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2005年12月20日

魚の学名を調べていると

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魚の学名を調べていると、同じ魚でも、本によって違う学名がつけられているのがよくありますね。ですから、種によっては複数つけられていることになります。この複数の学名の違いはなんですか? 教えて下さい。

魚に限らず、生物の種には学名を付けることになっていますね。学名はラテン語で付けられます。
 同じ種なのに、本によって学名が違うことは、ままあります。それはなぜかといいますと、いくつかの理由があります。

1.新しい種を発見したと思って、学名を付けた。ところが、後で別の種と同じものだとわかって、後から付けた方の学名が無効になった。(学名には、「先に付けた学名が有効」 という規則がある)。
 しかし、いったん出版されてしまった本は変えようがないので、古い本には無効になった学名が載っている。

2.新しい種を発見したと思って、学名を付けた。ところが、後になって、その種の分類が変えられた。
 最初とは違う属に所属するとわかった場合、その種の学名は変わる。学名は、一般的に「属名-種名」で表記されるので、最初の「属名」部分が変更されることになる。場合によっては、ラテン語の語形変化のために、後ろの「種名」の部分も変更されることもある。
 いったん出版された本は、やはり変えようがないため、古い本には昔の学名が載っている。

3.同じ種であっても、学者によって、違う学名を採用することがある。そうなる理由はいろいろである。ある学者が新種だと考えているものを、別の学者は既存の種だと考えている場合などがある。
 本の著者や監修者の考え方により、本に載っている学名は変わる。

 正しい学名を知りたいと思ったら、なるべく新しく出版された本を探さなければなりませんね。
 それと、いくつかの本を読み比べてみることも必要です。

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