2006年6月22日
南極にペンギンがいて、北極にいないのはどうしてですか?
南極にペンギンがいて、北極にいないのはどうしてですか?
昔は、北極にも、ペンギンにそっくりな鳥が棲んでいました。オオウミガラスという鳥です。ペンギンと同じように、翼が小さくて飛べませんでした。そのかわりに泳ぎが得意でした。海で魚を獲って食べていました。立った姿勢でよちよち歩くところや、背中が黒っぽくておなかが白いところまで、ペンギンにそっくりでした。
オオウミガラスは、ヨーロッパ北部の北極圏に棲んでいました。「北極のペンギン」ですね。
もともと、「ペンギン」という名は、オオウミガラスに対して付けられたものです。ヨーロッパ人が南極へ探検に行った時、見慣れた「ペンギン」=オオウミガラスにそっくりな鳥を見つけました。そのため、その鳥にもペンギンと名付けました。
残念なことに、オオウミガラスは絶滅してしまいました。人間に獲られ過ぎたからです。元祖「ペンギン」の生きている姿は、今では見ることができません。
北極と南極という似た環境には、やはり似た生物がいたのですね。人間が滅ぼさなければ、今でも、北極と南極と両方に「ペンギン」がいたのです。「北極のペンギン」が見られなくなったのは、人間のせいです。
松沢千鶴
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