2006年5月22日
田んぼによくいるヘビ(蛇)、ヤマカガシ
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気温が高くなると、ヘビなどの爬虫類に遭うことが多くなりますね。人家近くで見られるヘビの一種が、ヤマカガシです。本州以南で、最も平凡なヘビといえます。
ところが、「ヤマカガシってどんなヘビ?」と訊かれると困ります。体色の変異が激しい種だからです。同じ種なのに、別種のように見えるものが多いのです。個体差だけでなく、地域による差もあります。だいたい、西日本産のほうが黒っぽくて地味です。
ヤマカガシの大まかな特徴は、以下のとおりです。
・体長はおおむね1m以内。それほど大きくない。
・地の色は深緑色のことが多い。たいてい赤っぽいまだら模様がある。黒と灰色のまだら模様のものや、緑・赤・黄・黒などのカラフルなまだら模様のものもいる。
・水田、川沿いなどの水場に多い。
水田を泳ぐまだら模様のヘビがいたら、ヤマカガシだと思って間違いありません。
水場にいる理由は、カエルを好んで食べるからです。水場には、カエルが多いですね。カエルを獲るために、ヤマカガシは器用に泳ぎます。脚がなくても、ヘビは泳げます。
ヤマカガシは、健全な田んぼにしか棲めません。やたらに農薬が使われない田には、たくさんの虫が棲みつきます。それらの虫を狙って、カエルが棲みつきます。カエルを食べるために、ヤマカガシが来る、というわけです。豊かな自然のお墨付きですね。
ヤマカガシは、とてもおとなしいヘビです。めったにヒトには咬みつきません。とはいえ、咬まれないように注意しましょう。毒があるからです。
マムシやハブは、口の前側に毒牙を持っています。咬むと、すぐに毒が注入されます。対して、ヤマカガシは、口の奥に毒牙があります。深くしっかりと咬まれない限り、毒は注入されません。ヤマカガシがヒトを咬むのは、よほどいじめられた時だけです。
「毒がある」というと、すぐに退治しろとおっしゃる方がいます。それは乱暴すぎる意見です。「事故が起こるから、車をなくせ」というのと同じですね。ヤマカガシのような毒蛇も、自然界では大切な役割を果たしています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
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には、ヤマカガシが掲載されています。ニホンマムシやハブも載っています。ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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