2007年9月12日
ホッキョクグマが絶滅する?
先日、ホッキョクグマについて、衝撃的なニュースが流れました。「このままの調子で、地球温暖化が進むと、ホッキョクグマの数が、今の三分の一になる」というのです。
なぜ、こんな研究結果が出たのでしょうか? それは、ホッキョクグマの食性と、関係があります。
御存知のとおり、ホッキョクグマは、クマの仲間です。クマは、それほど珍しい生き物ではありませんね。世界のあちこちに、広く分布しています。
けれども、数多いクマの中で、ホッキョクグマは変わり者です。どこが変わっているかといえば、食べ物です。ホッキョクグマは、ほぼ完全な肉食性です。
と書くと、ほとんどの方が、不思議に思うでしょう。「クマは肉を食べるんじゃないの? 森でシカを襲ったり、川でサケを捕ったりするよね?」という声が、聞こえそうです。
じつは、普通のクマは、ほぼ「菜食主義者」です。例えば、日本のツキノワグマは、明らかに、植物のほうが主食です。春は草木の若芽、夏はアリやハチなどの昆虫、秋はドングリなどの果実を、主に食べているようです。
北海道のヒグマは、肉食の印象がありますね。「さぞ、たくさんのサケを捕るのだろう」と思われがちです。ところが、ヒグマも、植物のほうを多く食べます。
クマの中で、ホッキョクグマだけが、ほぼ完全な「肉食獣」になりました。
その理由は、北極には、植物がとても少ないからです。寒すぎるのですね。植物ばかり食べたのでは、クマのような大型動物は、生きられません。生きるために、ホッキョクグマは、アザラシやセイウチを主食にしました。
ホッキョクグマは、海に氷がある時期にしか、狩りができません。アザラシなどが、氷の空気穴から顔を出したところを、狩るからです。氷がない時期は、絶食状態です。
温暖化のために、氷がない時期が、長引いたら? 餓死するクマが増えるでしょう。
そんなふうには、したくありませんね。人間のために、温暖化が進んでいるとしたら、やはり問題です。気候変動は、人間自身にも、悪影響があるでしょう。
WWFでは、ホッキョクグマの生態や行動を調べるプロジェクトが進んでいます。以下のページに詳しく載っています。
子どもたちと考えた「ホッキョクグマと温暖化のいま」(WWFジャパン)
WWFの「ホッキョクグマ衛星追跡プロジェクト」(WWFジャパン)
過去の記事でも、絶滅しそうな生き物を取り上げています。また、日本のクマについても取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
人食いザメより、サメ食い人のほうが多い?(2007/5/31)
コウノトリとトキ、未来への一歩(2007/5/24)
世界のカエルが絶滅する? ツボカビ症を防ぐには(2007/1/14)
クマ(熊)の害を防ぐには?(2006/10/9)
などです。
図鑑↓↓↓↓↓には、日本のツキノワグマとヒグマが掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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私は今学校の宿題で絶滅危惧種について調べています。その中でも私はホッキョクグマが大好きなので、ホッキョクグマを中心的に調べています。ですが、あまり熊などは考えたこともなくて、よくわかりません。そして調べてみるとこのページがあったので少しでもわかりたいと思い、参加しようと思いました。
桃花さん、はじめまして松沢です。
まじめに、学校の宿題をやっているのですね。夏休みの初めから、そんなに勉強するなんて、偉いですね。
リンクしていたニュースは、アドレスが変更していて、記事がなくなっていました。
WWFジャパンへのリンクも、アドレスが変わっていたので、改めてリンク先を増やし、変更いたしました。
参考にしてみてくださいね。
また、 ホッキョクグマについては、以下のようなニュースもあります。私たちがどうすべきか、考えるヒントになる、と思います。
よろしければ、以下のニュースも読んでみて下さい。
ホッキョクグマ保護プログラム始動、米国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2344824/2580736
米内務省、ホッキョクグマを「絶滅の恐れのある種」に指定
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2391112/2928340