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2006年6月24日

ハンドウイルカ、バンドウイルカ、どっちが本当?

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 イルカは、とても人気がある生き物ですね。水族館でもお馴染みです。水族館でよく飼われているのは、ハンドウイルカという種です。
 と書くと、「バンドウイルカじゃないの?」と思う方がいるでしょう。ハンドウイルカ、バンドウイルカ、どちらも間違いとは言えません。生物学の世界では、ハンドウイルカと呼ばれることが多いですね。
 「ハンドウ」も「バンドウ」も、不思議な響きの言葉ですね。ハンドウイルカという名の由来には、諸説があります。どの説が正しいのかは、わかっていません。バンドウイルカは、一九五七年に、西脇昌治さんという研究者が提唱した名です。
 ハンドウイルカは、おそらく、世界中で最もたくさん飼われているイルカです。飼育しやすいからです。そのため、生態などについて、わかっていることが多いです。これは、イルカの仲間では例外的なことです。イルカの仲間は、生態がわかっていない種が大部分です。海で野生生物を観察するのが、難しいためです。
 とはいえ、ハンドウイルカについても、わからないことは多いです。つい先日も、新しい知見が発表されました。「生まれたてのハンドウイルカも、その母親も、睡眠を取る」というものです。これまでは、生まれて一ヶ月ほどの間、赤ちゃんイルカとその母親は、ほとんど眠らないのでは、といわれていました。
 また、最近、ハンドウイルカの分類についても、新しい知見がありました。これまでハンドウイルカと思われていたうち、一部のイルカが、別種だと判明しました。ミナミハンドウイルカ(ミナミバンドウイルカ)という種です。ハンドウイルカとミナミハンドウイルカは、外見がそっくりなため、非常に見分けにくいです。
 人懐こいハンドウイルカやミナミハンドウイルカは、多くの人に好まれます。けれども、彼らは、人間の獲物の魚を食べてしまうこともあります。漁師さんにとっては、深刻な問題です。野生生物との付き合いは、きれいごとばかりでは済みません。だからこそ、彼らのことをよく知って、うまく付き合う必要があるでしょう。


イルカの赤ちゃんは、やはり眠っている
※ニュースソースですので、リンクは切れてしまうかもしれません。今なら、寝ている赤ちゃんイルカの画像も見られますよ。


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には、ハンドウイルカ(バンドウイルカ)が掲載されています。ぜひご利用下さい。

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» 『イルカに腹びれはない?』

 先日、日本の和歌山県沖で、「腹びれのあるイルカが発見された」というニュースが...

図鑑.netブログ | 2006年11月 8日 15:05

コメント

Posted by 匿名 at 2012年3月14日 19:56

ここに「ハンドウイルカ、バンドウイルカ、どちらも間違いとは言えません。」と書かれていますが、「バンドウイルカ」は間違いです。漢字表記が「半道」なのに「バン」と読むわけがありません
。「バンドウ」になってしまった経緯も下記のように、印刷ミスですので、「ハンドウイルカ」のみが正です。

水族館や図鑑の一部ではバンドウイルカ、とされていますが、正式名称はハンドウイルカ、です。これは、西脇昌治博士によって標準和名が提唱された際に学会誌の編集部が「ハ」を「バ」と間違えて印刷し、それが広まってしまったものなのです。大きさがクジラとイルカの中間で、中途半端なことから昔から「半道海豚」と呼ばれていたものなのです。

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