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2005年12月 5日

七面鳥(シチメンチョウ)はクリスマスの御馳走。なぜ?

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近年の日本では、クリスマスに鶏肉を食べますね。これは、米国でクリスマスにシチメンチョウを食べる風習に由来します。日本ではシチメンチョウの肉を入手しにくいため、代わりにニワトリを、となった模様です。
日本人にとって、シチメンチョウは馴染みが薄い鳥です。実態が誤解されていることも多いですね。
例えば、シチメンチョウは全て飼育されている鳥で、野生のものはいない、と思っている方がいます。実際には、野生のシチメンチョウが存在します。野生のものは、米国からメキシコにかけて分布します。
シチメンチョウは、北米やメキシコの先住民が飼い始めて、家禽【かきん】としました。家禽とは、家畜(人に飼われた獣)のように、人に飼われた鳥のことです。
シチメンチョウは空を飛べない、と思っている方もいますね。これは半分正しいです。家禽のシチメンチョウは、体が重くて飛べません。肉がたくさん取れるよう、大型化されたからです。けれども、野生のものは飛べます。敵から逃げる必要がありますからね。
アメリカ大陸にヨーロッパ人が来た時、すでに家禽化されたシチメンチョウがいました。ヨーロッパ人はこの鳥の有用性に気づいて、自分たちの国に輸入します。こうして、ヨーロッパでもシチメンチョウが飼われ、食べられるようになりました。クリスマスの御馳走にシチメンチョウが使われる理由は、よくわかっていません。特に宗教的な意味はないようです。昔、米国が貧しかった頃、入手できる肉のうちで最も御馳走にふさわしかったのがシチメンチョウ、ということらしいです。ヨーロッパ人に発見されてから、シチメンチョウの飼育数はとても増えました。それに反して、野生のものはとても減りました。乱獲や環境破壊のためです。
幸いにも、野生シチメンチョウを保護しようという人たちが現われました。おかげで、今はだいぶ回復しています。米国では、適度な狩猟を許可することで、野生シチメンチョウと共存しています。自然保護のお手本にしたいですね。

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