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2007年7月 2日

フクロウとミミズクは、どう違う

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 鳥類のうち、フクロウ(梟)は、特異な形をしていますね。鳥に詳しくない人でも、フクロウの仲間だとすぐにわかります。丸みを帯びた姿は、愛らしいですね。
 フクロウの仲間には、たくさんの種があります。フクロウ目フクロウ科の鳥は、日本だけでも、十種以上見られます。最も平凡なのは、その名も「フクロウ」という種です。ほぼ日本全国に分布する種です。他には、北海道にいるシマフクロウが有名ですね。
 フクロウ科の鳥には、「~ズク」という種名のものが多くいます。アオバズク、コノハズク、トラフズクなどです。この「~ズク」とは、どういう意味でしょう?
 「ズク」は、「ミミズク(木菟)」の省略です。ミミズクとは、フクロウ科のうちで、頭に耳のような飾り羽根(羽角【うかく】)があるものをいいます。ただし、どういうわけか、アオバズクには羽角がありません。フクロウと同じ、丸い頭をしています。
 ミミズクとフクロウには、根本的な違いはありません。羽角がないフクロウにも、ちゃんと耳があります。本当の耳は、丸い頭の羽毛に隠れています。ミミズクの耳も、フクロウと同じ位置にあります。羽角は、耳ではありません。
 耳の機能も、ミミズクとフクロウとで、違いはありません。フクロウ科の鳥は、どの種も、耳が良いことがわかっています。夜に餌を取るためです。
 フクロウの仲間は、みな肉食性です。他の生き物を狩って食べます。暗闇で狩りをするには、目にだけ頼るわけにはゆきません。そこで、耳を良くしたわけです。
 夜、こっそり活動するネズミの足音さえ、彼らは聞き分けます。暗闇でも、ネズミの位置を正確に把握できます。ネズミは、フクロウ類の主な獲物の一つです。
 フクロウには、耳以外にも、狩りの武器があります。柔らかい羽毛です。風切り音がしないように、うまくできているのですね。大型の種でも、フクロウには羽音がありません。おかげで、耳の良いネズミも、捕らえることができます。
 夜の森で狩りをするには、さまざまな工夫が必要です。フクロウ類の体や習性は、工夫のかたまりです。それらについては、また別の機会にお話ししましょう。


 過去の記事で、フクロウやミミズクと同じく、夜に活動する鳥ヨタカを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ヨタカは醜い鳥か?(2006/7/14)



 図鑑↓↓↓↓↓には、アオバズク、コノハズク、シマフクロウ、フクロウが掲載されています。
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