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2005年11月21日

街路樹は生きている化石、イチョウ

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イチョウは、街路樹や公園樹として人気があります。実の銀杏【ぎんなん】が食用になることでも有名ですね。平凡な樹木でありながら、イチョウが「生きている化石」なのは御存知でしょうか?
 イチョウの仲間は、恐竜が栄えていたのと同じ時代に栄えました。中生代のジュラ紀という時代です。ジュラ紀は、今からおおよそ二億五百万年前~一億三千五百万年前を指します。その頃には、たくさんのイチョウの種がありました。今あるのは、私たちが見るイチョウただ一種です。仲間はみな絶滅しました。イチョウは孤立した種です。
 イチョウは、恐竜時代から基本的な形が変わっていません。イチョウの中に、お葉つきイチョウというのがあります。「葉に花が付いて実がなる」という不思議な性質を持ったイチョウです。これこそ、イチョウが生きている化石である証拠です。
 植物の花は、もとは葉でした。葉が進化して花になりました。イチョウは、葉から花が分化した頃の性質を残しています。そのために、葉の一部が花になって実がなることが起こります。葉から花になりかけの状態ですね。
 イチョウの花を見たことがある人は少ないでしょう。イチョウの樹は雄株と雌株に分かれています。雄株には雄花が咲き、雌株には雌花が咲きます。銀杏は雌株にしか実りません。お葉つきイチョウはほとんどが雌株で、葉に銀杏が付きます。まれに、葉に雄花が咲く雄株があります。
 お葉つきイチョウは日本の各地にあります。そのうち何本かは、国の天然記念物に指定されています。
 イチョウは、秋の黄葉が見事ですね。黄葉の美しさが人間に好まれて、今では世界中にイチョウが植えられています。恐竜時代のイチョウも、現代のように黄葉したのかどうかはわかりません。
 恐竜の目にイチョウはどう映ったでしょう? もしも黄葉したのなら、恐竜も美しさを感じたのでしょうか? 太古の光景に思いを馳せると、いつものイチョウも違って見えますね。

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イチョウは掲載されています。是非ご利用ください。

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