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2006年1月11日

白鳥(ハクチョウ)は冬の使者

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 冬になると、各地から「ハクチョウが飛来した」という便りが聞かれます。この冬は、いつもならば来ない地域にまでハクチョウが来ていますね。東京都や静岡県にコハクチョウが来たというニュースを聞きました。格別に寒いからでしょうか。
 ハクチョウは、どれも白くて大きくて、同じように見えますね。けれども、じつはいくつかの種があります。日本に来るのは、主にオオハクチョウとコハクチョウです。
 名のとおり、オオハクチョウのほうがコハクチョウより少し大きいです。日本に来る渡り鳥の中では最大で、体重10kgを越えるものもいます。こんな重さで、空を飛ぶのは大変です。長く助走してからでないと、オオハクチョウは飛び立てません。重い体を翼に乗せて、ユーラシア大陸の北部から日本へと、彼らはやって来ます。
 小さいとはいえ、コハクチョウも大型の鳥です。オオハクチョウとは、嘴の模様でも区別できます。嘴の黄色い部分が多いのがオオハクチョウ、黒い部分が多いのがコハクチョウです。コハクチョウは北極圏から日本に飛来します。
 オオハクチョウもコハクチョウも、シベリアなどの極寒の地から渡ってきます。彼らにしてみれば、たとえ北海道であっても「暖かい」地域に来ているのでしょう。
 北海道では、世界で唯一かも知れないオオハクチョウの風景が見られます。なんと、温泉に暖まりに来るオオハクチョウたちです。
 その風景は、屈斜路湖【くっしゃろこ】のコタン温泉で見られます。冬の屈斜路湖は、ほぼ全面凍結します。しかし、温泉の湧いている一部だけは凍結しません。そこにオオハクチョウが集まります。コタン温泉には、湖畔の一部を仕切っただけの露天風呂があり、すぐそばのオオハクチョウを眺めながら温泉に入れるそうです。
 ハクチョウも、冷たい水より温水のほうがいいのでしょうか? おそらく、それ以上に重要な理由から、温泉の周囲に集まると思われます。凍結した湖上は、キツネや野犬などが歩けます。そういった敵に襲われないようにという工夫でしょう。優雅に見えるハクチョウたちも、生きるためには苦労が絶えないのですね。


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には、オオハクチョウやコハクチョウが掲載されています。是非ご利用ください。

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