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2005年10月 4日

コウノトリとツルの違い

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二〇〇五年九月二十四日、日本の鳥類にとって嬉しいことが起こりました。何十年も、野生では見られなかったコウノトリの復活です。この日、人間が繁殖させたコウノトリが五羽、野生に返されました。
 コウノトリは、ツルに似た大きな鳥です。ツルと同じように水辺に棲みます。日本では、コウノトリが安心して棲める水場がなくなって、絶滅しました。ユーラシア大陸にはまだ野生のコウノトリがいます。時たま、日本に飛んできます。コウノトリとツルは、姿も暮らしぶりも似ています。そのため、混同されることが多いです。実際には、コウノトリは、ツルよりもトキに近縁です。コウノトリとツルを見分けるには、大きな目安が二つあります。
 一つめは、止まる場所の違いです。コウノトリはよく樹に止まります。巣も樹上に作ります。ツルは樹に止まりません。巣は地上に作ります。
 おめでたい図として、松の樹に止まる鶴が描かれることがありますね。あれは、樹に止まるコウノトリがツルと間違えられたようです。樹のそばにツルがいることはあっても、樹に止まることはありません。
 二つめは、鳴き方の違いです。コウノトリは鳴きません。かわりに、嘴を打ち合わせてかたかたと鳴らします。これをクラッタリングといいます。ツルは大きな声で鳴くことで有名ですね。クルーとかクローとか聞こえる声で鳴きます。
 コウノトリもツルも、環境破壊のために絶滅しそうになりました。完全に滅びなかったのは幸いです。環境が整えられたおかげで、少しずつ復活しています。
 外国では、人家の屋根や煙突にコウノトリが巣を作ることがあります。石造りの家は頑丈なので、コウノトリの大きな巣にも耐えられるのですね。コウノトリが家に巣を作るのは、幸運のしるしとして喜ばれます。
 「コウノトリが赤ちゃんを運ぶ」という伝承ができたのは、こんなふうに身近な鳥だからでしょう。いつまでもこんな関係を続けたいですね。

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コウノトリは掲載されています。是非ご利用ください。

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