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2007年4月19日

藤(フジ)のつるは右巻き?左巻き?

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 藤は、日本人に好まれる花ですね。つる性の植物なので、藤棚にされます。
 つる性の植物は、どちら回りにつるが巻くか、種によって決まっています。フジは、右巻き、左巻き、どちらでしょうか? ここでは、上から見た場合に、時計回りの渦になるのを右巻き、反時計回りの渦になるのを左巻き、とします。
 皆さんのお近くにあるフジは、どうですか? 「右巻きだよ」という方と、「左巻きだよ」という方と、両方いらっしゃるはずです。
 じつは、普通に「フジ」と呼ばれる植物には、二種あるのです。ノダフジ(野田藤)とヤマフジ(山藤)です。ノダフジのつるは右巻き、ヤマフジのつるは左巻きです。
 ノダフジもヤマフジも、日本に昔からある種です。姿はそっくりで、区別しがたいです。花期も同じです。両種とも、私たちが思い浮かべる「藤」そのものです。
 普段の生活の中では、ノダフジとヤマフジとは、区別されていません。そんな必要がないからです。どちらも同じく美しいため、観賞用に栽培されます。
 栽培される中には、変わった「藤」もありますね。花の色が白い白藤【しらふじ】、花びらが八重になる八重藤【やえふじ】、花の房が長く伸びる長藤【ながふじ】などです。これらの変わりだねは、ノダフジでしょうか、ヤマフジでしょうか?
 答えは、「両方ある」です。ノダフジにもヤマフジにも、いろいろな栽培品種があります。
 例えば、ノダフジには、昭和白藤(ショウワシロフジ)という、白い花の品種があります。八重黒龍(ヤエコクリュウ)という、八重の黒っぽい花が咲く品種もあります。野田長藤(ノダナガフジ)というのは、花の房が1mを越えることもある長藤です。
 ヤマフジには、白カピタン(シロカピタン)という白藤の品種があります。八重山藤(ヤエヤマフジ)、または八重カピタン(ヤエカピタン)という八重の品種もあります。
 日本の各地に、藤の花を、農作業の目安にする伝承が残っています。「フジの花を見てワタの種をまけ」・「フジの花が咲く頃ウグイ(魚の一種)が群れる」などの伝承があります。二種のフジが日本人に好まれるのは、実用的な意味もあったのでしょう。

 植物に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリーよりどうぞご覧ください。


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フジ(ノダフジ)が掲載されています。
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