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2005年12月21日

トナカイはサンタクロースの友達

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 サンタクロースは、いまや世界中の人が知っているクリスマスの妖精ですね。彼がトナカイのそりに乗ることも知られています。なぜ、サンタクロースのそりを牽【ひ】くのはトナカイなのでしょうか?
 それは、彼の故郷が、トナカイのすみかと一致するからのようです。サンタクロースの故郷には諸説があって、デンマーク領グリーンランドだとか、フィンランドだとかいわれます。どの説でも、そこではかつてトナカイそりが重要な交通手段でした。サンタクロースは、その伝統を受け継いでいるようです。
 トナカイが棲むのは、北極圏やそれに近いとても寒い地域です。そういう地域には、ツンドラと呼ばれる荒野が広がっています。冬のツンドラは雪に閉ざされます。夏になると、凍った土が溶けてどろどろになります。雪の上や泥の上はとても歩きにくいですね。自動車や馬車を走らせることもできません。
 トナカイは、ツンドラをすいすい歩くことができます。彼らの足の蹄【ひずめ】は大きく広がって、雪の上でも泥の上でも、沈まないで歩けます。トナカイが牽くそりでなければ、ツンドラを進むことはできませんね。
 トナカイには、他のシカにない珍しい特徴があります。雄にも雌にも角があることです。
 ニホンジカなどの普通のシカは、雄が雌を惹きつけるために角を使います。ですから、雌には角が要りません。トナカイの雄も、雌を惹きつけるのに角を使います。トナカイの雌は角を何に使うのかといえば、雪を掘るのに使います。
 ツンドラの植物は、冬、雪に埋もれます。雪を掘らなければ、トナカイは何も食べられません。トナカイの雄は体が大きいため、蹄でたくさんの雪を掘ることができます。雌は体が小さいので、蹄だけでなく角も使って雪を掘ります。
 厳しいツンドラで暮らすために、トナカイは特別な蹄や角を発達させました。極地で暮らす人々は、そんなトナカイの肉や労働力を利用して生きてきました。北国でサンタクロースが活躍できるのも、きっとトナカイのおかげですね。

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野生のトナカイは日本に生息していないため、残念ながら掲載されていませんが、同じシカ科の仲間のニホンジカは掲載されています。是非ご利用ください。

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