2007年6月11日
シロアリとアリとは、どう違う?
梅雨の季節ですね。湿気で物が傷みやすいです。害虫の被害も出やすい季節です。
人家の害虫として、甚大な被害をもたらすものに、シロアリがいますね。家そのものを、食べてしまいます。シロアリは、木を食べる昆虫です。
シロアリの被害を防ぐには、早期発見が一番です。そうはいっても、普通の人には、シロアリと普通のアリの区別が、よくわからないでしょう。シロアリと普通のアリは、どうやって区別するのでしょうか?
体色では、区別しにくいです。「白アリ」とはいうものの、白くないシロアリもいるからです。茶色いアリだからと安心していたら、シロアリだった、ということもあります。
普通の人が、最も見分けやすいのは、体型でしょう。シロアリのほうが、アリよりもずん胴です。胸と腹の区別がないように見えます。体に「くびれ」がありません。丸っこい頭の後に、細長い腹部が付いている感じです。
対して、普通のアリは、めりはりのある体型です。頭部・胸部・腹部と、三つの部分にはっきりと分かれています。頭と胸の間、および、胸と腹の間と、二ヵ所に「くびれ」があれば、それは普通のアリです。
「羽アリが出たらシロアリを疑え」ともいわれますね。羽アリの体型も、翅【はね】のないシロアリとアリに同じです。羽アリの出現時期では、シロアリと普通のアリとは、区別できません。シロアリもアリも、種によって、羽アリの出る時期が違うからです。
シロアリと普通のアリとは、混同されがちですね。けれども、決定的に違うところが、いくつもあります。例えば、シロアリの群れには、女王アリと王アリがいます。生殖を専門にする雌(メス)と雄(オス)がいるわけですね。ところが、普通のアリの群れには、王アリはいません。女王アリだけがいます。雌が、独りで産卵し続けます。
他にも、シロアリと普通のアリには、違いが多いです。類縁が遠いからです。シロアリは、ゴキブリに近縁です。普通のアリは、ハチに近縁です。シロアリとアリとは、「他人の空似」なのですね。
過去の記事で、シロアリに近縁なゴキブリ類を取り上げています。また、シロアリ以外の人家の害虫も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
シミは本を食べる?(2006/10/27)
「ドイツのゴキブリ」とは、どんな虫?(2006/5/24)
などです。この他、昆虫に関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリよりどうぞご覧ください。
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ヤマトシロアリが掲載されています。
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松沢千鶴
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