2006年8月 1日
電気クラゲとはどんなクラゲ?
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梅雨が明ければ、本格的な海水浴の季節ですね。シーズン到来と共に、クラゲも話題になります。海水浴へ行って、クラゲに刺されたことがある人は多いでしょう。
すべてのクラゲがヒトを刺すわけではありません。日本の沿岸で、海水浴の季節に、ヒトを刺すクラゲは限られています。たいていは、カツオノエボシかアンドンクラゲのどちらかです。大発生して有名になったエチゼンクラゲは、夏には日本近海にいません。
刺すクラゲと刺さないクラゲの差は、刺胞【しほう】の力の差です。刺胞とは、すべてのクラゲが持つ武器です。目に見えないほど小さな槍【やり】だと思って下さい。この槍には毒があります。クラゲの種によって、毒槍=刺胞の力が違います。
カツオノエボシやアンドンクラゲは、強烈な刺胞を持っています。そのために、ヒトの皮膚でも刺せるのですね。彼らに刺されると、電気に打たれたような衝撃があります。このことから、これら二種は、電気クラゲと呼ばれることがあります。
クラゲといえば、丸い笠型の姿を思い浮かべるでしょう。ところが、カツオノエボシとアンドンクラゲは、そういう「クラゲらしい」形をしていません。
カツオノエボシは、一見、生き物に見えません。見た目の質感が、青いビニールにそっくりです。彼らは浮き袋を持ち、風に吹かれて移動します。この点もビニールみたいですね。海面に漂う青っぽいビニールを見たら、その場を離れたほうがいいです。
アンドンクラゲは、立方体型をしています。全身ほぼ透明で、水中ではほとんど見えません。わずかに触手だけが、白い糸のように見えます。やっかいですね。彼らは、カツオノエボシと違って、水面近くにはあまりいません。日光が苦手だからです。
カツオノエボシやアンドンクラゲに刺されても、それ自体は致命傷になりません。刺されたことにびっくりして、溺れるのが問題です。ただし、刺された人の体質や体調により、症状はかなり違います。症状が激しいようなら、医者にかかったほうが賢明です。
クラゲは、刺したくてヒトを刺しているのではありません。自動反応で刺してしまいます。この反応を抑えられれば、もっと海水浴を楽しめるのに、と思いますね。
インターネット生物図鑑-zukan.net-
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には、カツオノエボシをはじめ、クラゲの仲間が十種以上が掲載されています。ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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