図鑑.netブログ- zukan.net -

http://blog.zukan.net/blog/

2005年9月 1日

避暑に行く赤トンボ

ico_weather_hare.gif

akiakane_1_20050901.jpg

秋の空は、一段と冴えて澄みわたっています。そこを飛ぶ赤トンボは、絵になる光景ですね。 赤トンボと呼ばれるトンボは、一種ではありません。体色が赤っぽくなる種が、まとめて赤トンボと呼ばれます。よく見れば、同じ赤トンボでも色合いが違います。赤トンボは、秋になると急に現われるように見えますね。実際には、夏に幼虫から成虫になっています。幼虫は水中にいて、親のトンボとは全然違う姿をしています。では、なぜ急に秋に現われるように見えるのでしょう? 理由は二つあります。

 一つめは、トンボの体色に関係があります。赤トンボは最初から赤いのではありません。成虫になりたての時は、地味な色をしています。種によって、茶色っぽかったり黄色っぽかったりします。そんな色では、赤トンボに見えませんよね。だから、いても気づかれません。 成虫になってしばらく経つと、雄のトンボが赤くなります。秋、赤トンボとしてデビューです。雌は地味なままです。本当に赤い赤トンボは、雄ばかりなのですね。赤トンボが秋に多く見られる理由は、もう一つあります。

 夏に高原へ出かけて、赤トンボの大群にあったことがありませんか? それは代表的な赤トンボの一種、アキアカネです。夏の間、彼等は平地を離れて、高原に棲んでいます。人が少ない高原にいるために、目につきません。 アキアカネは暑さに弱いトンボです。夏に成虫になると、みんなで高原へ避暑に行きます。秋に平地へ帰ってきて、人に目撃されやすくなります。 アキアカネとよく似たナツアカネは避暑に行きません。同じ赤トンボでも、生活ぶりはいろいろです。アキアカネやナツアカネをはじめ、日本には多くの赤トンボがいます。 赤トンボが多いのは、幼虫がいる水中も、成虫がいる陸上も、自然が豊かな証拠です。日本古来の赤トンボの光景を、いつまでも残したいですね。



インターネット生物図鑑zukan.net
http://www.zukan.net
アキアカネは掲載されています。是非ご利用ください。

http://blog.zukan.net/blog/2005/09/01-post_171.php
トラックバックhttp://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/36

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/36

コメント

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)