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2007年11月23日

天井裏で騒ぐのは、何というネズミ(鼠)?




 昔の日本家屋では、天井裏でネズミが騒いだといいますね。私自身は、そのような経験はありません。親などから、「昔は、そういうことがよくあった」と聞きます。
 今は、昔ながらの日本家屋は少ないですね。コンクリート製のマンションなどが増えました。もう、ネズミが活躍する余地はなさそうです。
 ところが、最近、マンションやオフィスビルで、ネズミの被害が増えています。衛生面での被害だけではありません。どういうわけか、ネズミは、電線などのケーブルをかじるのが好きなのですね。停電したり、コンピュータネットワークが使えなくなったりといった被害が、報告されています。
 マンションやオフィスビルで騒ぐのは、昔、日本家屋の天井裏で騒いだのと、同じネズミです。クマネズミという種です。下水にいるドブネズミとは、違う種です。
 クマネズミは、かつて、東南アジアの樹上で生活していたと考えられています。そのため、高所に上るのが得意です。ドブネズミは、体が重いので、高所が苦手です。
 高層マンションやオフィスビルは、クマネズミにとって、遠い故郷の森林に似ているのでしょう。ビル内の狭い隙間には、ライバルのドブネズミも、天敵のネコ(猫)も、入れません。クマネズミの天下ですね。
 クマネズミは、世界中に分布しています。ヒトの移動に付いて、分布を広げたと考えられます。主食が植物のため、農作物に被害を及ぼすこともあります。
 クマネズミは、ヒトに害をなすだけではありません。植物や昆虫などの、在来の生き物が、脅かされています。小笠原諸島など、離島での害が、深刻です。
 離島には、そこにしかいない固有種が、多いです。島の固有種は、敵が少なく、食べ物やすみかが限られた環境で、進化しました。そこへ、クマネズミのような外来種が現われたら? 直接襲われなくても、食べ物やすみかを奪われる可能性が、高いですね。
 クマネズミが暴れているのは、人間の自業自得です。何も考えずに行動すると、自然に仕返しされる、ということでしょう。節度ある行動が必要ですね。


 小笠原諸島のクマネズミについて、最近、取り上げられたニュースがあります。詳しくは、以下のページを御覧下さい。
 小笠原ニュース:小笠原の東島で海鳥が大量死、原因はクマネズミか?(2006/12/11)
 小笠原ニュース:小笠原の西島でクマネズミ根絶に成功(2007/09/15)

 過去の記事でも、ネズミの仲間を取り上げています。また、いろいろな外来種についても取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
  人類に貢献するハツカネズミ(2007/9/14)
 セアカゴケグモは猛毒グモ?(2006/9/15)
 新種発見! トゲネズミ(2006/7/10)
などです。
   


図鑑↓↓↓↓↓には、クマネズミとドブネズミが掲載されています。
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