2007年8月 1日
ジャガーについて
ジャガーについて、いくつか質問があります。教えていただけませんか?
1.ジャガーは、いつ頃から地球に生息していますか?
これについては、はっきりしたことは、わかっていません。一万年くらい前には、すでに、今と同じジャガーがいたようです。
2.ネコ科では3番目の大きさで、最強と言われているそうですが、本当ですか?
大きさについては、事実のようです。
「ようです」というのは、生き物の大きさには、個体差があるからです。
例えば、ヒョウの大型の個体と、ジャガーの小型の個体を比べれば、ヒョウのほうが大きい、ということがあり得ます。平均すれば、ネコ科では、トラ、ライオンに次いで三番目に大きいと言えるでしょう。
最強かどうかについては、おそらく、誰もわからないでしょう。「強さ」を計る方法がないからです。
あるジャガーと、あるライオンとを戦わせて、ジャガーが勝ったとしましょう。だからといって、「すべてのジャガーが、すべてのライオンより強い」かどうかは、わかりませんよね? たまたま、強いジャガーが、弱いライオンに当たったのかも知れません。
たくさんのジャガーと、たくさんのライオンとを戦わせれば、だいたいのところはわかるでしょう。でも、ただ「強さ」を知るためだけに、そんなことをするのは、残酷ですね。ジャガーもライオンも、ひどく傷つけることになるからです。戦いがもとで、死んでしまうかも知れません。こんな実験は、誰もやりたがらないでしょう。
というわけで、「強さ」は、調べようがありません。
3.ジャガーの歯の本数は、何本ですか? また、一噛みで獲物を死に至らしめると言うのは本当ですか?
ジャガーの歯の本数は、28~30本だと思われます。ネコ科の歯の本数が、みなそうだからです。
「一噛みで獲物を死に至らしめる」については、「そういうこともある」というのが、答えです。
ジャガーに限らず、肉食動物は、なるべく時間をかけずに、獲物を倒そうとします。時間がかかると、獲物に逃げられてしまう確率が、高いからです。時間がかかると、疲れてしまう、ということもあります。
ですから、肉食動物は、その時、一番手間がかからない方法で、獲物を倒そうとします。噛みつくのが一番早そうなら、そうするでしょう。前脚で殴るのが早そうなら、そうするはずです。
観察記録によれば、ジャガーは、「前脚で殴って獲物を倒す」ことも、多いようです。もちろん、「噛みついて倒した」という記録もあります。どちらの方法でも、ほぼ一撃で、獲物を倒すことができるようです。
ジャガーが優れた肉食獣だといっても、いつも、狩りに成功するわけではありません。失敗することもあります。「すべてのジャガーが、常に、一撃で獲物を倒せるわけではない」ことを、忘れないで下さい。
松沢千鶴
パーマリンクhttp://blog.zukan.net/blog/2007/08/01-post_874.php
トラックバックhttp://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/1114
コメント