図鑑.netブログ- zukan.net -

http://blog.zukan.net/blog/

2007年3月12日

梅にウグイス? いえメジロです

ico_weather_hare.gif


 皆さんがお住まいのところでは、ウメの花が咲きましたか? 同じ日本国内でも、「とっくに咲いたよ」という地域と、「まだまだ」という地域とがあるでしょう。
 梅と並んで、春を告げるとされるのが、ウグイス(鶯)ですね。春告鳥【はるつげどり】という別名があるほどです。「梅に鶯」といえば、取り合わせが良いものの譬えです。
 ところが、実際に「梅に鶯」が見られることは珍しいです。ウグイスは、とても用心深い鳥だからです。人間にはっきりと姿を見せることは、めったにありません。たいていは、藪の中に隠れています。「ホーホケキョ」という声ばかりが聞こえて、どこにいるのかわからない状態が、普通です。
 では、なぜ「梅に鶯」という言葉が生まれたのでしょう? おそらく、別の種の鳥と、ウグイスとを取り違えたのだろうといわれます。別種の鳥とは、メジロです。
 メジロは、ウグイスほどヒトを恐れません。平気で、人前に姿を見せます。
 庭にウメやツバキがある方は、メジロを見る機会が多いでしょう。彼らは、花の蜜が好物だからです。たいへん目ざとく花を見つけます。庭に餌台を作ると、たいがい、メジロが常連の一種になります。見慣れないはずの食べ物を置いても、食べることが多いと聞きます。食いしん坊ですね(笑) くるくるとよく動くので、おなかが空くのでしょう。
 素人の目には、メジロとウグイスは似て見えます。けれども、ちょっと観察すれば、すぐ見分けがつきます。体型も、体色も、鳴き声も、行動も、違います。
 体型は、ウグイスのほうが尾が長いため、スマートに見えます。体色は、メジロのほうが、明るい緑色です。ウグイスは、茶色に近いくすんだ緑です。鶯餡【うぐいすあん】や鶯餅【うぐいすもち】の色は、ウグイスよりもメジロに近いのですね。他のメジロの体色としては、目の回りに、白い輪があります。「目白」の名のとおりです。
 両種の違いは、行動を見れば、一目瞭然です。庭のウメなどに来て、のどが黄色っぽく、花の蜜を吸っているなら、それはメジロです。ウグイスでないからと、がっかりしないで下さいね。「梅に目白」も可愛いものです。


 過去の記事で、メジロに縁が深いツバキやサザンカを取り上げています。ツバキとメジロの密接な関係について、解説があります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。


サザンカとツバキはどう違う?(2006/12/4)
あんこ椿(ツバキ)は恋の花(2006/2/13)


このほか、写真などもありますので是非左のカテゴリからご覧ください。


メインの図鑑↓↓↓↓↓には
ウグイスとメジロが載っています。
ban_zukan.net.jpg
インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。

http://blog.zukan.net/blog/2007/03/12-312.php
トラックバックhttp://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/789

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/789

コメント

Posted by CAW at 2009年3月31日 13:18

梅に目白はよく来ますね。2~4匹ぐらいで
蜜を吸ってます。でも鶯も来ますよ。
シーズン的に里に下りている時期なので
我が家の梅で「ホーホケキョ」をやっているのを
時々見かけます。
夏が近づくと山のほうへ行って
谷渡り「ホーホケキョ・けきょきょけきょ・・・・」と、やりだすんですがね。

Posted by 松沢千鶴 at 2009年4月 2日 10:19

こんにちは<CAWさん
お宅の庭に、ウグイスが来るのですね。素晴らしいですね。
私は、もっぱら「ホーホケキョ」と声のみです(笑)。
オフィスの前の、オオシマザクラに、毎日メジロが来ています。束の間、癒されます。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)