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2007年8月11日

棘だけでは足りない? ウニの防御作戦

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 ウニは、日本人に馴染みがある生き物ですね。日本では、たくさんのウニが食用にされます。あんなに棘だらけの生き物の、どこを食べているのでしょうか?
 食用になる部分は、卵巣【らんそう】または精巣【せいそう】です。卵巣は卵ができる部分で、精巣は精子ができる部分ですね。雌(メス)のウニに卵巣があり、雄(オス)のウニに精巣があります。ウニにも、雌雄の区別があるのですね。
 ここで、ウニの体の仕組みを見てみましょう。といっても、種によって、体の仕組みが少しずつ違います。代表として、ムラサキウニに登場してもらいましょう。普通に食用にされる種だからです。大ざっぱには、他のウニの体も同じです。
 ウニの体は、見てのとおり棘だらけです。棘の奥に、殻に包まれた体があります。殻は、たいてい、上下に少しつぶれた球形をしていて、硬いです。卵巣または精巣は、殻の内側すぐのところに、へばりつくようにあります。腸などの他の内臓も、殻の中にあります。
 ウニの口は、体の下側の真ん中にあります。この口で、海藻を食べます。植物食のウニは、身を守るために、棘があるのですね。肛門は、殻のてっぺんにあります。
 ウニの体は、動きにくそうに見えますね。けれども、実際のウニは、よく動きます。棘の間に、管足【かんそく】という小さな「足」があって、これを器用に動かします。
 管足という言葉に、ぴんと来た方もいるでしょうか? ヒトデやナマコにも、同じ管足という器官があります。これからわかるとおり、ウニは、ヒトデやナマコと同じ棘皮動物【きょくひどうぶつ】に属します。
 棘があるのに、ほとんどのウニは、岩陰や岩穴に隠れたり、砂に潜ったりします。敵から逃れるためですね。バフンウニやタコノマクラのように、体に海藻や小石などを載せる種もいます。こうすれば、海底の石やごみのように見えるわけです。バフンウニやタコノマクラは、棘が短い種なので、このような技が有効なのでしょう。
 こんなに防御に励んでも、バフンウニなどは、ヒトに食べられてしまいます。美味しい体を持ったばかりに、災難ですね。ウニの最大の敵は、日本人かも知れません。


 過去の記事で、ウニと同じ棘皮動物のヒトデやナマコを取り上げています。ウニの一種、タコノマクラの、珍しい写真も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 神津島からのレポート(2007/07/30)【タコノマクラ他画像】
 貝と付いても貝じゃない? モミジガイ(2007/4/27)
 食用ナマコはどんなナマコか?(2007/1/22)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ムラサキウニ、キタムラサキウニ、バフンウニ、タコノマクラなど、十種のウニが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

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