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2006年6月19日

カササギ(鵲)は天の川の橋渡し?

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 カササギという鳥を御存知でしょうか? 日本では珍しい鳥です。北九州の一部にしか分布しません。尾が長くてスマートで、なかなか格好いいです。その姿からは推測しにくいですが、カラスの仲間です。声を聞くと騒々しいため、「カラスの仲間」というのが納得できます。北九州ではカチガラスと呼ばれます。
 カササギは、ユーラシア大陸に広く分布します。ヨーロッパから、お隣の中国や韓国にまで、たくさんのカササギがいます。けれども、日本では、不自然なほど限られた地域にしかいません。なぜでしょう?
 じつは、日本のカササギは、人為的に導入されたものです。元来、日本には分布しませんでした。十七世紀頃、朝鮮半島から持ち込まれたと考えられています。
 持ち込まれた理由は、カササギが縁起の良い鳥とされるからです。中国でも朝鮮半島でも、カササギは縁起の良い鳥です。夫婦和合を象徴することが多いですね。
 カササギは、七夕の伝説に登場します。夫婦和合を象徴するからでしょう。日本では、カササギが登場する七夕伝説は、あまり知られていませんね。
 七夕の夜、雨が降ると、天の川の水かさが増します。すると、牽牛【けんぎゅう】が織女【しょくじょ】に逢えなくなってしまいます。天の川が渡れないからです。そこへたくさんのカササギがやってきて、自分たちの体で橋を作ってくれます。おかげで、二人は、年に一度の逢瀬【おうせ】を楽しめるといわれます。
 実際のカササギは、特別に夫婦仲が良いわけではありません。なぜ、カササギが夫婦和合の象徴になったのかは、不明です。もしかしたら、夫婦そろって巣作りをする様子が、仲良く見えたのかも知れません。
 カササギの巣は、樹上に枝などを集めて作られます。とても大きな球形で、目立ちます。こんな巣を作るには、夫婦仲が良くなければできない、と考えられたのでしょうか。
 カラスの仲間らしく、カササギは遊び好きです。夫婦に限らず、仲間同士で盛んに遊びます。遊びが仲間の絆を強めているのは、確かでしょうね。


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には、カササギ掲載されています。ぜひご利用下さい。

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