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2007年10月02日

米国で、ミツバチ失踪【しっそう】の原因を解明か?

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 二〇〇七年の春、「米国で、ミツバチが集団で失踪」というニュースが話題になりましたね。養蜂場のミツバチが、突然いなくなり、群れが崩壊するという現象が、相次ぎました。
 この現象は、英語で、「colony collapse disorder」と名づけられました。略称で「CCD」です。日本語では、「蜂群崩壊症候群【ほうぐんほうかいしょうこうぐん】」と訳されています。「ミツバチいないいない病」などという呼び方もあります。
 原因究明は、なかなか進みませんでした。「伝染病説」・「携帯電話などの電磁波により、体調や方向感覚がおかしくなった説」・「人間に、蜜を取られ過ぎたことによるストレス(あるいは過労)説」などが、取り沙汰されました。どれも、決め手に欠けていました。
 が、このほど、有力な説が現われたようです。それは、「ウイルス病説」です。
 病気の原因は、英語名を「Israel acute paralysis virus」というウイルスです。略称で、「IAPV」と呼ばれます。日本語では、「イスラエル急性麻痺【きゅうせいまひ】ウイルス」です。これに感染すると、ミツバチは、最終的に、全身が麻痺して死亡します。この病気の蔓延【まんえん】が、蜂群崩壊症候群(CCD)の原因と推測されます。
 けれども、ウイルスだけが原因ではなさそうです。ウイルスに感染しただけでは、ミツバチは発病しません。何らかの原因で、ミツバチが弱っている時のみ、発病します。根本的には、ミツバチが弱っていることが、問題ですね。
 寄生虫や、食料不足が、ミツバチを弱らせているのでは?と推測されています。寄生虫として、ミツバチヘギイタダニ(学名Varroa jacobsoni)というダニが、疑われています。
 このダニは、セイヨウミツバチの、重大な病気の原因になります。バロア病(varroasis)という病気です。バロア病は、セイヨウミツバチに、重い発育障害を起こします。
 世界的に、養蜂に使われるのは、セイヨウミツバチです。セイヨウミツバチに、致命的な病気が蔓延したら、農業が破綻しかねません。農作物の受粉は、セイヨウミツバチに、大いに頼っているからです。ミツバチの危機は、人類の危機ですね。
 危機は、考える機会です。生き物との付き合い方を、再考する時かも知れません。


 ミツバチ失踪事件の原因に関しては、以下のページに載っています。
 ミツバチが消える「蜂群崩壊症候群」の原因にウイルス説浮上(国際ニュース2007/09/23) 
 バロア病(動物衛生研究所)
 【大変だ!】米ミツバチ大量失踪 原因はウイルスか(産経新聞 2007/09/11)

 似たような失踪事件は、日本でも発生しているようです。
 椎葉村 椎葉の養蜂が絶滅-ミツバチに異変か?(夕刊デイリー新聞 2007/02/04)

 過去の記事でも、ミツバチを取り上げています、よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ミツバチが消えた?!(2007/03/02)
 地域によって暮らしが違う蜜蜂(ミツバチ)(2006/05/12)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、セイヨウミツバチと、ニホンミツバチが掲載されています。
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コメント

Posted by 北海道者 at 2008年06月29日 12:37

我が家の佐藤錦は例年ですと小さなハエに卵を
産みつけられて虫入りになってしまうのですが、今年はその虫が非常に少なくて良い果実が
沢山出来ています。農薬0でもいいサクランボ
が作れるのでラッキーです。これはここ6年ではじめての現象です。

Posted by 松沢千鶴 at 2008年06月29日 15:20

 はじめまして、北海道者さん。コメントありがとうございます。

 佐藤錦は、ショウジョウバエなどが卵をうみつけるようですね。
 そうですか、ハエも少なくなってきているのですね。
 農薬ゼロで果物が栽培できるのは、ラッキーといえるかもしれませんが、自然界を考えると心配ですね。

 

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