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2006年7月21日

ウナギの繁殖の謎は解けたか?

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 土用の丑の日【2006年は明後日の23日】といえば、ウナギですね。この日にウナギを食べる習慣は、江戸時代に作られました。けれども、「ウナギが夏痩せに効く」とは、奈良時代からいわれています。
 千二百年以上もお馴染みなのに、ウナギは、謎が多い魚です。産卵場所がわからないのは有名ですね。海で生まれるのに、わざわざ川に上る習性は、いまだに最大の謎です。
 日本に野生でいるウナギは、ニホンウナギとオオウナギです。普通、日本でウナギといえば、ニホンウナギを指します。食用にするのは、ニホンウナギのほうです。オオウナギは、食べられるとはいえ、あまり美味しくないそうです。日本の養殖ウナギの中には、ヨーロッパウナギやアメリカウナギもいます。
 ニホンウナギの産卵場所は、長い間謎でした。二十一世紀になって、やっと、産卵場所を絞り込むのに成功しました。日本のはるか南の、マリアナ諸島近海です。
 そんなに遠くから、ウナギの稚魚は、どうやって日本に来るのでしょう? これは、まだ判明していません。おそらく、海流に乗ってくると推測されています。
 それ以上に謎なのが、親ウナギが、どうやってそこまで戻るかです。戻るには、海流に逆らって泳がなければなりません。産卵場所までは何千kmもあります。いくらウナギが丈夫な魚でも、そんなに体力があるものでしょうか?
 このことから、「日本にいるウナギは、本来の生息場所からはぐれたものでは?」という意見があります。本当は別の地域に棲むはずのものが、間違って日本に来てしまった、ということです。その意見によれば、「日本のウナギは、産卵場所へ帰ろうとしても帰れず、子孫を残せないグループ」だそうです。
 産卵場所が絞り込めても、謎は尽きません。日本のウナギに限らず、野生ウナギの産卵場面は、誰も目撃していません。野生ウナギの卵も発見されていません。「ウナギの繁殖の謎を解いた」とは、言えない状況です。
 身近なのに謎だらけのウナギは、自然の神秘の象徴でしょう。見えざる自然の仕組みが、私たちに美味しいウナギを恵んでくれているのですね。

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には、ウナギが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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