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2007年1月22日

食用ナマコはどんなナマコか?

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 ナマコは、日本で食用にされますね。地方によっては、縁起物として、おせち料理に使われます。ナマコが縁起物とされるのは、形が俵【たわら】に似ているからのようです。お米が一杯に詰まった俵は、豊かさの象徴ですね。
 日本で食べられるのは、大部分が、マナマコという種です。マナマコは、日本の沿岸に広く分布します。宮城県の金華山付近では、キンコという種のナマコが、特産品とされています。他に、オキナマコなど、数種のナマコが食用にされます。
 日本では、古くからナマコが食べられてきました。古事記にも、ナマコが登場するくらいです。なのに、ナマコの分類については、わかっていないことが多いです。最も知られるマナマコでさえ、複数の種に分けられるのでは?という意見があるほどです。
 ややこしいことに、ナマコには、別名が多いのですね。個体のちょっとした特徴によって、名を呼び分けたりします。魚屋で、赤ナマコ、青ナマコ、黒ナマコと呼ばれるナマコを見たことがありませんか? 生物学的に言えば、あれらは、みな同じマナマコです。アカナマコやアオナマコという種があるわけではありません。
 黒ナマコだけは、正式な日本語名をクロナマコという種がいます。マナマコとは別種です。正式なクロナマコは、食べられません。ですから、魚屋にはありません。
 世界的に見ても、ナマコは、意外に食べられています。ただ、日本のように、生で食べる地方はほとんどありません。世界的には、食用ナマコは、干した物が主流です。
 特に、中国人は、干しナマコが大好きですね。中国では、バイカナマコという種が珍重されます。バイカナマコは南方系で、サンゴ礁の海に棲みます。体長60cmを越える大型種です。日本の南西諸島にも分布します。
 バイカナマコを含めて、たくさんのナマコが、日本から中国へ輸出されています。これ自体は、悪いことではありません。ところが、最近、ナマコ需要の高まりを受けて、密猟が増えています。どこの国であれ、密猟はいけませんね。地球の資源は、人類全体が、注意深く使うべきです。これ以上、ナマコが乱獲されないことを祈ります。

 この投稿の他にも、無脊椎動物に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリーよりどうぞご覧ください。

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