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2007年4月12日

ホタルイカはなぜ光る?

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 ホタルイカは、富山県の名産品ですね。富山湾の春の味覚として、知られます。
 名のとおり、ホタルイカは、光ります。なぜ光るのでしょうか?
 ヒントは、ホタルイカが深海に棲むことにあります。深海には、光る生き物が多いですね。他の生き物が光る理由を知れば、ホタルイカが光る理由もわかりそうです。
 深海生物が光る、最も大きな理由は、「体の影を隠すため」といわれます。
 深海は、暗いところです。けれども、深さ数百mまでは、かすかに日光が届きます。深みから見上げると、上が薄明るく見えます。海中に浮くものがあれば、その影が、下から見えるわけです。
 これでは、弱い生き物は困りますね。下にいる捕食者に、位置がばれてしまいます。でも、発光すれば、自分の影を打ち消すことができます。巧みな方法ですね。
 深海生物の中でも、ホタルイカの光は、強いほうです。影を消すだけなら、それほど強く光る必要はありません。他にも、光る理由があると考えられています。
 一つは「敵を脅すため」、もう一つは「仲間とコミュニケーションを取るため」だろうとされます。「敵を脅すため」は、わかりやすいですね。暗い深海で、いきなり強い光を浴びせられたら、敵は驚くでしょう。その隙に、逃げることができます。
 「仲間とコミュニケーションを取る」のは、イカ類の特徴です。普通のイカは、体色を変えることによって、仲間とコミュニケーションを取ります。深海では、体色を変えても、暗くて見えませんね。そこで、光でコミュニケーションするのでしょう。
 春先のホタルイカは、昼に深海にいて、夜に浅海へ上がってきます。浅海へ来た時に、漁獲されます。サクラエビやシロエビ(シラエビ)と同じですね。多くの深海生物が、このような行動をします。なぜなのかは、まだ、よくわかっていません。
 漁獲される時、ホタルイカは、強く光ります。ヒトの目には、とても美しく見えます。しかし、ホタルイカにしてみれば、きっと悲鳴を上げているのでしょう。ホタルイカに限らず、私たちは、他の命をもらって食べています。それを忘れたくありませんね。


 過去の記事で、ホタルイカ以外のイカや、深海生物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
コウイカとヤリイカはどう違う?(2006/11/10)
四億年前からの生き残り? オウムガイ(2006/10/26)
脚があるのに歩かない? サクラエビ(2006/3/27)
などです。
 この投稿のほかにも、深海生物に関するコラム、Q&A、ニュース・トピックなど盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリーよりどうぞご覧ください。


図鑑↓↓↓↓↓には、
ホタルイカが掲載されています。
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