毛蟹【けがに】は、なぜ毛だらけ?
寒くなると、食べ物が美味しくなりますね。「北海道で、カニ三昧【ざんまい】したいなあ」なんて、考えてしまいます。私が食いしん坊だからでしょうか(笑)
北海道の有名な食材として、ケガニがありますね。名のとおり、毛だらけのカニです。東北以北の海に分布します。クリガニ科に属します。
じつは、ケガニは、昔は違う名でした。オオクリガニという名です。クリガニ(栗蟹)の仲間で、大型であることから、オオクリガニ(大栗蟹)と名づけられました。
ケガニというのは、通称だったのですね。いつの間にか、通称のほうが、正式名みたいになってしまいました。今も、学術的には、オオクリガニと呼ばれることがあります。
ケガニことオオクリガニには、似た種があります。クリガニとトゲクリガニです。みなクリガニ科に属します。どの種も毛だらけです。
クリガニとトゲクリガニも、食用になります。ややこしいことに、クリガニやトゲクリガニが、「毛ガニ」といって売られることがあります。外見がそっくりなため、混同されやすいのですね。これでは、買うほうは迷います。あまりにも安い「毛ガニ」は、オオクリガニでなく、クリガニかトゲクリガニと疑ったほうが、いいかも知れません。
ケガニの仲間は、なぜ、毛だらけなのでしょう? この理由は、まだ、よくわかっていません。防寒用でないことは、確かです。カニやエビなどの「毛」は、哺乳類と違って、保温のためにあるのではありません。
では、何のためかといえば、「周囲の動きを感知するため」です。毛が動くことによって、周囲の水の流れなどが、わかります。毛がたくさんあれば、接近する敵の気配などを、敏感に感じられるでしょう。生きるのに、有利ですね。
それなら、すべてのカニが、毛だらけになりそうなものです。実際には、そうなっていませんね。なぜ、ケガニの仲間ばかりが毛だらけなのか、謎が残っています。
最後に、ケガニの旬【しゅん】について、お教えしますね。ケガニ(オオクリガニ)の旬は、冬よりも、夏から秋だそうです。美味しい時期を逃さずに、食べたいですね。
過去の記事でも、カニやヤドカリの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
カニでないカニがいる?(2006/12/24)
夫婦なのに名が違う? ズワイガニとコウバコガニ(2005/11/11) などです。
図鑑↓↓↓↓↓には、ケガニ(オオクリガニ)も掲載されています。
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