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2006年12月29日

トカゲモドキとはどんな生き物?

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 皆さんは、トカゲモドキという生き物を御存知ですか? おそらく、たいていの方は、聞いたこともないでしょう。そういう名の爬虫類が存在します。
 トカゲモドキとは、「トカゲに似て非なるもの」という意味です。けれども、見た目は、普通のトカゲと変わりません。一体どこが「トカゲもどき」なのでしょうか?
 じつは、トカゲモドキは、トカゲとヤモリの中間の特徴を持ちます。トカゲとヤモリは、近縁ではあるものの、いくつか重要な違いがあります。進化のある段階で、トカゲの系統と、ヤモリの系統とが分かれました。トカゲモドキは、その分かれめの位置にいます。
 トカゲとヤモリの違いの一つは、目です。トカゲには普通のまぶたがあって、まばたきをします。ヤモリはまばたきをしません。まぶたが動かないからです。また、ヤモリの瞳は、明るいところで、針のような細長い形になります。トカゲの瞳は円形です。
 ヤモリの四肢には、指下板【しかばん】というものがあります。簡単に言えば、吸盤の一種です。これのおかげで、ヤモリは、木の枝や家の壁に貼りつくことができます。トカゲには、指下板がありません。ですから、枝や壁に貼りつけません。
 ヤモリには、尾に栄養をたくわえるという特徴もあります。このために、健康なヤモリの尾は、とても太いです。トカゲには、この特徴はありません。すんなり細い尾です。
 トカゲモドキのまぶたは、普通のトカゲと同じです。まばたきをします。指下板を持たないのも、普通のトカゲと同じです。ところが、トカゲモドキの瞳の形は、ヤモリと同じく細くなります。尾に栄養をたくわえることも、ヤモリと同じです。
 この貴重なトカゲモドキの仲間は、日本にも分布します。クロイワトカゲモドキという種です。南西諸島の限られた島にしかいません。分布する島ごとに、五つの亜種に分けられています。それぞれ、クロイワトカゲモドキ、マダラトカゲモドキ、オビトカゲモドキ、イヘヤトカゲモドキ、クメトカゲモドキと呼ばれます。
 環境破壊のため、クロイワトカゲモドキは、絶滅が心配されています。世界のトカゲモドキの中でも、彼らは、島に棲む珍しい種です。絶滅させたら日本の恥でしょう。


 トカゲモドキを知るには、以下のコラムも是非お読み下さい。ヤモリとトカゲについて解説しています。


トカゲのしっぽ切りは何のため?(2006/09/11)
家を守る守宮(ヤモリ)(2006/04/10)
などです。
このほかにも、たくさんの爬虫類に関する投稿がありますので、是非左のカテゴリからご覧ください。


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クロイワトカゲモドキやニホンヤモリ、オキナワキノボリトカゲなどが載っています。
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