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2005年10月31日

2005年10月 投稿索引




植物

 ムクロジ(2005/10/03)Sapindus mukurossi 画像
 いつの間にか(紅葉その1)(2005/10/07)画像
 オレンジ (キンモクセイ)Osmanthus Fragrans var. aurantiacus(2005/10/19)画像
 さすらいの侵略者セイタカアワダチソウ(2005/10/25)コラム
 狙われた空き地(セイタカアワダチソウ)Solidago altissima L.(2005/10/25)画像


無脊椎動物

 サソリの毒はどんな毒?(2005/10/11)コラム
 貝のことを調べています。(2005/10/19)Q&A
 ダイオウイカは食べられない。残念!(2005/10/20)コラム
 アクアラングを持ったクモ? ミズグモ(2005/10/24)コラム
 イカの、とんがってる部分は、何と呼ぶのでしょうか?(2005/10/27)Q&A


昆虫

 鈴虫はマツムシ、松虫はスズムシ?(2005/10/03)コラム
 瑠璃色(リュウキュウハグロトンボ)Matrona basilaris japonica (2005/10/08)画像
 最近ハエが多く困っています。(2005/10/21)Q&A
 スズメバチは喧嘩に強い、でも寒さに弱い(2005/10/24)コラム


魚類

 瀬戸内ではポピュラーな魚「いんなご」と「きびなご」のことを(2005/10/05)Q&A
 ジンベエザメのことを調べています。(2005/10/16)Q&A
 こんにちは~(ミナミトビハゼ)Periophthalmus argentilineatus (2005/10/20)画像
 ニモのお父さんはお母さんだった?(2005/10/28)コラム
 クマノミの親子関係(2005/10/31)コラム 


両生類

 陸に棲むのに肺がないハコネサンショウウオ(2005/10/10)コラム
 最近、アカハライモリのことをニホンイモリと(2005/10/13)Q&A
 

爬虫類

 ネズミや、カエルではなくて、(2005/10/06)Q&A
 大きくてもおとなしいグリーンイグアナ(2005/10/17)コラム
 日光浴 (グリーンバシリスク)Basiliscus plumifrons(2005/10/18)画像


鳥類

 コウノトリとツルの違い(2005/10/04)コラム
 涼しくて気持ちが良いな。(マガモ)Anas platyrhynchos (2005/10/05)画像
 「鷲」と「鷹」の違いは(2005/10/07)Q&A
 ボー・・・(ムナグロ)Pluvialis fulva(2005/10/14)画像
 渡るツバメ、越冬するツバメ(2005/10/17)コラム
 美味しい?(シロハラ)Turdus pallidus (2005/10/29)画像


哺乳類

 どれどれ・・・(ニホンザル)Macaca fuscata(2005/10/01)画像
 しまうまについての質問です。(2005/10/02)Q&A
 キツネについての質問です。(2005/10/15)Q&A
 哺乳類のウサギは、なぜ単独でウサギ目なのですか?(2005/10/30)Q&A


Sunset

 Sunset(2005/10/02)画像
 Sunset2(2005/10/09)画像


Sunrise

 Sunrise1(2005/10/26)画像


富士山

 初冠雪(2005/10/12)画像


その他

 虹(2005/10/01)自然風景画像
 自然の切絵だね(2005/10/23)自然風景画像
 ちょっと一休み。(2005/10/29)自然風景画像


クマノミの親子関係

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カクレクマノミは、映画『ファインディング・ニモ』で有名になりました。この映画では、カクレクマノミのニモのお父さんが、献身的にニモの世話をします。親子の情を感じさせて、微笑ましいですね。
 しかし、前回書いたとおり、映画には「正確でないところ」があります。実の親子が一緒に暮らす場面も、その一つです。
 カクレクマノミなどのクマノミの仲間が、卵の世話をするのは本当です。これは魚には珍しいことです。普通の魚は、卵を産んだら産みっぱなしで、全く世話をしません。
 クマノミの仲間の場合、父親の世話焼きぶりは、映画に描かれたとおりです。自分の食事や休息もろくにせず、卵の世話をし続けます。
 やがて、めでたく卵から子魚たちが生まれます。ところが、父親も母親も、子魚には見向きもしません。子の世話は焼かないのです。子のほうも親になついたりしません。さっさと海面近くに浮かび上がってしまいます。子魚は親に頼らずに、しばらく海中を浮遊する生活を送ります。
 もし、子魚が生まれた場所に残っていたら、実の親に攻撃されて追い払われるでしょう。卵が孵化した途端、親は自分の子を忘れてしまうようです。
 冷たいようですが、こういった行動には意味があると考えられています。生まれた場所を離れることで、クマノミの仲間は分布を広げることができます。
 分布が広くなれば、絶滅する可能性が減ります。ある海域の環境が悪くなっても、他の海域は変わらないことがありますよね。狭い範囲にしか分布していないと、そこの環境が悪くなった時、一斉に滅びるおそれがあります。生まれてすぐに親元を離れるのは、生き延びる可能性を増やすためです。
 自然界のことを、人間の尺度で計ってはいけません。非情なように見えても、それはそれで正しいのです。映画は映画として楽しみましょう。


ニモ関連コラムは、こちら>>>ニモのお父さんは、お母さんだった


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クマノミ 、ハマクマノミが掲載されています。是非ご利用ください。

2005年10月30日

哺乳類のウサギは、なぜ単独でウサギ目なのですか?

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哺乳類のウサギは、なぜ単独でウサギ目なのですか?げっし目だと思っていました。ウサギ目とげっし目とどう違うのですか?

ウサギは、明らかにネズミやリスと似ていますね。なぜ同じ齧歯(げっし)目ではないのか? と誰もが思うでしょう。 昔は、ウサギも齧歯目に分類されていました。ウサギが兎(うさぎ)目に分類されるようになったのは、ここ二十年くらいのことです。ウサギの骨格などを詳しく調べてみると、齧歯目とは違う特徴があることが判ったので、兎目に分類されることになりました。 一番の大きな違いは、ネズミやリスには上顎(うわあご)の門歯(前歯のこと)が二本しかないのに、ウサギには四本あることです。 ウサギの顔をどう見ても、上顎の門歯は二本に見えますね。実は、ウサギの上顎には、あの大きな二本の門歯の陰に、小さな門歯がもう二本生えています。ウサギの特徴は、長い耳や後肢だけではなくて、こんなところにもあります。

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2005年10月29日

ちょっと一休み。

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沖縄 億首川

美味しい?(シロハラ)

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和名:シロハラ 
学名:Turdus pallidus

2005年10月28日

ニモのお父さんはお母さんだった?

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ディズニー映画の『ファインディング・ニモ』を御存知の方は多いでしょう。この映画の主役はカクレクマノミでした。サンゴ礁に棲む美しい魚ですね。映画がヒットしたために、多くの人に知られるようになりました。
 この映画では、カクレクマノミの生活がよく描かれています。この魚がイソギンチャクと共生することは、映画のおかげで有名になりました。カクレクマノミを含むクマノミの仲間は、みな同じようにイソギンチャクと共生します。
 でも映画は「お話」ですから、正確でないところもあります。それは悪いことではありません。この機会に、カクレクマノミの本当の生活を覗いてみましょう。
 ニモはお母さんがいなくなって、お父さんと二頭で暮らしていましたね。ここが「正確でないところ」です。ニモのお父さんは、お母さんがいなくなったところで、お母さんに変身するはずです!?
 実は、カクレクマノミは「性転換する魚」です。クマノミの仲間はみなそうです。何かの原因でつがいの雌がいなくなれば、残された雄は雌に性転換することが多いです。
 クマノミ類は、自分より体の大きい同種のものが近くにいると、雌として成熟することはありません。一番大きい個体が雌になります。次に大きい個体が雄になって、雌とつがいになります。専門的に言えば、大きい個体の存在により、小さい個体は雌としての成熟を抑制されています。
 したがって、一つのイソギンチャクにいるペアならば、体の大きいほうが雌、小さいほうが雄となります。年上のほうが体が大きいのが普通ですね。クマノミ類のつがいは、ほぼ間違いなく雌のほうが年上です。
 ペアの雌がいなくなれば、抑制がなくなって、雄は雌になることができます。お母さんをなくしたニモは、お父さんが「お母さん」に変身する可能性があるわけです。
 夢を壊す話で申し訳ありませんね。自然界の現実は、人間の価値観では計れません。次回は、カクレクマノミの親子関係に迫ってみましょう。

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2005年10月27日

イカの、とんがってる部分は、何と呼ぶのでしょうか?

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イカの、とんがってる部分は、何と呼ぶのでしょうか?「エンペラー」か、「ミミ」かで、迷っています。教えてください。

「イカのとんがっている部分」というのは、脚とは反対側の胴体部分の横に付いている、ひらひらした鰭のような部分のことですか? もしそうでしたら、それは普通「えんぺら」と呼ばれています。「みみ」と呼ばれることもあります。とんがり帽子をかぶった頭のように見える、イカの脚とは反対側の部分は、イカの頭ではなくて胴体です。イカの頭は、脚と胴体の間の狭い部分、眼の付いているところです。

2005年10月26日

Sunrise1

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夜明け

沖縄 億首川 【2005.08.16】

2005年10月25日

狙われた空き地(セイタカアワダチソウ)

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和名:セイタカアワダチソウ
学名:Solidago altissima L.


東京 渋谷【2005.10.23】

さすらいの侵略者セイタカアワダチソウ

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秋が深くなると、日本の空き地が黄色く染まってきます。セイタカアワダチソウの花が咲くからですね。
 セイタカアワダチソウは、外国からやってきた帰化植物です。明治時代に日本に入りました。大規模に広がったのは第二次世界大戦の後です。今では、日本中の空き地が秋に真っ黄色になるほど繁茂していますね。
 新参者がのさばっているように見えるので、セイタカアワダチソウはあまり良く思われていません。一時期、「花粉症の原因になる」と言われたこともありました。
 セイタカアワダチソウで花粉症になることは、まずありません。秋にかかる花粉症は、ブタクサなどの他の植物が原因です。急に繁茂したのが不気味がられて、セイタカアワダチソウに濡れ衣が着せられました。
 こんなに繁茂したのは、セイタカアワダチソウが秘密兵器を持っているためです。彼等は「化学兵器」を使います。
 セイタカアワダチソウは、根や地下茎から特殊な化学物質を放出します。シス-デヒドロマトリカリア・エステルcis-dehydromatricaria ester、略してcis-DMEと書かれる物質です。この物質が土にあると、セイタカアワダチソウ以外の植物の生育が妨げられます。他の植物を排除して、悠々と土地を独占できるわけです。
 このような化学物質は、他の植物にもあることがわかってきました。植物の種類ごとに独自の「化学兵器」を作り出しています。必死に生き延びようとする植物の戦術ですね。この現象をアレロパシーallelopathy(他感作用)と呼びます。ところが、土にcis-DMEが溜まってくると、セイタカアワダチソウの生育も妨げられるようになります。自分の毒に自分があたった状態ですね。そのために、セイタカアワダチソウは、長年同じところで繁茂し続けることができません。次から次へと新天地を求めなければ、生きていけません。
 かくして、セイタカアワダチソウは一時ほどの勢力はなくなりました。毎年、さすらいの侵略者として、彼等は新しい空き地を狙っています。

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2005年10月24日

アクアラングを持ったクモ? ミズグモ

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クモといえば、木の枝などに網を張った姿を思い浮かべますね。家の中をぴょこぴょこ歩くハエトリグモを思い浮かべる人もいるでしょう。
 ところが、世の中には、なんと水中に棲むクモもいます。その名もミズグモといいます。ヨーロッパからシベリア、そして日本に分布します。水中生活するクモは、世界でミズグモただ一種だけです。
 ミズグモは水中では呼吸できません。ではどうやって水中に棲んでいるのでしょう?
 彼等は、腹部や脚の毛に空気の泡をくっつけて運んでいます。この空気を呼吸します。人間のアクアラングと同じですね。人間が発明するはるか前から、ミズグモは自前の「アクアラング」を使っていました。
 ミズグモは、一生を通じて、水の外に出ることはほとんどありません。長い脚で器用に泳ぎます。食べ物は、水生昆虫やイトミミズなどです。
 クモの仲間らしく、ミズグモも糸を出します。水中に巣を作るためです。糸で水草をつづり合わせ、鐘形の巣を作ります。ミズグモはそこへ空気を運び込んで、「空気ドーム」状にします。食べ物は「空気ドーム」に持ち込まれて、ゆっくり食べられます。
 ミズグモの生態は、誰が見ても神秘的ですね。そのイメージを生かした『水蜘蛛【みずぐも】』という小説が書かれています。フランスのマルセル・ベアリュという人の作品です。最近では、日本で、ミズグモをテーマにしたアニメ映画を作るという発表がありました。監督はあの宮崎駿さんです。
 ミズグモは、澄んだきれいな水でなければ棲めません。そのうえ暑いところは苦手です。そのために、もともと分布が限られています。日本の場合、北海道の釧路湿原や京都府の深泥池【みぞろがいけ】など、ごくわずかな生息地が確認されているだけです。
 ミズグモの棲める環境は、世界中で減っています。日本でも、環境悪化により、絶滅した地域があるようです。ミズグモは、氷河期の生き残りともいわれる貴重な存在です。いつまでも彼等が棲める環境を残したいですね。

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ミズグモは掲載されています。是非ご利用ください。

スズメバチは喧嘩に強い、でも寒さに弱い

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夏の終わりから秋にかけて、必ずニュースに登場するハチがいます。スズメバチです。遠足中の児童が刺されたといったニュースを、誰もが聞いたことがあるでしょう。
 スズメバチと呼ばれるハチは、一種ではありません。日本では、六種ほどが普通に見られます。どの種も大型のハチで、攻撃性や毒性が強いものが多く、危険です。
 特に危険なのは、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチです。ニュースになるのは、大概これら三種のどれかです。
 オオスズメバチは、日本最大のハチです。体が大きいだけに毒が強く、攻撃性も強いです。他種のスズメバチを襲って食べるほど強力です。巣の近くでなくても人を襲うことがあります。世界的に見ても最強のハチといえるでしょう。
 キイロスズメバチは、オオスズメバチよりも人里に適応しています。そのため、人と接触する機会が多くて、危険度が高いです。非常に大型の巣を作り、大集団で生活します。人家に巣を作ったと騒がれるのは、ほとんどがこの種です。
 モンスズメバチの攻撃性と毒性は、前二種に劣りません。他種と違って、夜にも活動することがあります。
 ヒトさえ襲うスズメバチは無敵に見えますね。けれども、決してかなわない敵がいます。寒さです。冬を迎えると、どの種もほとんどが死に絶えます。秋に生まれた女王バチだけが、孤独に冬を越します。冬の女王バチは巣を離れ、古い巣は二度と使われません。
 秋にスズメバチが騒がれるのは、死に絶える前の、最も個体数が多い時期だからです。大量の食物を要するため、ハチが神経質になる時期でもあります。積極的にミツバチの巣などを襲って、食物を確保しようとします。一対一の喧嘩では、ミツバチはスズメバチに勝てません。
 しかし、寒さに対しては、ミツバチのほうが強いです。ミツバチは集団で巣に籠もって越冬します。群れ全体で冬を乗り切るところが、スズメバチと違います。同じハチでも、自然界に適応するやり方は様々ですね。

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オオスズメバチ 、キイロスズメバチ 、キボシアシナガバチ 、クロスズメバチ 、コガタスズメバチ 、スズバチ 、ヒメスズメバチ 、モンスズメバチ
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2005年10月23日

自然の切絵だね

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日没 沖縄 読谷村 

【2005.08.15】

2005年10月22日

こんにちは~(ミナミトビハゼ)

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和名:ミナミトビハゼ 
学名:Periophthalmus argentilineatus

沖縄 砂辺【2005.8.16】

2005年10月21日

最近ハエが多く困っています。

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最近ハエが多く困っています。どうしてこんなに増えたのか分かりません。ハエの退治法を教えていただけませんか?

ハエが多いのは、近くにハエの食べ物があるからでしょう。ハエを減らすには、まずハエの食べ物を突き止めて、それにハエが寄りつけないようにすることです。そうすれば次第にハエは減ります。 どうしてもハエの寄りつく原因が見つからない、あるいは、見つかっても自分の力ではどうしようもない、という場合は、家の中にハエが入ってこないようにするしかありません。 ハエ避けになる草として、目箒(メボウキ)という草があります。窓辺にこの草を植えた植木鉢を置いておくと、ハエはそれを嫌って入ってこないそうです。メボウキとはハーブの一種で、イタリア料理などに使われる「バジル」のことです。メボウキの英名がバジル basilなのです。最近は普通の花屋でハーブを置くようになったので、メボウキ(バジル)は花屋で入手できるでしょう。

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ベッコウバエなどハエ・アブ目の昆虫は掲載されています。是非ご利用ください。

2005年10月20日

ダイオウイカは食べられない。残念!

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今年の九月に、「生きているダイオウイカが撮影された」ニュースが世界を駆け巡りました。これは、日本人研究者による快挙です。撮影場所は小笠原諸島の沖です。
 なぜ、イカの写真がニュースになったかといえば、ダイオウイカがとても珍しいイカだからです。おとなのダイオウイカの生態写真は、おそらく世界初です。ダイオウイカは深海に棲むため、生きた姿を目撃した人さえほとんどいません。
 ダイオウイカは世界最大のイカです。イカの仲間に限らず、現在いる無脊椎動物の中で最大です。なんと全長10m以上にもなります。ただし、その半分以上が触手の長さで、胴体部分は最大6mほどです。
 ダイオウイカは、死体が海岸に打ち上げられたり、クジラの胃から発見されたりして、存在が知られてきました。その巨大さは人々の想像をかき立てます。北欧の伝説の怪物、クラーケンの正体だともいわれます。
 ヨーロッパでは、クラーケンの伝説があるためか、イカを怪物と見なす風潮が強いです。食べ物という意識はあまりありません。そのため、今回の撮影のニュースは、海外でセンセーショナルに受け止められたようです。
 日本では、誰もがイカを食べ物だと思っていますね。ダイオウイカの大きさを聞くと、大概の日本人が「イカ刺しにしたら何人前?」などと考えます。が、ダイオウイカは食用になりません。体にアンモニアをたっぷり含んでいて、非常にまずいからです。
 ダイオウイカがアンモニアを含むのは、浮力を得るためです。アンモニアは海水より軽いので、体を浮かせるのに役立ちます。深海に棲む生き物には、このようにアンモニアを含むものが多いです。泳がなくても深海の中層に浮いていられるからです。
 アンモニアを含むことなどから、ダイオウイカは、海中をふわふわ漂って暮らすと考えられていました。ところが、今回の写真には、たいへん活動的な姿が写っています。ダイオウイカの生態解明は、まだまだこれからです。
 日本では、二〇〇二年に、生きたダイオウイカの幼体も撮影されています。ぜひ日本が主導して、ダイオウイカの神秘を解明して欲しいですね。

2005年10月19日

オレンジ (キンモクセイ)

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和名:キンモクセイ
学名:Osmanthus Fragrans var. aurantiacus

貝のことを調べています。

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貝のことを調べています。貝はどうやって産まれるのですか?

貝にはとてもたくさんの種があります。種によって、産まれ方が違います。 大部分の貝は、母親の体から卵で産まれます。卵から産まれた貝の幼生は、たいがい親の貝とは似ても似つきません。貝殻を持たず、水中を漂う小さなプランクトンとして暮らします。その幼生たちは、成長につれ形が変わってゆきます。やがて親と同じ形の小さな貝になり、砂に潜ったり底を這ったりして暮らすようになります。 陸に棲むカタツムリの場合は、一生水中の生活をしません。陸に卵で産まれます。卵が孵化すると、いきなり小さなカタツムリの姿をしています。 中には、卵で生まれない貝もいます。親の体から、小さな貝の形で生まれてきます。田んぼに棲むタニシなどがそうです。

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アオガイ、アカガイ、アサリ、オオタニシ、ヒダリマキマイマイなどが掲載されています。是非ご利用ください。

2005年10月18日

日光浴 (グリーンバシリスク)

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和名:グリーンバシリスク
学名:Basiliscus plumifrons

2005年10月17日

大きくてもおとなしいグリーンイグアナ  

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最近、日本各地でイグアナが発見されたと騒がれています。本来、日本にいないはずのトカゲですから、ニュースになりますね。ペットとして飼われていたものでしょう。
 ニュースになる割には、イグアナのことは知られていません。イグアナとはどんなトカゲでしょうか?
 イグアナと呼ばれるトカゲは、一種ではありません。十種以上います。イグアナとは、イグアナ科に属するトカゲの総称です。日本でペットにされるのは、グリーンイグアナが最も多いです。その理由はいくつかあります。
 第一は、人工的に繁殖させやすいからです。たくさん産まれれば、たくさん売ることができますね。
 第二は、草食性だからです。生きた動物を食べさせる必要がありません。餌として生きた動物を用意するのは大変ですよね。野菜や果物を食べさせるのは楽です。
 第三は、大型になって見栄えがするからです。最大で全長180cmほどになります。全長のうち半分ほどは尾です。どうせ飼うなら、格好いいものを飼いたいと思うのは人情でしょう。成体では背中のとげとげ――クレストといいます――も発達して、迫力があります。見た目がいかついため、実物と遭うと恐ろしく感じる人が多いでしょう。
 見た目と違って、グリーンイグアナはおとなしいです。前に書いたとおり、草食性だからです。積極的に他の生き物を襲うことはありません。グリーンイグアナが危険というなら、イヌも危険な生物です。ただ、ヒトにばったり出くわしたりした場合は、暴れることがあります。彼等も驚いて、危害を加えられると思うからです。大きくて力があるため、暴れる姿が凶暴に見えてしまいます。大型生物を扱うには、それなりの配慮が必要です。
 グリーンイグアナは、もともとは中南米に棲みます。日本に連れてきてペットにしたのはヒトです。いったん飼った以上は、最後まで愛情と責任を持つべきですね。

渡るツバメ、越冬するツバメ

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ツバメは、日本人にとても親しまれている鳥ですね。軒先に巣作りする姿がおなじみです。
 ツバメが渡り鳥なのはよく知られていますね。春先、ツバメは南の国からやってきて、秋に南の国へ戻ってゆきます。翌年の春には、再び日本に姿を現わします。このような渡り鳥は夏鳥と呼ばれます。
 鳥がなぜ渡りをするのか、昔から研究されていますが、明確な理由はいまだにわかりません。種によって理由は違うようです。ツバメの場合は、冬に餌が少なくなることが理由と推定されています。ツバメは、飛びながら昆虫を獲って食べます。寒くなると、空を飛ぶ昆虫が減ってしまいます。
 ごく少数ながら、日本で冬を過ごすツバメがいます。餌が減るのに、なぜ渡らないのか謎です。ツバメは寒さに弱いため、越冬するものは関東地方以南に見られます。
 越冬するツバメは、ヨシ(アシ)原などに集団ねぐらを作ることが多いです。渡りをするツバメも、夏以降、ヨシ原などに集団ねぐらを作ります。水辺のヨシ原はネコなどの敵が来ないので、安心して休めるところです。越冬ツバメは、厳しい冬を乗り切るために、安心できる休息場所をずっと使うようです。
 ツバメにとって、日本の冬を過ごすことは大変です。凍死したり餓死したりするものもいます。
 では渡りをすれば無事かといえば、そんなことはありません。ツバメはあの小さな体で、日本からフィリピンやマレーシア、インドネシアまでも渡ります。長い旅路には危険がいっぱいです。タカなどに襲われたり、嵐に巻き込まれたりすることがあるでしょう。そんな危険な旅を、普通のツバメは年二回(往きと帰り)も行なっています。渡るツバメも渡らないツバメも、精一杯生きています。春、私たちの前を元気に飛び回るのは、厳冬を乗り切ったツバメです。秋に旅立つツバメたちを見ると、どうか無事でと祈らずにはおれません。

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アマツバメ 、イワツバメ 、コシアカツバメ 、ツバメ 、ヒメクロウミツバメが掲載されています。是非ご利用ください。

2005年10月16日

ジンベエザメのことを調べています。

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ジンベエザメのことを調べています。数え方が分かりません。何匹と数えるのですか?何頭と数えるのですか?

「匹」というのは、動物を数える時の俗語的表現です。生物学の分野では、たとえそれがアリのような小さな動物であろうと、ジンベエザメのような大きな動物であろうと、数える時には「頭(とう)」を使います。

2005年10月15日

キツネについての質問です。

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キツネについての質問です。北極キツネとシルバーフォックスは、どの地域に生息しているのでしょうか?また、北極キツネとシルバーフォックスの違いは何でしょうか?教えてください。

ホッキョクギツネとシルバーフォックスとは、種が違います。シルバーフォックスは普通のアカギツネの色変わりで、アカギツネと全く同じ種です。ホッキョクギツネは、日本語の正式名称がホッキョクギツネです。 ホッキョクギツネは、名のとおり北極地方に分布します。 シルバーフォックスの分布域は、アカギツネと同じです。アカギツネは、北極圏から北アフリカ、中央アメリカの砂漠、アジアのステップなど、北半球の全域に分布します。南限はスーダンでしたが、人為的にオーストラリアへ移入されました。英語では、アカギツネがred fox、シルバーフォックスはsilver foxと、毛色で呼び方が変わります。日本では、英語名のシルバーフォックスをそのまま日本語にして「銀狐(ギンギツネ)」と呼ばれています。 アカギツネの中には、時々色変わりが出ます。ほぼ真っ黒になったものを「黒狐(クロギツネ)」と呼び、黒の中に白い毛が生えて銀色っぽく見えるものを「銀狐」と呼びます。日本のアカギツネの中にも、まれにクロギツネが発見されます。北に棲むアカギツネのほうが黒化する率が高いようで、クロギツネやギンギツネの分布域は北に偏っています。

2005年10月14日

ボー・・・(ムナグロ)

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和名:ムナグロ
学名: Pluvialis fulva

沖縄県名護市【2004.05.01】

2005年10月13日

最近、アカハライモリのことを

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最近、アカハライモリのことをニホンイモリと記述するようですが、本来は、アカハライモリが正しいのではないのでしょうか?学名のpyrrhogasterとはたしか、赤い腹の意味ではないのでしょうか?

ニホンイモリの学名【Cynops pyrrhogaster】のpyrrhogasterは、確かに「赤い腹」という意味です。しかし、学名を日本語訳したものがそのまま標準和名と決まっている訳ではないので、ニホンイモリという標準和名が間違っているとは言えません。通称としては、「ニホンイモリ」で、標準和名として「アカハライモリ」の方が一般的なようですね。

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アカハライモリは掲載されています。是非ご利用ください。

2005年10月12日

初冠雪

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初冠雪と雲海
山梨県河口湖町

2005年10月11日

サソリの毒はどんな毒?

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サソリは、誰もが知っている毒のある生物ですね。毒の強さに差はあるものの、すべてのサソリは毒を持っています。鋏【はさみ】を持っているため、エビやカニの仲間のように見えますが、クモにより近い生き物です。
 映画などでは、サソリの毒が強調して描かれます。刺されるとすぐに毒が回って死にそうになる、と思う人が多いようです。実際には、サソリの毒は、種によってたいへん違います。少なく見積もっても、サソリは六百種以上もいます。
 ヒトを殺せるほどの毒があるサソリは、ごく一部です。一般に、尾が太いサソリは毒が強いといわれます。尾が細くても毒が強いものもいますから、安直な判断は危険です。また、暑いところに棲むサソリほど毒が強いようです。サソリは熱帯にしかいないわけではなく、一部の種は温帯にも棲んでいます。
 例えば、学名でLeiurus quinquestriatus【レイウルス・キンケストリアトゥス】と呼ばれるサソリは猛毒です。中東や北アフリカに分布します。このサソリは神経毒という毒を持っていて、刺されると神経が麻痺します。そのために喉が硬直し、うまくしゃべれなくなります。そのまま放置すれば、呼吸ができなくなり、死ぬ可能性があります。
 世界最大のサソリ、ダイオウサソリは、それほど猛毒ではありません。毒が強くない・性格が温和・丈夫で飼いやすい・大型で見栄えがする、といった特徴のために、ペットとして人気があります。それでも、飼育には細心の注意が必要です。先ごろ大阪府のマンションで発見されて騒がれたのは、このダイオウサソリです。
 日本にも野生のサソリがいることは、ほとんど知られていませんね。沖縄の南寄りの八重山諸島に、二種が分布します。マダラサソリとヤエヤマサソリです。どちらも毒は弱く、刺されても少し腫れて痛いくらいです。普通の虫刺されと同様ですね。
 サソリは、好んでヒトを刺すのではありません。サソリから見れば、ヒトのほうが巨大で恐ろしい生き物です。ゆえに、自分の身を守ろうとして刺します。サソリの害を避けたいなら、手を出さないのが一番です。



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2005年10月10日

陸に棲むのに肺がないハコネサンショウウオ

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両生類は、幼生が水中に棲み、成体が陸に棲むことが知られていますね。「おたまじゃくしはカエルの子」と歌われるとおりです。成長して水から陸に上がる過程で、両生類の体は激変します。でないと生きられません。
 例えば、私たちヒトは陸に棲みます。水中では息ができませんね。空気を呼吸する肺は、水中で使えないからです。また、魚は水中に棲みます。陸では生きてゆけませんね。水中の呼吸に役立つ鰓【えら】は、空気を呼吸できないからです。
 両生類は、このように異なる環境を生き抜きます。幼生の間は鰓で呼吸します。成体になると、陸に上がるために鰓が退化します。代わりに肺が発達して、空気を呼吸できるようになります。
 ところが、両生類の中には、成体になっても肺が発達しない種がいます。日本にいるハコネサンショウウオなどがそうです。成体のハコネサンショウウオは、ちゃんと陸で暮らしています。どうやって呼吸しているのでしょう?
 彼等は皮膚で呼吸をしています。肺という呼吸専用器官を使いません。
 これは、ハコネサンショウウオの体が小さいためにできることです。ヒトのように大きな生き物では、皮膚だけで体を維持する分の呼吸ができません。
 呼吸するには、皮膚を湿った状態に保たなければなりません。乾燥しやすい陸では大変なことです。このために、ハコネサンショウウオは湿気の多いところに棲み、日光に当たらないように夜行動しています。
 陸に棲むのに、肺がないのは不便そうですね。ハコネサンショウウオが、なぜこんな生活を選んだのかはわかりません。日本の他のサンショウウオは、みな肺を持っています。外国には、ハコネサンショウウオと同様に肺を持たない種が多いようです。
 両生類は、水中と陸上とで暮らすため、両方の環境が整っていないと生きられません。ハコネサンショウウオの場合ですと、水のきれいな山地の渓流が必要です。肺を持たない不思議なサンショウウオが、いつまでもいられる環境を守りたいですね。

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2005年10月 9日

Sunset2

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宮崎県

2005年10月 8日

瑠璃色(リュウキュウハグロトンボ)

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和名:リュウキュウハグロトンボ
学名: Matrona basilaris japonica

2005年10月 7日

いつの間にか(紅葉その1)

紅葉の時期

「鷲」と「鷹」の違いは

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「鷲」と「鷹」の違いは「イルカ」と「クジラ」のようなものでしょうか?はっきりと区別があるのでしょうか?教えてください。

「鷲」と「鷹」には、はっきりとした区別がありません。「クジラ」と「イルカ」は曖昧とはいえ一応大きさで区別していますが、「鷲」と「鷹」はそれほどの区別もされていません。

2005年10月 6日

ネズミや、カエルではなくて、

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ネズミや、カエルではなくて、草や木の実をたべる蛇がいるのか教えていただけますでしょうか?

草食性のヘビは存在しません。しかし、魚を食べるヘビや、昆虫などの節足動物を食べるヘビはいます。

2005年10月 5日

涼しくて気持ちが良いな。(マガモ)

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和名:マガモ
学名:Anas platyrhynchos

瀬戸内ではポピュラーな魚「いんなご」と

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瀬戸内ではポピュラーな魚「いんなご」と「きびなご」のことを教えてください。どう違うのでしょうか?

標準和名で「いんなご」という魚は存在しませんので、おそらく瀬戸内地方でつけられた地方名だと思われます。「いんなご」に一番近い標準和名の魚は「いかなご」です。「いかなご」とは、漢字で「玉筋魚」と書きます。学名は【Ammodytes personatus】、スズキ目イカナゴ科に属します。サンマほど大きくはないけれどサンマのように細長い魚で、成魚になると全長25cmほどになります。日本各地の沿岸から日本以北の北太平洋に広く生息し、全長5cm以下の幼魚は、四月頃淡路島沿岸でよく獲れます。幼魚は煮干煮干や佃煮にされ、成魚は天ぷらなどにして食べます。次に「きびなご」です。標準和名で「きびなご」という魚は存在します。「きびなご」は、漢字で「黍魚子」または「吉備奈仔」と書きます。学名は【Spratelloides japonicus】、ニシン目ウルメイワシ科に属します。地方名は、キミナゴやキミイワシなどです。「いかなご」と同じように細長い魚ですがもっと小さく、成魚になっても全長10cmくらいにしかなりません。「いかなご」と違って南方系の魚で、日本の本州中部以南から熱帯にかけて生息します。ふだんは外洋に棲んでいます。産卵期の四月から八月くらいになると大群を成して沿岸に押し寄せ、海藻などに産卵します。この時に漁獲されて食卓に上ります。

2005年10月 4日

コウノトリとツルの違い

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二〇〇五年九月二十四日、日本の鳥類にとって嬉しいことが起こりました。何十年も、野生では見られなかったコウノトリの復活です。この日、人間が繁殖させたコウノトリが五羽、野生に返されました。
 コウノトリは、ツルに似た大きな鳥です。ツルと同じように水辺に棲みます。日本では、コウノトリが安心して棲める水場がなくなって、絶滅しました。ユーラシア大陸にはまだ野生のコウノトリがいます。時たま、日本に飛んできます。コウノトリとツルは、姿も暮らしぶりも似ています。そのため、混同されることが多いです。実際には、コウノトリは、ツルよりもトキに近縁です。コウノトリとツルを見分けるには、大きな目安が二つあります。
 一つめは、止まる場所の違いです。コウノトリはよく樹に止まります。巣も樹上に作ります。ツルは樹に止まりません。巣は地上に作ります。
 おめでたい図として、松の樹に止まる鶴が描かれることがありますね。あれは、樹に止まるコウノトリがツルと間違えられたようです。樹のそばにツルがいることはあっても、樹に止まることはありません。
 二つめは、鳴き方の違いです。コウノトリは鳴きません。かわりに、嘴を打ち合わせてかたかたと鳴らします。これをクラッタリングといいます。ツルは大きな声で鳴くことで有名ですね。クルーとかクローとか聞こえる声で鳴きます。
 コウノトリもツルも、環境破壊のために絶滅しそうになりました。完全に滅びなかったのは幸いです。環境が整えられたおかげで、少しずつ復活しています。
 外国では、人家の屋根や煙突にコウノトリが巣を作ることがあります。石造りの家は頑丈なので、コウノトリの大きな巣にも耐えられるのですね。コウノトリが家に巣を作るのは、幸運のしるしとして喜ばれます。
 「コウノトリが赤ちゃんを運ぶ」という伝承ができたのは、こんなふうに身近な鳥だからでしょう。いつまでもこんな関係を続けたいですね。

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2005年10月 3日

黄葉 ムクロジ

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和名:ムクロジ 
学名:Sapindus mukurossi

鈴虫はマツムシ、松虫はスズムシ?

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日本人は、昆虫の声を楽しむことで知られます。コオロギやキリギリスの仲間を、季節感あふれるものとして喜びますね。中でも好まれるのが、スズムシとマツムシです。
 スズムシは、りんりんと鳴く声が鈴のようだからスズムシだといいます。マツムシは、ちんちろりんと鳴く声が松風のようだからマツムシだといいます。
 平安時代あたりには、現在のスズムシを松虫、マツムシを鈴虫と呼んだというのが定説です。昔の人は、りんりんという声を松風に、ちんちろりんという声を鈴に似ていると聞いたのでしょうか。
 この定説には異論があります。昔も今も、スズムシは鈴虫、マツムシは松虫だったというのです。確かに、『源氏物語』の「鈴虫」の巻を読むと、鈴虫は現在のスズムシ、松虫は現在のマツムシとしたほうがふさわしい記述です。
 スズムシもマツムシも、古来同じように好まれるのに、ペットショップなどで売られるのはスズムシばかりですね。なぜでしょう?
 理由は、スズムシのほうが繁殖させやすいからです。
 ペットとして大量に売るには、人工的に繁殖させなければなりません。スズムシは普通の土の中に産卵するため、土さえ入れておけば繁殖させることができます。けれどもマツムシは、ススキなどの草の茎に産卵します。生きた草と一緒に飼うのが難しいために、繁殖させにくいです。
 この習性ゆえ、野生状態でもマツムシのほうが繁殖しにくいです。野生のマツムシはずいぶん減ってしまいました。マツムシが産卵できる草むらが、人間の開発で減ったからです。
 前に書いたとおり、スズムシとマツムシは、平安時代から並んで親しまれました。京都に嵯峨野【さがの】という鳴く虫の名所があったほどです。平安貴族は嵯峨野に出かけて鈴虫や松虫を取り、宮中に奉【たてまつ】りました。千年以上も親しまれた二つの虫の声を、私たちの時代に途絶えさせたくはありませんね。

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コオロギ、マツムシ、スズムシは掲載されています。是非ご利用ください。

2005年10月 2日

Sunset

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沖縄 砂辺

しまうまについての質問です。

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しまうまについての質問です。しまうまの赤ちゃんは、ライオンなどにお母さんが襲われている時、どうしているのですか?逃げるのですか?

シマウマのお母さんがライオンなどに襲われている時、お母さんだけ襲われていて「赤ちゃんが無事」という状況は、まずありえません。ライオンなどの肉食獣は、おとなの健康な草食獣よりも、赤ちゃんや病気で弱ったものを襲います。そのほうが簡単に倒せるからです。肉食獣は、シマウマのお母さんと赤ちゃんが一緒にいたら、まず赤ちゃんを襲います。ライオンなどにくわえ込まれてしまったら、赤ちゃんは普通助からないでしょう。反撃するだけ無駄なので、たいがいのお母さんは自分だけ逃げてしまうと思います。薄情なようですが、そこで反撃をすれば赤ちゃんとお母さんと両方が命を落とすかも知れません。お母さんだけでも生きていれば、次の年に赤ちゃんを産むことができます。自然の掟は厳しいのですね。

2005年10月 1日

どれどれ・・・(ニホンザル)

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和名:ニホンザル 
学名:Macaca fuscata

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南西諸島上空