茅」とは、どんな植物?(2007/06/29)
ハンゲとハンゲショウの関係(2006/07/01)
などです。

2011年12月 7日

サザンカ

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サザンカ 画像
和名:サザンカ(画像は、栽培品種)
学名:Camellia sasanqua Thunb. ex Murray
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東京 町田市【2011.11.27】

図鑑↓↓↓↓↓には、サザンカが掲載されています。
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2011年12月 6日

イロハモミジ

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イロハモミジ 画像
和名:イロハモミジ
学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray
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千葉県 成田市【2011.11.23】

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2011年12月 4日

【2011年 都内の紅葉】その10

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絵画館前イチョウ並木 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 渋谷区【2011.11.30】

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2011年12月 3日

【2011年 都内の紅葉】その9

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ソメイヨシノ並木(青山墓地)ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.Vassil.
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東京 渋谷区【2011.11.30】

図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノが掲載されています。
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2011年12月 2日

ただの雑草じゃない? スズメノヒエ

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 住宅地の道端でも、よく見れば、いろいろな草が生えていますね。よくある種の一つに、
スズメノヒエという種があります。イネ科スズメノヒエ属の一種です。
 スズメノヒエ(雀の稗)とは、面白い種名ですね。名に反して、ヒエ(稗)には、あまり似ていません。なぜ、ヒエの名が付いたのかは、不明です。
 ヒエは、イネ科ヒエ属に属する植物です。スズメノヒエとは、同じイネ科ですから、近縁と言えます。ただし、属のレベルでは、分類が違います。
 では、スズメノヒエの「スズメ(雀)」のほうは、なぜ、付いたのでしょうか? こちらも、正確なところは、わかりません。
 じつは、他にも、「スズメノ○○」という種名の草があります。スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、スズメノヤリ、スズメノエンドウなどです。
 これら「スズメノ○○」は、ほとんどが、道端の雑草とされるものです。「何かの形に似るけれども、そのものではなくて、小さく、役に立たない植物」に、「スズメノ○○」と付けられるようです。スズメが使う道具や、食べ物に見立てたのでしょう。
 スズメノヒエも、現在の日本では、「特に、役には立たない植物」とみなされています。本家のヒエが、食用植物とされるのとは、大きく違います。
 ところが、スズメノヒエとごく近縁な種が、重要な栽培植物とされる地域があります。インドです。ここでは、スズメノコビエという種が、食用植物にされています。局地的ではありますが、主食になる穀物が取れる草として、重要な作物です。
 また、西アフリカでは、野生のスズメノコビエを採取して、穀物として食べます。栽培はしないものの、「ただの雑草」扱いでないことは、確かです。
 スズメノコビエは、イネ科スズメノヒエ属に属します。この種は、日本の関東以西にも分布します。アフリカからユーラシア大陸、日本まで、分布が広い植物です。
 日本では、スズメノヒエと同じく、スズメノコビエも、「ただの雑草」扱いです。でも、いつか、これらの草が、日本でも、重要な生物資源になる日が来るかも知れません。

図鑑↓↓↓↓↓には、スズメノヒエが掲載されています。
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過去の記事でも、イネ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
芝【しば】と柴【しば】との違いは?(2011/05/20)
カヤという草はない?(2011/01/28)
茅の輪【ちのわ】くぐりの「茅」とは、どんな植物?(2007/06/29)
ササ(笹)とタケ(竹)はどう違う?(2006/06/26)
人間とは持ちつ持たれつのススキ(2006/10/01)
などです。

2011年12月 1日

【2011年 都内の紅葉】その8

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ソメイヨシノ並木(青山墓地)ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.Vassil.
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東京 渋谷区【2011.11.28】

図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノが掲載されています。
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2011年11月30日

【2011年 都内の紅葉】その7

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表参道、ケヤキ 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 渋谷区【2011.11.28】

図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキが掲載されています。
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2011年11月29日

【2011年 都内の紅葉】その6

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表参道、代々木公園など イチョウ、ケヤキ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 渋谷区【2011.11.26】

図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウ、ケヤキが掲載されています。
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2011年11月28日

【2011年 都内の紅葉】その5

ソメイヨシノ並木(青山墓地)ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.Vassil.
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東京 渋谷区【2011.11.22】

図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノが掲載されています。
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謎の種名、ショウマ(升麻)とは?

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 生き物の種名には、時おり、意味のわからないものがあります。例えば、植物の場合ですと、ショウマ(升麻)という種名が挙げられます。
 草の一種に、ショウマがあります。この種は、日本には自生しません。中国に分布します。種名のショウマは、漢字名の「升麻」を、日本語で音読みしたものです。
 漢字名「升麻」の意味には、諸説があります。どれが正しいのか、わかっていません。
 ショウマには、いくつか近縁な種があります。それらの種には、「○○ショウマ」という種名が付くものが多いです。サラシナショウマ、イヌショウマなどの種が有名です。
 ショウマ、サラシナショウマ、イヌショウマは、みな、キンポウゲ科サラシナショウマ属に属します。近縁な種同士に、似た名が付くのは、当然だと思えますね。
 ところが、ショウマと近縁ではないのに、「○○ショウマ」の名が付く種もあります。アワモリショウマ、トリアシショウマ、キレンゲショウマ、ヤマブキショウマなどです。
 前記のうち、アワモリショウマとトリアシショウマとは、ユキノシタ科チダケサシ属に属します。キレンゲショウマは、ユキノシタ科キレンゲショウマ属に属します。ヤマブキショウマは、バラ科ヤマブキショウマ属に属します。
 とても、ややこしいことがあります。キレンゲショウマとは別に、レンゲショウマという種があるのです。よく御覧下さい。種名に「キ」が付くかどうかだけの違いです。
 レンゲショウマとキレンゲショウマとは、近縁ではありません。レンゲショウマは、本家のショウマのほうに近縁です。キンポウゲ科のレンゲショウマ属に属するからです。
 なぜ、近縁でもない種同士に、同じ「ショウマ」の名が付いたのでしょうか? 何か、共通点があるのでしょうか? これについても、はっきりとは、わかっていません。
 ただ、どれも、細かく枝分かれする草である点は、共通しています。アワモリショウマとヤマブキショウマのように、遠縁でも、似た花が咲く種同士もあります。
 けれども、そんな草は、他にもたくさんあります。ことさらにショウマと付ける理由は、不明です。分類を調べる際には、種名にとらわれないことが、必要ですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、キンポウゲ科のサラシナショウマ、イヌショウマ、レンゲショウマが掲載されています。
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過去の記事でも、紛らわしい種名の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
アキノタムラソウは、タムラソウと近縁か?(2011/09/09)
シカクイ? フトイ? クサイ? 藺【い】の仲間たち(2011/07/08)
ウメじゃない梅がある?(2011/02/18)
雪割草【ゆきわりそう】と、ユキノシタは、違う? 同じ?(2011/02/04)
楓【かえで】? いえ、楓【ふう】の木です(2010/11/29)
などです。

2011年11月27日

【2011年 都内の紅葉】その4

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ソメイヨシノ並木(青山墓地)ソメイヨシノ 画像
和名:ソメイヨシノ
学名:Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.Vassil.
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東京 渋谷区【2011.11.22】

図鑑↓↓↓↓↓には、ソメイヨシノが掲載されています。
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【2011年 都内の紅葉】その3

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外苑街路樹、プラタナス 画像
和名:スズカケノキ(別名:プラタナス)
学名:Platanus orientalis L.
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東京 渋谷区【2011.11.22】

図鑑↓↓↓↓↓には、スズカケノキが掲載されています。
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2011年11月26日

サザンカ

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サザンカ 画像
和名:サザンカ(画像は、栽培品種)
学名:Camellia sasanqua Thunb. ex Murray
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東京 渋谷区【2011.11.22】

図鑑↓↓↓↓↓には、サザンカが掲載されています。
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2011年11月23日

【2011年 都内の紅葉】その2

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表参道ケヤキの黄葉 ケヤキ 画像
和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino
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東京 渋谷区【2011.11.22】

図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキが掲載されています。
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2011年11月22日

【2011年 都内の紅葉】その1

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今年のイチョウは、とても成長が悪いです。去年は見事でした。イチョウ 画像
和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.
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東京 渋谷区【2011.11.22】

図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウが掲載されています。
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【2010年 都内の紅葉】その2(2010/11/16)
【2010年 都内の紅葉】その6(2010/11/25)
などです。

2011年11月18日

香りの木は、神の木か? クロモジ

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 紅葉や黄葉の季節ですね。普段は目立たない植物でも、この時期になると、美しさに、はっとすることがあります。例えば、クロモジ(黒文字)の仲間などが、そうです。
 クロモジとは、クスノキ科クロモジ属に属する樹木の一種です。あまり大きくなりません。せいぜい、高さ5メートルくらいです。日本の野山に、普通に自生しています。
 この季節、クロモジは、見事に黄葉します。同じ時期に、果実もみのります。クロモジの果実は、黒くて、つやつやしています。黄葉との対比が、素敵です。
 クロモジ属の種は、クロモジに限らず、黄葉が美しい種が多いです。ダンコウバイ、アブラチャン、シロモジ(白文字)などの種です。
 黄葉以外に、クロモジ属の種には、重要な共通点があります。材に、良い香りがあることです。根や、種子から採れる油にも、良い香りがあるものが多いです。クロモジ属には、共通する良い香りの成分が含まれているためです。
 クロモジといえば、爪楊枝【つまようじ】を思い浮かべる方がいるでしょう。昔から、クロモジは、高級な爪楊枝の材料にされてきました。香りが良いからです。同じ属のダンコウバイなども、爪楊枝にされることがあります。
 現在でこそ、爪楊枝くらいにしか使われませんが、ずっと昔のクロモジは、もっと尊い場面で使われたのでは、と考えられています。そのように考えられるのは、その名残りと思われる使い方が、伝わっているためです。
 例えば、昔の東北地方では、狩りの獲物の一部をクロモジの木にはさんで、神さまに捧げる儀式をしたそうです。また、昔の山陰地方などでは、小正月(一月十五日ごろ)に作る餅花【もちばな】を、クロモジの木で作ると決まっていました。
 これらの例から、昔のクロモジは、神さまに捧げられる木だったと推測できます。なぜ、そのようにされたかといえば、やはり、良い香りの木だからでしょう。
 英語では、クロモジ属の植物を、spicebushといいます。spice(香料)の名は、クロモジ属にふさわしいですね。主に、アメリカクロモジという種が、この名で呼ばれます。

図鑑↓↓↓↓↓には、クロモジ属のクロモジ、シロモジ、ダンコウバイ、アブラチャンが掲載されています。
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過去の記事でも、良い香りのある植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
日本にも、タイムが生える?(2011/06/10)
桂【けい】とは、どんな植物?(2010/11/22)
センダン(栴檀)とは、どんな植物?(2009/05/04)
フジバカマは桜餅【さくらもち】の香り?(2007/09/10)0
などです。

2011年11月11日

甘柿と渋柿とがあるのは、なぜ?

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 カキ(柿)は、日本の秋の味覚ですね。カキの中に、甘ガキと渋ガキとがあるのは、皆さん、御存知でしょう。同じ種の中で、なぜ、味が違う果実があるのでしょうか?
 じつは、カキの果実は、もともと、渋いものしかありませんでした。甘いものは、後から、突然変異でできたと考えられています。
 カキの渋みは、タンニンという成分の味です。甘ガキには、タンニンが入っていないのでしょうか? そうではありません。甘ガキにも、タンニンがあります。
 では、どうして、甘ガキには、渋みを感じないのでしょう? 甘ガキと渋ガキとでは、違う性質のタンニンが入っているからです。
 渋ガキのタンニンは、水溶性(水に溶ける性質)です。このために、口に入れると、口中の湿り気に溶けて、渋みを感じます。
 いっぽう、甘ガキのタンニンは、不溶性(水に溶けない性質)です。口の中で、溶けだしません。おかげで、タンニンの渋みが感じられないわけです。
 甘ガキとは、突然変異によって、タンニンの性質が変わったカキなのですね。
 甘ガキが生まれたのは、日本です。日本人が、甘ガキを、品種として固定させました。今では、世界の各地に、日本起源の甘ガキが栽培されています。
 カキの原産地は、日本ではなく、中国だといわれます。日本には、奈良時代ころに入ってきたという説が、有力です。
 中国には、元来、渋ガキしかありませんでした。前記のとおり、渋ガキのほうが起源だからです。現在でも、世界的には、渋ガキのほうが、ずっと多く栽培されています。
 渋ガキは、そのままでは、食べられませんね。渋を抜いて、食べられるようにされます。「渋を抜く」とは、「水溶性のタンニンを、不溶性にする」加工をしているわけです。
 タンニンの性質を変えるには、温度など、いくつかの要素が関わります。温度が低いと、渋が抜けきれません。甘ガキでも、寒い地方で栽培すると、渋くなってしまうことがあります。このため、甘ガキの産地は、温暖な西日本に多くなっています。

図鑑↓↓↓↓↓には、カキノキ(柿の木)が掲載されています。
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過去の記事でも、さまざまな果物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
スイカの故郷は、どこ?(2011/09/02)
ザクロが人肉の味というのは、本当?(2007/09/28)
チンパンジーの贈り物はパパイア?(2007/09/13)
花が咲かないのに実がなる? イチジク(2006/10/06)
お釈迦さまも食べた? レモン(2006/08/21)などです。

2011年11月 4日

仏像の材料になったのは、何の木?

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 文化の秋ですね。今回は、文化財に関する生き物を紹介しましょう。
 日本には、たくさんの仏像があります。国宝や、重要文化財に指定されているものも多いですね。日本の仏像は、外国のものと比べ、木製のものが多いことが、特徴です。
 日本の仏像に使われているのは、どんな木でしょうか? これまでは、漠然と、ヒノキが多いと考えられてきました。ヒノキは、昔から、材木として重要視されてきたからです。
 これは、確かな証拠があってのことではありませんでした。全国の仏像を、詳しく調べたわけではなかったのです。「尊い仏像を作る木は、尊ばれたヒノキだろう」という推定にすぎませんでした。なぜ、詳しい調査がされなかったのでしょうか?
 それは、仏像が尊いものだからです。多くの仏像は、現役で、信仰の対象です。材を調査するとなれば、仏像を削らなければなりません。「そんなことは、畏【おそ】れ多くて、とてもできない」のが、実情です。
 けれども、近年になって、様子が変わってきました。仏像の材を、調査できるようになってきたのです。信仰心が薄れたのでしょうか? いえ、違います。科学の進歩によるところが、大きいです。ほんの少しの材でも、種類などがわかるようになりました。
 古い仏像は、修復作業に出されることがあります。その時に、仏像からはがれた小さな破片などが、手に入ります。それらが、科学的な調査に用いられます。
 調査によれば、仏像の材料は、カヤ(榧)の木が多いことが、わかってきました。
 カヤは、イチイ科カヤ属に属する一種です。日本の東北地方南部以南に、自生します。栽培されることもあります。普通の民家より、神社や寺に多いです。
 カヤは、材木として、古くから使われてきました。碁盤【ごばん】や、将棋盤の材料として、有名です。それが、なぜ、仏像にも使われるのでしょうか?
 はっきりしたことは、わかっていません。カヤの木の「香り」が尊ばれたからでないかといわれます。カヤの材木は、新しいうちは、削ると、とても良い香りがします。香りを放つ仏像は、人々の信仰心を託すのに、ふさわしかったのかも知れませんね。

図鑑↓↓↓↓↓には、カヤ(榧)が掲載されています。
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過去の記事でも、材木に使われる樹木を取り上げています。また、文化財に関連する生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
マンサクは、「魔女のはしばみ」?(2011/03/04)
神聖な木工の材料、ツゲ(2010/10/11)
センダン(栴檀)とは、どんな植物?(2009/05/04)
カツオブシムシは文化財の敵?(2007/10/19)
悠仁【ひさひと】さまのお印はコウヤマキ(高野槇)(2006/09/14)
などです。

2011年10月28日

オークは、楢(ナラ)の木? 樫(カシ)の木?

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 読書の秋ですね。ヨーロッパの文学を読んでいると、「オークの木」が、よく登場します。オーク―英語のつづりは、oak―とは、どんな樹木でしょうか?
 日本では、オークは、カシ(樫)や、カシワ(柏)などと訳されてきました。けれども、この翻訳は、正確とは言いがたいです。最近の辞書ですと、ナラ(楢)となっていることが、多いですね。そちらのほうが、正確です。
 オークとは、一種の植物だけを指す言葉ではありません。ブナ科コナラ属に属する種の総称です。普通は、コナラ属の中で、冬に落葉する種を、オークと呼びます。
 日本語では、冬に落葉するコナラ属は、ナラと総称されることが多いです。ですから、オーク=ナラとして、間違いではありません。
 では、なぜ、昔の辞書では、オークが、カシやカシワになっていたのでしょうか? じつは、カシも、カシワも、同じブナ科コナラ属に属するからです。カシもナラも一緒に、オークと呼ばれることもあります。近縁なうえ、姿も似るため、混同されたのですね。
 一般的には、コナラ属の中で、常緑の種を、カシと総称します。カシワというのは、コナラ属の中の、ある一種です。カシワは、冬に落葉します。
 カシワは、ヨーロッパには分布しません。カシ(常緑のコナラ属)は、ヨーロッパにも分布するものの、南部の一部にあるだけです。どちらも、ヨーロッパでは、馴染みが薄い樹木です。ヨーロッパ文学で、「オーク」とあれば、ナラの可能性が高いでしょう。
 オークは、古来、ヨーロッパ人に尊重されてきました。例えば、古代ギリシアでは、オークが、「主神ゼウスの聖木」とされました。古代ギリシアのドドナの神託所では、巫女が、聖なるオークの葉ずれの音を聴いて、神託を出したといわれます。
 ヨーロッパの古い文明、ケルトでも、オークは神聖な木でした。古代ケルトには、ドルイドという聖職者階級がいました。ドルイドの名は、古代のケルト語の「オーク」を表わす言葉に由来するといわれます。オークを崇拝していたのでしょう。
 植物のことを知って読めば、文学作品は、いっそう味わい深くなると思います。

図鑑↓↓↓↓↓には、ブナ科コナラ属のアカガシ、アラカシ、ウバメガシ、シラカシ(以上カシ類)、コナラ、ミズナラ(以上ナラ類)、カシワ、クヌギが掲載されています。
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過去の記事でも、ブナ科コナラ属の植物を取り上げています。また、ブナ科コナラ属の植物に付く昆虫も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
古代の「ははそ」の正体は?(2010/08/13)
森林の妖精? ゼフィルスたち(2010/06/14)
アシナガバチ? いえ、カシコスカシバです(2008/09/15)
柏餅【かしわもち】は、なぜカシワで作られる?(2008/05/05)
昆虫にも「ミミズク」がいる?(2007/07/09)
などです。

2011年10月21日

ゴマノハグサ科は、大分裂中?

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 植物の中に、ゴマノハグサ科という分類グループがあります。この科は、伝統的には、四千種以上を含む、大きなグループでした。有名な種としては、園芸植物のキンギョソウや、道端で見られるオオイヌノフグリが含まれます。
 ところが、最近、この科は、解体されつつあります。生物学が進んで、「ゴマノハグサ科には、近縁でない種同士が含まれる」ことが、わかってきたためです。
 ゴマノハグサ科の分類は、組み直されている最中です。このために、同じ種でも、図鑑やウェブサイトにより、違う分類にされていることが、少なくありません。
 中には、科の下の分類グループである属についても、組み直されている種もあります。おかげで、ゴマノハグサ科の分類は、混乱しているのが、現状です。
 一例を挙げてみましょう。ウリクサ(瓜草)です。いわゆる道端の雑草の一種です。
 ウリクサは、マクワウリに似た果実が実るところから、この名が付きました。とはいえ、ウリのように、つるにはなりません。小さな草です。果実も、マクワウリより、ずっと小さいです。よく見なければ、果実があるかどうかも、わかりません。
 伝統的には、ウリクサは、ゴマノハグサ科とされてきました。けれども、前述の理由により、ゴマノハグサ科ではないとされることが多くなりました。
 どの科に含めるのかは、まだ揺れています。アゼトウガラシ科とされる場合や、オオバコ科とされる場合があります。
 そもそも、ウリクサは、どの属に含まれるのかも、揺れています。独自のウリクサ属とする説もあれば、アメリカアゼナなどと同じアゼトウガラシ属とする説もあります。
 ウリクサの分類は、「アゼトウガラシ科アゼトウガラシ属」になったり、「オオバコ科ウリクサ属」になったりするわけです。伝統的なゴマノハグサ科を含めて、これ以外の科と属との組み合わせも、あり得ます。これでは、まったく別の種のようですね。
 ゴマノハグサ科に限らず、生物学では、こういう事態が、いつ起こるかわかりません。正確な情報を得るには、チェックを怠らない姿勢が必要です。

図鑑↓↓↓↓↓には、ゴマノハグサ科のウリクサ、アメリカアゼナなどが掲載されています。
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過去の記事でも、分類が混乱している生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
属名で混乱中、ヒエンソウ(飛燕草)の仲間たち(2011/05/27)
分類が混乱中、カエデの仲間(2010/11/01)
カジカ(鰍)の迷宮(2009/12/21)
とろろの材料になるのは、ヤマイモ? ヤマノイモ?(2008/11/07)
ギンブナ(銀鮒)の種名は、大混乱中(2008/10/28)
などです。

2011年10月14日

仲間は、地球の裏側に? アケビ

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 アケビは、一定以上の年齢の方には、懐かしい食べ物かも知れませんね。日本の野山に生える、代表的な果実です。つるになる植物です。
 アケビとは、アケビ科アケビ属に属する一種です。アケビ科に属する種を、アケビと総称することもあります。この仲間は、どれも、似た果実を付けます。長円形で、皮の色が、紫っぽいことが多いです。果実は、食べられます。ほんのり甘く、美味しいです。
 日本の野山には、アケビ以外にも、アケビ科の種が分布します。ミツバアケビ、ムベなどです。どの種も、昔は、子どもが喜ぶおやつだったそうです。店で売られるのではありません。野山で取って食べるものでした。素朴で、身近な植物だったのですね。
 そんなアケビ科には、大きな謎があります。分布に関する謎です。
 アケビ科の植物は、多くが、日本を含む東アジアに分布します。それと飛び離れて、南米のチリに分布する種があります。なぜ、こんなおかしな分布なのでしょうか?
 この謎は、解かれていません。このような分布は、他の生き物でも、あまり類がありません。いったい、どうやったら、こんな分布になるのでしょう?
 私が知る範囲では、ラクダ科の分布が、アケビ科に似ています。植物ではなく、動物ですが。ラクダ科も、ユーラシア大陸と、南米大陸とに、離れて分布します。
 ラクダ科の場合は、なぜ、こんな分布になったのか、ある程度、解明されています。
 ラクダ科は、北米大陸で誕生したと考えられています。そこから、あるグループは、ユーラシアへと分布を広げました。別のグループは、南米へと分布を広げました。
 後に、故郷の北米では、ラクダ科は絶滅してしまいます。ユーラシアのグループと、南米のグループだけが、生き残りました。飛び離れた分布になったのは、そういうわけです。
 もしかしたら、アケビ科にも、こんな歴史があるのかも知れません。でも、今のところ、何の証拠もありません。北米で、アケビ科の化石でも見つかれば、面白いですね。
 アケビは、日本では、平凡な植物です。平凡でも、進化の謎を秘めています。その謎は、地球をまたにかけています。そう考えると、神秘を感じますね。

図鑑↓↓↓↓↓には、アケビ科のアケビ、ミツバアケビ、ムベが掲載されています。
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過去の記事でも、分布に謎を秘めた生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
大陸とのつながりを示す? ナミエガエル(2011/06/27)
ハブが知る? 南西諸島の成立の秘密(2010/11/05)
ヨーロッパ独りぼっち? レンギョウ(2010/03/12)
生き別れの親類が再会? ヤマボウシとハナミズキ(2008/05/19)
大山椒魚(オオサンショウウオ)は冬眠しない?(2007/02/05)
などです。


2011年10月 7日

盗人みたいにこっそり付く? ヌスビトハギ

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 森の中や、草の茂ったところを通ると、衣服に、植物の果実が付いてくることがありますね。植物の中には、動物の体にくっつきやすい果実を付けるものがあります。動物に運んでもらって、広い範囲に子孫を増やそう、という狙いです。
 ヌスビトハギ(盗人萩)は、そういった植物の代表的なものです。ヌスビト(盗人)という名が、面白いですね。こんな名が付いたのには、二つの説があります。
 「この果実の形が、盗人の足跡に似るから」というのが、一つです。もう一つの説では、「ヒトや、その他の動物にこっそり付く様子が、盗人のようだから」といいます。どちらの説が正しいのかは、わかっていません。
 どちらにせよ、ヌスビトの名は、果実がくっつく様子から付けられたようです。そこが一番、目立つ特徴だからでしょう。では、ハギ(萩)のほうの由来は?
 ヌスビトハギの花は、ハギの花の形に似ています。同じマメ科だからです。花が似るために、ハギの名が付きました。
 とはいえ、ハギの一種かといえば、そうは言い切れません。ハギとは、マメ科ハギ属に属する種の総称だからです。ヌスビトハギは、マメ科ヌスビトハギ属に属します。「外見が似ていて、分類的にも近縁だけれど、少し違う」ややこしい関係です。
 ヌスビトハギ属には、ヌスビトハギと似た種が、いく種も含まれます。おまけに、同じヌスビトハギの中でも、変異が多いです。亜種も、いくつもあります。このため、ヌスビトハギ属の種を確定するのは、容易ではありません。
 じつは、ヌスビトハギとは、マルバヌスビトハギという種の一亜種です。マルバヌスビトハギには、他にも、ケヤブハギ、ヤブハギなどの亜種があります。いろいろな亜種を含めたマルバヌスビトハギは、日本国外にも、広く分布します。
 お隣の中国では、ヌスビトハギ属の植物を、薬に使うそうです。日本のヌスビトハギにも、薬効があるのでしょうか? だとすれば、ヌスビトハギは、不名誉な名にもかかわらず、人の役に立つことになりますね。

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過去の記事でも、マメ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
淀殿草【よどどのくさ】とは、どんな植物?(2011/4/14)
タンキリマメで、痰【たん】が切れる?(2011/1/10)
エニシダは、魔女の帚【ほうき】になる?(2009/4/6)
藤(フジ)のつるは右巻き?左巻き?(2007/4/19)
ハギという植物はない?(2005/9/27)
などです。

2011年9月30日

ナス(茄子)の故郷は、どこ?

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 ナスは、日本で平凡な野菜ですね。少なくとも、奈良時代には、日本で栽培されていたことがわかっています。ナス科ナス属に属する植物です。
 身近な野菜なのに、ナスには、謎が多いです。例えば、ナスの原産地がどこなのかは、わかっていません。今のところ、インド原産説が有力です。
 インドでは、紀元四世紀の文献に、ナスが現われるそうです。また、サンスクリット語(古代のインドで使われていた言語)には、ナスを表わす言葉が、三十三もあるといいます。早い時代から、ナスが利用されていた証拠ですね。
 インドに行くと、非常に多くのナスの品種に出会います。この品種の多さも、インド原産説を支える証拠です。「原産地であれば、早くから品種改良が進んで、品種が多くなるだろう」というわけです。
 日本のナスは、濃い紫色をした果実ばかりですね。形は、やや細長い卵型が、大部分です。まれに、丸かったり、キュウリのように細長かったりする品種があります。
 けれども、外国のナスは、もっと変異に富んでいます。形も色も、さまざまです。
 形でいえば、日本のようなナス型以外に、ミニトマトに似た丸型や、30cm以上にもなる細長型や、ひしゃげたトマトのような形もあります。色も、日本のような濃い紫以外に、赤、オレンジ、黄、緑、茶色、白などがあります。縞模様のナスさえ、あります。
 中には、白くて卵型をしているため、卵にそっくりなナスもあります。英語で、ナスを、eggplant(卵の植物)といいますね。英語圏で、最初にナスを見た人は、こんなナスの品種を見たのかも知れません。
 ナスの原種は、どんな植物だったのでしょうか? これについても、わかっていません。
 原種と目される野生種のナスは、数種あります。正確にいえば、「数種あるかも知れない」状態です。野生のナス属の研究そのものが、進んでいないからです。
 野生のナス属は、アフリカの北部から西アジア、インド、東南アジアなどに分布します。ナスの故郷は、インドではなく、アフリカや東南アジアの可能性もあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、ナスが掲載されています。
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過去の記事でも、日本の野菜を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
キャベツとブロッコリーとは、同じ種か?(2011/02/25)
平城京の野菜? ニラ(韮)(2010/04/30)
ニンジン(人参)がいっぱい?(2009/09/04)
昔は主食だった? サトイモ(2008/06/27)
キュウリは、なぜ「胡瓜」と書く?(2007/08/17)
などです。

2011年9月23日

一つの種に、二種の花? センボンヤリ

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 多くの植物は、花の咲く季節が、決まっていますね。春に咲く花は、毎年、春に咲きます。たまに、季節外れに咲くこともありますが、それは、あくまで少数派ですね。
 ところが、中には、年に複数回、花を咲かせる植物があります。花期が長くて、ずっと咲いているのではありません。連続していない季節に、花を咲かせるのです。
 実例を挙げてみましょう。センボンヤリという種です。キク科に属します。
 センボンヤリは、春と秋とに、花を咲かせます。しかも、春の花と秋の花とでは、姿が違います。花だけ見たら、別種かと思うほどです。
 春のセンボンヤリの花は、タンポポに似ています。「白くて、花びらがまばらなタンポポ」という感じです。実際、センボンヤリには、ムラサキタンポポという別名があります。白い花なのに、なぜ「ムラサキ」かといえば、花びらの裏側が紫だからです。
 秋のセンボンヤリの花には、花びらがありません。加えて、つぼみの姿のままで、開くこともありません。長い茎の先に、茶色い毛が、細長く付いているように見えます。
 この姿を、毛槍【けやり】―昔の武士が使いました―に見立てたのですね。長い茎が並ぶ様子から、センボンヤリ(千本槍)という種名が付きました。
 秋のセンボンヤリの花は、閉鎖花【へいさか】と呼ばれるものです。これは、自家受粉をするための花です。他の花から花粉をもらわず、自分の雄しべの花粉を、自分の雌しべに付けます。これができれば、他の花から、花粉を運んでもらわなくて済みますね。
 閉鎖花があれば、花粉の運び手がいなくても、どんどん繁殖できます。こんなに有利なら、なぜ、センボンヤリは、すべての花を、閉鎖花にしなかったのでしょうか?
 それは、自家受粉の欠点をカバーするためだと考えられます。自家受粉だけしていると、自分と同じ遺伝子を持つ子孫しか、できません。いろいろな遺伝子を持つ子孫がいれば、他が全滅しても、誰かが、生き残る確率が高くなります。
 ひょうきんな名に似合わず、センボンヤリは、しっかり者のようですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、センボンヤリが掲載されています。
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過去の記事でも、キク科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
菊展の隠れた主役? イソギク(2010/11/15)
コウヤボウキは、高野山の帚【ほうき】?(2010/10/01)
ふきのとうは、食用花?(2010/02/12)
新種が続々、アザミ(薊)(2009/09/11)
田で平たくなるから、タビラコ(田平子)?(2009/01/16)
などです。

2011年9月21日

ヤブラン

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ヤブラン 画像
和名:ヤブラン
学名:Liriope platyphyllaF.T.Wang & Ts.Tang
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東京都 新宿区【2011.08.30】

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2011年9月20日

タイワンホトトギス

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タイワンホトトギス 画像
和名:タイワンホトトギス
学名:Tricyrtis formosana
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東京都 新宿区【2011.08.30】

2011年9月18日

ツルボ

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ツルボ 画像
和名:ツルボ
学名:Scilla scilloides(Lindl.) Druce
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東京都 新宿区【2011.08.30】

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2011年9月16日

神話に彩られたヒエ(稗)の起源

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 日本人は、お米を主食にしていますね。けれども、昔から、そうだったわけではありません。現在のように、日本のどこでも、いつでも、イネが順調に育つとは、限らなかったからです。天候不順などのため、イネが育たないことも、よくありました。
 イネだけに頼って生活していたら、イネが全滅した時点で、食べ物がなくなってしまいますよね。それは、避けなければなりません。このため、昔の人は、イネ以外の穀物も、主食にできるように、育てていました。
 ヒエや、アワや、キビという穀物の名を、聞いたことがありませんか? これら三つは、どれも、イネと同じイネ科に属する植物です。イネと同じくらい昔から、日本で栽培されてきました。現在では、主食にされませんが、昔は、主食にされることもありました。
 中でも、ヒエは、北海道や東北地方で、よく栽培されました。寒さに強い植物だからです。昔は、寒い地方でイネを育てるのは、大変なことでした。
 昔の北海道では、先住民のアイヌ民族が、ヒエを栽培し、主食にしていました。日本人がイネを尊ぶように、アイヌ民族は、ヒエを尊びました。
 アイヌ民族の神話には、オキクルミという英雄が、天界からヒエを持ち帰ったとあります。人々のために、主食になる食べ物を、隠し持ってきたと伝わります。
 日本の神話にも、ヒエが登場します。『日本書紀』の、保食神【うけもちのかみ】の段です。保食神の遺体の眼から、ヒエが生えてきたといいます。ヒエ以外に、イネやアワやムギも、保食神の遺体から生えました(『古事記』には、少し違う神話が載ります)。
 保食神から生まれたヒエは、イネやアワやムギと一緒に、人々の食べ物として、天照大神【あまてらすおおみかみ】から下されました。この神話からしても、古代日本では、ヒエが、重要な食べ物だったと推測できます。
 ヒエの原種は、イヌビエだといわれます。イヌビエは、ユーラシア大陸に、広く分布する植物です。日本でも、普通の雑草です。分布が広すぎて、原産地がどこなのか、わかっていません。神話と違い、科学では、ヒエの起源は、まだ解明の途上です。

図鑑↓↓↓↓↓には、ヒエの原種のイヌビエが掲載されています。
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過去の記事でも、神話に登場する植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
平城京の野菜? ニラ(韮)(2010/04/30)
木花開耶姫【このはなさくやひめ】は、ウメの女神だった?(2010/02/19)
謎の「カブラ・ライン」とは?(2007/10/29)
悠仁【ひさひと】さまのお印はコウヤマキ(高野槇)(2006/09/14)
などです。

2011年9月15日

インカとアンデス原産植物の写真展

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 文化の秋らしい催しに、行ってまいりました。「高野潤写真展 インカとアンデス原産植物」です。渋谷の「たばこと塩の博物館」で、開催中です。
 日ごろ、私たちが利用している植物に、南米のアンデス地方原産のものが多いと、御存知ですか? ジャガイモ、カボチャ、トウモロコシ、トマト、インゲン豆、トウガラシ、ピーマン、パパイアなどが、アンデス地方で生まれた農作物です。
 もし、私たちの食卓に、前記の植物がなかったら、どうでしょう? ずいぶんと、貧しい食卓だと思いませんか? 私たちは、アンデスの人々に、感謝すべきですね。
 前記の植物の中には、正確な原産地がわかっていないものもあります。アンデス地方ではなく、中南米の他の地域が、原産地かも知れません。
 とはいえ、どの植物も、アンデス地方で広く栽培されています。品種の数も、たいへん多いです。アンデス地方で品種改良が進められたことは、明らかです。
 この写真展では、日本ではなかなか見られない、アンデスの植物たちを見ることができます。お馴染みの植物のはずなのに、想像もつかない色や形のものがあります。
 例えば、ジャガイモです。イモの表面の色だけでも、赤、黄、紫、白、黒、橙【だいだい】と、さまざまな色があります。二色以上の色が、まだら模様になったイモもあります。
 形も、イモムシのように細長いもの、とげとげしい形のもの、ヒトの手のような形のもの、などがあります。普通の日本人が持つ「ジャガイモ」の常識が、吹き飛ばされます。
 会場には、こんなジャガイモの写真だけでも、百点以上あります。これに、他の野菜も加わって、とても色鮮やかです。まるで、アンデス地方の市場にいるようです。
 アンデスと言えば、インカ文明の地ですね。インカの遺跡や、今なお、その周辺で暮らす人々の生活も、写真に撮られています。前記の植物が、どんなふうに栽培されているのか、どんなふうに利用されているのかも、見ることができます。
 かつてのインカ帝国の時代から、前記の植物の品種改良が進められたことが、わかっています。私たちは、インカの遺産の上で、生活しているのですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、アンデス原産植物のジャガイモ、セイヨウカボチャ、トウモロコシ、トマト、トウガラシ、パパイアが掲載されています。
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「高野潤写真展 インカとアンデス原産植物」の案内は、以下の「たばこと塩の博物館」のページにあります。
高野潤【たかの じゅん】写真展 インカとアンデス原産植物

過去の記事でも、生き物にかかわる展覧会の案内を載せています。現在も、開催中のものです。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
博物館で、水生昆虫の世界へ(2011/07/28)
ウナギとアルパカがお出迎え、東大の総合研究博物館(2011/07/27)
などです。

2011年9月11日

サルスベリ

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サルスベリ 画像
和名:サルスベリ
学名:Lagerstroemia indica L.
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2011年9月 9日

アキノタムラソウは、タムラソウと近縁か?

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 植物の中には、種名に「秋の~」と付くものがあります。アキノキリンソウ(秋の麒麟草)、アキノタムラソウ(秋の田村草)、アキノノゲシ(秋の野芥子)などです。
 これらの種には、それぞれ、似た種名の別種があります。アキノキリンソウに対しては、キリンソウ(麒麟草)が、アキノタムラソウに対しては、タムラソウ(田村草)が、アキノノゲシに対しては、ノゲシ(野芥子)があります。
 既存の種名に、「秋の」を付けたのですから、これらは、当然、秋に見られる植物だと思いますよね。「姿も似る」と思うのが、普通でしょう。ところが、そうとは限りません。
 例えば、アキノキリンソウと、キリンソウとを、比べてみましょう。
 アキノキリンソウは、名のとおり、秋に花を咲かせます。キリンソウは、初夏から夏に、花を咲かせます。この点はいいのですが、アキノキリンソウと、キリンソウとは、姿が似ていません。黄色い花が咲く点が、共通しているだけです。
 しかも、アキノキリンソウと、キリンソウとは、近縁でもありません。アキノキリンソウは、キク科に属します。キリンソウは、ベンケイソウ科です。
 アキノタムラソウと、タムラソウとの場合は、もっと、違いがはなはだしいです。
 アキノタムラソウは、初夏から秋が花期です。タムラソウは、秋が花期です。「秋の」が付かないタムラソウのほうが、秋に咲く、不思議なことになっています。
 アキノタムラソウと、タムラソウとは、外見も、まったく似ていません。アキノタムラソウは、細長い柄に、オドリコソウに似た花が、ぽつぽつと咲きます。タムラソウのほうは、アザミにそっくりな花が咲きます。「棘のないアザミ」という表現が、ぴったりです。
 さらに、分類も違います。アキノタムラソウは、シソ科です。タムラソウは、キク科です。これほど違う種に、なぜ、共通する種名が付いたのかは、わかっていません。
 アキノノゲシと、ノゲシとの場合は、これまでの例とは、違います。この二種は、同じキク科に属します。姿も似ています。花期は、アキノノゲシのほうが、秋です。ノゲシは、春から秋にかけてです。このくらい似ていれば、種名が似るのも、納得できますね。
図鑑↓↓↓↓↓には、アキノキリンソウ、キリンソウ、アキノタムラソウ、タムラソウ、アキノノゲシ、ノゲシが掲載されています。
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過去の記事でも、紛らわしい種名を持つ植物を取り上げています。また、今回取り上げたキリンソウについても、載っています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
キリンソウの名の由来は?(2011/07/01)
「ウコン」に御注意(2011/06/17)
芝【しば】と柴【しば】との違いは?(2011/05/20)
ヤマブキ(山吹)? いえ、違います(2011/04/29)
シャガは、「日本のアイリス」か?(2011/04/22)
などです。

2011年9月 2日

スイカの故郷は、どこ?

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 夏に大活躍する果物が、スイカですね。ちょっと前まで、たらいや井戸水でスイカを冷やす光景が、日本のどこでも見られました。日本の夏とは、切り離せない果物です。
 けれども、スイカの原産地は、日本ではありません。どこだと思いますか? 「漢字で西瓜【すいか】と書くからには、西のほうから伝わったのでは?」と思いますよね。
 確かに、スイカは、西から伝わりました。スイカの原産地は、なんと、アフリカです。
 遠いアフリカから日本へ、どうやって来たのでしょう? 二つの説があります。
 一つは、「中国を経由して伝わった」説です。この説によれば、江戸時代前期の十七世紀、隠元【いんげん】というお坊さんが、中国から日本へ、スイカの種子を持って帰ったといいます。中国へは、それ以前に、陸伝いにスイカが入っていたようです。
 隠元という名に、ぴんと来た方がいるかも知れませんね。そう、このお坊さんは、インゲン豆の語源になった人です。スイカの種子と一緒に、インゲン豆の種子も持ち帰ったといわれます(この時に持ち帰られたのは、別の種の豆だという説もあります)。
 スイカの来日経路には、もう一つの説があります。こちらの説によれば、安土桃山時代に、ポルトガル人が、日本に持ち込んだといいます。
 当時のポルトガル人は、世界をまたにかけて、大貿易をしていました。アフリカにも、インドにも、東南アジアにも、日本にも、貿易基地を持っていました。
 「ポルトガル人持ち込み」説が正しいなら、ひょっとすると、スイカは、ポルトガル人の手で、直接、アフリカから来たのかも知れませんね。
 スイカの故郷が、アフリカのどこなのかは、はっきりしていません。暑くて、乾燥した地方であるのは、間違いなさそうです。「人類は、スイカの水分を求めて、栽培を始めた」と考えられるからです。アフリカのカラハリ砂漠の風習が、それをうかがわせます。
 カラハリ砂漠の人々には、伝統的に、スイカの果肉を砕いて「飲む」風習があります。水が入手しにくい砂漠では、それが、水分を取る手軽な方法なのですね。カラハリ砂漠には、野生のスイカもあることから、ここがスイカの故郷だという説もあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、スイカが掲載されています。
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過去の記事でも、さまざまな果物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ミカン? いえ、カラタチです(2009/02/13)
ザクロが人肉の味というのは、本当?(2007/09/28)
チンパンジーの贈り物はパパイア?(2007/09/13)
花が咲かないのに実がなる? イチジク(2006/10/06)
お釈迦さまも食べた? レモン(2006/08/21)
などです。

2011年8月31日

アガパンサス

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アガパンサス 画像
和名:アガパンサス
学名:Agapanthus africanus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京都 新宿区【2011.08.30】

2011年8月28日

コムラサキ

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コムラサキ 画像
和名:コムラサキ
学名:Callicarpa dichotoma
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東京都 港区【2011.08.24】

2011年8月27日

スイレン

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スイレン 画像
和名:スイレンの一種
学名:Nymphaea spp.
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【2011.08.15】

2011年8月26日

ヒマワリは、日にしたがって回るか?

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 ヒマワリは、いかにも夏の花ですね。草ですが、低木かと思うほど大きくなります。その上に、黄色い大きな花が咲く様子は、太陽が花に化身したようです。
 多くの国で、ヒマワリは、太陽に関連した名で呼ばれます。日本語名のヒマワリ(向日葵)も、そうですね。ラテン語の学名Helianthusも、「太陽の花」の意味です。
 日本語名の「ヒマワリ」は、「日回り」に由来するといわれます。この花は、太陽の動きにしたがって、向きを変える、というのです。本当でしょうか?
 全面的に本当だとは、言えません。この花が、太陽の動きにしたがうのは、つぼみの間だけです。花が開く頃には、ほとんど動かなくなります。
 にもかかわらず、多くの国で、この花は、「太陽に従う」と信じられてきました。それにちなんだ神話や伝説もあります。有名なのは、ギリシャ神話でしょう。
 ギリシャ神話には、「太陽の花」にまつわる話があります。クリュティエーという名の妖精が、「太陽の花」に身を変えました。彼女は、太陽神アポロンに恋していました。そのため、愛しい神の姿を追って、太陽のほうを向く、というわけです。
 この「太陽の花」は、ヒマワリだとされることが多いです。けれども、それは、明らかに間違いです。なぜなら、ギリシャ神話が生まれた頃、ヨーロッパには、ヒマワリがなかったからです。ヒマワリの原産地は、北米大陸です。
 ヨーロッパにヒマワリが入ったのは、十六世紀のことです。ヨーロッパ人が、アメリカ大陸に到達した後です。日本に来たのは、十七世紀といわれます。
 では、ギリシャ神話の「太陽の花」は、何だったのでしょうか? それは、キンセンカ(金盞花)ではないかとされています。
 キンセンカには、夏の印象は、あまりありませんね。しかし、その黄金色の花は、太陽を思わせます。原産地が、ギリシャのある南ヨーロッパなのも、強力な証拠です。
 とはいえ、ヒマワリが「太陽の花」だという印象は、人類共通のようです。南米のペルーでも、ヒマワリは、「太陽の花」として、信仰の対象でした。

図鑑↓↓↓↓↓には、ヒマワリが掲載されています。
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過去の記事でも、神話や伝説に関わる生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
最小の座を争う、ミソサザイとキクイタダキ(2010/07/19)
海の毛虫も蝶(チョウ)になる? ウミケムシ(2010/03/15)
木花開耶姫【このはなさくやひめ】は、ウメの女神だった?(2010/02/19)
そっくりさんがいっぱい、スジエビ(2010/02/01)
チョウ(蝶)の学名は、美女だらけ?(2010/01/11)
などです。

2011年8月24日

ランタナ【七変化・シチヘンゲ】

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ランタナ 画像
和名:ランタナ
学名:Lantana camara L.
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東京 渋谷区【2011.07.25】

2011年8月19日

盆花【ぼんばな】とは、どんな花?

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 月遅れお盆の時期ですね。日本では、古来、「御先祖さまの霊が、この世に帰ってくる時期」といわれます。この時期に、お墓参りをしたり、仏壇を整えたりしますね。
 お墓や仏壇に供える花を、盆花、精霊花【しょうりょうばな】、仏さん花【ほとけさんばな】などと呼ぶことがあります。ある特定の種の花を、こう呼ぶこともあります。
 特定の種を、盆花などと呼ぶ場合は、ちょうど、お盆の頃に花が咲く種を指すことが多いです。お墓や仏壇に供えるのに、ちょうどいいからでしょう。
 盆花と呼ばれる植物は、たくさんあります。私が調べた範囲でも、三十種以上はあります。中で、有名なのは、ミソハギという種でしょう。
 ミソハギは、ミソハギ科ミソハギ属に属する一種です。ハギと付いても、ハギの仲間(マメ科)ではありません。夏に、赤紫色の花を咲かせます。北海道から九州に分布します。日本の多くの地方で、お盆に供える花として使われます。
 ミソハギには、よく似た近縁種があります。エゾミソハギという種です。ミソハギと同じく、ミソハギ科ミソハギ属に属します。花期も、分布域も、ミソハギと同じです。外見も、そっくりです。エゾミソハギも、盆花と呼ばれることがあります。
 キキョウ、オミナエシ、カワラナデシコ、フジバカマなど、秋の七草の仲間が、盆花と呼ばれることもあります。この時期から、花が咲き始めるからでしょう。昔から、日本人に、お盆に供える花として、使われてきたのだと思います。
 日本に自生する植物ばかりが、盆花と呼ばれるわけではありません。外来種にも、そう呼ばれるものがあります。センニチコウや、ヒャクニチソウなどです。
 外来種でも、自生種でも、夏に長く咲き続ける花が、よく盆花と呼ばれますね。夏の日射しに、すぐにしおれるようでは、お盆のお供えにできないからでしょう。逆に言えば、外来種でも、夏に強い花は、重宝がられました。
 他にも、オトギリソウ、サルスベリ、ヤブカンゾウなど、多くの植物が、盆花とされます。どれを盆花とするかは、それぞれの地方によるのでしょう。

図鑑↓↓↓↓↓には、ミソハギをはじめ、キキョウ、ヒャクニチソウ、オトギリソウ、ヤブカンゾウなど、盆花と呼ばれる植物が掲載されています。
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過去の記事で、盆花と呼ばれることがある植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
万葉美人の象徴? オミナエシ(2010/09/24)
サルスベリの木の肌は、なぜ、すべすべ?(2009/07/31)
常夏【とこなつ】の花とは、どんな花?(2008/08/20)
古代の「朝顔」は、キキョウ(桔梗)?(2008/08/08)
毒にも薬にもなるオトギリソウ(2006/06/02)
などです。

2011年8月16日

オオバギボウシ

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オオバギボウシ 画像
和名:オオバギボウシ
学名:Hosta montana
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東京 渋谷区【2011.08.10】

図鑑↓↓↓↓↓には、オオバギボウシは載っていませんがコバギボウシが掲載されています。
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2011年8月14日

カタバミ

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カタバミ 画像
和名:カタバミ
学名:Oxalis corniculata L.
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東京 渋谷区【2011.08.10】

図鑑↓↓↓↓↓には、カタバミが掲載されています。
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2011年8月13日

ルドベキア

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ルドベキア 画像
和名:ルドベキア
学名:Rudbeckia hirta L. var, pulcherrima
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東京 渋谷区【2011.08.10】

2011年8月12日

学名も和名も混乱中、チョウセンアサガオ

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 生き物の名前には、地名が付くものが、よくあります。原産地の地名が付いているなら、わかりやすくて、いいですね。ところが、実際には、そうとは限りません。
 例として、チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)を挙げてみましょう。これは、夏に、白い花を咲かせる植物です。もともと、日本には自生しませんでした。江戸時代に、薬用植物として入ってきました。現在の日本では、野生化した個体も、見られます。
 チョウセンアサガオという種名でも、この種は、朝鮮半島が原産地ではありません。インドあたりが原産だとされます。種名に「朝鮮」と付いたのは、江戸時代の日本にとっては、朝鮮半島が、外国を象徴したからでしょう。「外国の植物」の意味合いでした。
 日本は、江戸時代に、鎖国していましたね。その中にあって、李氏【りし】朝鮮(当時の朝鮮半島にあった国)は、日本と外交関係を持つ、数少ない国でした。
 チョウセンアサガオの種名については、また別に、紛らわしいことがあります。種名に「アサガオ」と付いても、アサガオの仲間ではありません。アサガオは、ヒルガオ科に属しますが、チョウセンアサガオは、ナス科に属します。
 チョウセンアサガオには、いくつもの近縁種があります。その一種に、ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)という種があります。この種の分類が、混乱しています。
 そもそも、ケチョウセンアサガオは、正式な日本語名(標準和名)が、定まっていません。複数の日本語名がある状態です。ケチョウセンアサガオ以外に、アメリカチョウセンアサガオ、ツノミチョウセンアサガオという日本語名があります。
 「アメリカ」チョウセンアサガオなんて、矛盾した種名ですね。チョウセンアサガオの仲間で、北米が原産であることから、この名が付きました。
 ケチョウセンアサガオと、アメリカチョウセンアサガオとは、同種だという説と、違う種だという説と、両方あります。それにともない、ラテン語の学名も、複数あります。どれが正しい学名なのかも、定まっていないようです。
 チョウセンアサガオの仲間について、調べる場合は、種名や分類に御注意下さい。

図鑑↓↓↓↓↓には、ケチョウセンアサガオが掲載されています。
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過去の記事でも、混乱しやすい種名を持つ植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ウメじゃない梅がある?(2011/02/18)
雪割草【ゆきわりそう】と、ユキノシタは、違う? 同じ?(2011/02/04)
楓【かえで】? いえ、楓【ふう】の木です(2010/11/29)
桂【けい】とは、どんな植物?(2010/11/22)
忘れ草【わすれぐさ】とは、どんな植物?(2010/08/25)
などです。

2011年8月10日

コムラサキ

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和名:コムラサキ
学名:Callicarpa dichotoma
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東京 港区【2011.08.09】

2011年8月 9日

ヨウシュヤマゴボウ

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和名:ヨウシュヤマゴボウ
学名:Phytolacca americana L.
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東京 新宿【2011.07.26】
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2011年8月 5日

ユリの仲間は、チョウと仲良し?

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 ユリの仲間は、日本の夏を代表する花と言えるでしょう。日本には、多くのユリの種が、自生しています。以前、ブログで取り上げたとおりです(聖母マリアと白百合【しらゆり】の関係(2006/5/18))。栽培植物としても、ユリは、人気がありますね。
 ユリの仲間は、どれもみな、似た形の花を咲かせます。でも、種によって、少しずつ形が違います。上向きに咲くスカシユリ、横向きに咲くヤマユリやテッポウユリ、下向きに咲くオニユリやカノコユリなどがあります。
 花屋に勤めたことのある方や、園芸をやる方や、華道をやる方などは、ユリの花を扱う時、気づいたことがありませんか? ユリの花粉は、とてもくっつきやすいですよね。服などに付いてしまうと、なかなか取れません。これは、なぜでしょうか?
 この花粉が、ユリの花の最大の特徴かも知れません。花において、主要な目的を果たすものだからです。昆虫の体に付いて、運んでもらいやすいようになっているのです。
 ユリの花に来る昆虫のうち、主なものは、チョウ(蝶)の仲間です。チョウは、体が鱗粉【りんぷん】に覆われていますね。さらさらした花粉では、鱗粉にはじかれて、くっつくことができません。このために、ねばねばした花粉になっています。
 ユリの仲間では、雄しべと雌しべとが、長く伸びている花が多いですね。ヤマユリやカノコユリなどが、特に目立ちます。これにも、意味があります。
 チョウの仲間は、「花の奥にもぐり込む」ことができません。翅【はね】が大きいからです。チョウは、花の表面に軽く止まって、蜜を吸います。そのような状態のチョウに、花粉を付けたり、付いた花粉を受け取ったりするには、どうしたらいいでしょうか?
 ユリの花は、「雄しべと雌しべとを長くする」ことで、問題を解決しました。長い雄しべに、粘る花粉があれば、離れたところのチョウの翅にも、花粉が付けられます。長い雄しべと雌しべとは、花にとまるチョウの足場にもなります。
 よくできた花ですね。けれども、ヒトにとっては、粘る花粉は好ましくないこともあります。花屋で売られるユリは、たいてい、花粉のある部分が取り除かれています。

図鑑↓↓↓↓↓には、ヤマユリ、テッポウユリ、スカシユリ、ウバユリなどが掲載されています。ban_zukan.net.jpgインターネット生物図鑑-zukan.net-
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過去の記事でも、ユリに近縁な植物や、ユリに似た植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
忘れ草【わすれぐさ】とは、どんな植物?(2010/08/25)
テッポウユリ(2010/05/19)【画像】
テッポウユリ(2009/05/27)【画像】
聖母マリアと白百合【しらゆり】の関係(2006/05/18)
などです。

2011年8月 4日

ホウオウボク

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和名:ホウオウボク
学名:Himantopus himantopus
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沖縄 那覇【2011.07.28】

2011年8月 2日

ヒルガオ

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ヒルガオ 画像
和名:ヒルガオ
学名:Calystegia japonica Choisy
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東京 新宿【2011.07.26】
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2011年7月29日

分類が混乱中、ギボウシ(擬宝珠)

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 夏によく見られる園芸植物に、ギボウシの仲間があります。紫から白色の花を、涼やかに咲かせます。葉にも、白い斑【ふ】が入っていたりして、美しいものが多いです。
 ギボウシの仲間は、日本で、古くから栽培されていました。江戸時代には、すでに、いくつもの園芸品種がありました。それを、シーボルト―江戸末期に来日しましたね―が、ヨーロッパに伝えたといわれます。ヨーロッパでも、たくさんの品種が作られました。
 おかげで、現在の私たちは、いろいろなギボウシの品種を楽しむことができます。ところが、これには、困ったこともあります。ギボウシ類の分類が、混乱してしまいました。
 日本に、もともと自生していたのは、オオバギボウシ、コバギボウシ、イワギボウシなどの十数種だとされます。これらは、みなギボウシ属に属する種です。ギボウシ属の種は、容易に交雑して、繁殖力のある子孫を残します。
 このため、江戸時代以前に、いくつもの種を交配させて、園芸品種が作られました。現在の園芸品種の中には、起源がわかっていないものも、多いです。起源がわからないまま、古い園芸品種同士を交配させて、新しい園芸品種が作られることもあります。
 こんな状態ですから、ギボウシ属の中に、いく種が属するのか、もともと野生にあった種はどれなのか、はっきりとは、わかっていません。
 加えて、混乱に拍車をかけていることがあります。ギボウシ属自体の分類が、揺らいでいるのです。
 伝統的には、ギボウシ属は、ユリ科に属するとされてきました。けれども、最近の植物学では、ユリ科の分類が、大きく見直されています。これまでユリ科とされていた属が、他の科に分類されることが増えました。
 最近の分類では、ギボウシ属は、リュウゼツラン科に属するとされることが多いです。しかし、この分類も、確定したものではありません。クサスギカズラ科に属するとされることもあります。クサスギカズラ科は、別名、キジカクシ科や、アスパラガス科とも呼ばれます。残念ながら、混乱した状態は、まだしばらくは続きそうです。

図鑑↓↓↓↓↓には、、ギギボウシの一種、コバギボウシが掲載されています。
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過去の記事でも、分類が混乱している生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
可憐なスミレ(菫)の仲間たち(2011/04/01)
分類が混乱中、カエデの仲間(2010/11/01)
カジカ(鰍)の迷宮(2009/12/21)
貝類は、昔、ミミズだった? カセミミズ(2009/09/25)
桐【きり】の名前で、きりきり舞い?(2009/05/08)
などです。

2011年7月24日

マンデビラ・サンパラソル

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和名:マンデビラ・サンパラソル
学名:Mandevilla spp.
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東京 品川【2011.07.05】

ラムズイヤー

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和名:ラムズイヤー
学名:Stachys byzantina
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月22日

登山者を慰める? フウロソウの仲間たち

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 そろそろ、夏山登山の季節ですね。登山の際には、山の花々を眺めるのも、楽しみの一つです。山地では、平地では見られない植物を、見ることができます。
 山の花の中で、代表的なのが、フウロソウの仲間でしょう。フウロソウ科フウロソウ属に属する植物です。この仲間は、日本では、山地に生えるものが多いです。
 フウロソウとは、不思議な響きの名ですね。漢字では、風露草と書きます。漢字名は、高原の草にふさわしいですね。美しい名前だと思います。
 山地に生えるフウロソウには、ハクサンフウロ、シコクフウロ、アサマフウロ、ミツバフウロ、グンナイフウロなどの種があります。どの種も、薄いピンクから濃いピンクの花が咲きます。登山の疲れをいやす花として、登山者に愛されています。
 もちろん、美しいからといって、決して採取しませんように。山の植物は、平地では育ちません。平地の暑い気候に、耐えられないからです。
 フウロソウ属の種のうちには、ヨーロッパと日本とで、同じ種が分布しているものがあります。例えば、ヒメフウロという種です。
 ヒメフウロは、日本では、本州中部地方の山地と、四国の剣山系に分布します。ヨーロッパでは、山地ではなく、平地で普通に見られるようです。日本より、ヨーロッパのほうが、ずっと涼しいからですね。このような例は、他の植物でもあります。
 「山登りをする体力はないけれど、フウロソウの花を見てみたい」方も、いらっしゃるでしょう。山や、ヨーロッパまで行かなくても、フウロソウの花を見ることはできます。平地に生えるフウロソウがあるからです。
 ゲンノショウコ(現の証拠)という草を御存知でしょうか? 日本では、道端でも見られる野草です。この種は、フウロソウ属に属します。山のフウロソウより小ぶりですが、ピンクの愛らしい花が咲きます。
 日本では、ゲンノショウコは、民間の薬草として有名ですね。文字どおりの「高嶺の花」が多いフウロソウ属にあって、庶民派(庶民の味方)と言えるかも知れません。

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過去の記事でも、山地や高原に多い植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
日本にも、タイムが生える?(2011/06/10)
植物の世界は、「虎の尾」だらけ?(2009/11/16)
ノリウツギは、カミキリムシと仲良し?(2009/07/03)
古代の「朝顔」は、キキョウ(桔梗)?(2008/08/08)
などです。

2011年7月21日

ベロニカ・ヘイデカインド

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ベロニカ・ヘイデカインド 画像
和名:ベロニカ・ヘイデカインド
学名:Veronica spicata
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月20日

クサキョウチクトウ

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クサキョウチクトウ 画像
和名:クサキョウチクトウ
学名:Phlox paniculata L.
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月19日

ニーレンベルギア

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ニーレンベルギア 画像
和名:ニーレンベルギア
学名:Nierembergia caerulea
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月16日

ムラサキカタバミ

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ムラサキカタバミ 画像
和名:ムラサキカタバミ
学名:Oxalis corymbosa DC.
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東京 新宿【2011.06.24】
図鑑↓↓↓↓↓には、ムラサキカタバミが掲載されています。
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2011年7月15日

クマツヅラは、魔法の植物?

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 生き物の中には、ごく狭い範囲にしか分布していない種と、広く分布している種とが、ありますね。今回は、後者のものを取り上げましょう。クマツヅラ(熊葛)です。
 クマツヅラとは、不思議な種名ですね。この名の由来は、わかっていません。姿を見ると、普通の草です。特に変わった点はありません。夏に、淡紅色の花を咲かせます。
 クマツヅラの分布は、とても広いです。日本では、本州以南、沖縄まで分布します。ユーラシア大陸をまたいで、ヨーロッパにまで、同じ種が分布します。
 英語では、クマツヅラを、ヴァーヴェインvervainやヴァーベナverbenaと呼びます。ヴァーベナという名に、聞き覚えのある方もいるでしょう。園芸植物の中に、ヴァーベナと呼ばれるものがあります。日本語名で、ビジョザクラ(美女桜)と呼ばれるものです。
 ビジョザクラは、クマツヅラと同じく、クマツヅラ科クマツヅラ属に属します。が、こちらは、園芸品種の総称です。一つの種ではありません。
 同じ「ヴァーベナ」と呼ばれても、クマツヅラと、ビジョザクラとは、違います。英語の翻訳ものなどでは、この二つが、混同されていることがあります。御注意下さい。
 ヨーロッパでも、日本でも、クマツヅラは、ありふれた草です。愛らしい花が咲くとはいえ、特に目立つ草ではありません。ところが、意外なことに、この草は、英文学によく登場します。なぜでしょうか?
 クマツヅラは、古代のさまざまな文明で、聖なる草とされていたからです。魔除けになると信じられました。「この草を持っていれば、悪い妖精のいたずらに遭わない」などといわれました。(良い)魔法の植物とみなされていたのですね。
 そうなったのには、理由があります。この草には、何らかの薬効があるようです。古代から、世界の各地で薬草にされました。漢方でも、馬鞭草【ばべんそう】という名で、使われています。ヴァーベナと似た名なのは、面白い偶然ですね。
 クマツヅラは、「後から日本に持ち込まれた帰化植物ではないか」といわれます。もし、そうだとしたら、昔の人は、その薬効を知って、持ち込んだのかも知れませんね。

図鑑↓↓↓↓↓には、クマツヅラが掲載されています。
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過去の記事でも、妖精や魔法と関わりがある(とされた)植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オオイヌノフグリは、妖精の花?(2011/03/18)
北国の魔法の植物? イケマ(2010/01/01)
ヒカゲノカズラは、日陰に生える?(2009/12/07)
三月三日は草餅【くさもち】の節句?(2007/03/02)
クリスマスの飾りは豊饒【ほうじょう】のしるし、ヤドリギ(2005/12/12)
などです。

2011年7月14日

ホタルブクロ

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ホタルブクロ 画像
和名:ホタルブクロ
学名:Campanula punctata Lam.
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東京 新宿【2011.06.24】
図鑑↓↓↓↓↓には、ホタルブクロが掲載されています。
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2011年7月13日

ワスレナグサ

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ワスレナグサ 画像
和名:ワスレナグサ(シンワスレナグサ)
学名:Myosotis scorpioides
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月12日

ガザニア

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ガザニア 画像
和名:ガザニア
学名:Gazania Gaertn.
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月10日

ダリア

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ダリア 画像
和名:ダリア
学名:Dahlia pinnata Cav.
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東京 品川【2011.07.05】

図鑑↓↓↓↓↓には、ダリアが掲載されています。
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2011年7月 9日

カルーナ・ヴルガリス

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カルーナ・ヴルガリス 画像
和名:カルーナ・ヴルガリス
学名:Calluna vulgaris
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月 8日

シカクイ? フトイ? クサイ? 藺【い】の仲間たち

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 畳を作るのに使う草を、御存知ですか? イグサ(藺草)ですね。イグサ科イグサ属に属する一種です。単に、イ(藺)と呼ばれることもあります。
 イグサ科イグサ属の種は、互いに似たものが多いです。イネのように、葉も茎も細長いです(イネは、まったく別のイネ科です)。花は茶色っぽく、地味です。
 イグサ属の種は、生える環境も似ています。淡水の水辺に生えます。例えば、畳に使うイグサは、栽培されますが、多くの場合、水田で栽培されます。
 イグサと近縁で、しかも、紛らわしい種名の植物があります。クサイ(草藺)という種です。同じイグサ科イグサ属に属します。道端で、普通に見られる草です。
 クサイという種名は、「臭い」と聞き間違えられそうですね(笑) でも、種名の由来は、「イ(藺)の仲間で、普通に見られる草だから」でしょう。
 ところが、イグサに近縁ではないのに、イ(藺)という種名が付く植物があります。カヤツリグサ科の植物に、そういうものが、何種かあります。
 どうやら、昔の人は、「水辺にばさばさと生える、細長い草」を、まとめて藺【い】と呼んだらしいです。このために、遠縁の植物にも、イ(藺)の種名が付きました。
 イグサ科ではない藺【い】の一種に、シカクイ(四角藺)があります。カヤツリグサ科ハリイ属の一種です。茎の断面が「四角い」ために、こんな名になりました。
 同じハリイ属には、ハリイ(針藺)や、マシカクイ(真四角藺)などの種が属します。マシカクイは、茎の断面が「真四角」、つまり「正方形」のため、この名になりました。
 「四角」があれば、「三角」もあります。サンカクイ(三角藺)という種名の植物があるのです。茎の断面が「三角」であることから、この名が付きました。この種も、カヤツリグサ科です。属は、ホタルイ属です。
 同じカヤツリグサ科ホタルイ属には、フトイ(太藺)という種名のものがあります。女性の前で種名を言ったら、怒られそうですね(笑) 他に、ホタルイ属には、ホタルイ(蛍藺)、カンガレイ(寒枯藺)などの種もあります。

図鑑↓↓↓↓↓には、イグサ科のイ(藺)とクサイ(草藺)、および、カヤツリグサ科のカンガレイ(寒枯藺)とサンカクイ(三角藺)が掲載されています。
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過去の記事でも、面白い種名の生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
地獄の釜の蓋【じごくのかまのふた】とは、どんな植物?(2011/03/25)
ゴジュウカラは、シジュウカラより年上?(2009/12/11)
スベスベマンジュウガニの名の由来は?(2008/08/18)
突然の人気者? スカシカシパン(2008/01/10)
カサゴ(笠子)は、似たもの同士の一族(2007/11/26)
などです。

2011年7月 7日

カライトソウ

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カライトソウ 画像
和名:カライトソウ
学名:Sanguisorba hakusanensis
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月 6日

イベリス

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イベリス 画像
和名:イベリス
学名:Iberis sempervirens
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東京 品川【2011.07.05】

2011年7月 5日

タイサンボク

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タイサンボク 画像
和名:タイサンボク
学名:Magnolia grandiflora L.
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東京 新宿【2011.06.24】

図鑑↓↓↓↓↓には、タイサンボクが掲載されています。
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2011年7月 3日

サンゴシトウ

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サンゴシトウ 画像
和名:サンゴシトウ
学名:Erythrina × bidwillii
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東京 新宿【2011.06.24】

2011年7月 2日

オオバギボウシ

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オオバギボウシ 画像
和名:オオバギボウシ
学名:Hosta montana
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東京 新宿【2011.06.24】

図鑑↓↓↓↓↓には、オオバギボウシは載っていませんがコバギボウシが掲載されています。
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2011年7月 1日

キリンソウの名の由来は?

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 梅雨の季節ですね。日本は、雨の多い国です。そのために、生き物も、水が豊富な環境に適応したものが多いです。けれども、日本にも、水が乏しい環境が、ないわけではありません。そのような環境に、適応した生き物がいます。
 例えば、植物では、ベンケイソウ科に属するものが、そうです。ベンケイソウ科の植物は、肉厚の葉を持ちます。茎も太く、水を含んだ感じのものが多いです。体内に、水を蓄えられるようになっています。乾燥に耐えられるわけですね。
 日本に自生するベンケイソウ科には、キリンソウ、コモチマンネングサなどの種があります。コモチマンネングサは、畑や道端で、普通に見られる草です。いわゆる雑草の一種ですね。これは、ベンケイソウ科の種としては、珍しいことです。
 ベンケイソウ科の多くの種は、もっと乾燥した場所に生えます。岩場や、海岸などです。海岸には、海水はありますが、淡水―植物には、必要です―は少ないですね。
 キリンソウは、岩場や海岸、荒れ地に生えます。ベンケイソウ科としては、典型的です。
 キリンソウ(麒麟草)という種名からは、背が高い植物が想像されますね。ところが、実際は、そんなことはありません。では、なぜ、こんな名が付いたのでしょうか?
 この名の由来には、いくつかの説があります。なかで、有力なのが、「本来は、麒麟草ではなく、黄輪草【きりんそう】だった」説です。
 キリンソウの花は、黄色いです。その花が、植物体のてっぺんに、輪状に付きます。だから「黄輪草」と呼んでいたのが、のちに、「麒麟草」に取り違えられた、というのです。
 紛らわしい名の植物として、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)があります。アキノキリンソウは、キリンソウとは、まったく別種です。分類上も遠縁です。キク科に属します。
 キリンソウについては、研究者を悩ませていることがあります。分類が難しいことです。
 「キリンソウ」と呼ばれるものの中には、変異があります。この変異が、同種の中の変異に収まるのか、別種に分けたほうがよいのかで、意見が割れています。今しばらくは、キリンソウの種名や分類が、落ち着かない状態が続くでしょう。


図鑑↓↓↓↓↓には、キリンソウ、コモチマンネングサ、アキノキリンソウが掲載されています。
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過去の記事でも、他種と紛らわしい名を持つ植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ウメじゃない梅がある?(2011/02/18)
雪割草【ゆきわりそう】と、ユキノシタは、違う? 同じ?(2011/02/04)
楓【かえで】? いえ、楓【ふう】の木です(2010/11/29)
桂【けい】とは、どんな植物?(2010/11/22)
などです。

2011年6月29日

花梨の実

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カリンの実 画像
和名:カリン
学名:Chaenomeles sinensis
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東京 新宿区【2011.06.24】

図鑑↓↓↓↓↓には、カリンが掲載されています。
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2011年6月28日

ガクアジサイ

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和名:ガクアジサイ
学名:Nycticorax nycticorax
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東京 新宿区【2011.06.24】

図鑑↓↓↓↓↓には、ガクアジサイが掲載されています。
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2011年6月26日

カシワバアジサイ

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和名:カシワバアジサイ
学名:Hydrangea quercifolia
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東京 新宿【2011.06.24】

2011年6月25日

アメリカデイゴ

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和名:アメリカデイゴ
学名:Erythrina crista-galli
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東京 新宿【2011.06.24】

2011年6月24日

ビールの苦みの正体は?

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 お酒が好きな方にとっては、そろそろ、ビールが美味しい季節ですね。初めてビールを飲んだ時、あの苦さに驚いた人は、多いでしょう。
 ビールがオオムギから作られることは、皆さん、御存知だと思います。けれども、あの苦味は、オオムギとは違うものによって、付けられます。ホップという植物です。
 ホップの正式な日本語名(標準和名)は、セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)といいます。ユーラシア大陸に、広く分布する植物です。日本でも、北海道の一部に自生します。
 現在は、野生のセイヨウカラハナソウより、栽培されているもののほうが、ずっと多いでしょう。中世ヨーロッパの時代から、この植物は、ビールの風味づけに使われてきました。日本でも、北海道や東北地方で、栽培されています。
 「セイヨウ」カラハナソウがあるなら、カラハナソウ(唐花草)もあるのでしょうか? あります。日本では、カラハナソウのほうが、広く分布します。中部地方以北の山地に、自生します。カラハナソウは、セイヨウカラハナソウの変種です。
 近年、セイヨウカラハナソウや、カラハナソウの分類が、変動しています。以前は、クワ科カラハナソウ属に属するとされていました。しかし、最近は、アサ科カラハナソウ属とする説が、強くなっています。
 さて、ビールに風味づけをする時には、セイヨウカラハナソウの、どの部分を使うのでしょうか? 俗に、毬花【まりばな】と呼ばれる部分です。花といっても、本当の花ではありません。花が終わった後に付くものです。つまり、果実ですね。
 同じセイヨウカラハナソウでも、毬花が付く個体と、付かない個体があります。セイヨウカラハナソウは、雄と雌とが別々の株になるからです。毬花=果実が付くのは、雌の株だけです。このために、栽培されるのは、雌の株ばかりです。
 カラハナソウも、雄と雌とが別の株になります。雌の株には、セイヨウカラハナソウの毬花と似た果実が付きます。カラハナソウの「毬花」も、ビールの風味づけに使えるのでしょうか? 使えるとしたら、どんなビールができるのか、気になりますね(笑)

図鑑↓↓↓↓↓には、カラハナソウが掲載されています。
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過去の記事でも、風味づけに使う植物や、お酒に関わる植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ニワトコは、庭の薬箱?(2010/06/23)
イグ・ノーベル賞の、バニラ【Vanilla】の研究とは?(2007/10/18)
三月三日は草餅【くさもち】の節句?(2007/03/02)
お釈迦さまも食べた? レモン(2006/08/21)
などです。


2011年6月21日

ハコネウツギ

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ハコネウツギ 画像
和名:ハコネウツギ
学名:Weigela coraeensis Thunb.
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東京 新宿【2011.05.31】
図鑑↓↓↓↓↓には、ハコネウツギが掲載されています。
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2011年6月19日

ニワナナカマド

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和名:ニワナナカマド
学名:Sorbaria kirilowii
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東京 新宿【2011.05.31】

2011年6月18日

クチナシ

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クチナシ 画像
和名:クチナシ
学名:Gardenia jasminoides J.Ellis
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東京 港区【2011.06.08】

図鑑↓↓↓↓↓には、クチナシが掲載されています。
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2011年6月17日

「ウコン」に御注意

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 ウコン(鬱金)といえば、カレーの主原料になる植物ですね。ターメリックturmericという英語名でも知られます。カレーの黄色い色は、ウコンの根茎の色です。
 ウコンとは、ショウガ科ウコン属に属する一種です。古くから、東南アジアやインドで栽培されてきました。もともと野生のウコンは、ないといわれます。栽培されていたものが、野生化したものなら、あります。ウコンは、人間によって作られた栽培植物です。
 ウコンの原種は、キョウオウ(姜黄)という種だとされています。キョウオウも、もちろん、ショウガ科ウコン属に属します。インド原産の植物だといわれます。現在は、インドに限らず、熱帯アジアの各地で栽培されています。
 ウコンも、原種のキョウオウも、薬や健康食品に使われます。サプリメントやドリンク剤の中に、「春ウコン」や「秋ウコン」という名を、見たことがありませんか? 「春ウコン」とは、キョウオウのことです。「秋ウコン」のほうが、本当のウコンです。
 ウコンの近縁種には、ウコンと同じように、何らかの薬効成分があるものが多いです。姿も、互いに似ています。そのために、「○○ウコン」という通称が付いている種が、いくつかあります。前述の、春ウコン=キョウオウなど、その一例です。
 他に、例えば、「紫ウコン」、「夏ウコン」などと呼ばれる種があります。これも、植物学で言うウコンではありません。正式な日本語名(標準和名)を、ガジュツという種です。やはり、ショウガ科ウコン属に属します。
 このように、「ウコン」の名は、乱用されているふしがあります。名前が似ていても、種が違えば、当然、薬効成分が違います。サプリなどを服用する際は、御注意下さい。
 日本では、ウコンの根茎ばかりが注目されがちです。食用や薬用になるからですね。しかし、ウコンの仲間は、花も美しいです。観賞用に栽培されることもあります。
 花屋さんの店先で、クルクマという花を見たことがありませんか? ピンクの花びらが、重なって付いています。これは、ウコン属の一種です。日本では観賞用ですが、タイでは、この種の根茎を、カレーに使うそうです。ウコンらしいですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、ウコンが掲載されています。
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過去の記事でも、薬効成分がある植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
薬にも害にも、メギ(目木)(2010/10/25)
ナンテンの赤い実は、鳥のため?(2010/01/15)
ニンジン(人参)がいっぱい?(2009/09/04)
謎の植物、茱萸【しゅゆ】とは?(2008/09/01)
毒にも薬にもなるオトギリソウ(2006/06/02)
などです。

2011年6月15日

タイサンボク

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タイサンボク 画像
和名:タイサンボク
学名:Magnolia grandiflora L.
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東京 新宿【2011.05.31】

図鑑↓↓↓↓↓には、タイサンボクが掲載されています。
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2011年6月10日

日本にも、タイムが生える?

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 近年は、日本でも、ハーブという言葉が一般的になりましたね。ハーブは、「香草」などと呼ばれることもあります。料理に風味を付けたり、化粧品に使われたりする植物です。
 ハーブherbという言葉は、英語に由来します。そのためか、ハーブと言えば、すべてヨーロッパ原産のものだと思われているふしがあります。
 正確には、日本にも、ハーブと呼べる植物があります。例えば、ヨモギや、ドクダミなどがそうです。ヨモギは、昔から、「体に良い植物」として知られますね。ドクダミも、ドクダミ茶にして、飲んだりします。あれは、ハーブティーの一種といえます。
 けれども、普通は、ハーブといえば、「ヨーロッパ原産の香草」を指すようです。ローズマリー、セージ、タイムなどと、横文字名前で呼ばれる植物です。
 これらの横文字名前のハーブにも、多くのものには、日本語名があります。ただ、それが知られないだけです。中には、正真正銘、日本産のハーブと呼べるものもあります。
 それは、タイムの一種です。正式な日本語名(標準和名)を、イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)という種です。シソ科イブキジャコウソウ属に属します。
 タイム―英語のつづりはthyme―とは、シソ科イブキジャコウソウ属に属する種の総称です。時間のタイム―英語のつづりはtime―と同じ発音なので、紛らわしいですね。
 通常、ハーブのタイムと呼ばれるのは、ヨーロッパ原産のタチジャコウソウという種です。料理用に売られている「タイム」は、大概、この種です。
 しかし、イブキジャコウソウを「タイム」と呼んでも、間違いではありません。タチジャコウソウと同じく、良い香りがある植物です。日本の山に自生する種です。
 イブキジャコウソウに、とても近縁な植物が、ヨーロッパにも分布します。そちらは、ヨウシュイブキジャコウソウ(洋種伊吹麝香草)といいます。
 ヨウシュイブキジャコウソウには、「日本のイブキジャコウソウの亜種である」説と、「日本のイブキジャコウソウとは、別種である」説とがあります。どちらが正しいのかは、まだ、わかっていません。

図鑑↓↓↓↓↓には、イブキジャコウソウが掲載されています。
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過去の記事でも、日本のハーブと言える植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
じつは外来種です、キショウブ(2009/04/24)
ドクダミは、なぜ臭【くさ】い?(2008/06/09)
三月三日は草餅【くさもち】の節句?(2007/03/02)※草餅に使うヨモギを取り上げています。
九月九日は菊の節句(2006/09/09)※キクも、ハーブの一種と言えます。
などです。

2011年6月 9日

カシワバアジサイ

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和名:カシワバアジサイ
学名:Hydrangea quercifolia
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東京 港区【2011.06.08】

2011年6月 8日

ウツギ

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ウツギ 画像
和名:ウツギ
学名:Deutzia crenata Siebold & Zucc.
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東京 新宿区【2011.05.31】

図鑑↓↓↓↓↓には、ウツギが掲載されています。
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2011年6月 5日

ユリノキ

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ユリノキ 画像
和名:ユリノキ
学名:Liriodendron tulipifera L.
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東京 新宿区【2011.05.31】

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2011年6月 3日

伝説の河童の薬草とは?

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 河童は、ほぼ、日本全国に伝わる妖怪ですね。恐ろしさと共に、愛嬌のある存在としても知られます。「河童が悪さをして人間に捕まり、河童の薬の作り方を教えて、許された」といった伝説が、各地にあります。
 伝説の河童の薬は、たいてい、薬草でもって作られています。中には、現在まで、製法が伝わる薬もあります。河童が使う薬草とは、どんな植物でしょうか?
 じつは、東北地方の一部で、「かっぱぐさ」、「かっぱそう」などと呼ばれる草があります。なぜかといえば、「河童の薬に使うから」なのですね。その植物の、正式な日本語名(標準和名)は、イシミカワといいます。
 イシミカワとは、変わった種名ですね。この語源は、わかっていません。漢字では、「石見川」と書かれます。けれども、これは当て字ではないかといわれます。
 イシミカワは、日本全国に自生します。決して珍しい草ではありません。むしろ、人里に普通にある雑草です。あまり目立つところがないので、意識されることは、ほとんどないでしょう。瑠璃【るり】色の果実だけは、目立ちます。つる状になる草です。
 この草は、昔から、薬草として知られます。現在では、下痢止めや利尿薬にされます。ところが、江戸時代には、骨折や切り傷の薬にされたようです。
 伝説の「河童の薬」は、大概が、切り傷や打ち身や骨折の薬です。これは、江戸時代のイシミカワの使われ方を、反映しているのでしょう。実際に、イシミカワにそのような薬効があるかどうかは、確認されていません。
 「河童の薬」に使われる薬草は、必ずイシミカワであるとは限りません。他の植物の名が挙げられることもあります。そもそも、伝説ですから、あいまいなことも多いです。
 用途が違うとはいえ、現在まで薬草とされるからには、それなりに効果があるのでしょう。地味な草なのに、そのような薬効を見抜いた人は、すごいですね。
 イシミカワが、「河童の薬」にされた理由は、不明です。昔の人にとっては、イシミカワに、河童と共通する点があったのでしょうか? 面白い謎ですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、イシミカワが掲載されています。
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過去の記事でも、河童の伝承と関係する生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
カワウソは、河童【かっぱ】の正体?(2010/08/16)
キュウリは、なぜ「胡瓜」と書く?(2007/08/17)
人魚のミイラが実在する?(2007/04/01)
スッポン(鼈)の故郷はどこ?(2007/02/23)
などです。

2011年6月 2日

植物たちがきらめく、ルドゥーテ展

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 二〇一一年は、五月のうちに、梅雨入りしてしまいましたね。雨の日が続くと、憂鬱になりそうです。今回は、そんな憂鬱を吹き飛ばせるイベントを紹介しましょう。
 それは、渋谷の東急文化村ザ・ミュージアムで開催中の「ルドゥーテ展」です。屋内でのイベントですから、雨の日でも、大丈夫ですね。
 ルドゥーテとは、十八世紀から十九世紀のヨーロッパで活躍した画家です。活躍の舞台は、フランスが主です。植物画を得意にしていました。特に、バラの絵で有名です。
 今回の展覧会は、彼の晩年の植物画集『美花選』を中心に取り上げています。
 『美花選』は、彼の仕事の集大成といえるものです。ルドゥーテの円熟の技を、味わうことができます。「芸術と科学の融合」とは、まさに、彼の画業を指すのでしょう。
 彼の絵は、植物学的な正確さと、芸術的な美しさとが、完璧に融合しています。例えば、普段、芸術に興味がない植物学者が見たとしても、感動できると思います。
 では、科学にも芸術にも縁遠い人が、見たとしたら? そういう人でも、その美しさには、心打たれるのではないでしょうか。彼の絵には、それだけの力があります。
 ルドゥーテは、ロサ・ケンティフォリアRosa centifoliaという種のバラを、ことのほか愛したようです。展覧会には、このバラの絵が、いくつもあります。幾重にも重なる花弁と、その微妙な色合いを再現した絵を、お楽しみ下さい。
 バラ以外の植物の絵も、展示されています。スイセン、パンジー、ユリ、ヒヤシンス、スイートピーなど、会場は、花いっぱいです。花の香りも流されています。二種類のバラの香りを、再現したものです。嗅覚でも楽しめる展覧会です。
 素晴らしいのは、描かれた植物の種が、きちんと同定されていることです。これは、簡単なようで、難しいことです。ルドゥーテの存命当時と、現在とでは、名が変わっている種が多いからです。基本をおろそかにしない、良い展覧会ですね。
 展示品は、版画がほとんどです。数点、貴重な肉筆画があります。ヴェラム(動物の皮の紙)に描かれたものです。ルドゥーテの細密な筆使いを、御堪能下さい。

図鑑↓↓↓↓↓には、園芸品種のバラは載っていませんが、野生種のノイバラとハマナスが掲載されています。
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展覧会について、詳しくは、以下の公式ページを御覧下さい。
花の画家 ルドゥーテ『美花選』展(文化村の公式サイト内ページ)
過去の記事で、バラについて取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
すべてのバラ(薔薇)は雑種?(2006/05/02)

2011年6月 1日

ガクアジサイ

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ガクアジサイ 画像
和名:ガクアジサイ
学名:Nycticorax nycticorax
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東京 新宿区【2011.05.31】

図鑑↓↓↓↓↓には、ガクアジサイが掲載されています。
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2011年5月27日

属名で混乱中、ヒエンソウ(飛燕草)の仲間たち

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 花屋さんなどで、デルフィニウムという花を見たことがありませんか? 多くの場合、青い花が、旗竿のように長い茎に、たくさん付いています。花の色は、黄色やピンクのこともあります。華やかなので、パーティ会場などに、よく使われる花です。
 デルフィニウムとは、一種の植物だけを指す名ではありません。キンポウゲ科デルフィニウム属に属する種の総称です。デルフィニウムDelphiniumという名は、ラテン語の学名に由来します。この属の植物は、もとは、日本には、自生しませんでした。
 現在の日本には、外国から帰化したデルフィニウム属があります。普通に見られるデルフィニウムは、栽培品種です。いくつかの野生種を交配して、品種改良したものです。
 デルフィニウム属は、日本語名で、オオヒエンソウ属と呼ばれることもあります。ところが、この名は、確定したものではありません。チシマヒエンソウ属という呼び方もあります。さらには、ヒエンソウ属と呼ばれることもあります。
 前記の日本語の属名のうち、「ヒエンソウ属」だけは、間違いです。それには、以下のような理由があります。
 日本語名を、ヒエンソウという種があります。この種は、以前、ラテン語の学名を、Delphinium ajacisといいました。デルフィニウム属だったのですね。それが、分類が変わりました。現在の学名は、Consolida ajacisです。属は、Consolida属になりました。
 現在では、ラテン語の学名Consolida属のほうが、「ヒエンソウ属」にされています。デルフィニウム属のほうの日本語名は、定まっていません。
 ヒエンソウ属と、デルフィニウム属とは、近縁です。同じキンポウゲ科です。外見も似ます。このため、現在でも、一緒くたに「デルフィニウム」と呼ばれることが多いです。
 他に、まとめて、ラークスパー(英語名larkspurに由来)、ヒエンソウなどと呼ばれることもあります。チドリソウ(千鳥草)という名が、使われることもあります。
 チドリソウの名を、これらの属に使うのは、好ましくありません。別に、ラン科の植物で、この名を持つものがあるからです。紛らわしい名は、避けたほうがいいですね。
図鑑↓↓↓↓↓には、デルフィニウム属の一種であるセリバヒエンソウが掲載されています。
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過去の記事でも、紛らわしい名を持つ植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ウメじゃない梅がある?(2011/02/18)
雪割草【ゆきわりそう】と、ユキノシタは、違う? 同じ?(2011/02/4)
楓【かえで】? いえ、楓【ふう】の木です(2010/11/29)
桂【けい】とは、どんな植物?(2010/11/22)
忘れ草【わすれぐさ】とは、どんな植物?(2010/08/25)
などです。

2011年5月21日

駿河台匂【スルガダイニオイ】

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サトザクラの栽培品種  画像
和名:サトザクラの栽培品種-駿河台匂【スルガダイニオイ】
学名:Cerasus lannesiana 'Surugadai-odora' Miyoshi
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東京 新宿区【2011.04.20】