図鑑.netブログ- zukan.net -

http://blog.zukan.net/blog/

2007年1月11日

おせち料理の海老【えび】はクルマエビ?

ico_weather_hare.gif


 おせち料理には、いろいろな食材が使われますね。地方によっても違います。大概の地方で、エビは入れられるようですね。縁起が良いとされる生き物だからです。
 もともと、おせち料理に入れるのは、イセエビ(伊勢海老)だったようです。形が立派ですからね。けれども、イセエビは高価です。そうそう使える食材ではありません。そこで、代わりにクルマエビなどが入れられるようになりました。
 イセエビより安いとはいえ、クルマエビも、高価な食材ですね。クルマエビが尊ばれるのは、味が良いことと、模様が美しいことによります。
 クルマエビには、腹部に縞【しま】模様があります。くるりと腹を丸めると、その模様が、車輪のスポークのように見えます。このため、「車海老」と名付けられました。
 クルマエビの仲間には、食用にされる種が多いです。クマエビやフトミゾエビなどがそうです。どれも、クルマエビと同様に美味です。ただ、クルマエビのような「車輪模様」がある種は少ないです。模様の有無によって、市場価値の高低があります。
 食材として知られていても、クルマエビの生態は、知られていませんね。
 生きているクルマエビにも、縞模様があります。しかし、その美しい姿は、昼には見られません。彼らが夜行性だからです。昼間は、敵を避けるために、海底の砂や泥に潜ります。ですから、彼らは、砂底や泥底の海に棲みます。クマエビやフトミゾエビなど、クルマエビの仲間は、みな似た生活をしています。
 同じエビでも、クルマエビとイセエビとは、縁が遠いです。クルマエビは、イセエビよりもサクラエビと近縁です。クルマエビとサクラエビは、産卵の仕方が同じです。卵を抱かず、海中へ産みっ放しにします。イセエビの仲間は、卵を抱いて保護します。
 日本では、エビといえば、まず食用ですね。エビには、アミノ酸がたっぷり含まれます。おせち料理に入れるのは、栄養的にも理にかなっています。
 栄養の面から言えば、クルマエビも他のエビも、ほとんど差はありません。ブランドや、値段の高低など気になさらずに、おせちのエビを味わって下さい。


 過去の記事で、他種のエビも取り上げています。以下の記事も御覧下さい。

海中のサンタクロースはエビ?(2006/12/10)
脚があるのに歩かない? サクラエビ(2006/3/27)
海の中の鎧武者? イセエビ(2005/12/30)

 などです。この他にも、、無脊椎動物に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリーよりどうぞご覧ください。

そして・・・メインの図鑑↓↓↓↓↓には、
クルマエビをはじめ、クマエビ、フトミゾエビ、イセエビなどのエビが掲載されています。
ban_zukan.net.jpg
インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

http://blog.zukan.net/blog/2007/01/11-post_682.php
トラックバックhttp://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/744

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/744
» 『平たい体は何のため? ウチワエビ』

 エビ(海老)は、日本人に好まれる食べ物ですね。縁起が良いものとしても、喜ば...

図鑑.netブログ | 2008年12月19日 09:15

コメント

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)