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2005年9月13日

森を育てるサケ

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サケは、日本の秋の味覚ですね。別名を秋味(あきあじ)というくらいです。 ヒト以外の動物にとっても、サケは御馳走です。ヒグマがサケを獲るのは、よく知られていますね。ヒグマは冬眠に備えて、秋にたくさん食べなければなりません。秋に川をのぼるサケは、願ってもない栄養分です。
 サケはとても大きな魚です。そのため、自力で川のサケを獲って食べられるのは、ヒグマかヒトくらいしかいません。けれども他の動物も、何とかしてサケを食べようと狙っています。サケは、海の栄養をたっぷり体に貯めているからです。 サケを獲るヒグマの回りに、たくさんの鳥がいるのを、テレビで観たことがありませんか? あれは、カラスやカモメがヒグマのおこぼれを狙っているのです。 ヒグマはサケが好物ですが、一尾を全部食べることはまずありません。一部を食べて、あとは放りだすことが多いです。そういった残りを、カラスやカモメが食べます。 
 ヒグマのおこぼれを狙うのは、鳥だけではありません。キツネやタヌキなどの獣もいただきます。鳥や獣が食べ残したものは、昆虫などのもっと小さい動物が食べます。最後の残りかすは、土に還って植物の栄養になります。 
なぜヒグマが食べ残すのか、理由はわかりません。結果的に、ヒグマが残したサケで、森の生き物全体がうるおっています。 
 サケにしてみれば、食べられようと思って川に来るのではありません。彼等は卵を産むためにやってきます。産卵を終えると、親のサケは死んでしまいます。 
 水中で死んだサケも、他の動物にとって御馳走です。浅瀬に乗り上げたサケは、
ヒグマに獲られたサケと同じように、鳥や獣の食べ物になります。水底に沈んだサケは、小魚などに食べられます。サケは身をもって、たくさんの生き物を養っています。 
サケがいなければ、北国の豊かな森はできなかったでしょう。知床の森が世界遺産になるほど豊かなのも、サケの恵みです。サケは、森を育てる海の使者ですね。

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サケ、ヒグマ、キツネ、タヌキ、カモメ、ハシブトカラス、ハシボソガラスは掲載されています。是非ご利用ください。

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