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2006年1月27日

アンコウは釣りの名手

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 冬は食べ物が美味しい季節ですね。鮟鱇(アンコウ)鍋は、日本を代表する冬の御馳走でしょう。「あんきも」と呼ばれる肝臓も美味とされます。
 食用にされるアンコウには、いくつかの種が含まれます。どの種も姿と名前が似ていて、普通の人には区別しがたいです。
 一番美味しいのは、キアンコウだといわれます。何も付かないただのアンコウという種もあります。他のアンコウと区別するために、ただのアンコウはクツアンコウとも呼ばれます。キアンコウやアンコウ以外に、ニシアンコウ、メダマアンコウなどが食用にされます。どの種も、海底に貼りつくようにして生活しています。
 アンコウの仲間は、姿が醜いことでも有名ですね。踏んづけられたように平たい体、ぼろきれのような体の突起、がま口に負けない大きな口など、どこも奇妙に見えます。
 しかし、醜いとするのは、ヒトの一方的な価値観です。アンコウ類の独特な姿には、ちゃんと意味があります。
 平たい形は、海底にうずくまるのに都合がいいです。体の突起は、岩に付いた海藻のようです。アンコウの仲間が海底にいると、ただのこぶや岩に見えます。他の生き物は、すぐそばにいても気づきません。うっかり近づけば、大口で一呑みにされます。逃げる暇はありません。餌を捕らえるために、よくできていますね。
 また、彼らは素晴らしい「釣り道具」を持っています。背びれの一部が長く伸びて、先端が少し膨らんでいます。これをちょいちょいと動かせば、小さな動物が泳いでいるように見えます。小魚などが食べ物かと思って近づくと、ぱくり!自分のほうが食べられてしまいます。天然の釣り竿ですね。
 英語では、アンコウ類をanglerfishといいます。「釣り師魚」という意味です。言い得て妙ですね。アンコウのあの姿は、不細工どころか、海底の釣り名手の証拠です。
 アンコウ類と似た魚に、チョウチンアンコウ類がいます。似ていても、両者は少し違うグループに分類されます。この話は、また別の機会にしましょう。

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には、キアンコウが掲載されています。是非ご利用ください。

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