2006年11月17日
トンビは猛禽【もうきん】か?
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トンビは、誰でも知っている鳥の一種ですね。正式な種名は、トビといいます。タカの仲間(猛禽類)なのに、恐れられるより、親しまれています。なぜでしょう?
トビは、市街地でも、悠々と空を舞うのが見られますね。日本で最も平凡なタカの仲間です。人間の身近にいることが、親しまれる理由の一つでしょう。
けれども、トビは確かに猛禽です。小型の動物を襲って食べます。トカゲ、ヘビ、カエル、ネズミなどです。それらの小動物にとって、トビは、とても恐ろしい鳥でしょう。
低空を飛行している時など、トビの姿がはっきり見えます。タカの仲間らしく、勇猛な姿をしています。嘴や爪が鋭いですね。翼を広げた大きさは、150cmほどにもなります。小動物ばかりでなく、もっと大きな動物でも、獲って食べられそうですよね。
しかし、例えば、ニホンザルのような大きめの動物は、トビの獲物になりません。トビが大型の動物を食べるのは、死体になった時だけです。トビは、腐肉食の鳥でもあります。つまり、死体片付け屋さんです。
トビは、海岸に多いですね。あれは、打ち上げられる生き物の死骸や、漁港で捨てられる魚などを狙うためです。カラスのように、ごみをあさることもあります。「トンビに油揚げをさらわれる」ということわざどおり、時には、肉以外のものも食べます。
昔の人も、そういう習性を見知っていたのでしょう。タカの仲間にしては、情けなく見えるところに、親しみを持ったのかも知れません。
秋、海岸に行くと、たくさんのトビが一緒に飛んでいることがあります。トビは、繁殖期を過ぎると、集団でねぐらを作って一緒に行動することがあります。
腐肉食の傾向が強いからこそ、こんなことができるのですね。普通のタカではあり得ません。生きている獲物が、狭い範囲に大量にいることはないためです。トビならば、死骸やごみの多い海岸などで、群れることができます。
死体やごみを食べるからといって、トビをばかにするのは間違いです。彼らは、自然界の掃除屋という、大切な役割を果たしています。こんなタカがいてもいいでしょう。
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には、トビは掲載されています。ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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