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2005年12月26日

イヌの祖先はオオカミか?

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 来年は戌【いぬ】年ですね。年賀状の犬の絵をどうするか、悩んでいる方も多いでしょう。ここぞとばかりペット自慢をする方もいらっしゃるでしょうね。
 イヌは最古の家畜です。はっきり「イヌ」といえる化石のうち、最も古いのは、一万四千年ほど前のものです。ドイツで発見されました。
 家畜というより、イヌは人類の友というにふさわしいですね。ヒトを救ったイヌの話は、枚挙にいとまがありません。こんなに人懐こい動物がなぜ生まれたのか、不思議ですよね。この問題は、昔から議論されてきました。
 これまでに、イヌの祖先に関しては、オオカミ説、ジャッカル説、コヨーテ説などが唱えられました。現在では、イヌの祖先はオオカミであると確定されています。
 いつ頃、どこでオオカミがイヌになったのかは、まだわかっていません。時代を確定しにくいのは、初期のイヌがオオカミそっくりだからです。それらしき化石が見つかっても、初期のイヌなのかオオカミなのか、区別できません。
 どこで家畜化されたかについても、的を絞るのは難しいです。オオカミの分布はとても広く、ほぼ北半球全域にわたるからです。現在のところ、西アジア(中近東)という説と、東アジア(中国周辺)という説が有力です。
 一番の謎は、「なぜ、オオカミはヒトに近づいて、イヌになったのか」でしょう。これについても様々な説があります。どの説でも挙げられるのは、「ヒトもオオカミも、群れ(家族)で生活する」共通点があることです。
 本当のオオカミは、おとぎ話の残忍な狼とは違います。愛情深く、群れ(家族)の絆が強く、助け合って暮らします。ヒトも、同じように家族で助け合って暮らしますね。似たような生活ですから、オオカミは馴染みやすかったことでしょう。
 異種でも仲間だと認識できる能力がオオカミにあるのは、驚くべきことです。その寛容さと愛情深さが、オオカミをイヌに変えたのでしょう。仲間内で争いが多い人間は、彼らの寛容さと愛情深さを見習うべきかも知れません。

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