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2007年8月15日

精霊【しょうりょう】バッタとは、どんなバッタ?

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 八月は、日本の多くの地方で、お盆の行事がありますね。お盆は、精霊会【しょうりょうえ】とも呼ばれます。精霊【しょうりょう】とは、先祖の霊のことですね。
 この精霊【しょうりょう】という言葉が、名に付く昆虫がいます。精霊トンボ、精霊バッタなどです。精霊トンボは、以前、このコラムで取り上げましたね(精霊トンボとはどんなトンボ?(2006/8/12))。今回は、ショウリョウ(精霊)バッタを取り上げましょう。
 ショウリョウバッタは、日本で普通に見られるバッタです。お盆の頃に姿が目立つことから、この名が付いたようです(他の説もあります)。
 お盆の頃は、昆虫の活動が盛んです。多種のバッタが見られます。なぜ、ショウリョウバッタが、特に「精霊」の名を付けられたのでしょうか? 以下は、私の考えです。
 一つは、ショウリョウバッタが、とても大きいからでしょう。日本で最大級のバッタです。お盆の頃に、大きな成体になります。大きければ、当然、目立ちますよね。
 ただし、ショウリョウバッタは、雌(メス)と雄(オス)とで、ずいぶん大きさが違います。雌のほうが圧倒的に大きいです。「日本最大級のバッタ」なのは、雌だけです。
 このように、雌が雄より大きいバッタは多いです。オンブバッタ、ショウリョウバッタモドキ、トノサマバッタなどもそうです。中でも、オンブバッタとショウリョウバッタモドキは、ショウリョウバッタと姿が似ています。そのため、混同されやすいです。
 「精霊」のもう一つの理由は、ショウリョウバッタが、墓地に多いからでしょう。墓地は、安定した草原ではありませんね。しょっちゅう草が刈られます。ショウリョウバッタは、そのような環境を好みます。お盆にお墓参りした時、出会う確率が高いわけですね。
 ショウリョウバッタには、コメツキ(米搗き)バッタという別名があります。「米搗きバッタのようにお辞儀する」などと、譬えに使われますね。これは、後ろ脚をつかむと、お辞儀のように体を折り曲げることから来ています。その仕草を、「米を搗【つ】く」と見立てました。きっと、昔の子供が、ショウリョウバッタを捕まえて遊んだのでしょう。
 「精霊」や「米搗き」という名には、バッタに寄せる親しみが感じられますね。


 過去の記事でも、日本の行事に関係する昆虫を取り上げています。また、バッタ類に近縁なキリギリスや、ケラ(オケラ)も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 シミは本を食べる?(2006/10/27
 精霊トンボとはどんなトンボ?(2006/8/12)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ショウリョウバッタや他のバッタ10数種が掲載されています。
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