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2007年2月 9日

テントウムシのおしゃれには意味がある

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 テントウムシを知らない人はいないでしょう。世界中で親しまれる昆虫です。成虫は、赤や黒の鮮やかな模様が目立ちますね。
 一口にテントウムシといっても、とても多くの種がいます。種によって、模様や生態が違います。大ざっぱに分けると、肉食性の種と、草食性の種がいます。
 肉食性の種は、益虫とされます。農作物を食い荒らすアブラムシなどを食べるからです。このため、肉食性のテントウムシは、農薬として使われることがあります。生物農薬ですね。普通の農薬に比べれば、土壌などに化学物質を残さないのが、優れています。
 草食性の種は、反対に害虫とされます。農作物を食害するからです。
 肉食性の種も、草食性の種も、似た模様を持ちます。赤地に黒、または、黒地に赤の星模様(斑点)がある種が多いです。なぜ、彼らはこんなに派手なのでしょうか?
 テントウムシの色は、警戒色だといわれます。敵に向かって、「私を食べてもまずいですよ」と、宣伝する色です。彼らには、まずい物質を分泌する能力があるのです。
「テントウムシをいじって、手に黄色い汁が付いた」経験のある方はいませんか? あの汁には、いやな臭いと味があります。そのために、鳥などの外敵は、テントウムシを食べません。まずい汁と、それを知らせる警戒色で、彼らは身を守っています。
 テントウムシの種の中で、有名なのは、ナナホシテントウでしょう。名のとおり、七つの星模様があります。肉食性の種です。他の肉食種には、ナミテントウなどがいます。
 草食性の種では、ニジュウヤホシテントウが有名ですね。こちらも名のとおり、二十八の星模様があります。他の草食種には、トホシテントウなどがいます。
 面白いことに、テントウムシには、星模様の数が多い種が、草食性になる傾向があります。トホシやニジュウヤホシは草食性で、ナナホシやアカホシテントウ(星模様は二つ)は肉食性です。なぜ、こうなのかはわかっていません。
 多くのテントウムシの種は、成虫で越冬します。冬、石の下や樹皮の陰を覗くと、テントウムシがいることがあります。そっと見守ってあげたいですね。


 過去の記事でも、成虫で越冬する昆虫を取り上げたものがあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。


一文無しどころか万能昆虫のオケラ(2006/3/24)
ミツバチのそっくりさん、ハナアブ(2006/3/10)
雪の中でしか暮らせないセッケイカワゲラ(2006/1/30)
冬に飛ぶ蝶(チョウ)もいる?(2006/1/13)
などです。
この他、昆虫に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリーよりどうぞご覧ください。

そして・・・メインの図鑑↓↓↓↓↓には、
ナナホシテントウ、ニジュウヤホシテントウなど、日本で見られる昆虫400種が掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

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