2007年3月17日
ボルネオ(カリマンタン)島で、新種の豹(ヒョウ)を発見
新種発見のニュースです。インドネシアのボルネオ(カリマンタン)島とスマトラ島で、新種のヒョウが発見されました。
ヒョウの中でも、ウンピョウと呼ばれる仲間の一種です。普通のヒョウと違い、体の斑紋が、円形ではありません。大きく流れて、雲のような形をしています。だから、ウンピョウ(雲豹)と名付けられました。
普通のウンピョウは、昔から、広い範囲に分布するといわれてきました。台湾、中国南部、インドシナ半島、インドネシアなどです。これだけ広い範囲にいても、「ウンピョウは、すべて、一つの種である」と思われてきました。
ところが、それが、違うことがわかったのですね。「普通のウンピョウ」のうち、ボルネオ島とスマトラ島にいるのは、新種のウンピョウだと判明しました。
新種は、日本語で「ボルネオウンピョウ」と名付けられたようです。ラテン語の学名では、Neofelis diardiです。学名とは、国際的に通用する生き物の名称です。
普通のウンピョウと、ボルネオウンピョウとは、どう違うのでしょう? 外見では、きわめて区別が難しいようです。遺伝子を調べて、別種であることがわかりました。
発見されて早々、ボルネオウンピョウは、絶滅に瀕しています。そもそも、ウンピョウの仲間は、全部合わせても、一万頭もいないと推定されています。これは、とても危機的な数字です。台湾のウンピョウは、もう絶滅したといわれています。
ボルネオウンピョウ以外にも、「普通のウンピョウ」の中に、別種がいるのではという説があります。例えば、台湾のウンピョウは、別種かも知れません。だとすれば、私たちは、一つの種を滅ぼしてしまったことになります。
ウンピョウ属は、ネコ科動物の中で、特異な位置にあります。ライオンやトラなどの大型ネコ類と、イエネコのような小型ネコ類との、中間に位置すると考えられています。
ネコ科の進化を知る上で、ウンピョウ属は、重要です。今後、さらに研究を進めて欲しいですね。そのためにも、絶滅は避けたいものです。
新種のヒョウ発見のニュースは、以下に載っています。
ボルネオ島で発見されたヒョウは「新種」=WWF(ロイター 2007/1/15)
ボルネオ島で発見されたヒョウは「新種」【画像】=WWF(ロイター 2007/1/15)
過去の記事で、ボルネオ(カリマンタン)島や、同じインドネシアで発見された、別の生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
楽園の鳥の楽園? インドネシアのパプア州とパプア・ニューギニア(2006/2/9)
日本にもいるジャコウネコ、ハクビシン(2005/12/8)
松沢千鶴
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お久しぶりです。
ボルネオウンピョウの動画を見つけたので過去の記事を探してこちらにおじゃましました。
当時のニュース記事は、すでに削除されていたので残念です。
発見されて早々絶滅に瀕しているとは、悲しいことです。
コメントありがとうございます > チョモさん。
ボルネオウンピョウ発見当時のニュースは、日本語サイトからは、削除されてしまっているようですね。
世界自然保護基金の英語のサイトに、当時のニュース記事があります。ここのサイトからは、ボルネオウンピョウの画像を、デスクトップにダウンロードすることもできます。
よろしければ、以下のページへ行ってみて下さい。
http://www.panda.org/news_facts/newsroom/index.cfm?uNewsID=95660