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2007年11月12日

メグロはメジロと仲良し?

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 メジロ(目白)は、日本人に親しまれる鳥ですね。住宅地でも、よく見られる小鳥です。似た名前の、メグロ(目黒)という鳥がいるのは、御存知ですか?
 メグロは、日本の小笠原諸島に分布します。世界中で、小笠原にしかいません。とても貴重な鳥です。名前だけでなく、姿もメジロに似ています。ただ、眼の回りが黒いです。
 メグロは、メジロに近縁なのでしょうか? これについては、議論があります。
 これまで、メグロは、ミツスイ科に分類されるのが、一般的でした。この説では、日本で唯一のミツスイ科の鳥、ということになります。けれども、ヒヨドリ科やチメドリ科という説もありました。最近では、メジロと同じメジロ科という説が、有力です。
 小笠原には、メジロも分布します。繁殖期を終えた後、メグロは、メジロと一緒に群れを作ることがあります。このように、異種同士で作られた群れを、混群といいます。
 混群は、日本本土の鳥でも見られます。やはり、繁殖期を終えた冬に、作られることが多いです。なぜ、種の違う鳥同士で群れるのかは、わかっていません。
 研究の結果、メグロとメジロの混群の場合は、面白いことがわかってきました。少なくとも、メグロのほうは、メジロと一緒にいることで、利益があるようです。
 メグロは、食べ物に対して、保守的です。見たことのない物は、怪しんで、食べようとしません。メジロは、逆に新しいもの好きです。見たことのない物でも、喜んで食べます。メジロが食べるのを見て、メグロは、「あれは安全に食べられるんだ」と、学習するようです。こうして、メグロは、新しい食べ物を獲得するわけですね。
 メグロは、よく、パパイアを食べている写真が紹介されます。パパイアは、もともと、小笠原にはありませんでした。きっと、最初は、メジロが食べるのを見て、メグロも食べ始めたのでしょう。メグロの主食は、パパイアではありません。果物よりも、昆虫やクモなどの、小動物を好みます。これは、小笠原のメジロも同じです。
 小笠原は、自然が豊かなところです。しかし、人間が気を使わなければ、島の自然は、すぐに壊れてしまいます。メグロとメジロが、仲良く暮らせる島にしたいですね。

 過去の記事で、メジロを取り上げています。また、小笠原の他の生き物についても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 大洋に生きるオガサワラトカゲ(2007/11/09)
 ヤシ? いいえシダの木です。マルハチ(2007/11/02)
 梅にウグイス? いえメジロです(2007/03/12)
 サクラ、メジロ(2007/01/30)
などです。


図鑑↓↓↓↓↓には、メグロもメジロも掲載されています。また、植物のパパイアも載っています。
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