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2012年1月31日

カメラマンは鳥!? バイオロギング展

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 東京の上野にある、国立科学博物館に、行ってまいりました。現在、ここでは、「動物目線の行動学 バイオロギング」という企画展が開かれています。
 バイオロギングとは、聞き慣れない言葉ですね。これは、最近、作られた言葉です。バイオbio=生き物、ロギングlogging=記録すること、という意味です。ヒト以外の生き物が、自分の行動を、自ら記録することです。なぜ、そんなことができるんでしょうか?
 もちろん、これには、人間が関わっています。生き物を研究する手段の一つとして、出てきました。具体的な例を挙げてみましょう。
 マユグロアホウドリという鳥がいます。名のとおり、アホウドリの一種の海鳥です。
 マユグロアホウドリには、謎がありました。それは、彼らの食べ物のことです。
 海鳥の彼らは、当然、海の魚などを食べています。これまでの調査で、彼らの食べ物には、深海魚が含まれることがわかっていました。
 ところが、マユグロアホウドリは、深海魚が獲れるほど、深く潜ることはできません。なのに、なぜ、深海魚を得られるのでしょうか?
 この謎を解くために、バイオロギングが使われました。マユグロアホウドリの背中に、小型のカメラを取り付けたのです。このカメラは、自動的に、写真を撮り続けられるようになっていました。つまり、「鳥目線」で見た世界を、写した写真です。
 数日後、カメラが回収されました。撮られた写真を調べると、中に、複数のマユグロアホウドリが、シャチを追って飛んでいる写真がありました。
 これにより、マユグロアホウドリが食べ物を得るのに、シャチを利用しているらしいことが、わかりました。シャチは、深海まで潜ることができます。そこで、深海魚を捕まえます。獲物を食べるのは、海面近くに浮上してからです。
 シャチが、海面近くで食べ散らかした深海魚を、マユグロアホウドリが取ってゆくのだろうと考えられています。バイオロギングのおかげで、初めてわかったことです。バイオロギング展に行くと、このような興味深い例を、いくつも見ることができます。

図鑑↓↓↓↓↓には、バイオロギング展で紹介されているシャチ、マンボウ、カブトガニなどが掲載されています。
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国立科学博物館のバイオロギング展のページ


過去の記事でも、生き物に関する博物館の展示を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
世界のクジラ模型展(2012/1/18)


2012年1月18日

世界のクジラ模型展

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 何かと気ぜわしい季節ですね。こんな時期でも、手軽に安らげるところへ、行ってまいりました。東京海洋大学の水産資料館と、鯨ギャラリーです。
 水産資料館のほうは、小さな博物館です。でも、無料で見られる割には、充実しています。アザラシなどの海の哺乳類や、カモメなどの海鳥、ウミガメなどの海の爬虫類、魚類、貝類などの無脊椎動物の標本が、たくさんあります。
 中でも、貝類のコレクションは、量がありますね。多くの種がそろっています。貝類の貝殻は、形も色も模様も、多様ですね。見ていて、飽きません。
 今、水産資料館では、「世界のクジラ模型展」が、開かれています。これは、現在、生きているクジラの全種が、模型で見られるという企画です。これらの模型は、野生動物彫刻家の、高橋俊男さんという方が、作りました。
 クジラは大きいですから、さすがに、実物大模型ではありません。ミニチュアです。
 とはいえ、その姿は生き生きしていて、迫真的です。もちろん、科学的にも正確です。
 現生のクジラ全種の模型は、世界じゅうで、他に類がないそうです。今のところ、「世界のクジラ模型展」でしか、この威容を見ることはできません。
 クジラ類のうち、シロナガスクジラ、シャチ、ハンドウイルカ(バンドウイルカ)といった種は、多くの人に知られていますね。けれども、ほとんど人に知られない種も、多いです。コガシラネズミイルカ、コシャチイルカ、イチョウハクジラなどです。
 人に知られない種とは、たいてい、目撃が難しい種です。例えば、前記のイチョウハクジラの生きた姿を見られたら、その人は、非常に運が良いです。こんな様子ですから、クジラ全種の生きた姿を見るのは、普通の人には、叶わぬ夢ですね。
 「世界のクジラ模型展」では、模型とはいえ、その夢が叶います。前記の珍しいクジラたちも、まるで海中で暮らしているかのような姿を見せてくれます。
 東京海洋大学では、鯨ギャラリーで、クジラの実物骨格標本を見ることもできます。水産資料館と合わせて、見に行かれるとよいでしょう。

図鑑↓↓↓↓↓には、日本近海に分布するクジラ類が、九種ほど掲載されています。
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東京海洋大学の水産資料館の公式サイトは、以下にあります。休日・開館時間などを確認して、お出かけ下さい。
東京海洋大学 海洋科学部 附属 水産資料館
「世界のクジラ模型展」の告知ページは、以下にあります(東京海洋大学の公式サイト内ページ)。

過去の記事でも、クジラ類について取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
二十世紀末に新種発見、クジラの事情(2011/11/14)
水族館にいないイルカとは?(2010/03/26)
アカボウクジラの歯の謎が、解ける?(2008/12/25)
タスマニアで、座礁したクジラの救出作戦(2008/12/02)
哺乳類で、最も長生きなのは、クジラ?(2008/08/01)

2012年1月 9日

コウモリは、なぜ冬眠するか?

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 冬、爬虫類や両生類は、冬眠しますね。彼らは、変温動物だからです。寒さに耐えて活動することが、できないのですね。(一部に、例外はいます)
 哺乳類や鳥類は、冬眠しません。恒温動物だからです。寒くても、体温を保つことができるために、活動できます。でも、中には、例外がいます。
 例えば、コウモリです。日本に分布するコウモリは、多くが、冬眠します。
 なぜ、コウモリは、哺乳類なのに、冬眠するのでしょうか?
 すべてのコウモリが、冬眠するわけではありません。日本に分布するうちでは、オガサワラオオコウモリと、クビワオオコウモリとが、冬眠しません。どちらも、小笠原や沖縄など、亜熱帯にいる種です。この二種以外の日本のコウモリは、冬眠するといわれます。
 棲む地域によって、「冬眠する/しない」が決まっているのでしょうか? コウモリは、哺乳類なのに、寒さに弱いのでしょうか?
 コウモリが寒さに弱いというより、コウモリの食べ物が、寒さに弱いのです。
 日本に分布するコウモリは、前記の二種のオオコウモリ以外は、昆虫を食べます。ここに、鍵があります。昆虫は、寒さに弱いですね。日本の冬には、多くの昆虫が、活動を停止します。コウモリにとっては、食べ物を得られない状況です。
 この危機を回避するために、コウモリは、「冬眠する」技を身に付けたと考えられます。食べずに休眠していれば、飢えて死ぬことは、ありません。
 コウモリと似た生活をしながら、コウモリとは違う方法で、危機を回避しているものたちがいます。同じく、空を飛ぶ鳥類です。鳥類の中には、ほとんど昆虫ばかりを食べる種がいます。ヨタカ、キビタキ、サンショウクイ、カッコウ、ツバメなどです。
 鳥類に詳しい方なら、これらの種名を見て、ぴんと来たでしょう。前記の鳥は、みな、夏鳥です。春から夏、昆虫が多い季節にしか、日本にいません。
 同じ危機に対するのに、鳥は、渡りをすることを選びました。コウモリは、冬眠することを選びました。なぜ、こうなったのかは、まだ、解明されていません。

図鑑↓↓↓↓↓には、日本のコウモリが、十種以上掲載されています。
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過去の記事でも、コウモリを取り上げています。また、ヨタカなど、昆虫を食べる鳥も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オガサワラオオコウモリは、小笠原唯一の哺乳類?(2009/10/26)
どれがどの種? コウモリの種名(2009/06/08)
引越しは嫌い? ヒナコウモリ(2008/09/19)
ヨタカは醜い鳥か?(2006/07/14)
渡るツバメ、越冬するツバメ(2005/10/17)
などです。

2012年1月 3日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿区【2011.12.15】

2011年11月14日

二十世紀末に新種発見、クジラの事情

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 「新種発見」という言葉には、ときめきを感じますね。世界では、毎年、たくさんの新種が発見されています。その割には、ニュースであまり見ませんね?
 なぜかと言えば、ほとんどの種が、小さくて、目立たないからです。ニュースになるのは、ごく一部の種だけです。よほど特徴のあるものだけですね。
 二十世紀の終わりに、日本で、とびきりの新種が発見されました。どこがとびきりかといえば、大きさです。なんと、全長が10メートル以上にもなる生き物が、一九九〇年代まで、発見されずにいました。それは、クジラの新種でした。
 新種は、ツノシマクジラと名づけられました。標本が、山口県の角島【つのしま】近海から、得られたためです。ツノシマクジラは、ヒゲクジラの一種(ナガスクジラ科の一種)です。大きさや生態などは、よくわかっていません。調査が進んでいないためです。
 こんなに大きな生き物が、なぜ、二十世紀末まで、発見されなかったのでしょうか? ツノシマクジラが、他種のクジラと混同されていたからです。ニタリクジラという種と、混同されていました。ニタリクジラも、ナガスクジラ科に属します。
 ニタリクジラと、ツノシマクジラとは、外見が似ます。海中では、外見を詳しく観察することが、難しいですよね。混同されていたのは、無理もありません。
 ややこしいことに、ニタリクジラそのものが、他種のクジラと混同されてきた歴史があります。混同の相手は、イワシクジラという種です。イワシクジラも、ニタリクジラと外見が似ます。昔は、ニタリクジラも、イワシクジラの中に含められていました。
 つまり、ツノシマクジラ、ニタリクジラ、イワシクジラという、よく似た三種がいるわけです。昔は、この三種は、すべて同一の「イワシクジラ」という種だと思われていました。そこから、ニタリクジラが分離され、さらに、ツノシマクジラが分離されました。
 二十一世紀になってから、もう一種、別の種が、ニタリクジラから分離されました。カツオクジラという種です。この種も、日本近海に棲みます。こんなに新種の発見が相次ぐとは、クジラの世界には、まだまだ、未知のロマンがあるということですね。

図鑑↓↓↓↓↓には、ニタリクジラが掲載されています。
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過去の記事でも、クジラの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
水族館にいないイルカとは?(2010/03/26)※イルカは、クジラの仲間です。
アカボウクジラの歯の謎が、解ける?(2008/12/25)
タスマニアで、座礁したクジラの救出作戦(2008/12/02)
哺乳類で、最も長生きなのは、クジラ?(2008/08/01)
イルカがクジラを救助した!?(2008/03/15)0
などです。

2011年10月 3日

野ネズミは、ネズミ科じゃない?

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 ネズミの仲間は、とても種が多く、数も多いです。世界のほとんどの地域で、最も平凡な哺乳類と言えます。日本も、例外ではありません。
 大きく分類すると、ネズミの仲間は、齧歯目【げっしもく】というグループに入ります。齧歯目には、ニホンリスや、ムササビ、ヤマネなども含まれます。
 日本の野山には、アカネズミ、ヒメネズミ、ハタネズミ、ヤチネズミなどのネズミ類が棲みます。いわゆる「野ネズミ」とは、これらのネズミの総称です。
 伝統的には、これらの「野ネズミ」たちは、齧歯目の中のネズミ科に分類されてきました。ところが、最近、その分類が、見直されています。ネズミ科に入らない「野ネズミ」がいるのでは、といわれるようになりました。
 例えば、ハタネズミを挙げてみましょう。ハタネズミは、日本の「野ネズミ」の一種です。各地で普通に見られます。ただし、北海道と四国には、分布しません。
 ハタネズミは、齧歯目ネズミ科ハタネズミ亜科に属するとされてきました。現在も、そのように書いている図鑑やウェブサイトもあります。けれども、新しい考えでは、ハタネズミは、齧歯目キヌゲネズミ科ハタネズミ亜科に属するとされます。
 日本の「野ネズミ」では、スミスネズミやヤチネズミも、ハタネズミと同じ分類とされます。新しい考えでは、これらの種も、ネズミ科ではなく、キヌゲネズミ科になります。
 キヌゲネズミという名を聞いて、ぴんと来る方もいらっしゃるでしょう。キヌゲネズミとは、ハムスターの日本語名です。ハムスターと呼ばれるのには、複数の種がありますが、どの種も、齧歯目キヌゲネズミ科に属します。
 日本の「野ネズミ」が、すべて、キヌゲネズミ科にされたのではありません。以前と同じく、ネズミ科に分類される種もあります。アカネズミやヒメネズミなどです。
 ハタネズミや、スミスネズミや、ヤチネズミは、同じ「野ネズミ」のアカネズミやヒメネズミと近縁だと思われてきました。それが、最近の研究によれば、同じ齧歯目でも、ハムスターのほうに、より近縁だとわかってきたわけです。

図鑑↓↓↓↓↓には、ハタネズミ、ヤチネズミ、スミスネズミ、アカネズミ、ヒメネズミなど、日本の「野ネズミ」が掲載されています。
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過去の記事でも、ネズミの仲間を取り上げています。また、ネズミの仲間と紛らわしい哺乳類も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
「ゴンボネズミ」の正体は?(2010/11/19)
ジネズミは、ネズミじゃない?(2010/10/15)
鳥の巣? いえ、カヤネズミの巣です(2009/10/02)
日本最大のネズミは、ケナガネズミ(2008/11/10)
再発見! オキナワトゲネズミ(2008/03/07)
などです。

2011年9月27日

オオハキリバチ

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オオハキリバチ 画像
和名:オオハキリバチ
学名:Chalicodoma sculpturalis
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東京都 新宿区【2011.08.30】

図鑑↓↓↓↓↓には、オオハキリバチが掲載されています。
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2011年9月24日

新宿の福猫

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新宿の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2011.08.30】

2011年9月22日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京都 新宿区【2011.08.30】

2011年8月30日

港区の福猫

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港区の福猫(ノネコじゃないのですが(^^;)) ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus  
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京都 港区【2011.08.24】

2011年8月11日

糸満の福猫・チビちゃん

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糸満の福猫・チビちゃん 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus  
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沖縄 糸満【2011.07.29】

2011年7月18日

カンガルーは、有袋目【ゆうたいもく】か?

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 オーストラリアは、珍しい生き物が多いことで、知られますね。中でも、体に「袋」を持つ哺乳類が有名です。カンガルーや、コアラや、バンディクートなどですね。
 カンガルーなどの「袋」は、子を育てるためのものです。この「袋」が特徴的なので、かつて、カンガルーなどの仲間は、有袋目【ゆうたいもく】というグループに分類されていました。「袋」のある哺乳類は、すべて、有袋目だとされました。
 ところが、近年、様子が変わってきています。同じように「袋」がある哺乳類同士でも、縁が遠いものがある、とわかってきました。このために、有袋目という分類グループは、解体されつつあります。言い換えれば、有袋目というグループ分けは、古い分類です。
 例えば、カンガルーの分類は、どうなったでしょうか? 現在では、カンガルーは、有袋目ではなく、カンガルー目【もく】とされることが多いです。カンガルー目は、双門歯目【そうもんしもく】と呼ばれることもあります。
 カンガルー目には、コアラも属します。その他、ウォンバットや、フクロモモンガや、フクロギツネも、カンガルー目です。
 バンディクートは、どうでしょうか? 彼らは、バンディクート目【もく】です。タスマニアデビルは? フクロネコ目【もく】です。フクロネコ目には、フクロネコや、フクロアリクイも、属します。絶滅したフクロオオカミも、フクロネコ目とされます。
 かつて有袋目とされた哺乳類は、オーストラリア以外にも、分布しますね。南米と北米にいるオポッサムなどです。現在では、オポッサムは、オポッサム目【もく】に属するとされることが多いです。
 このように、かつての有袋目は、ばらばらの目【もく】にされました。もはや、「有袋」(袋を持つ)という分類単位には、まったく意味がないのでしょうか?
 そんなことは、ありません。「有袋目」は消滅しても、「袋」のある哺乳類同士には、何らかの類縁があると考えられています。どのような関係なのかは、はっきりわかっていません。このため、漠然とした有袋「類」という言葉が、現在も使われています。

図鑑↓↓↓↓↓には、袋のある哺乳類は載っていませんが、日本の哺乳類が八十種以上が掲載されています。
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過去の記事でも、「袋」のある哺乳類の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
インドネシアのパプアで、新種の哺乳類を発見(2007/12/19)
カリフォルニア州サンディエゴに住んでおります(2006/09/26)※ここの説明では、古い分類「有袋目」で説明してあります。
カンガルーは有袋類といわれますよね。(2006/06/01)※ここの説明でも、古い分類「有袋目」で説明しています。
ワラビーとカンガルーの違い(2005/09/29)
カンガルーの袋の内側は、どうなっているの?(2005/09/15)
などです。

2011年7月17日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿【2011.06.24】

2011年6月22日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿【2011.05.31】

2011年6月11日

糸満の福猫

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糸満の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄 糸満【2011.05.21】

2011年5月24日

御苑の福猫

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御苑の福猫。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区【2011.04.20】

2011年5月19日

御苑の福猫

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御苑の福猫と、お家で飼われているネコちゃんだと思いますが、オマケ画像も。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区【2011.04.20】
東京 港区【2011.05.17】

2011年4月12日

文京区の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 文京区 【2011.03.10】

2011年4月 7日

ライオン?【赤坂の福猫】

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ライオン風カットの福猫がいました(笑)癒されてください。(実際はノネコじゃありませんが)ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 港区 【2011.04.04】

2011年4月 4日

日本の本土にも、ヤマネコがいた?

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 日本には、野生のネコ科の生き物が、二種、分布するといわれてきました。ツシマヤマネコと、イリオモテヤマネコです。けれども、最近は、両方とも、独立種ではないとされることが多いです。「どちらも、ベンガルヤマネコの亜種だ」というのです。
 ベンガルヤマネコは、ユーラシア大陸に、広く分布します。ヤマネコの中では、数が多いほうでしょう。だからといって、ツシマヤマネコやイリオモテヤマネコを、滅ぼしてよいわけはありません。どちらも、貴重な亜種です。日本の宝といえます。
 ツシマヤマネコは、世界中で、日本の対馬にしか分布しません。同じく、イリオモテヤマネコは、西表島にしか分布しません。どちらも、島です。日本の本土のほうが、広くて棲みやすそうですね。本土には、なぜ、ヤマネコがいないのでしょうか?
 じつは、縄文時代の後期くらいまでは、日本の本土にもヤマネコがいました。それは、ベンガルヤマネコではありません。オオヤマネコという別の種です。縄文時代の遺跡から、オオヤマネコの骨が発見されています。
 オオヤマネコも、ユーラシア大陸に広く分布します。ベンガルヤマネコよりも、寒い地方にいます。名のとおり、ベンガルヤマネコより、ずっと大型のヤマネコです。
 数万年前までは、日本の本土に、オオヤマネコに加え、ベンガルヤマネコもいたといわれます。なぜか、オオヤマネコよりも早く、ベンガルヤマネコは滅びたようです。
 日本の本土で、ヤマネコが滅びた理由は、わかっていません。もしかしたら、ヒトが滅ぼしたのかも知れません。肉食獣は、ヒトの影響で滅ぼされやすいです。ニホンオオカミが、その例です。生態系の頂点に立つため、生態系の乱れに弱いのです。
 オオヤマネコは、小型の個体でも、体重が10kgほどになります。こんな大きな哺乳類が、日本で見つからずにいるとは、考えにくいですね。残念ながら、日本の本土で、彼らが生き残っている可能性は、とても低いです。
 私たちは、残った二(亜)種のヤマネコを、大切にしなければならないでしょう。


図鑑↓↓↓↓↓には、ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコが掲載されています。
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過去の記事でも、ヤマネコの仲間を取り上げています。また、絶滅種の再発見についても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
絶滅種に、再発見の可能性はあるか?(2010/03/22)
イエネコ(家猫)の祖先はリビアヤマネコ?(2007/07/02)
ツシマヤマネコの撮影に成功、対馬の下島【しもじま】にて(2007/05/10)

2011年3月22日

文京区の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 文京区 【2011.03.10】

2011年2月28日

アマミノクロウサギは、生きている化石か?

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 二〇一一年は、卯年【うどし】ですね。それにちなんで、ウサギの話をしましょう。
 日本には、いく種かの、野生のウサギが分布します。なかで、最も絶滅が心配されているのが、アマミノクロウサギです。非常に狭い範囲にしか、分布しないからです。
 アマミノクロウサギは、世界中で、日本の奄美大島と徳之島にしかいません。日本のものが絶滅したら、世界から、アマミノクロウサギが消えることになります。
 なぜ、アマミノクロウサギは、奄美大島と徳之島にしか、いないのでしょうか? これは、奄美大島と徳之島が「島である」ことに、鍵【かぎ】があります。
 奄美大島と徳之島には、もともと、肉食獣がいませんでした(今は、人間が持ち込んだ肉食獣がいます)。また、日本本土にいるノウサギもいません。つまり、アマミノクロウサギにとっては、強力な敵も、ライバルもいない環境だったわけです。
 ノウサギのような、長くて敏感な耳を、アマミノクロウサギは、持ちません。足も、ノウサギほど速くありません。肉食獣からすばやく逃れることも、ノウサギに先んじて餌を食べることも、彼らには、困難だと思います。
 島という場所には、しばしば、アマミノクロウサギのように、あまり強くない生き物がいます。周囲から隔絶されているために、強力な肉食獣や、より進化した草食獣が、入ってきにくいからです。島には、原始的な生き物が、残る傾向があります。
 アマミノクロウサギの外見は、ウサギらしくありませんね。耳は長くありませんし、後ろ脚も、あまり長くありません。これは、ウサギとしては、原始的な特徴です。
 このために、アマミノクロウサギは、「生きている化石」と呼ばれることがあります。この呼び名は、間違いとは言えません。ですが、誤解を招きやすいです。
 以前、アマミノクロウサギは、ウサギ目【もく】ウサギ科ムカシウサギ亜科に属するとされていました。遠い昔に滅びた、化石種のウサギに近縁だと思われたのですね。
 現在では、ノウサギと同じく、ウサギ亜科に入れられています。ウサギ亜科の中の原始的な種、ということで落ち着いたようです。

図鑑↓↓↓↓↓には、アマミノクロウサギが掲載されています。
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過去の記事でも、ウサギの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
「ゴンボネズミ」の正体は?(2010/11/19)
シカ(鹿)やカモシカ(氈鹿)の子を見つけたら?(2008/05/23)
うさぎの耳について教えて下さい。(2006/05/16)
ウサギのウンコはゴハンのように(2006/04/11)
野ウサギの目は赤くない(2006/02/27)
などです。

2011年2月22日

御苑の福猫たち

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猫の日、御苑の福猫たちです。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2011.02.16】

2011年2月15日

御苑の福猫

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いつもの、御苑の福猫  ノネコ画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2010.12.21】

2011年2月 8日

御苑の福猫

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御苑の福猫、初めて会う猫ちゃんです。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2011.01.20】

2011年1月29日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2011.01.20】

2011年1月21日

ラッコとアザラシの違いは?

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 ラッコは、人気がある動物ですね。水族館や動物園で見られます。もともと、日本の北海道沿岸には、野生のラッコがいました。今では、とても数が減ってしまいました。
 ラッコの数が減ったのは、ヒトによって乱獲されたからです。ラッコからは、たいへん良い毛皮が取れます。現在のラッコは、国際的に、捕ってはいけない動物です。
 ラッコの毛皮は、「哺乳類一、質が良い」などといわれます。なぜ、ラッコは、そのような毛皮を持つようになったのでしょうか?
 それは、寒い海で暮らすためです。ラッコが棲むのは、オホーツク海などの、冷たい海域です。ラッコは、冷たい海に入って、食べ物を探さなければなりません。密度の高い毛皮がなければ、こごえてしまうでしょう。
 ここまで読んで、疑問に思う方が、いるかも知れませんね。「ラッコの毛皮が良質なら、同じく冷たい海にいるアザラシの毛皮も、そうなんじゃないか?」と。
 ところが、アザラシの毛皮は、ラッコのものとは、まったく違います。
 水族館や動物園で、アザラシを見たことがありませんか? アザラシの毛皮は、ラッコのように、ぼさぼさしていませんよね。体にぴったりしていて、毛が短いです。冷たい海で役に立つようには見えません。
 見た目のとおりアザラシの毛皮は、寒さを防ぐにはあまり役立ちません。では、なぜ、アザラシは、ラッコと同じく冷たい海域で暮らせるのでしょうか?
 アザラシは、毛皮の代わりに皮下脂肪で、寒さを防ぎます。陸にいるアザラシを見ると、どの個体も、丸々としていますよね。メタボ体型みたいです(笑) あれは、病気なのではありません。皮下脂肪を溜めているのが正常な姿です。
 分類学的に言えば、ラッコとは、哺乳類の中の、食肉目【しょくにくもく】イタチ科に属する一種です。アザラシとは、食肉目アザラシ科に属する種の総称です。
 同じ「寒さを防ぐ」機能を実現するのに、ラッコとアザラシとは、違う解答を選びました。なぜ、そうなったのかは、まだ解かっていません。


図鑑↓↓↓↓↓には、ラッコが掲載されています。また、日本近海に分布するアザラシが四種、載っています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、アザラシ、オットセイなどの海生哺乳類を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
野生のオットセイやアザラシに、触ってもいい?(2008/01/24)
白くないアザラシの赤ちゃんもいる?(2006/11/24)
オットセイは日本にいるか?(2006/09/11)
アシカとアザラシはどう違う?(2005/11/04)
などです。

2011年1月20日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2011.01.04】

2011年1月 6日

御苑の福猫

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御苑の福猫へ、新年のご挨拶^^。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2011.01.04】

2011年1月 2日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus  
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東京 新宿区 【2010.12.21】

2010年12月22日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2010.12.21】

2010年11月27日

読谷村の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Aythya fuligula
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沖縄 読谷村 【2010.10.16】

2010年11月19日

「ゴンボネズミ」の正体は?

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 昔、北海道に「ゴンボネズミ」と呼ばれる動物がいました。
 ゴンボネズミの外見は、ネズミに似ます。ただし、ネズミのような尾はありません。高山の岩場に棲みます。「ピチー」とか「ピュー」という声で鳴きます。
 生き物に詳しい方ならここまでの記述で、もうおわかりでしょう。「ゴンボネズミ」とは、エゾナキウサギのことです。
 ナキウサギとは、ウサギ目【もく】ナキウサギ科に属する種の総称です。エゾナキウサギは、ナキウサギ科の一種、キタナキウサギの亜種です。
 ナキウサギは、普通のウサギと違い、耳が長くありません。けれども、れっきとしたウサギの仲間です。体の仕組みなどを調べると、普通のウサギと共通点があります。
 なぜ、ナキウサギの耳は、長くないのでしょうか? それは、ナキウサギが、普通のウサギより原始的だからだと考えられています。ナキウサギは、古い時代のウサギの姿を残しているのですね。生きている化石といえます。
 ウサギの祖先はある時期までは、ネズミの祖先と一緒でした。どこかの時代に、ネズミの祖先から、ウサギの祖先が分かれて進化しました。
 ナキウサギは、「ネズミの祖先から分かれて間もない頃の、ウサギの姿を現わしている」と考えられています。道理で一見、ネズミに見えるわけですね。
 現在では、ウサギの仲間はウサギ目【もく】、ネズミの仲間は齧歯目【げっしもく】という具合に、違うグループに分類されています。
 今、普通の動物図鑑を引いても、「ゴンボネズミ」は載っていません。ナキウサギなら、載っています。正式な名前が、ナキウサギだからです。「ゴンボネズミ」では、ネズミの仲間と誤解されてしまいますよね。
 「ゴンボネズミ」がナキウサギになったのは、昭和初期のことです。それまで、「ゴンボネズミ」は、学界に知られない未確認動物でした。確認されてみたら、正真正銘の生きている化石でした。日本にも、こんな劇的な新種発見があります。

図鑑↓↓↓↓↓には、ナキウサギが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ウサギの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
シカ(鹿)やカモシカ(氈鹿)の子を見つけたら?(2008/05/23)
うさぎの耳について教えて下さい(2006/05/16)
ウサギのウンコはゴハンのように(2006/04/11)
野ウサギの目は赤くない(2006/02/27)
哺乳類のウサギは、なぜ単独でウサギ目なのですか?(2005/10/30)
などです。

2010年11月 4日

糸満の福猫

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糸満の福猫チビちゃん。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus  
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沖縄 糸満 【2010.10.16】

2010年10月23日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿【2010.09.29】

2010年10月17日

御苑の福猫

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美猫ですね。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿【2010.09.29】

2010年10月15日

ジネズミは、ネズミじゃない?

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 生き物の世界では、「名前や姿が似ていても、分類上はまったく違うグループに属する」ことがよくあります。今回は、その例を紹介しましょう。
 それは、ジネズミという種です。名前に「ネズミ」が付くとおり、外見は、ネズミにそっくりです。けれども、ネズミとは遠縁です。
 普通のネズミは、齧歯目【げっしもく】に属します。対して、ジネズミは、トガリネズミ目【もく】に属します。目【もく】のレベルで、分類が違うのは、遠縁といえます。
 図鑑などによっては、ジネズミを、食虫目【しょくちゅうもく】や、無盲腸目【むもうちょうもく】に分類していることもあります。この事情については、以前のコラム食虫目【しょくちゅうもく】とは、どんな哺乳類(2010/5/3)を参照して下さい。
 ジネズミと同じトガリネズミ目には、オオアシトガリネズミ、カワネズミなどが属します。「○○ネズミ」という種名のものが多いですね。どの種も、齧歯目のネズミに似るからです。種名に、「ネズミ」が付いても、齧歯目とは限りません。注意が必要です。
 ジネズミは、日本の固有種です。世界的に見れば、珍しい種です。でも、日本では、むしろ平凡な生き物といえます。北海道からトカラ列島--九州の南の列島--まで、広く分布します。佐渡島や隠岐【おき】の島、伊豆諸島の新島でも、確認されています。
 平凡なわりには、「目撃した」という人は、少ないです。これは、そもそも、ジネズミの存在が知られていないからでしょう。目撃されても、普通のネズミと混同されてしまいます。ジネズミは、時に人家に巣を作るほど、身近にいます。
 ジネズミには、面白い習性があります。親子でつながって歩くのです。まず、親が先頭に立ちます。その親の尾を、一頭の子がくわえます。その子の尾を、別の子がくわえます。こんな具合に、ずらずらと一列につながります。キャラバン行動と呼ばれます。
 昔の人も、この行動は、目についたのでしょう。「普通とは違う、つながって歩くネズミがいる」と、意識したようです。このために、ジネズミは、妖怪じみた生き物、とされることもありました。現代の私たちが見れば、ほほえましい行動ですね。


図鑑↓↓↓↓↓には、ジネズミが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ジネズミと同じトガリネズミ目【もく】の生き物を取り上げています。また、トガリネズミ目と紛らわしい生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
タンザニアで、新種の哺乳類を発見(2008/04/16)
ネズミでないネズミがいる?(2007/12/21)
日本はモグラの標本国?(2007/01/26)
などです。

2010年9月22日

読谷村の福猫

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目がきれいだね。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄県 読谷村 【2010.09.10】

2010年9月19日

糸満の福猫

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ノネコ画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄県 糸満 【2010.09.09】

2010年8月22日

糸満の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄県 糸満 【2010.08.07】

2010年8月16日

カワウソは、河童【かっぱ】の正体?

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 夏なので、妖怪の話をしましょうか(笑) 河童【かっぱ】の話です。
 河童は、日本の昔話でおなじみですね。ヒトの子どもにちょっと似ていて、頭にお皿があり、背中に甲羅があるといわれます。水中に棲んで、陸にも上がります。このような生き物は、少なくとも現在の日本には生息していません。
 けれども、日本には、「河童のミイラ」やら「河童の手」といわれるものが、いくつも残っています。これは、どういうわけでしょうか?
 「河童の手」といわれるものを、私は、いくつか見たことがあります。それらのうちには、獣のような毛と爪とが生えたものがありました。明らかに、哺乳類の四肢です。私が見た限りでは、カワウソの手(前足)のようでした。
 カワウソ(川獺)は、河童の正体として、よく名が挙げられます。カワウソと河童とは、共通点が多いからです。水中に棲み、巧みに泳ぐこと。陸にもよく上がること。遊び好きで、時に、自分より大きい動物にもちょっかいを出すこと、などです。
 体の構造だけ見れば、カワウソと河童とは、似ていません。カワウソには、頭のお皿も、背中の甲羅もありません。河童の外見は、カメ(亀)のスッポンにより似ます。
 昔、電灯がなかった頃、夜にものの正体を見極めるのは難しいことでした。まして、水中のものなど、ほとんど形がわからなかったでしょう。水中や水辺の怪しげな影は、みな、河童にされたのではないでしょうか。
 「河童といわれるものを、捕まえてみたらカワウソだった」ことはありそうですね。正体がカワウソだとわかっても、「記念にするために、あるいは、見世物にするために、手(前足)を取っておいた」こともありそうです。
 現在の日本では、河童の目撃談は、聞かれなくなりました。これは、ニホンカワウソがいなくなったのと無関係ではないでしょう。ニホンカワウソは、限りなく絶滅に近い状態です。目撃されたら、河童の目撃談以上に、ニュースになるでしょう。
 ニホンカワウソを失ったことで、日本人は、川の文化の一つも失ったのだと思います。
図鑑↓↓↓↓↓には、ニホンカワウソが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、妖怪の正体といわれる生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
実盛虫【さねもりむし】の正体は、ウンカ?(2008/08/06)
ジョロウグモの理【ことわり】(2006/10/19)
妖怪の正体見たりウシガエル(牛蛙)(2006/08/07)
などです。

2010年7月31日

御苑の福猫

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ノネコ画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区 【2010.07.07】

2010年7月24日

大哺乳類展 ―海のなかまたち

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 東京・上野の国立科学博物館へ行ってまいりました。『大哺乳類展 ―海のなかまたち』を観るためです。
 これは、海生哺乳類を取り上げた展覧会です。クジラ、イルカ、アシカ、アザラシ、セイウチ、ジュゴン、ラッコなどですね。彼らの祖先は、もとは、陸で暮らしていました。それが、どういう理由でか海で暮らすようになったのですね。
 なぜ、彼らが海へと戻ったのか、その理由は、はっきりしていません。けれども、「どのような進化の道筋をたどったのか」は次第にわかってきています。
 特に、哺乳類のクジラが、どのようにして魚類そっくりの姿になったのかは、長い間謎でした。最近、少しずつ、解明されています。この展覧会では、その研究の成果を観られます。クジラの祖先の化石が展示されています。
 この展覧会の白眉は、何と言ってもクジラとイルカですね。これまで、クジラとイルカについて、これほど詳しい展覧会はなかったのではないでしょうか? 進化の道筋、体のつくり、生態などについて、広くわかりやすく紹介されています。
 もちろん、他の海生哺乳類についてもわかりやすく解説されています。例えば、「アシカとアザラシの違いは?」と訊かれたら、多くの人は困るでしょう。この展覧会を観れば、この質問に答えられるようになります。
 標本も、素晴らしいものが展示されています。全長20m以上もあるシロナガスクジラの骨格やクジラの祖先のバシロサウルス―サウルスという名でも、哺乳類です―の骨格には目を奪われます。ヒゲクジラのヒゲやハクジラの歯に触ることもできます。ザトウクジラやシャチの鳴き声を聞くこともできます。
 現在、多くの海生哺乳類は、絶滅の危機にさらされています。この展覧会では、その現状にも触れています。沖縄のジュゴンなどは、本当に危機的な状態です。
 この展覧会は、夏休みの自由研究にもぴったりです。でも、お子さんに独占させるのは、もったいないです。ぜひ、大人の皆さんも、観て、知って、楽しんで下さい。
図鑑↓↓↓↓↓には、クジラやイルカなど海に棲む哺乳類が、15種掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

大哺乳類展 ―海のなかまたち(国立科学博物館のサイト内ページ)

過去の記事でも、生き物に関する展覧会を取り上げています。どれも、夏休み中に開催しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
虫好き集まれ! 大昆虫博【だいこんちゅうはく】(2010/06/25)
草原の五畜とは? 横浜ユーラシア文化館へ(2010/05/28)

2010年7月22日

御苑の福猫

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ノネコ画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区 【2010.07.07】

2010年7月 4日

ミッドタウンの福猫

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六本木、防衛庁跡のミッドタウンに隣接している公園の福猫ちゃんです。美猫ですね。 ノネコ画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 港区【2010.06.19】

2010年6月27日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区 【2010.06.01】

図鑑↓↓↓↓↓には、コアオハナムグリが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

2010年6月22日

読谷村の福猫

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読谷村の福猫。子供たちはいませんでした。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄県 読谷村【2010.04.24】

2010年6月 8日

ノネコ

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus  
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沖縄県 糸満 【2010.04.24】

2010年5月28日

草原の五畜【ごちく】とは? 横浜ユーラシア文化館へ



 「草原の五畜」という言葉を御存知でしょうか? 大概の方は、御存知ないでしょう。これは、ユーラシア大陸の草原の遊牧民について使われる言葉です。遊牧民が、主に飼う五種類の家畜を指します。五種類とも、草を食べるもの(草食獣)です。
 その五種類とは、ウマ(馬)・ウシ(牛)・ラクダ(駱駝)・ヤギ(山羊)・ヒツジ(羊)です。どれも、遊牧民にとって大切な家畜です。
 とはいえ、どの遊牧民もこれら五種類を、すべて飼っているとは限りません。地域や民族により、飼う種類や飼い方が違います。
 ラクダを、例に挙げてみましょう。ラクダは、砂漠に適応した生き物です。逆に言えば、砂漠でないところには、適していません。ですから、砂漠といえるほど乾燥していない地域では、ラクダが飼われることは少ないです。
 現在、生きているラクダには二種います。ヒトコブラクダとフタコブラクダです。名のとおり、背中のこぶが一つなのが、ヒトコブラクダです。二つなのが、フタコブラクダです。どちらの種も砂漠の遊牧民に飼われます。
 ヒトコブラクダと、フタコブラクダとでは、飼われる地域が違います。それは、なぜでしょうか? この答えは、以下の博物館にあります。
 横浜ユーラシア文化館で、現在『遊牧世界の造形―人と暮らす動物たち―』という展覧会を開催中です。これは、前記の「草原の五畜」を紹介する展覧会です。遊牧民の家財道具や装飾品の中で、どのように「五畜」が表現されてきたかに、焦点が当てられています。
 家畜について、詳細な説明が欲しい方には、やや、もの足りないかも知れません。けれども、日常の道具に、ひんぱんに「五畜」が造形されてきたことはわかると思います。それは、遊牧民の生活が、「五畜」と密着していることを示します。
 日本には、遊牧の文化がありませんね。この展覧会は、日本で遊牧の文化に触れられる、珍しい機会です。解説板をしっかり読むと、「五畜」について、理解しやすくなります。

 展覧会『遊牧世界の造形―人と暮らす動物たち―』については、以下のページに載っています。
『遊牧世界の造形―人と暮らす動物たち―』(横浜ユーラシア文化館の公式サイト内)

 過去の記事でも、現在、開催中の、生き物に関する展覧会を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
英国ボタニカル・アート 美しき植物の記録(2010/05/13)※会期は5/30(日)までです。
大哺乳類展【だいほにゅうるいてん】 ―陸のなかまたち(2010/03/25) ※会期は6/13(日)までです。

2010年5月22日

チビちゃん 

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チビちゃん。レストランの福猫。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus  
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沖縄県 北谷 【2010.04.24】

2010年5月 3日

食虫目【しょくちゅうもく】とは、どんな哺乳類?

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 生物学の世界では、時々分類が変わります。はなはだしい場合には、一つの分類グループが、まるごとなくなることもあります。「そんなことがあるの?」と、びっくりですね。例として、実際に消えた分類グループを挙げてみましょう。
 食虫目【しょくちゅうもく】とは、哺乳類の中にあった分類グループです。正確には、哺乳綱【ほにゅうこう】食虫目という分類グループでした。
 食虫目に属するとされていたのは、モグラ、トガリネズミ、ハリネズミ、テンレックなどです。「○○ネズミ」という種名のものが多いですが、普通のネズミとは遠縁です。普通のネズミは、齧歯目【げっしもく】に属します。
 一九七〇年代から、食虫目の分類には議論がありました。この頃から、食虫目の解体が始まります。「そもそも、食虫目という名がふさわしくない」という意見があり、無盲腸目【むもうちょうもく】という名が提唱されました。
 けれども、無盲腸目の名は、普及しませんでした。普及する前に、目【もく】の解体が進んだからです。一九八〇年代以降、分子生物学の発達が分類を組み替えました。
 かつての食虫目(あるいは、無盲腸目)は、三つの目【もく】に分割されました。テンレック目【もく】、トガリネズミ目【もく】、ハリネズミ目【もく】です。テンレック目は、アフリカトガリネズミ目【もく】とも呼ばれます。
 これらの目【もく】のうち、日本に分布するのはトガリネズミ目だけです。アズマモグラ、ヒミズ、ジネズミ、ジャコウネズミなどが日本にいるトガリネズミ目です。
 日本の哺乳類のうち、昔の食虫目について知りたいなら、トガリネズミ目を調べればよいわけですね。ところが、それで話は終わりません。
 研究されるにつれ、「トガリネズミ目は、一つの目【もく】にするほどのまとまりがない」と言われるようになりました。例えば、「モグラの仲間とジネズミの仲間とは、目【もく】を分けるほどの差がある」というのです。現在のトガリネズミ目も近い将来、分類が変わるでしょう。生物学の発展には、目が離せません。


図鑑↓↓↓↓↓には、元・食虫目【もと・しょくちゅうもく】のオオアシトガリネズミ、カワネズミ、サドモグラ、ミズラモグラなどが載っています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
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過去の記事でも、元・食虫目【もと・しょくちゅうもく】の生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
タンザニアで、新種の哺乳類を発見(2008/04/16)
ネズミでないネズミがいる?(2007/12/21)
日本はモグラの標本国?(2007/01/26)
などです。

2010年4月29日

御苑の福猫

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御苑の福猫 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2010.04.13】

2010年3月28日

ノネコ

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ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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東京都 文京区【2010.02.25】

2010年3月26日

水族館にいないイルカとは?

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 日本には、水族館がたくさんありますね。島国だからでしょう。どこの水族館でも人気なのがイルカです。皆さんも、きっと見たことがおありでしょう。
 イルカの種数は、三十から四十種ほどといわれます。それらのうち、水族館で見られるのはごく一部です。ほとんどが、ハンドウイルカ(バンドウイルカ)という種です。
 他に、カマイルカ、シロイルカなども飼われます。普通に飼われるイルカは、せいぜい五種くらいです。人気があるのに、なぜ、飼われる種が少ないのでしょうか?
 理由は、いくつかあります。最も大きな理由は、飼育が難しいことでしょう。
 生態がわからない生き物は、飼うのが難しいです。つまり、イルカの仲間は、生態がわからない種が多いのです。ハンドウイルカは、例外的な存在です。
 水族館にいないイルカが、必ずしも絶滅に瀕しているわけではありません。例えば、マイルカ、スジイルカなどは、数が多いイルカです。でも、水族館では見ませんね。
 数が多いなら、観察の機会が多いはずです。なぜ、生態がわからないのでしょうか?
 一つには、生息海域の問題です。外洋性のイルカは、観察される機会が少ないです。スジイルカは、これに当たります。マイルカも、外洋にいることが多いようです。沿岸に棲むイルカの種は、そう多くありません。
 スジイルカとマイルカは、外洋で一緒にいることがあります。どちらの種も、百頭を越える大きな群れを作ります。群れの仕組みは、まだ、わかっていません。
 スジイルカやマイルカは、飼育されたこともあります。けれども、長生きはできませんでした。水族館での生活は、自然の生活とは違いすぎるからでしょう。
 彼らにとっては、広い外洋で何百頭もの仲間と一緒にいるのが「自然」です。水族館で、そんな環境を再現するのは不可能ですね。
 普通は見られない生き物を間近で見てみたい。そういう気持ちは私にもあります。水族館や動物園は、そのような夢を叶えてくれます。だからといって、必要以上に生き物を苦しめることはしたくありませんね。


図鑑↓↓↓↓↓には、スジイルカなどが載っています。
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 過去の記事でも、イルカについて取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
新種のエイ、新種のイルカを発見(2008/8/26)
揚子江【ようすこう】に、イルカはいるか?(2008/06/24)
イルカがクジラを救助した!?(2008/03/15)
イルカは淡水で暮らせない?(2007/09/05)
などです。

2010年3月25日

大哺乳類展【だいほにゅうるいてん】 ―陸のなかまたち



 東京・上野の国立科学博物館へ、行ってまいりました。「大哺乳類展 ―陸のなかまたち」という展覧会を観てきました。
 この展覧会は、哺乳類の歴史をたどることから始まります。とても貴重な初期の哺乳類の化石が観られます。
 また、現生の哺乳類のうち、原始的なものの骨格と、進化が進んだものの骨格と、爬虫類【はちゅうるい】の骨格とが並んで展示されています。比べることで、爬虫類からどのように哺乳類が進化してきたのか、わかりやすくなっています。
 他にも、哺乳類の骨格標本がたっぷりです。「普段、見ている哺乳類の骨格が、こんなふうなのか」と、驚きがあります。骨格を見ると「コウモリの翼とは手なんだ」とか「アリクイの口には歯がない」といったことが納得できます。
 骨ばかりでは面白くないですか? そういう方も安心です。まるで生きているような、剥製【はくせい】標本もたっぷり観られます。
 剥製には、悪い印象を持つ方も多いですね。つやのない毛並みや「死んだ眼」などが、不気味だからでしょう。この展覧会の剥製は、そういった物とは、明らかに違います。ぱっと見ただけでは、生きているものと区別が付かないほどです。
 この展覧会は、視るだけではありません。触ったり、匂いをかいだりして楽しむこともできます。例えば、何種もの哺乳類の毛皮に触れるコーナーがあります。「寒いところの哺乳類が毛が厚い」ことを実感できます。トナカイの角やサイの角にも触ることができます。こんな機会でもなければ、一生、触れませんよね。
 匂いは? なんと、さまざまな哺乳類の糞の匂いを、かぎ比べることができます!
 ちなみに、会場は、臭【くさ】くありません。糞の標本には、蓋【ふた】がされているからです。私も、実際にかいでみました。思ったよりどの糞も、臭くありません。
 ただ、一種だけ臭いと思った糞がありました。どの種でしょうか? これは、ぜひ、会場で確かめて下さい(笑)

図鑑↓↓↓↓↓には、日本の哺乳類が、八十種以上掲載されています。
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2010年2月22日

猫の日

平成22年2月22日!!猫の日。過去ログから。 ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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沖縄、東京【2009.12~2010.01】

2010年2月 9日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ 
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2010.01.20】

2010年2月 8日

天然記念物なのに、絶滅しそうなのは、なぜ?

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 天然記念物という言葉を聞いたことがおありでしょう。貴重な動物や植物、鉱物が指定されます。有名なものには、ツシマヤマネコ、ヤンバルクイナなどがいます。
 天然記念物に指定されると捕獲・採集などが禁止されます。保護されるわけですね。
 ここで、不思議に思った人はいませんか? 保護されているのなら、なぜ、ツシマヤマネコやヤンバルクイナは「絶滅しそうだ」と騒がれるのでしょうか?
 じつは、日本の「天然記念物」という制度には不備が多いのです。できた時代が、古いためです。もちろん、良いところもありますが。
 天然記念物には、国が指定するものと地方自治体が指定するものとがあります。ここでは、国が指定するものについて説明します。
 天然記念物は「文化財保護法」という法律に基づく制度です。法律の名に、注目して下さい。「文化財」です。「生き物」や「動植物」ではありません。
 「文化財」とは、人間が手を入れたものですね。そもそも、この法律は「人間が手を入れたものを保護する」のが目的です。自然の生き物を保護する目的にはそぐいません。
 この法律ができたのは、一九五〇年です。この法律の前身となる法律が、一九一九年にできています。じつに、大正九年のことです。この頃の古い考えを法律は引きずっています。現在の考えでは「天然」とは言いがたいものが、天然記念物に含まれます。
 例えば、「日本犬」が天然記念物に指定されています。普通にいる柴犬も天然記念物です。捕獲禁止のはずの天然記念物が、飼われているなんてびっくりですね。
 昔は、家畜であろうと野生動物であろうと「生き物」は、一くくりにされたのでしょう。家畜は家畜で、保護するべきだと思います。けれども、野生動物と家畜とを同じ基準で保護するのは無理がありますね。今のままの法律では不自由です。
 法律を変えるのは、大変なことです。国民の同意がなければ、変えてはいけないものでしょう。でも、良い方向へ変えるなら、国民の同意が得られるのではないでしょうか。


図鑑↓↓↓↓↓には、ツシマヤマネコ、ヤンバルクイナなどたくさんの天然記念物が掲載されています。
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 過去の記事で、天然記念物に指定された生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
カメの腹筋? セマルハコガメ(2009/09/28)
貝に卵を産む? 不思議な魚たち(2007/03/30)※国指定の天然記念物のミヤコタナゴを取り上げています。
ヤンバルクイナは絶滅寸前?(2006/10/2)
天然記念物というものはどういうものですか?(2006/03/28)
などです。

2010年1月22日

かわいい悪魔? イイズナ

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 今回は、とてもかわいい生き物を紹介しましょう。イイズナです。哺乳類の一種です。日本では、東北地方の一部と、北海道に分布します。
 イイズナのかわいさは、まず、体が小さいことにあります。全長が、20cmほどしかありません。ハツカネズミと、あまり変わらない大きさです。ただ、胴が長い体型のため、ハツカネズミよりは大きく見えます。ネズミは、尾が長いですからね。
 つぶらな瞳の顔も、かわいいです。最近、ペットとして人気の、フェレットに似ます。
 イイズナの体色は、夏と冬とで違います。夏は、背が茶色で、腹が白です。冬は、全身、白くなります。この体色も、かわいさを増しています。
 こんなにかわいいイイズナは、何を食べるのでしょう? じつは、彼らは肉食です。自分と同じくらいの大きさの、野ネズミなどを襲って食べます。すばしこいため、小鳥さえ、捕らえることができます。見た目に似合わない獰猛【どうもう】さです。
 イイズナは、日本だけでなく、ユーラシア大陸と、北米に、広く分布します。食肉目【しょくにくもく】イタチ科に属します。最小のイタチ、といえるでしょう。イタチ科どころか、肉食性の哺乳類の中で、最小だといわれます。つまり、世界最小の肉食獣です。
 イイズナと似たものに、オコジョがいます。オコジョも、イタチ科の肉食獣です。夏と冬で、体色が変わるのも、同じです。けれども、オコジョとイイズナとは、別種です。
 日本のイイズナは、数が少ないです。特に、本州のイイズナは、絶滅のおそれがあります。加えて、体が小さいため、目撃するのは難しいです。このためか、昔の日本では、謎めいた生き物とされたようです。妖怪のように見られたこともありました。
 外見と性質とのギャップが、イイズナを「妖怪」に見せたのかも知れません。もちろん、実在のイイズナは、小さいだけで、普通の肉食獣です。妖怪ではありません(笑)
 イイズナは、比較的、寒いところに棲みます。現在の日本のように、高温化の傾向があるところでは、棲みにくいでしょう。高温化の責任が、人間にあるとすれば、イイズナの未来も、人間にかかっています。日本のイイズナを、滅ぼしたくありませんね。


図鑑↓↓↓↓↓には、イイズナが掲載されています。
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 過去の記事でも、イイズナと同じく、イタチ科の哺乳類を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
冬に黄色くなる? テン(貂)の謎(2008/12/15)
白貂【しろてん】の正体はオコジョ?(2008/02/01)

2010年1月 7日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2009.12.12】

2010年1月 2日

沖縄の美猫2、親仔

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄県 豊見城【2009.12.19】

2009年12月27日

沖縄の美猫

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この日は、沖縄も寒い一日でした。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄県 豊見城【2009.12.19】

2009年12月18日

リスも冬眠する?

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 冬、両生類や爬虫類は冬眠しますね。哺乳類の中にも冬眠するものがいます。
 例えば、リスの仲間です。シマリスを飼う方なら御存知でしょう。シマリスは冬眠しますね。すべてのリスが冬眠するのでしょうか? そうとは限りません。
 ここでは、日本に分布するリスについて説明しましょう。
 日本に自然分布するリスは、エゾリス、エゾシマリス、ニホンリスの三種です。このうち冬眠するのは、エゾシマリスだけです。日本の北海道だけに分布するリスです。
 エゾシマリスは、シベリアシマリスの亜種です。シベリアシマリスは、ユーラシア大陸の東部に分布します。ペットショップで売られるのは、同じシベリアシマリスの中の別の亜種です。チョウセンシマリスという亜種だといわれます。
 シベリアシマリスは、どの亜種であろうと冬眠するようです。冬眠とはいえ、両生類や爬虫類のように、完全に眠ってしまうわけではありません。巣の中に食べ物を貯めて、それで春まで過ごします。冬眠というより、巣ごもりというほうが近いです。
 エゾシマリスが巣ごもりするのは、北海道が寒いからでしょうか? 理由の一つとしてそれはあるでしょう。けれども寒くても、巣ごもりしないリスもいます。
 エゾリスは、同じ北海道に分布するのに巣ごもりしません。冬でも、外に出て活動します。ニホンリスも、巣ごもりしません。ニホンリスは、日本の本州以南に分布します。本州以南でも、寒いところはありますよね。それでも、巣ごもりしません。
 厳しい冬、エゾリスやニホンリスは、どうやって食べ物を得るのでしょうか?
 彼らは巣の中ではなく、外に食べ物を貯蔵します。特定の貯蔵庫があるわけではありません。あちこちに、ばらばらに食べ物を隠しておきます。秋までに貯めたものを、冬の間少しずつ食べます。
 同じ地域に棲んで分類上も同じリス科なのに、なぜ巣ごもりする種としない種がいるのでしょうか? 巣ごもりすることにも、しないことにもそれぞれ、利点と欠点があります。どちらの利点を重視するかにより、棲み分けているのではないでしょうか。


図鑑↓↓↓↓↓には、キタリス(エゾリス)、シマリス(エゾシマリス)、ニホンリスが掲載されています。
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 過去の記事でも、リスの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
妖怪が空を飛ぶ? ムササビ(2007/08/10)
モモンガとムササビはどう違う?(2006/12/15)

2009年12月12日

御苑の福猫

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御苑の福猫 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2009.11.18】

2009年11月29日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2009.11.18】

2009年11月14日

御苑の福猫

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京都 新宿区【2009.10.16】

2009年10月26日

オガサワラオオコウモリは、小笠原唯一の哺乳類?

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 小笠原諸島には、貴重な生き物がたくさんいます。オガサワラオオコウモリは、その一種です。コウモリの仲間ですね。オオコウモリという、大型のコウモリ類です。
 オガサワラオオコウモリは、名のとおり、小笠原諸島と、硫黄【いおう】列島でしか、分布が確認されていません。世界中で、ここにしかいない種です。
 これだけでも、貴重な種だとわかりますね。他にも、オガサワラオオコウモリには、貴重な点があります。小笠原の陸地に自然分布する、唯一の哺乳類なのです。(もちろん、ヒトは、小笠原に住んでいます。人為的に持ち込まれたヤギなどもいます)
 小笠原諸島は、歴史上、一度も、大陸や、大きな島とつながったことがありません。硫黄列島もそうです。このような島を、大洋島、海洋島などと呼びます。海洋島では、哺乳類が少ないです。多くの哺乳類は、海を渡れないからです。
 数少ない例外が、コウモリです。コウモリは、空を飛べますね。おかげで、海洋島へも渡ることができます。クジラなどの海生哺乳類も、例外のうちです。
 飛べるという点では、鳥や昆虫も同じですね。このため、海洋島の陸地では、コウモリと鳥と昆虫とが、栄えることが多いです。逆に言えば、コウモリと鳥と昆虫ばかりが栄えている島があったら、その島は、海洋島である可能性が高いです。
 オガサワラオオコウモリは、小笠原諸島と硫黄列島の歴史を証明する存在といえます。長い間、唯一の陸生哺乳類として、島々で暮らしてきました。
 残念なことに、オガサワラオオコウモリの数は、減っています。その原因は、いくつもあります。現地では、農作物を荒らす害獣として、嫌われていることも一つです。
 オガサワラオオコウモリは、果実や、花の蜜を食べます。果樹などを食い荒らしてしまうわけですね。被害を受けるほうにしてみれば、たまったものではないでしょう。
 けれども、オガサワラオオコウモリとヒトとが、共存できないことはない、と思います。自然の中に、食べ物がたくさんあれば、彼らは、わざわざ、果樹園などには来ないでしょう。小笠原の自然を豊かにすることが、共存の鍵ですね。


図鑑↓↓↓↓↓には、オガサワラオオコウモリが掲載されています。
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 過去の記事でも、小笠原諸島の生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オオコウモリは、空飛ぶキツネ?(2009/02/20)
海中のオブジェ? パイプウニ(2007/11/16)
大洋に生きるオガサワラトカゲ(2007/11/09)
ヤシ? いいえシダの木です。マルハチ(2007/11/02)
などです。

2009年10月 2日

鳥の巣? いえ、カヤネズミの巣です

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 草むらで、鳥の巣らしきものを、見つけたことがありませんか?
 それは、河川敷のヨシ原や、ススキの原にあるかも知れません。草の茎の途中に、小さな球形の巣が付いていることがあります。草を編んで作られています。
 これは、鳥の巣でしょうか? そういう場合もあります。けれども、鳥ではないこともあります。ネズミの一種も、このような巣を作るのです。カヤネズミという種です。
 カヤネズミは、日本最小のネズミといわれます。尾の長さまで入れても、全長は10cm未満です。体重は、15gもありません。世界でも、最小級のネズミです。
 ちなみに、カヤネズミは、日本最小の哺乳類ではありません。コウモリの仲間に、もっと小さいものがいます。日本最小の哺乳類は、クロホオヒゲコウモリでは、といわれます。
 生き物にとって、体が小さいことには、意味があります。体が小さければ、棲める場所が広がります。食べ物も、少なくて済みますね。
 例えば、カヤネズミは、細い草の茎にも、するすると登れます。草の茎に、小さな巣を作りつけることもできます。こういった技がなければ、草むらには棲めませんね。
 カヤネズミは、人家に入ってきません。ヒトには、害を与えないネズミです。
 カヤネズミの存在は、昔から知られていました。彼らが棲むような草原は、昔は、大事なところだったからです。昔の日本人は、かや(ススキやチガヤなど、イネ科の草の総称)を、さまざまに利用しました。かやの供給源として、草原を維持・管理していました。
 しかし、現在の日本では、かやを利用することなど、ほとんどありませんね。かつて維持・管理された草原は、どんどん姿を消しました。このため、カヤネズミのすみかは、ひどく減りました。絶滅してしまった地域もあります。
 カヤネズミの生態には、謎が多いです。小さすぎるために、観察が大変なのですね。でも、前記のように、小さいことには、利点もあります。狭い草原でも、カヤネズミが棲んでいるかも知れません。河川敷のかやの原などは、可能性が高いです。
 かやの原を見つけたら、カヤネズミの巣をそっと、探してみる価値がありそうです。
 「全国カヤネズミ・ネットワーク」という団体が、カヤネズミの調査をしています。カヤネズミの巣を発見された方は、以下のウェブサイトへ報告すると、喜ばれます。
全国カヤネズミ・ネットワーク


図鑑↓↓↓↓↓には、カヤネズミが掲載されています。また、カヤネズミより小さいクロホオヒゲコウモリも載っています。
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 過去の記事でも、ネズミの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
フィリピンで、ネズミの新種を発見(2009/02/26)
再発見! オキナワトゲネズミ(2008/03/07)
水辺の巨大な鼠【ねずみ】の正体は?(2008/01/19)
などです。

2009年9月30日

楽しい樹洞【じゅどう】の展覧会

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 秋の行楽シーズンですね。たとえ天気が悪くても、楽しめる催しがあります。神奈川県小田原市で開催中の『木の洞【うろ】をのぞいてみたら』も、その一つです。
 これは、生命の星・地球博物館で開催されている特別展です。『樹洞の生きものたち』という副題が付いています。
 樹洞【じゅどう】とは、木に開いた穴のことです。木が病気になったり、動物に掘られたりして開いたものです。木の洞【うろ】とも呼ばれます。
 樹洞には、思われている以上に、たくさんの生き物が棲みます。この展覧会では、その様子を、わかりやすく紹介しています。
 まず、博物館の入口に、大きな材木が置かれています。会場の真ん中にも、大きい材木があります。これは、本物の樹洞そのものを展示しています。
 会場内の材木には、触ることができます。実物の樹洞を、覗【のぞ】きこむこともできます。ぜひ、触って、覗いて、樹洞がどんなものか実感して下さい。
 会場の展示ケースは、なんと、多くの部分が覆われていて見えません(!)少しだけ、ガラスケースが見える部分があります。ちょうど、樹洞を覗くように、展示ケースを覗くためです。樹洞で暮らす生き物を、覗いている気分になれます。
 樹洞を利用する生き物のうち、あまり知られないものも紹介されています。
 例えば、アイフィンガーガエルというカエルです。このカエルは、樹洞にたまった水たまりにしか、産卵しません。幼生(おたまじゃくし)は、みな樹洞で育ちます。
 また、コブナシコブスジコガネという、昆虫の一種がいます。「コブナシ(瘤無し)」なのに「コブスジ(瘤筋)」の「コガネ」ムシという、名前からしておかしいですね。コブスジコガネ科の一種で、瘤【こぶ】がないことから、こんな種名が付きました。
 コブナシコブスジコガネは、つい最近まで、どこに棲むのかわかっていませんでした。じつは、「ある条件の樹洞に棲む」とわかったそうです。その樹洞とは......ぜひ、展覧会へ行って、確かめてみて下さい。

 特別展『木の洞【うろ】をのぞいてみたら』の情報は、以下のページに載っています。
木の洞をのぞいてみたら―樹洞のいきものたち―(生命の星・地球博物館のサイト内)


図鑑↓↓↓↓↓には、リスの仲間、キツツキの仲間など樹洞に棲む生き物が掲載されています。
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2009年9月23日

読谷、福猫家族 【動物愛護週間 2009.09.20-26】 

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読谷村の福猫家族。皆、元気でした!! ノネコ 画像
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沖縄県 読谷【2009.09.04】

2009年8月20日

地球と宇宙の環境科学展、お知らせ

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 夏休みの催しを、また一つ、見に行ってきました。『消えた生き物の謎と秘密』というものです。『地球と宇宙の環境科学展』という副題が付いています。東京のお台場近くの、日本科学未来館で、開催中です。
 この展覧会は、まず、地球の歴史をざっと振り返ります。その過程で、これまで地球に繁栄した生き物をいくつか紹介しています。
 古いところでは、今から六億年ほども昔の生物が解説されています。エディアカラ生物群と呼ばれる生物たちです。これの少し後に、有名なバージェス動物群が登場します。カンブリア紀(約五億四千五百万年前~約五億五百万年前)最強の動物とされるアノマロカリスが、巨大なロボットになって再現されています。
 その後には、海にしかいなかった生物が陸に上がったことが解説されています。そして、恐竜の登場と絶滅です。恐竜の代表として、ヴェロキラプトルとティラノサウルスのロボットが、迫力ある姿を見せてくれます。触れる化石もあります。
 現代に生きる生物たちも、たくさん紹介されています。アマミノクロウサギやツシマヤマネコの剥製【はくせい】標本があります。これらは、生きた姿を見るのが難しいですね。標本でも見られるのは幸運です。
 会場には、たくさんの解説板があります。すべての解説を読むと、かなり時間がかかります。解説をじっくり読みたい方は、時間に余裕を持って行きましょう。
 また、会場では、映像も多用されています。どれも興味深いので、つい、足を止めてしまいます。でも、これらの映像は、一つ一つが長いです。こちらも、うっかりすると時間が足りなくなります。「解説は苦手、映像だけ見たい」という方も、やはり時間には余裕を持ちましょう。
 個人的には、ヒトが滅ぼした生物の紹介に心を打たれました。「もう、彼らには会えないのか」と思うと、悲しくなります。絶滅鳥のドードーの模型など、よくできているだけに悲劇が際立ちます。「こんな悲劇を繰り返してはいけない」と、考えさせられました。

 展覧会『消えた生き物の謎と秘密』は、以下に公式サイトがあります。
~地球と宇宙の環境科学展~ 消えた生き物の謎と秘密

 過去の記事でも、夏休みのイベントを紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
写真展、昆虫4億年の旅(2009/07/22)

図鑑↓↓↓↓↓には、日本の生き物が、千八百種以上掲載されています。
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2009年8月15日

御苑の福猫

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御苑の福猫たち。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区 【2009.07.07】

2009年8月10日

タヌキは、腹鼓【はらつづみ】を打つか?

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 現代の日本人で、「タヌキ(狸)やキツネ(狐)が、ヒトに化ける」と本気で信じる人は、いないでしょう。けれども、つい数十年前までは、そのように信じる人が、多くいました。「タヌキが腹鼓を打つ」のも、本当のことだと、信じられたのです。
 タヌキの腹鼓【はらつづみ】を、御存知ですか? 昔の日本では、「タヌキが自分の腹を打って、音を出す」といわれました。これを、タヌキの腹鼓と呼びました。
 こんな話は、今の私たちには、おとぎ話にしか聞こえませんね。むろん、本当のことではありません。ところが、昔は、新聞に、そのような話が、載ったこともあります。
 それは、明治時代の話です。文明開化の世だったはずですね。でも、当時の新聞には、「人家の床下で、タヌキが腹鼓を打った」などという記事が、堂々と載っていました。
 一例を挙げてみましょう。明治十七年(西暦一八八四年)の『郵便報知新聞』に、タヌキの記事が載りました。ある家で飼われるタヌキが、腹鼓を打ったというのです。
 その家は、清水東谷という人の家でした。清水氏は、日本の写真師(写真家)の草分けの一人です。記事には、タヌキが腹鼓を打つ様子が、克明に書かれています。たいへん具体的なので、本当のことではないかと、ちょっと考えてしまいます。
 この「腹鼓を打つタヌキ」は、夜に、その様子を目撃されています。明治時代の夜は、今よりずっと、暗かったでしょう。電灯など、ありませんからね。家の中で、何かの音がしても、その正体を見極めるのは、難しいです。ごそごそ動くタヌキを見て、「腹鼓を打っている」と、勘違いしたのではないでしょうか。
 このような勘違いが起こったのは、「タヌキが腹鼓を打つ」という俗信があったからですね。俗信がなければ、ただ、「何かの音がする」で、終わったでしょう。
 こんな記事を書いたからといって、明治時代の人を、笑うことはできません。私たち自身、後世の人から見れば、同じことをやっているかも知れないからです。
 タヌキの生態は、明治時代に比べれば、解明されました。しかし、まだ、わからないことは多いです。科学的な態度とは、謙虚に、ものごとの本質を追うことだと思います。


図鑑↓↓↓↓↓には、タヌキが掲載されています。
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 過去の記事でも、生き物に関する俗信や怪談めいた話を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
チュパカブラ? ニホンオオカミ? 謎の生物の正体は(2009/03/30)
海中のイルミネーション? ヒカリボヤ(2007/12/10)
妖怪が空を飛ぶ? ムササビ(2007/08/10)
などです。

2009年7月28日

読谷村、ネコの親仔

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ネコの親仔。親仔共に美猫です。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 読谷村 【2009.7.22】

2009年7月14日

サルの新亜種と、サンショウウオの新種

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新種発見のニュースが二つありました。哺乳類と両生類のニュースです。

 哺乳類のほうは、サルの一亜種です。当初、新種と報道されましたが、後になって訂正報道がありました。新種ではなく、新「亜種」です。
 サルの新亜種が見つかったのは、ブラジルのアマゾン熱帯雨林です。オマキザル科のセマダラタマリンという種に含まれる、新しい亜種が見つかりました。
セマダラタマリンのラテン語の学名は、Saguinus fuscicollisです。
新亜種の学名は、Saguinus fuscicollis muraです。新亜種には、まだ、日本語名が付いていません。
 セマダラタマリン自体は、十九世紀に発見されています。名のとおり、背にまだら模様があります。新亜種は、この模様の部分が、普通のセマダラタマリンより広いようです。
 セマダラタマリンの新亜種については、以下に載っています。
再送:アマゾン熱帯雨林で新種の小型サルを発見(ロイター 2009/07/10)
アマゾンでの発見(米国の野生動物保護協会(WCS)のサイト内)※英文ですが、新亜種を描いた画像が見られます。

 両生類のほうは、サンショウウオの新種です。この新種のために、新しい属が作られました。つまり、新属新種の発見です。発見地は、米国のジョージア州です。
 新属新種のサンショウウオは、ラテン語の学名を、Urspelerpes bruceiと付けられました。日本語名は、まだ付いていません。アメリカサンショウウオ科に属します。
 この新種については、いくつか興味深いことがあります。
 一つは、米国で四足動物の新属が発見されるのは、五十年ぶりということです。先進国で、四足動物の新属となるとさすがにめったにありませんね。
 もう一つは、この種が、ジョージア州のアパラチア山脈付近で発見されたことです。アパラチア山脈の付近は、両生類に関しては、まるでガラパゴス諸島のようなところです。他のどこにもいない、珍しい種の両生類が多いのです。
 例えば、アンフューマ科の種は、みなアパラチア山脈付近に分布します。アンフューマ科は、両生類なのにウナギにそっくりです。同じように、細長い体を持つサイレン科の種も、この付近に分布します。
 なぜ、アパラチア山脈の付近に、特異的な両生類が多いのかは、まだわかっていません。ひょっとしたら、今回の新種がその謎を解く鍵になるかも知れませんね。
 新属新種のサンショウウオについては、以下に載っています。
最小クラス、サンショウウオの新種発見(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/07/09)
Urspelerpes brucei(Caudata Cultureのサイト内)※英文ですが、新属新種のサンショウウオの画像が、いくつも見られます。
などです。

2009年7月 4日

カワゴンドウの危機と、コウモリの新種

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 哺乳類について、二つのニュースがありました。良いニュースと悪いニュースです。

 先に、悪いニュースを片付けてしまいましょう。カワゴンドウというイルカの一種が、東南アジアのメコン川で絶滅の危機にあります。
 カワゴンドウは、河川の河口付近や海岸近くの海に棲みます。日本には、分布しません。インドや東南アジアに分布します。名前に「河」と付きますが、カワイルカの仲間(カワイルカ上科【じょうか】)ではありません。マイルカ科に属します。
 河川や海岸近くの海は、人間の活動が盛んですね。カワゴンドウにとっては、これが不運でした。人間による環境汚染が進んだのです。このため、生まれたばかりの子イルカが、次々に病死しています。子どもが育たなければ、種が絶滅するのは、明らかですね。
 カワゴンドウは、メコン川以外にも、広く分布します。けれども、メコン川以外でも、絶滅の危機にあるところが多いです。根本的な対策としては、汚染を除去するしかないでしょう。対策が取られる前に、絶滅しないことを祈ります。

 メコン川のカワゴンドウのニュースは、以下にあります。
メコン川のイルカ、絶滅寸前 70頭前後とWWF(北海道新聞 2009/06/18)
メコン川の淡水イルカ、水質汚染で絶滅寸前 WWF(AFPBBニュース 2009/06/18)
 過去の記事でも、絶滅に瀕したイルカや、淡水に棲むイルカを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
揚子江【ようすこう】に、イルカはいるか?(2008/06/24)
イルカは淡水で暮らせない?(2007/09/05)
伊勢湾のスナメリが危機に?(2007/06/12)
などです。

 もう一つは、良いニュースです。インド洋のコモロ諸島で、新種のコウモリが発見されました。日本語名は、「アレンユビナガコウモリ」となりそうです。ラテン語の学名は、Miniopterus aelleniです。これらの名は、まだ正式なものではないかも知れません。
 「アレンユビナガコウモリ」は、ヒナコウモリ科ユビナガコウモリ属に属します。この新種は、日本にはいませんが、近縁な種が日本に分布します。ユビナガコウモリなどの種です。同じユビナガコウモリ属に属します。
 この新種の特徴は、とても小さいことです。体重が5gしかありません。5kgではありませんよ。「5グラム」です。ヒトの親指ほどの大きさです。
 こんなに小さいのに、「アレンユビナガコウモリ」は、世界最小のコウモリではありません。世界最小と言われるのは、キティブタバナコウモリという種です。この種の体重は、1.5g(!)です。タイに分布する種です。
 今回の新種は、マダガスカルにも分布するそうです。今後のニュースにも、注目ですね。

 「アレンユビナガコウモリ」のニュースは、以下に載っています。
親指大のコウモリ、新種と判明(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/6/30)
シーラカンスの島に、新種の小さなコウモリ(Cryptomundo 2009/6/25)※英文ですが、新種コウモリの画像が、いくつか見られます。

図鑑↓↓↓↓↓には、「アレンユビナガコウモリ」と近縁なユビナガコウモリが掲載されています。
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 過去の記事でも、新種のコウモリや、今回の新種と近縁なユビナガコウモリなどを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
メコン川の流域で、千種以上の新種を発見(2008/12/18)
米国で、コウモリが、謎の大量死(2008/05/12)
コウモリと共存しよう、引越し大作戦(2008/04/28)
などです。

2009年7月 1日

渋谷の福猫

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渋谷の福猫、ななママと呼んでいます。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 渋谷区 【2009.06.29】

2009年6月11日

シロ【イヌ】

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シロ【イヌ】 画像
和名:イヌ
学名:Canis lupus familiaris
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沖縄 名護 【2009.06.06】

2009年6月 8日

どれがどの種? コウモリ(蝙蝠)の種名

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 コウモリを知らない人は、まず、いないでしょう。唯一、本当の意味で「空を飛ぶ」哺乳類ですね。けれども、コウモリの種や、生態は、ほとんどの人が、知りません。
 専門的には、コウモリとは、哺乳類の中の、翼手目【よくしゅもく】というグループを指します。翼手目には、全部で、九百種以上もの種が含まれます。日本だけでも、三十種以上が分布します。これらの種の見分けは、難しいです。似た種が多いためです。
 コウモリは、「種名」の見分けも、難しいです。似た「種名」が多いからです。以下に、日本のコウモリのうちで、紛らわしい例を挙げましょう。
 最も間違えやすいのは、「カグラコウモリ」と、「カグヤコウモリ」でしょう。この二種は、まったく違う種です。
 カグ「ラ」コウモリのほうは、石垣島、西表島などの、先島諸島にしか分布しません。カグラコウモリ科カグラコウモリ属に属します。この仲間は、暑い地域に分布します。
 カグ「ヤ」コウモリのほうは、北海道と本州に分布します。ヒナコウモリ科ホオヒゲコウモリ属に属します。この仲間は、熱帯から亜寒帯まで、広く分布しています。
 「クビワコウモリ」と、「クビワオオコウモリ」も、紛らわしいですね。
 クビワコウモリのほうは、日本の本州のごく一部にしか、分布しません。ヒナコウモリ科クビワコウモリ属に属します。
 クビワ「オオ」コウモリのほうは、南西諸島に分布します。オオコウモリ科オオコウモリ属に属します。「オオコウモリの仲間で、首輪のような模様がある」ことから、クビワ「オオコウモリ」と名づけられました。
 ややこしいことに、「オオクビワコウモリ」という種もいます。これは、外国の種です。北米から南米にかけて、広く分布します。クビワコウモリ属に属します。「大型のクビワコウモリである」ことから、オオ「クビワコウモリ」とされました。
 コウモリに限らず、生き物の名前には、紛らわしいものが、少なくありません。図鑑などで調べる時には、注意が必要ですね。



図鑑↓↓↓↓↓には、クビワ「オオ」コウモリ、アブラコウモリ、ヒナコウモリなど、日本のコウモリが十種以上掲載されています。
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 過去の記事でも、コウモリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
オオコウモリは、空飛ぶキツネ?(2009/02/20)
引越しは嫌い? ヒナコウモリ(2008/09/19)
虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)
などです。

2009年6月 6日

福猫たち

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ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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沖縄/東京 【2008~2009.4.15】

2009年4月22日

福猫たち

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和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区/港区 【2009.04.07~11】

2009年3月30日

チュパカブラ? ニホンオオカミ? 謎の生物の正体は

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 二〇〇七年の七月、米国から、興味深いニュースが届きました。「謎の生物、チュパカブラの死体が発見された」というのです。
 チュパカブラとは、いわば、米国の「妖怪」です。目撃談がいくつもあります。が、実在する動物というよりは、幻獣です。でも、死体が見つかったとなれば、実在が証明されたことになりますね。このニュースの続報が、二〇〇七年の十一月に、ありました。
 残念ながら、それは、コヨーテの死体でした。コヨーテは、米国では、平凡な生き物です。なぜ、それが、チュパカブラだと思われたのでしょうか?
 写真を見ると、その死体には、ほとんど体毛がありません。コヨーテとは、まるで違う生き物に見えます。未知の生物だと思われたのは、無理もありません。
 おそらく、このコヨーテは、皮膚病にかかったものと考えられます。疥癬【かいせん】という病気ではないでしょうか。この病気にかかると、体毛が抜け落ちます。
 時おり、日本で、疥癬にかかったタヌキが話題になります。そのようなタヌキは、タヌキに見えないことが多いです。体毛が抜けてしまうからです。よく知られた生物なのに、未知の宇宙生物か、妖怪のように見えることが、少なくありません。
 疥癬にかかるのは、タヌキばかりではありません。二〇〇七年には、九州で、疥癬と思われるキツネが撮影されました。この写真も、ちょっと、キツネとは違う生き物に見えます。「ニホンオオカミでは?」と、一部で騒がれました。
 皮膚病の動物は、世界各地で、似た騒動を起こしているようです。見慣れた哺乳類でも、毛がなくなると、まるで知らないものに見えます。それぞれの土地で、言い伝えられる「妖怪」や「未確認生物」に見えるのでしょう。
 野生動物に病気がはやるのは、自然の環境が乱れている時です。近年では、人間が、自然環境を乱すことが多いですね。チュパカブラなどの「幻獣」騒動は、「これ以上、自然を乱すな」という警告かも知れません。

 「チュパカブラの死体を調査」のニュースは、以下にあります。
 チュパカブラの死骸が発見? テキサス州立大学でDNA鑑定が実施(technobahn 2007/11/05)
 チュパカブラの死骸が発見? テキサス州立大学でDNA鑑定が実施(technobahn 2007/11/05)
 「ニホンオオカミのように見えるキツネ」の画像は、以下のサイトにあります。
 撮った謎の動物...実は「皮膚病のキツネ」 熊本県五木村で記者が遭遇(西日本新聞 2007/10/20)
 「皮膚病にかかったタヌキ」の画像は、以下のサイトで見られます。タヌキとは思えない、異様な姿です。こんな目に遭う野生動物は、減らしたいですね。
 皮膚病のタヌキ(マリ助のWebサイト)
 皮膚病のタヌキ(自然案内舎 有限会社クラバード)
 全身毛の抜けたタヌキ・・・野生動物に広がる疥癬症(livedoorニュース 2008/04/02)

2009年3月22日

御苑の福猫

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 皆に、大切にされている御苑の福猫ちゃん。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿  【2009.03.05】


2009年3月12日

女装するトカゲと、男装するサル




 興味深いニュースが、二つ、飛び込んできました。生き物の性差について、考えさせられるニュースです。一つは爬虫類の話で、もう一つは、哺乳類の話です。
 爬虫類のほうは、トカゲのニュースです。南アフリカに分布するトカゲの一種が、「女装」することがわかりました。若い雄【オス】が、雌【メス】のふりをするのです。
 この種には、日本語名がありません。ラテン語の学名は、Platysaurus broadleyiです。ヨロイトカゲ科ヒラタトカゲ属に属します。「ヒラタトカゲの一種」といえます。
 この種の成熟した雄は、鮮やかな体色になります。たいへん美しいので、ぜひ、ニュースのリンク先の画像を御覧下さい。雌は、地味な薄茶色っぽい体色です。
 このトカゲは、雌を得るために、雄同士で闘争します。闘いでは、未熟な雄より、成熟した雄のほうが有利です。体が大きいからです。下手をすると、未熟な雄は、殺される可能性があります。
 そこで、未熟な雄は、「女装」します。雌と同じ、地味な体色になります。こうすれば、成熟した雄に、雌だと勘違いしてもらえるからです。
 これと似たニュースが、哺乳類についても、ありました。こちらは、サルの一種です。原猿類【げんえんるい】と呼ばれる、原始的なサルの仲間です。
 この種の日本語名は、アカビタイキツネザルです。霊長目【れいちょうもく】キツネザル科キツネザル属に属します。アフリカの東の島国、マダガスカルに分布します。
 アカビタイキツネザルは、若い雌が、雄のふりをします。前記のヒラタトカゲと逆ですね。これは、雄と雌の役割が、逆だからです。
 アカビタイキツネザルでは、雌【メス】同士が、雄をめぐって争います。未熟な雌は、やはり、成熟した雌より不利です。このため、未熟な雌は、雄と同じ体色になります。「男装」するわけです。これで、成熟した雌の攻撃を避けられる、とわかりました。
 生き物の世界には、面白い生態が、たくさんありますね。


 「女装」するトカゲのニュースは、以下にあります。
 攻撃を避けるため「女装」するトカゲ、南アフリカ(AFPBBニュース 2009/03/04)


 「男装」するサルのニュースは、以下にあります。
 "男装"して争いを避けるキツネザルのメス(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/07/24)
 過去の記事で、雄と雌の体色が極端に違ったり、雄と雌の役割が逆転したりしている生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 キジのお父さんも楽じゃない?(2007/04/16)
 子育てに張り切るお父さん、タマシギ(20060/6/17)
 鴛鴦(オシドリ)は本当におしどり夫婦か?(2006/03/06)などです。

2009年2月26日

フィリピンで、ネズミの新種を発見

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 新種発見のニュースです。今度は、ネズミの一種です。フィリピンのミンダナオ島で発見されました。ミンダナオ島の、ハミギタン山に分布します。
 この種には、まだ、日本語名が付いていません。ラテン語の学名は、Batomys hamiguitanと付けられました。生息地のハミギタン山にちなんだ名ですね。この新種は、齧歯目【げっしもく】ネズミ科ネズミ亜科ルソンモリネズミ属に属します。
 ルソンモリネズミ属は、すべて、フィリピンに分布する種ばかりです。例えば、ルソンモリネズミは、ルソン島でしか分布が確認されていません。今回の新種と同じミンダナオ島には、ミンダナオモリネズミが分布します。ミンダナオモリネズミは、レイテ島でも、分布が確認されています。
 紛らわしいことに、ルソンネズミ属という分類のグループもあります。今回の新種が属するのは、ルソン"モリ"ネズミ属のほうです。
 今回の新種は、ハミギタン山の小さな森でしか生息が確認されていません。ここが、世界で唯一の生息地という可能性があります。この森が失われたら、この新種は、地球から姿を消すことになるでしょう。
 今回の新種に限らず、ルソンモリネズミ属は、全種の数が少ないです。森が伐り開かれたりすれば、すぐ絶滅しかねません。ルソンモリネズミも、ミンダナオモリネズミも、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(2006年版)に挙げられています。
 じつは、今回の新種は、2006年に発見されていたそうです。けれども、本当に新種かどうか、確認するのに時間がかかりました。正式に、新種として学名が付いたのは、2008年になってからです。
 ミンダナオ島の固有種の哺乳類は、今のところこのネズミ一種だけです。しかし、今後もそうだとは限りません。ミンダナオ島は、未調査の地域が多いからです。「調査が進めば、他にも新種の発見があるだろう」といわれます。
 このような未調査の地域は、野生をそのままに残して欲しいですね。
 ミンダナオ島の新種ネズミのニュースは、以下にあります。
 ミンダナオ島のネズミ、新種と認定(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2009/02/19



図鑑↓↓↓↓↓には、ネズミの仲間である齧歯目【げっしもく】が、二十種ほど載っています。
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 過去の記事でも、別のネズミの発見や、再発見を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ネットで、知りたいことを上手に知るには? 上級編(2008/07/28)
 再発見!オキナワトゲネズミ(2008/03/07)
 インドネシアのパプアで、新種の哺乳類を発見(2007/12/19)
 新種発見!トゲネズミ(2006/7/10)


2009年2月22日

猫の日

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 2月22日、猫の日。  ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区、港区 【2008~2009】


2009年2月20日

オオコウモリは、空飛ぶキツネ?

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 コウモリ(蝙蝠)には、たくさんの種がいます。日本にも多くの種が分布します。
 日本のコウモリは、ほとんどが小型の種です。翼を縮めれば、ヒトの掌【てのひら】にすっぽり入ってしまうくらいです。けれども中には大型の種もいます。
 それは、オオコウモリの仲間です。日本では、小笠原諸島と南西諸島に分布します。
 名のとおり、オオコウモリは、大型のコウモリ類です。専門的には、翼手目【よくしゅもく】というグループの中の大翼手亜目【だいよくしゅあもく】に属します。
 普通のコウモリは、翼手目の中の小翼手亜目【しょうよくしゅあもく】に属します。日本の内地にいるコウモリは、みなこちらのグル-プです。
 オオコウモリと、普通のコウモリとは大きさ以外にも違いがあります。分布、食性、飛び方などです。差がわかりやすいのは、分布と食性ですね。
 オオコウモリの仲間は、熱帯から亜熱帯に分布します。寒さに弱いのですね。普通のコウモリは、亜寒帯にまで分布します。
 食性は、オオコウモリが植物食です。果実や花の蜜を食べます。普通のコウモリは、動物食が多いです(例外もあります)。日本に分布する種は、主に昆虫を食べます。
 英語では、オオコウモリの仲間をflying foxと呼びます。「空飛ぶキツネ」という意味ですね。キツネとは遠縁なのに、なぜ、オオコウモリが「飛ぶキツネ」なのでしょう?
 理由は、オオコウモリの顔が、キツネに似るからです。尖った顔なのですね。この顔は、オオコウモリの食性と関係しています。
 果実は、丸いのでくわえにくいです。しかし、オオコウモリは手が使えません。翼になっているからですね。口だけでうまく果実をくわえるには?
 口を長くすれば、くわえる部分が多くなりますね。しっかりとくわえられます。口を長くした結果、オオコウモリの顔は突き出して「キツネ顔」になりました。
 日本には、二種の「キツネ顔」コウモリがいます。オガサワラオオコウモリとクビワオオコウモリです。いつまでも、そのユニークな顔が見られるようにしたいですね。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、オガサワラオオコウモリとクビワオオコウモリが掲載されています。
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 過去の記事でも、コウモリの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 引越しは嫌い? ヒナコウモリ(2008/09/19)
 米国で、コウモリが、謎の大量死(2008/05/12) 
 コウモリと共存しよう、引越し大作戦(2008/04/28)
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)などです。


2009年2月 8日

御苑の福猫

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 幸せそうな福猫ちゃん。ご飯を狙っているカラスを見張ってる? ノネコ 画像 
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区  【2009.01.24】
  

2009年1月18日

銀猫

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 御苑の野鳥を観察できる池に、銀色のネコがいました。君がいると鳥さんが来ないよ~^^。
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和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿区  【2009.01.07】
  


2009年1月 9日

カモシカは、鹿? それとも、牛?

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 以前、ここのブログで、「和牛」を取り上げましたね。(和牛は「日本のウシ」ではない?) 日本には、本当の意味での野生ウシはいない、と、そこで書きました。
 けれども、日本には、「ウシ科」の野生動物がいます。ニホンカモシカです。
 「えっ! カモシカは、シカじゃないの?」と思う方が、多いでしょう。ニホンカモシカは、ニホンジカより、ウシのほうに近縁です。ニホンジカは、鯨偶蹄目【くじらぐうていもく】のシカ科に属します。ニホンカモシカは、鯨偶蹄目のウシ科です。
 鯨偶蹄目とは、聞き慣れない名ですね。近年まで、シカ科やウシ科の動物は、偶蹄目【ぐうていもく】とされてきました。偶蹄目には、シカ、ウシ、キリンなどが含まれました。おおむね、「草食で、角や蹄【ひずめ】があるもの」ですね。わかりやすい分類です。
 ところが、なんと、クジラの仲間が、偶蹄目と近縁だとわかりました。それまで、クジラは、鯨目【くじらもく】という独自の目【もく】に分類されていました。それを、偶蹄目と一緒にして、鯨偶蹄目にしました。外見からは、とても信じられませんね。
 広い意味では、ニホンカモシカも、ニホンジカも、水族館でジャンプしているイルカも、仲間といえます。同じ鯨偶蹄目ですからね。
 でも、目【もく】というのは、大きな分類単位です。目【もく】の下の科のレベルでは、シカとクジラは、縁が遠いです。同じように、シカとカモシカも、ちょっと遠縁です。
 ニホンカモシカと、ニホンジカと、わかりやすい区別点を、挙げてみましょう。
 ニホンカモシカは、雄【おす】にも雌【めす】にも、角があります。角は、枝分かれしていません。対して、ニホンジカは、雄にしか、角がありません。その角は、ごく若い雄を除いて、枝分かれがあります。
 ニホンカモシカと、ニホンジカは、昔から、日本で共存してきました。カモシカのほうが、シカより、険しい山に棲むといわれます。そうやって、棲み分けてきたのでしょう。
 けれども、最近、「ニホンカモシカが、人里に出た」報道を、聞くようになりました。山が、暮らしにくくなったのかも知れません。これは、何かの警告と見るべきでしょう。



図鑑↓↓↓↓↓には、ニホンカモシカが掲載されています。
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 過去の記事でも、カモシカや、シカを取り上げています。よろしければ、以下の記事を御覧下さい。
 シカ(鹿)やカモシカ(氈鹿)の子を見つけたら?(2008/05/23) 
 見た目がシカに見えるのに...(2006/05/25)
シカの角は何本枝か?(2005/09/26)  
などです。


2009年1月 8日

御苑の福猫

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 ノネコ 画像 
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿区  【2008.12.20】
  


2008年12月25日

アカボウクジラの歯の謎が、解ける?

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 クジラに関するニュースです。アカボウクジラというクジラの謎が、一つ、解けたかも知れません。
 アカボウクジラは、クジラの中でも謎が多いグループです。専門的にいえば、鯨偶蹄目【げいぐうていもく】の中の、アカボウクジラ科に属するクジラたちのことです。
 クジラの仲間を、大きく分けると、ハクジラとヒゲクジラとに分かれます。ハクジラとは、文字どおり、「歯のあるクジラ」です。ヒゲクジラは、歯の代わりに、「クジラヒゲ」という器官を持ちます。
 アカボウクジラ科は、ハクジラに属します。けれども、一部の種を除いて、歯の数が少ないです。多くのアカボウクジラ科の種では、雌【めす】は歯を持ちません。雄【おす】だけが、大きく発達した歯を一対、持つことが多いです。
 なぜ、雄だけに、このような歯があるのでしょうか? 餌を食べるのに、歯が必要でないことは明らかです。歯のない雌たちが、まったく問題なく生きているからです。
 アカボウクジラ科の種は、あまり陸に近づきません。そのうえ、食事は深い海底で行ないます。このため、彼らを観察することはとても難しいです。生態が、謎だらけになるわけですね。謎の中で、最も大きなものが雄の歯のことでした。
 このたび、「アカボウクジラ科の雄の歯は、雌に対するアピールのために発達した」という説が提出されました。クジャクの雄が、雌にアピールするために大きな羽根を発達させたのと同じです。
 この説には、反論もあります。確定したわけではありません。でも、興味深い説ですね。
 一部の報道では、ハクジラの仲間全体にこのような「謎の歯」があるように書かれています。が、それは間違いです。雄だけに大きな歯があるのは、アカボウクジラ科の種とイッカク科のイッカクだけです。
 今回の説を発表したチームは、二〇〇二年に、アカボウクジラ科の新種を発表しています。ペリンオウギハクジラという種です。今後も、研究の成果が楽しみですね。


 アカボウクジラの歯の謎に関するニュースは、以下にあります。
 ハクジラの種の分化、性選択的進化か(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/19)
 


図鑑↓↓↓↓↓には、が掲載されています。
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2008年12月18日

メコン川の流域で、千種以上の新種を発見

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 今年も、たくさんの新種が発見されましたね。ここへ来て再び、大量の新種発見の報告がありました。東南アジアの、メコン川流域からの報告です。
 メコン川の流域とは、国名でいえばミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムです。この地域は、多くの「未確認の種」がいることで知られます。
 過去十年間で、この地域からは少なくとも1068種(!)の新種が報告されたそうです。これまで、いかに調査されなかったかがわかりますね。調査が進むにつれ、さらに多くの新種が発見されるでしょう。
 新種といっても、地元の人には馴染みのある生き物かも知れません。けれども、ただ目撃されているだけでは「新種発見」ではありません。たとえ、捕まえて食べているとしてもそれだけではやはり「新種発見」ではありません。
 新種を発見するには、まず標本を採取することが必要です。次に、その標本を他の標本と比較します。これが膨大な作業になります。「どの標本とも違う」とわかって、やっと「新種発見」です。
 「発見」してもそれを公表しなければ世界の人々に知られませんね。公式には、新種のことを書いた論文が発表された時点で「新種発見」となります。
 この時点で新種には、ラテン語の学名が付けられます。これを「記載された」といいます。学名がない生き物は「記載されていない」状態です。「記載されていない」生き物は、公式には「未確認」の状態といえます。
 今回の「記載された」新種には、
 ハブに近縁なヘビ【学名:Trimeresurus gumprechti
 ショッキングピンクのヤスデ【学名:Desmoxytes purpurosea
 ウーリーコウモリ属のコウモリ【学名:Kerivoula kachinensis
などが含まれます。どの種も生態はよくわかっていません。見つかったばかりだからです。
 メコン川の流域は、開発が激しく進んでいる地域です。発見されて早々に、絶滅の危機にある種も少なくないでしょう。彼らと共存する方法を見出したいですね。


 メコン川流域の新種の画像は、以下のページで見られます。
 大メコンの新種――ピットバイパー(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15) 
 大メコンの新種――ピンクの毒ヤスデ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 大メコンの新種――ウーリーコウモリ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 大メコンの新種――カワリアシダカグモ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15) 
 大メコンの新種――ウデナガガエル(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 大メコンの新種――巨大アシダカグモ(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース、2008/12/15)
 


図鑑↓↓↓↓↓には、今回発見されたヘビに近縁なハブや新発見のクモに近縁なアシダカグモが掲載されています。
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 過去の記事でも、新種の発見を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ヒヨケザルの新発見、メガネザルの再発見(2008/11/20)
 絶滅種?のシカとカエルが、再発見される(2008/10/14)
 タスマニア沖で、二百以上の新種を発見(2008/10/14)などです。

2008年12月15日

冬に黄色くなる? テン(貂)の謎

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 哺乳類は、夏と冬とで、毛変わりしますね。イヌやネコなどを飼う方なら、御存知でしょう。野生の哺乳類も、もちろん、毛変わりします。ウサギやオコジョのように、冬毛が白くなるものも、多いですね。雪の中で、目立たないためでしょう。
 ところが、冬に白くなるのではなく、黄色くなる哺乳類がいます。テンという種です。
 テンは、日本や朝鮮半島に分布します。食肉目【しょくにくもく】イタチ科に属します。イタチに近縁なのですね。姿も似ています。胴と尾が長く、脚が短いです。
 夏のテンは、全体的に茶色いです。喉から胸にかけては黄色く、顔は黒いです。冬は、一部のテンが、全身黄色くなります。顔だけは、白いです。
 今、一部のテンと書きましたね。すべてのテンが、冬に黄色くなるのではありません。冬毛に変わっても、茶色っぽいままのものもいます。すすけたような色なので、そのようなテンを、スステンと呼びます。冬毛が黄色いものは、キテンと呼びます。
 スステンとキテンは、別の種だと考えられた時もありました。今では、同種(同じテン)だとされています。なぜ、このような色の違いがあるのかは、わかっていません。冬に、白ではなく、黄色になる理由も、不明です。目立ってしまいそうですよね?
 テンの中には、三つの亜種があります。日本の本州、四国、九州にいるのが、ホンドテンという亜種です。スステンとキテンは、すべて、ホンドテンに含まれます。日本の対馬にいるのが、亜種ツシマテンです。朝鮮半島にいるのが、亜種コウライキテンです。
 ツシマテンは、冬にも、全身は茶色っぽいです。スステンに似ています。が、喉から胸にかけて黄色で、そこに、茶色や黒の斑点があります。これが特徴です。
 コウライキテンは、冬、全身が黄色くなります。日本本土のキテンに似ています。これは、不思議なことです。なぜなら、ツシマテンは、冬に黄色くならないからです。
 対馬は、日本本土より、ずっと朝鮮半島に近いです。対馬のツシマテンと、朝鮮半島のコウライキテンが似ないのは、不思議ですよね。
 日本周辺の哺乳類でも、まだ、謎が多いのですね。自然界は、奥深いです。



図鑑↓↓↓↓↓には、日本本土のテン(キテン)掲載されています。
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 過去の記事でも、食肉目【しょくにくもく】の哺乳類を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 白貂【しろてん】の正体はオコジョ?(2008/02/01) 
 ホッキョクグマが絶滅する?(2007/09/12) 
 ツシマヤマネコの撮影に成功、対馬の下島【しもじま】にて(2007/05/10)
 クマ(熊)の害を防ぐには?(2006/10/09
 新種のジャコウネコ発見?(2005/12/07)
 などです。


2008年12月 6日

忙中に「食」と「農」あり、博物館へ

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 師走ですね。誰もが忙しそうです。こんな時だからこそ心を養うことを忘れたくありませんね。そう思って、博物館へ行ってまいりました。
 行ったのは、東京農業大学の付属博物館です。「食と農」の博物館という名です。
 お酒や食べ物が好きな方は、行って損はありません。全国の日本酒の蔵元のうち、多くが東京農大の卒業生が経営するところだそうです。
 ニワトリの資料も充実しています。日本在来品種のニワトリは今では珍しいですね。それらの立派な剥製【はくせい】標本が多くあります。
 死んだ標本が苦手な方は、博物館の隣のバイオリウムがお勧めです。バイオリウムとは、生きた動植物がたくさん見られる温室です。
 ここの目玉は、何といってもキツネザルでしょう。原猿類【げんえんるい】という、原始的なサルの仲間です。ラテン語の学名で、レムールlemurとも呼ばれます。
 生きたレムールが見られるところは、動物園でも、少ないです。ここでは、何十頭ものレムールが、元気に跳ね回るのを見られます。
 爬虫類のマダガスカルヒルヤモリや、ケヅメリクガメも、見られます。ヒルヤモリは、レムールと同じく、アフリカ沖の島国マダガスカルに棲むヤモリです。ケヅメリクガメは、アフリカ大陸の、陸上に棲むカメです。
 植物も、熱帯の珍しい種が、いろいろ見られます。熱帯の中でも、乾燥地の種が多いですね。サボテンや、アロエの仲間などです。バオバブの木もあります。小さいながらも、幹が太い特徴が、よく現われています。
 他に、熱帯魚のベタなどもいます。熱帯魚は、売っていますので、家に連れて帰れます。
 嬉しいことに、ここは、入場無料です。手軽なお出かけに、いかがでしょうか。
 場所がちょっとわかりにくいのが、欠点ですね。住宅街の中に、埋もれるようにあります。入口の、大きなニワトリの置物が、目印になります。
 開館時間は、季節により変わります。博物館のウェブサイトで、お調べ下さい。


 東京農業大学「食と農」の博物館のウェブサイトは、以下にあります。
 東京農業大学「食と農」の博物館



図鑑↓↓↓↓↓には、動物、植物、合わせて1800種以上が掲載されています。
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 過去の記事でも、お出かけにぴったりな博物館を紹介しています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 動物? 植物? 「菌類のふしぎ」がわかる(2008/10/22)
馬肥ゆる秋に、馬の博物館へ(2007/10/6 
などです。


2008年12月 2日

タスマニアで、座礁したクジラの救出作戦

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 オーストラリアのタスマニア島から、クジラのニュースが届きました。陸に乗り上げたゴンドウクジラの一種を、救出する作戦が、実行されました。
 二〇〇八年の11月22日、タスマニア島の浜辺に、64頭ものクジラが、乗り上がってしまいました。そのうち、52頭は、死にました。発見された時には、手遅れだったようです。残りの12頭を救おうと、人々が、手を尽くしました。
 12頭のうち、1頭は、救出途中で、死んだそうです。残る11頭は、無事に、海へ帰されました。
 このニュースのクジラは、「パイロットクジラ」と報道されています。これは、おそらく、英語のPilot Whaleの直訳でしょう。ややこしいことに、Pilot Whale(ゴンドウクジラ)と呼ばれるクジラには、二種います。ヒレナガゴンドウと、コビレゴンドウです。
 今回、救われたのが、ヒレナガゴンドウなのか、コビレゴンドウなのかは、わかりません。この二種は、外見が似ます。区別するには、胸びれを見るのが、最も簡単な方法です。胸びれが、背びれの後端に届くほど長ければ、ヒレナガゴンドウです。
 公表された写真には、胸びれが、はっきり写っていません。比較的、小型のクジラだとわかるだけです。ヒレナガゴンドウも、コビレゴンドウも、クジラとしては、小型なほうです。それでも、両種の成体は、5mを越えるほどになります。
 ヒレナガゴンドウと、コビレゴンドウは、大きな群れを作ります。100頭を越える群れのこともあります。座礁する時には、群れ全体が座礁してしまうようです。
 一度に多数のクジラやイルカが座礁することを、マス・ストランディングと呼びます。ヒレナガゴンドウと、コビレゴンドウは、最もマス・ストランディングが多い種だといわれます。そうなる理由は、わかっていません。
 クジラやイルカの座礁原因には、さまざまな説があります。確定した説は、ありません。私たちヒトは、まだまだ、自然のことを、知らないのですね。もっと知って、多くの生き物を救えればいいな、と思います。


 タスマニアで座礁したゴンドウクジラのニュースは、以下にあります。
 浜辺に乗り上げたクジラ12頭、陸路による決死の救出作戦 タスマニア(AFPBBニュース 2008/11/25)


図鑑↓↓↓↓↓には、九種のクジラやイルカが掲載されています。
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2008年11月24日

和牛は「日本のウシ」ではない?

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 来年、二〇〇九年は、丑年【うしどし】ですね。それにちなんで、今回は、ウシの話をしましょう。日本のウシの話です。
 現在、日本にいるウシは、ほとんどが、飼われているものです。野生のウシは、鹿児島県の口之島【くちのしま】という島にいるだけです。口之島のウシも、元は、家畜でした。日本には、本当の意味での野生ウシは、いません。
 では、「和牛」は、どこから来たのでしょうか? 元をたどると、朝鮮半島から来たようです。もちろん、ヒトが連れてきました。千年以上、昔のことです。
 日本に来た時点で、ウシは、すでに、家畜化されていたのですね。それから江戸時代まで、日本のウシは、他の地域のウシと、大規模には、混血しませんでした。
 明治時代以降に、様子が変わります。多くの日本在来ウシに、外国産のウシが、かけ合わされました。そうされた理由は、主に、日本のウシが、小さかったからです。乳を取るにしろ、肉を取るにしろ、大きいウシのほうが、たくさん取れますよね。
 こうして生まれたのが、現在の「和牛」です。「和牛」といっても、外国産の血が混じっています。高級な牛肉で知られる「黒毛和牛」も、そうです。
 かといって、牛肉の品質が、落ちたわけではありません。むしろ、品質を良くするために、外国産の血が入れられました。
 そのかわり、日本在来品種のウシは、絶滅に瀕しています。現在、純粋な日本産品種といえるのは、前記の口之島牛と、山口県にいる見島牛【みしまうし】だけです。
 家畜の品種とは、人間のために、作られたものです。「人間の役に立たない」と判断されれば、絶滅する運命です。でも、そんなに簡単に、絶滅させていいのでしょうか?
 例えば、見島牛は、長い間、人間のために働いてきました。自動車がない時代の、貴重な労働力でした。そういう昔の文化を、伝える存在です。彼らを絶滅させるのは、私たちの文化の一部を、失うことではないでしょうか?
 家畜も、場合によっては、保護の対象になっていいと思います。
  


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ウシは載っていません。そのかわり、ウシ科のニホンカモシカが掲載されています。
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 過去の記事でも、ウシや、ウシの品種に関することを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。 
 イグ・ノーベル賞の、バニラ【Vanilla】の研究とは?(2007/10/18)
 イヌの品種はどのように分けるのでしょうか?(2006/11/22)
 見た目がシカに見えるのに...(2006/05/25)
 北極圏に「ジャコウウシ」という野生の動物が(2005/11/15)
などです。


2008年11月20日

ヒヨケザルの新発見、メガネザルの再発見




 東南アジアから、二つの嬉しいニュースが届きました。新種の発見と絶滅したと思われた種の再発見です。

 新種のほうは、ヒヨケザルというグループの哺乳類です。サルと付いても、ヒヨケザルは、サル(霊長目【れいちょうもく】)ではありません。皮翼目【ひよくもく】というグループです。皮翼目は、ヒヨケザル目【もく】とも呼ばれます。
 これまで、ヒヨケザルには、二種しかいないと考えられていました。フィリピンヒヨケザルとマレーヒヨケザルです。ところが、マレーヒヨケザルのほうに、三種以上の種が含まれるとわかったのですね。DNA(遺伝子)を分析した結果です。
 マレーヒヨケザルは、マレー半島、タイ、インドネシアのスマトラ島やジャワ島などに分布します。これほど広い地域に、一種しか分布しない、と思われていました。
 それが、地域ごとに、違う種である可能性が、高くなりました。このような発見は、嬉しい驚きですね。反面、心配も出てきます。狭い範囲にしか分布しない生き物は、絶滅するおそれが高いからです。発見したての生き物を、滅ぼしたくありませんね。

 再発見のニュースは、メガネザルに関するものです。こちらは、本物の霊長目です。ピグミーメガネザルという種が、再発見されました。非常に小型の、夜行性のサルです。
 この種は、80年以上も、未確認でした。最後に確認されたのは、1920年代です。絶滅と思われたのは、無理もありません。
 再発見の舞台は、インドネシアのスラウェシ島(セレベス島)です。もともと、ピグミーメガネザルは、スラウェシ島のごく一部にしか、いなかったようです。
 その地域では、20世紀の後半に、大規模な森林伐採が行なわれました。このため、ピグミーメガネザルは、激減しました。彼らは、森林がないところでは、生きられません。
 再発見は、喜ばしいですね。けれども、ピグミーメガネザルの危機は、去ったわけではありません。生息地の破壊が続けば、今度こそ、彼らは、絶滅してしまうでしょう。
 ヒヨケザルとも、メガネザルとも、長く共存したいものです。


 ヒヨケザルの新種のニュースと、ピグミーメガネザル再発見のニュースは、以下にあります。
 "空飛ぶサル"は2種だけではなかった(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/11/10) 
 "絶滅"の霊長類、インドネシアで発見(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/11/17)


 過去の記事でも、DNA(遺伝子)分析の結果、わかった新種や、絶滅したと思われたのに再発見された種を、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 絶滅種?のシカとカエルが、再発見される(2008/10/14) 
 百種を越える魚類が発見される(2008/9/30)
 アフリカ中部で、新種の鳥を発見(2008/8/19) 
 新種・珍種がざっくざく、南硫黄島【みなみいおうとう】(2008/6/10)
などです。


2008年11月15日

カバ

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 カバ 画像
和名:カバ
学名:Hippopotamus amphibius
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沖縄 沖縄市  【2008.10.04】



2008年11月10日

日本最大のネズミは、ケナガネズミ

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 二〇〇八年も、残り少なくなってきました。今回は、子年【ねどし】を惜しんで、ネズミの話をしましょう。齧歯目【げっしもく】ネズミ科に属する生き物のことです。
 日本で、最も大きなネズミ(ネズミ科の種)は、何だと思いますか? 飼育している種や、外来の種は、除きます。日本在来の種では、ケナガネズミが、最大といわれます。
 ケナガネズミは、頭と胴の長さが、合わせて20cm以上になります。それと同じくらい、尾が長いです。尾の長さだけでも、20cmを越えます。体の長さのうち、ほぼ半分が、尾というわけですね。時には、頭胴長も、尾長も、30cmを越えます。
 なぜ、こんなに尾が長いのでしょうか? 樹上生活に適応したため、と考えられています。木の上で暮らすには、尾が長いほうが、都合がいいのですね。バランスを取りやすいからです。樹上生活の生き物には、尾が長いものが、多いです(例外もいます)。
 ネズミというと、害獣のドブネズミなどを、思い浮かべる方がいるでしょう。けれども、ケナガネズミは、ヒトには害を与えません。森林で、ひっそり暮らしています。
 ケナガネズミは、とても珍しい種です。世界中で、日本の沖縄本島と、奄美大島と、徳之島【とくのしま】にしか、分布しません。齧歯目ネズミ科の中の、「ケナガネズミ属」に属します。この属には、ケナガネズミ一種しかいません。独自性が強い種です。
 ケナガネズミは、日本の天然記念物に指定されています。環境省のレッドリストにも、挙げられています。しかし、保護されているのに、数が減っているようです。
 なぜ、数が減るのでしょうか? 第一に、生態が、よくわかっていないからです。
 生き物は、捕るのを禁止すれば、保護できるのではありません。例えば、食べ物や、棲む場所がなくなったら、生きていけませんよね。生態を知らなければ、食べ物や、棲む場所などを、守ることもできません。生態を知ることが、大切です。
 第二に、敵が増えたからです。ケナガネズミの分布地に、人間が、イヌ、ネコ、マングースなどを、持ちこみました。これらの肉食獣が、ケナガネズミを食べています。
 生き物の保護は、難しいのですね。でも、やるべきだと思います。



図鑑↓↓↓↓↓には、ケナガネズミが掲載されています。
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 過去の記事でも、ネズミの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 再発見! オキナワトゲネズミ(2008/03/7)
 水辺の巨大な鼠【ねずみ】の正体は?(2008/01/19)
 大黒鼠【だいこくねずみ】とは、どんなネズミ?(2008/01/11)
 ネズミでないネズミがいる?(2007/12/21)
 天井裏で騒ぐのは、何というネズミ(鼠)?(2007/11/23)
などです。


2008年10月14日

絶滅種?のシカとカエルが、再発見される




 「絶滅したと思われていた生き物が再発見された」というニュースがありました。たて続けに二種です。一種はカエル(蛙)で、もう一種はシカ(鹿)です。
 カエルのほうは、中米のホンジュラスが舞台です。ラテン語の学名を、Craugastor milesiというカエルが再発見されました。約二十年ぶりのことです。
 この種には、日本語名はありません。通称、マイルズロバーフロッグと呼ばれているようです。英語名のmiles' robber frogを、そのまま読んだものですね。
 再発見されたものの状況は楽観できません。今、世界中にカエル・ツボカビ症が、蔓延しているからです。いつ、彼らが絶滅してもおかしくありません。
 私たちにできるのは、彼らの生息地を守ることくらいでしょう。それだけでもやらないよりましです。まずは、彼らの暮らしぶりを調査して欲しいですね。それがわかれば、生息地の守り方がわかるでしょう。

 シカのほうは、インドネシアのスマトラ島が舞台です。シカ科ホエジカ属の一種が再発見されました。こちらは、約八十年ぶりのことだそうです。
 ホエジカ属のシカはみな小型です。雄【おす】の角も小さいです。そのかわりでしょうか、雄には大きな犬歯がある種が多いです。いわゆる牙ですね。
 今回、再発見されたのは、スマトラホエジカという種のようです。「ようです」と書いたのは、以下の事情があるからです。
 じつは、スマトラホエジカは、「本当に『種』なのか?」という問題があります。他の地域のホエジカと同種かも知れない、というのですね。インドなどに分布するインドホエジカ(インドキョン)が、スマトラにまで分布しているのかも知れません。
 インドホエジカとスマトラホエジカが同種だという説では、「スマトラホエジカは、インドホエジカの亜種」という扱いです。種を分けるほどの差はない、ということですね。
 亜種だとしても、スマトラホエジカが貴重であることに変わりはありません。再発見は、嬉しいですね。彼らの保護策が、取られることを祈ります。

 再発見されたカエルとシカのニュースは、以下にあります。
 ホンジュラスで絶滅種のカエルを発見(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/09/26)
 再送:スマトラ島で、「絶滅種」のシカを発見(ロイター 2008/10/12)



図鑑↓↓↓↓↓には、日本に分布するカエルやシカが掲載されています。
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2008年10月 9日

オオアリクイ

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 可愛い、赤ちゃんオオアリクイ。 オオアリクイ画像
和名:オオアリクイ
学名:Myrmecophaga tridactyla
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沖縄 沖縄市  【2008.10.04】
 


2008年10月 8日

キリン

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キリン 画像
和名:キリン
学名:Giraffa camelopardalis
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沖縄 沖縄市  【2008.10.04】
 

2008年10月 1日

御苑の福猫

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 御苑の福猫、キリっとして風格がありますね。ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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東京 新宿  【2008.09.09】
  


2008年9月19日

引越しは嫌い? ヒナコウモリ

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 明日9月19日から26日まで、日本の動物愛護週間ですね。動物愛護の精神を広めるとは、良い行事ですね。
 けれども、本当に動物を愛護するのは、難しいです。ヒトが「良かれ」と思うことでも、他の動物には、理解しがたいことが、あるでしょう。
 例えば、ある生き物のすみかが、壊れそうだとします。人間ならば、「危ないから、引越して」と言えば、済みますね。しかし、ヒト以外の動物には、言葉が通じません。どうしても危険を避けさせたければ、強制的に、移住させるしかありません。
 実際に、このような例があります。ヒナコウモリという、コウモリの一種についてです。
 ヒナコウモリは、日本の広い地域に分布します。東日本に多いです。ここで取り上げるのは、青森県の七戸町【しちのへまち】のヒナコウモリです。
 七戸町には、天間舘【てんまだて】神社という神社があります。ここに、たくさんのヒナコウモリがいます。国内では、最大のヒナコウモリ繁殖地です。
 ここのヒナコウモリは、専用の蝙蝠小舎【こうもりごや】で、繁殖します。地域の人々に、温かく見守られているのですね。動物愛護の良い例でしょう。
 ところが、近年、蝙蝠小舎の傷みが、激しくなってきました。このままでは、崩落の危険があります。そこで、「新しい蝙蝠小舎を建てて、そちらに引越してもらおう」となりました。新しい小舎は、2005年に建てられました。
 引越し作戦は、2006年に始まります。まず、春先に、古い小舎の出入り口を塞ぎました。コウモリたちは、いつも、春に小舎へ戻ってくるからです。冬の間は、別の場所で、過ごしています。小舎は、春から夏の、繁殖期のすみかです。
 戻ったコウモリたちが、隣の新しい小舎へ棲めば、成功です。でも、2006年も、2007年も、2008年も、うまく行きませんでした。コウモリたちは、古い小舎に、愛着があるようです。何か、ヒトにはわからない、棲みやすさがあるのでしょう。
 その「棲みやすさ」を解明することが、本当の動物愛護に、つながると思います。


 ヒナコウモリの引越しに関するニュースは、以下にあります。
 ヒナコウモリ飛来過去最少/七戸で調査(デーリー東北 2008/7/15)
 ヒナコウモリ移住成功 3年越しの作戦実る(デーリー東北 2008/5/19)
 ヒナコウモリの新居移住計画がスタート(デーリー東北 2008/4/17
  


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒナコウモリをはじめ、日本のコウモリが、十種以上掲載されています。
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 過去の記事でも、コウモリの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 米国で、コウモリが、謎の大量死(2008/05/12)
 コウモリと共存しよう、引越し大作戦(2008/04/28)
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/07/13)
 不細工なんて言わないで、キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠)(2007/06/25)
 人間の役に立つコウモリ(2006/08/18)
などです。


2008年9月10日

姉妹猫

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 「おはよう、また会ったね」 この間と立ち位置一緒です。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武  【2008.08.23】
 


 前回の姉妹猫はこちらです。よろしければ、御覧下さい。
 ノネコ(2008/07/26)

2008年9月 2日

コツブムシの続報、ウンピョウの続報

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 以前、ここのブログでお伝えした生き物の、続報が届きました。二種の生物について、続報をお伝えします。

 一つめは、ナナツバコツブムシです。「島を食い荒らす虫」として、有名になりましたね。この虫のために、広島県東広島市のホボロ島【じま】が、消えようとしています。 「虫が島を壊す? ナナツバコツブムシ」(2007/06/28)で、お知らせしました。
 ナナツバコツブムシにより、島が崩壊するのは、やむをえないことです。自然の摂理ですから、ヒトが止める必要は、ありません。
 ところが、最近、虫以外の要因で、島の崩壊が進んでいます。ホボロ島に、勝手に上陸して、島を傷める人がいるのです。
 ホボロ島は、生きた教科書といえます。生物による土地の浸食【しんしょく】が、実際に見られるからです。そのような島は、公共の財産でしょう。個人の好奇心で、傷めてよいものではありません。
 条例か何かで、「基本的に、島への上陸は禁止」としたほうが良いのかな、と考えます。けれども、それは、情けないですね。皆さんの良心に、期待したいです。

 二つめは、ボルネオウンピョウです。2007年に、新種として、発表されたヒョウ(豹)ですね。ウンピョウ(雲豹)というヒョウに近縁な種です。「ボルネオ(カリマンタン)島で、新種の豹(ヒョウ)を発見」(2007/03/17)で、お知らせしました。
 ボルネオウンピョウについて、わかっていることは、ほとんどありません。発見されたばかりのうえ、森林で、ひっそり暮らしているからです。
 ここへ来て、生息範囲について、ヒントが得られました。中部カリマンタン州の国立公園(インドネシア領内)で、ボルネオウンピョウの姿が、撮影されたのです。
 その国立公園は、かつて、森林が破壊されていた地域でした。そこにウンピョウがいるのは、森林の生態系が、復活したことを示します。嬉しいですね。こういうニュースを、たくさんお伝えしたいものです。

 ナナツバコツブムシの続報は、以下にあります。
虫が食う島、上陸者が崩す(中国新聞 2008/08/13)

 ボルネオウンピョウの続報は、以下にあります。
希少種ボルネオウンピョウ、新たに発見(AFPBBニュース 2008/08/22)

2008年8月26日

新種のエイ、新種のイルカを発見

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 二つの新種のニュースが、届きました。一つは魚類で、もう一つは哺乳類です。

 魚類のほうは、エイの新種です。通称「マンタ」と呼ばれるエイを、御存知ですか? 正式な日本語名では、オニイトマキエイという種です。この種が、二種に分かれるらしいことが、判明しました。新しい種名は、まだ、付いていません。
 これまで、「オニイトマキエイ」とされていたものには、大きさや、生態が違うグループが、二つあるようです。小さいほうのグループは、沿岸の海に棲みます。一年中、同じ海域にいます。ダイバーが出会うのは、ほとんどが、こちらのグループです。
 大きいほうのグループは、主に、外洋に棲むようです。広い海域を、回遊していると見られます。こちらのグループは、これまで、存在が知られませんでした。
 この研究成果により、「オニイトマキエイ」という種名は、なくなるかも知れません。少なくとも、新しい種名が、一つは、できるでしょう。

 哺乳類の新種は、カワイルカの一種です。南米のボリビアで、発見されました。
 以前から、ボリビアには、カワイルカ(淡水のイルカ)がいることが、知られました。それは、「アマゾンカワイルカ」だと思われていました。アマゾンカワイルカは、ブラジル、ペルー、コロンビア、ベネズエラなどに分布します。
 ところが、ボリビアのカワイルカは、「アマゾンカワイルカとは、別種らしい」と、判明しました。体色や、歯の数などが、他の水域のアマゾンカワイルカとは、違うそうです。
 ボリビアのカワイルカには、新たな種名が付けられました。ラテン語の学名を、Inia boliviensisといいます。日本語名は、「ボリビアカワイルカ」のようです。

 前記のように、今まで一つの種だと思われたものが、二つ以上の種に、分かれることがあります。新種の発見には、このような場合も、多いです。自然は、まだまだ多くの神秘を、人間から隠しているのでしょう。

 新種のエイのニュースと、新種のカワイルカのニュースは、以下にあります。
 マンタの新種が発見される(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/07/31)
 ボリビアのカワイルカは新種と判明(ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2008/08/20) 



図鑑↓↓↓↓↓には、五十種以上の魚類と、八十種以上の哺乳類が掲載されています。
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2008年8月 6日

ノネコ




 首輪はしているけど、飼い猫というわけではない。でも、とっても人が好き。テトラポットの隙間が寝床。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武  【2008.07.12】
  

2008年8月 1日

哺乳類で、最も長生きなのは、クジラ?

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 哺乳類の中で、一番長生きをするのは、何という種でしょうか?
 ヒトでしょうか? ヒトは、時に、百歳を越えますよね。これ以上、長寿の哺乳類なんて、いるのでしょうか? じつは、いるのですね。
 それは、クジラ(鯨)の一種です。ヒゲクジラの仲間の、ホッキョククジラです。
 ホッキョククジラは、名のとおり、北極付近にしかいません。北極周辺の海に、定住します。これは、大型のクジラでは、珍しいことです。たいがいの大型クジラは、高緯度【こういど】の海域(北極や南極の付近)と、低緯度【ていいど】の海域(亜熱帯や熱帯の海)を、往復します。日本近海のザトウクジラなどが、そうですね。
 米国のスクリップス海洋研究所で、ホッキョククジラの眼の標本が、調べられました。眼の中の、アスパラギン酸という、アミノ酸の一種を調べます。これを調べれば、クジラの年齢がわかるのだそうです。その結果、標本の中に、百三十五歳、百五十九歳、百七十二歳、二百十一歳の個体がいました。
 この測定には、「約16%の誤差がある」といいます。それを考慮しても、二百十一歳とされたクジラは、「少なくとも百七十七歳」になります。
 こんな数字は、にわかには、信じられませんね。科学者の間でも、「この測定は、怪しい」とされていました。けれども、この測定の確かさを、裏付ける事実がありました。
 二〇〇七年の六月に、あるホッキョククジラの体内から、十九世紀の銛【もり】が、見つかりました。その銛は、まだ捕鯨が盛んだった頃、十九世紀の終わりにしか、作られなかったものです。そのクジラは、銛を撃たれたものの、逃げのびたのでしょう。どう考えても、年齢は、百二十歳以上です。
 一部では、このクジラが、セミクジラと報道されました。正しくは、ホッキョククジラです。ホッキョククジラとセミクジラとは、近縁な種同士ですが、別種です。
 なぜ、ホッキョククジラは、こんなに長寿なのでしょうか? 理由は、まだ、わかっていません。百年以上も生きたクジラは、海の賢者のような存在でしょうね。

 百年以上生きたホッキョククジラのニュースは、以下に載っています。
 推定120歳のクジラ、体内から19世紀の銛(やじり)の破片を発見(AFPBBニュース、2007/06/14)
 ホッキョククジラは、世界一長生きの哺乳類(アラスカ大学フェアバンクス校 2001/02/15) ※英語の解説です。 


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ホッキョククジラは載っていません。が、ザトウクジラ、マッコウクジラなど、九種のクジラ・イルカが掲載されています。
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 過去の記事でも、クジラの仲間を取り上げています。また、並外れて長寿の生き物も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 昔は主食だった? サトイモ(2008/06/27)
 世界で最長寿の樹木を発見!(2008/04/23)
 イルカがクジラを救助した!?(2008/03/15)
 四百年、生きた貝がいる?(2007/11/01)
 マッコウクジラは人間を襲うか?(2007/03/19)
 ザトウクジラはホエールウォッチングの人気者(2006/03/13)
 亀(カメ)は本当に長生きか?(2006/01/02)


2008年7月26日

ノネコ

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 ふたご?よく似ているね。 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武  【2008.07.11】
  

2008年7月 1日

ノネコ

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 ノネコ 画像
和名:ノネコ
学名:Felis catus
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※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 国頭村 【2008.06.13】 


2008年6月24日

揚子江【ようすこう】に、イルカはいるか?




 2006年に、ヨウスコウカワイルカの絶滅宣言が出たのを、覚えていますか? ところが、その後、「ヨウスコウカワイルカが、再発見された」ニュースが流れました。
 この再発見は、確認されていません。つまり、「ヨウスコウカワイルカが、まだ、生息しているかどうかは、わからない」状態です。
 けれども、今でも、「揚子江に棲むイルカ」のニュースが、流れることがあります。これらのニュースは、何かの間違いなのでしょうか?
 すべてが間違い、というわけでは、ありません。じつは、中国の淡水域には、ヨウスコウカワイルカ以外のイルカも、分布するのです。
 そのイルカとは、スナメリという種です。普通は、海に棲む種です。日本の近海にも、分布します。例外的に、中国の長江【ちょうこう】にも、分布します。揚子江というのは、長江の別名です。主に、長江の下流域を指します。
 長江のスナメリが、「長江淡水イルカ」・「揚子江カワイルカ」などと、呼ばれることがあります。紛らわしいですね。以下に、見分け方を書いておきましょう。
 日本では、「生物の正式な日本語名は、カタカナで書く」と決まっています。カタカナで「ヨウスコウカワイルカ」とあれば、本物のヨウスコウカワイルカの可能性が高いです。
 ニュース記事に、写真があれば、写真を見ましょう。本物のヨウスコウカワイルカは、口が細長く、尖ります。スナメリは、口が尖りません。また、背びれの有無でも、二種のイルカを、見分けられます。スナメリならば、背びれがありません。
 しかし、さらに、ややこしいことがあります。中国の南部では、河口に、別の種のイルカが、現われることがあります。シナウスイロイルカという種です。
 シナウスイロイルカは、南方系の種です。長江には、まず、来ません。「中国で、長江以外の河のイルカ」ならば、この種の可能性が高いです。本来は、海に棲む種です。外見は、ヨウスコウカワイルカに似て、口が尖ります。背びれも、あります。
 三種のイルカは、どれも、貴重な種です。彼らの安泰を、願っています。

 「ヨウスコウカワイルカ再発見か?」のニュースは、以下にあります。
 「絶滅?生息?」論が再燃!ビデオに写った揚子江カワイルカ、4日かけても確認できず(レコードチャイナ 2007/09/16)
 揚子江カワイルカ、ビデオが捕らえる!(レコードチャイナ 2007/08/30)

 ヨウスコウカワイルカと紛らわしい「スナメリ」のニュースは、以下にあります。
 今年3頭目、長江淡水イルカの死骸発見(レコードチャイナ 2007/12/11)
 史上2頭目!人工飼育中の揚子江カワイルカが出産(レコードチャイナ 2007/06/04)

 中国南部の河口に来ることがある「シナウスイロイルカ」のニュースは、以下にあります。
 絶滅危惧種のピンク・ドルフィン死体で発見、全身に傷跡(レコードチャイナ 2008/06/18)
 イルカが帰ってきた!貴重種の保護に警察おおわらわ(レコードチャイナ 2008/01/27)


図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、ヨウスコウカワイルカは載っていません。そのかわり、日本付近に分布するイル