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2007年7月 9日

昆虫にも「ミミズク」がいる?

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ミミズクという名を聞いたら、皆さんは、何を思い浮かべますか? たぶん、多くの方が、鳥を思い浮かべるでしょう。フクロウの仲間に、ミミズクというのがいますね。前に、このブログでも取り上げました。
【フクロウとミミズクは、どう違う?(2007/07/02)】
 ところが、生き物の中には、別の「ミミズク」もいます。なんと、昆虫の一種に「ミミズク」という種名のものがいます。日本に分布する昆虫です。
 なぜ、こんな名が付いたのでしょうか? 背中を見ると、鳥のミミズクに似ているからです。鳥のミミズクには、頭に尖った羽根(羽角【うかく】)がありますね。昆虫のミミズクにも、羽角に似たものがあります。胸の部分に、耳のような突起が付いています。何のためにあるのかは、わかっていません。
 漢字で書くと、鳥のミミズクと、昆虫のミミズクとを区別できます。鳥のミミズクは、「木菟」です。昆虫のミミズクは、「耳蝉」です。やや、セミ(蝉)に似ているからでしょう。
 奇抜な格好のため、昆虫のミミズクは、何の仲間かわかりにくいですね。カメムシ目ヨコバイ科の昆虫です。ヨコバイは、植物の汁を吸って生きる昆虫です。
 ヨコバイの仲間は、害虫とされることが多いです。農作物を荒らすことが多いのですね。例えば、ツマグロヨコバイは、イネ(稲)の大害虫です。けれども、ミミズクは、あまり害虫とされることはありません。ツマグロヨコバイなどと違って、大発生することがないからでしょう。イネ科の農作物の汁を吸うことも、ありません。
 鳥のミミズクと同じく、昆虫のミミズクも、森でひっそり暮らします。昆虫のミミズクは、ブナ科の樹木の汁を吸います。クヌギやコナラなどですね。
 昆虫のミミズクが、木にぴったり止まっていると、見分けがつきません。木の皮にそっくりだからです。敵の目を欺【あざむ】くために、地味な色をしています。
 昆虫のミミズクの仲間には、いくつかの種がいます。なかに、「コミミズク」という種がいます。ややこしいことに、鳥のミミズクの仲間にも、「コミミズク」という種がいます。
 鳥でも昆虫でも、「ミミズク」という名は愛らしいですね。良い名だと思います。


 過去の記事で、昆虫のミミズクと同じカメムシ目の種を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
カメムシはなぜ臭【くさ】い?(2006/11/3)
唾【つば】を吐く昆虫? アワフキムシ(2006/7/7)
セミの幼虫は何年生きる?(2006/7/3)
などです。



 図鑑↓↓↓↓↓には、
 昆虫のミミズクや同じヨコバイ科の、ツマグロヨコバイが掲載されています。また、鳥類のミミズクの仲間・アオバズクやコノハズクも掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

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