2006年6月 5日
川にいるのにウミウ(海鵜)?
現代の日本人にとっては、ウ(鵜)という鳥は、馴染みがないでしょう。けれども、歴史的には、ウと日本人とは深く関わってきました。鵜飼【うかい】がその証拠です。
鵜飼といえば、長良川のものが有名ですね。日本の他の地方にも、鵜飼はあります。鵜飼は、中国の江南地方(長江の中流・下流域)から伝わったようです。地方により、鵜飼のやり方はいろいろです。
日本には、野生のウがたくさんいます。鵜飼のウは、野生のウを捕えて飼い馴らしたものです。野生のウは、どんな生活をしているのでしょう?
日本には、主にウミウ、カワウ、ヒメウの三種が分布します。これら三種はよく似ています。野外では、区別するのが難しいです。名のとおり、ウミウは海に、カワウは川に棲みます。ヒメウは海にいます。
野生でも、ウは水によく潜ります。魚を獲って食べます。ウミウとヒメウは、海岸の崖に巣を作ります。カワウだけは、樹上に丸い大きな巣を作ります。
鵜飼に用いられるのは、ほとんどがウミウです。と書くと、皆さんは「あれ?」とお思いでしょう。鵜飼は川で行なわれます。なのに、わざわざ海でウミウを捕まえてきて、川で訓練します。なぜでしょうか?
これは謎です。鵜飼の起源は古すぎて、わからないことが多いのです。
日本では、遅くとも千五百年ほど前から、鵜飼が行なわれていました。群馬県の保渡田八幡塚【ほどたはちまんづか】という古墳から、ウをかたどった埴輪【はにわ】が見つかっています。そのウは、アユらしき魚をくわえて、首輪を付けています。明らかに、鵜飼のウを表わしていますね。こんなに昔から、ウと日本人は親しい関係でした。
ところが、最近では、ウが害鳥とされることがあります。養魚場の魚を食べるからです。カワウが樹上に巣をかけたために、木が枯れたという苦情も多いです。
ウが魚を食べるのも、巣を作るのも、当たり前のことですね。昔から、そのようなウと日本人は共存してきました。現代でも、彼らと共存できる方法を見つけたいものです。
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には、ウミウとカワウが掲載されています。ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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おはようございます。
先日、川で不思議な鳥をみかけたものの名前がわからず調べておりました。こちらの記述を読ませていただき、「川鵜(かわう)」だとわかりました。
ありがとうございました。
おはようございます。はじめまして<chibisaruさん。
カワウをお見かけしたんですね。最近では、あまり見かけなくなりましたね。分かってよかったです。
また、お待ちしております。