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2007年7月13日

虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ

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 夏の夜、街灯などに、ガが集まっていますね。なぜ、ガは夜に飛ぶのでしょうか? 
 理由は、いくつかあると考えられています。有力な理由の一つが、「敵を避けるため」です。昼間は、昆虫を好んで食べる鳥が、活動しますね。それを避けるわけです。
 ところが、夜にも、手ごわい敵が現われました。コウモリです。コウモリは、鳥と違って、暗闇でも飛べます。目ではなく、耳で周囲の様子を知るからです。これは、以前、ここのブログで紹介しましたね。(不細工なんて言わないで、キクガシラコウモリ)
 コウモリには、昆虫食の種が多いです。しかも、彼らは、鳥以上に飛び方が巧みです。こんな敵に狙われたのでは、たまったものではありませんね。
 そこで、ガは、対抗手段を発達させました。彼らは、コウモリの性質を、逆手に取りました。コウモリが、超音波を出す性質です。
 多くのガが、コウモリの超音波を探知できます。探知すると、ガは逃げてゆきます。
 逃げ切れなさそうな場合、ガは、羽ばたきをやめます。当然、急激に高度が落ちます。そのまま、地面に落ちることもあります。でも、死んだふりとは違います。
 コウモリは、超音波で、ガの位置をとらえます。「ここにいる」と思って、飛んできます。その時、急にガが落ちたら、どうでしょう? コウモリが、ガを見失う可能性が高いですね。予測を外れた動きだからです。巧みなやり方ですね。
 さて、今度は、このようなガの性質を利用する生き物が現われました。ヒトです。
 ガの仲間には、農作物を食い荒らすものが、多くいます。害虫撃退のため、その性質を利用しようとしたのですね。実験で、コウモリの超音波と近い音波を作り、農地に流してみたそうです。みごと、ガの害を減らすことができました。
 この「ガ撃退法」は、とても良い方法ですね。環境にも、人手にも、負荷が少ないからです。農薬や防虫網は、環境や人手への負荷が多いです。
 けれども、この方法は、まだ完成していません。完成させるには、ガとコウモリに、たくさん学ばなければなりません。ヒトは、まだまだ、自然に学ぶことがありますね。


 過去の記事でも、ガや、その天敵のコウモリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。

 不細工なんて言わないで、キクガシラコウモリ(菊頭蝙蝠)(2007/06/25)
 人間の役に立つコウモリ(2006/8/18)
 ホシホウジャク【画像】(2006/12/16)
 ミノムシは鳴く?(2006/11/15)
 ハチに擬態?【オオスカシバ画像】(2006/8/2)
などです。



 メインの図鑑↓↓↓↓↓には、
キモモノゴマダラノメイガ、ニカメイガなど、十種を越えるガが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


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