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2007年9月27日

ベトナムで、新種の発見ラッシュ

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 東南アジアのベトナムで、新種の生き物が、相次いで発見されています。つい先日も、ベトナム中部で、十一種もの新種が見つかった、というニュースがありました。
 発見された新種は、爬虫類のヘビが一種、昆虫のチョウが二種、植物が八種だそうです。これらの中には、近縁な種が、日本に分布するものもいます。
 例えば、新種のヘビです。このヘビは、通称「白ひげ」と呼ばれるようです。口の周囲が白いからです。「白ひげ」は、日本のヒバカリというヘビに、とても近縁です。同じナミヘビ科ヒバァ属に属します。「白ひげ」とヒバカリとを、写真で見比べると、横顔が似ています。ヒバカリも、少しですが、口の周囲が白っぽくなっています。
 新種のチョウのうち、一種は、セセリチョウ科に属します。セセリチョウの仲間は、日本にもたくさん分布します。おおむね、小型で、茶色っぽいチョウです。写真で見る限り、新種のチョウも、同じ特徴を持っていますね。ただし、同じセセリチョウでも、日本には、同じ属の種はいないようです。
 新種の植物の中には、何種かのランが含まれています。ラン科の植物は、日本にもたくさんありますね。けれども、ランの仲間は、形態がとても多様です。同じ科なのに、似ても似つかない種が多いです。
 今回、見つかったランの中には、まったく葉がない種があります。葉どころか、葉緑素もありません。全体が、ほぼ真っ白です。これでは、光合成ができませんね。どうやって、エネルギーを得るのでしょう?
 このランは、腐った落ち葉などから、エネルギーを得ます。このような生活の植物を、腐生植物と呼びます。腐生植物は、日本にもあります。ギンリョウソウなどがそうです。ギンリョウソウも、外見がほぼ真っ白です。今回の新種に似ています。でも、ギンリョウソウは、イチヤクソウ科に属します。ラン科の新種とは、遠縁です。
 ベトナムで、新種の発見が多いのは、自然が豊かな証拠でしょう。これほどの豊かさは、末永く維持したいですね。


 ベトナムの新種のニュースは、以下のページに載っています。
 ヘビなど11の新種動植物=ベトナムの森林で発見-WWF(時事通信 2007/09/26)
 新種の動植物、ベトナムで発見される(WWF)※英語です
 ベールをはがされたベトナム、写真ニュース(BBC News) ※英語です。発表された種の画像がいくつか見られます。

 過去の記事で、新種のヘビに近縁なヒバカリを取り上げています。また、近年、アジアで発見された生き物も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 毒がないのに毒蛇? ヒバカリ(2007/7/15)
 新種発見!! 体色が変わるカエル(2007/5/24)
 ボルネオ(カリマンタン)島で、新種の豹(ヒョウ)を発見(2007/3/17)
などです。


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒバカリ、セセリチョウ科のチョウ、ラン科の植物、ギンリョウソウが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。

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