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2007年12月31日

千両万両があるなら、十両百両もある?

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 お正月には、多くの植物が、飾りとして使われます。よく使われるものに、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)がありますね。おめでたい名前だからでしょう。
 千両や万両があるなら、十両や百両という植物もあるでしょうか? あります。
 十両は、ヤブコウジの別名です。百両は、カラタチバナの別名です。どちらも、常緑の植物です。冬に赤い果実をつけます。センリョウやマンリョウと同じですね。
 ヤブコウジとカラタチバナは、センリョウやマンリョウと比べて、果実の数が少ないです。このために、「千」・「万」に対して、「十」・「百」なのでしょう。
 果実の数が少ないのは、ヤブコウジとカラタチバナが、小さい植物だからです。ヤブコウジなど、高さが20cmほどにしかなりません。カラタチバナも、せいぜい50cm程度です。驚いたことに、両種とも、これでも樹木です。草ではありません。
 こんなに小さくては、樹木の意味がなさそうですね。樹木は、高くなることで、大量の日光を得られます。けれども、ヤブコウジやカラタチバナは、他の樹木のはるか下です。しかも、両種とも、樹林内に生えます。どうやって、日光を得るのでしょうか?
 じつは、ヤブコウジやカラタチバナは、少ない日光でも、生きられる仕組みを持ちます。
 仕組みの一つは、小さいことです。小さければ、必要な栄養は、少なくて済みますね。もう一つは、葉の寿命が長いことです。一枚の葉が、何年も付いています。一度に受ける量が少ないかわり、時間を長くして、量を確保するのですね。
 ヤブコウジの場合は、他の技も持ちます。「地下茎を伸ばす」技です。地下茎は、日光の当たる場所で、芽を出します。そこから、新しい木が生えます。少しずつでも、日の当たる場所へ伸びてゆけば、全体としては、より日光の多い場所へ、移動できます。
 ヤブコウジと、カラタチバナ、マンリョウは、とても近縁です。同じヤブコウジ科ヤブコウジ属に属します。センリョウだけが、センリョウ科に属します。ヤブコウジ科とは、遠縁です。外見が似ているのに、一つだけ仲間外れです。
 お正月には、千両万両、十両百両と、全部並んだほうが、縁起が良さそうですね。


 過去の記事でも、お正月に縁のある植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 センリョウとマンリョウはどう違う?(2007/01/08)
 新年の神さまはユズリハに乗ってくる?(2007/01/05)
 羽根突きの羽根の原点? ツクバネ(2006/01/04)
 代々の実が付くおめでたい果実、ダイダイ(2005/12/31)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジが掲載されています。
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2007年12月30日

キアシシギ

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和名:キアシシギ
学名:Heteroscelus brevipes

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 読谷村 【2007.12.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、キアシシギが掲載されています。
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2007年12月29日

ムナグロ

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和名:ムナグロ
学名:Pluvialis fulva 

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沖縄 読谷村 【2007.12.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、ムナグロが掲載されています。
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2007年12月28日

越年【おつねん】トンボは、本当に年を越す?

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 トンボは、日本人に親しまれる昆虫ですね。「お正月の羽根突きは、トンボを模したもの」という説があるほどです。(羽根突きとトンボの関係(2006/01/01)
 けれども、実物のトンボは、年末年始には飛んでいませんね。少なくとも、日本の内地では、そうです。寒いからですね。ほとんどのトンボは、幼虫(ヤゴ)で年を越します。
 ところが、中に、成虫で年を越すトンボがいます。オツネントンボや、ホソミオツネントンボという種です。この習性から、「越年トンボ」という種名が付きました。
 厳しい冬を過ごすのですから、どれほど頑丈なトンボかと思いますね。実物を見ると、驚きます。体が細いイトトンボの仲間だからです。外見は、とても弱々しいです。
 ホソミオツネントンボを例にとって、彼らの暮らしを見てみましょう。
 ホソミオツネントンボは、他のトンボと同じく、夏に成虫になります。秋までは、普通のトンボのように、飛びながら餌を食べて暮らします。
 普通と違うのは、そこからです。ホソミオツネントンボは、木の枝などに止まって、じっと動かなくなります。そのまま、冬を越します。春になると、活動を再開します。
 夏から冬のホソミオツネントンボは、地味な体色です。春には、鮮やかな色に変わります。雄(オス)は青く、雌(メス)は緑色になります。これは、互いに、異性を惹きつけるためだと考えられています。彼らにとって、春は恋の季節なのですね。
 春のホソミオツネントンボは、水辺にいます。卵を水辺に産むためです。幼虫(ヤゴ)は、水中に棲みますからね。
 他の季節、ホソミオツネントンボは、水辺から離れて棲みます。なぜ、ずっと水辺にいないのでしょうか? おそらく、分布を広げるためと考えられています。自分の生まれたところより、遠くへ飛んでゆきます。こうすれば、他の水辺へ行き着ける可能性が、高くなりますね。そこで繁殖すれば、分布地が新たにできたことになります。
 彼らが、なぜ、成虫で年を越すのかは、わかっていません。華奢【きゃしゃ】な体で、冬に耐えているのを見ると、応援したくなりますね。


 過去の記事でも、トンボの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 とんぼの眼鏡は水色めがね? シオカラトンボ(2007/05/04)
 精霊【しょうりょう】トンボとはどんなトンボ?(2006/08/12)
 羽根突きとトンボの関係(2006/01/01)
 避暑に行く赤トンボ(2005/09/01)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、ホソミオツネントンボが掲載されています。
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2007年12月27日

チュウシャクシギ

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和名:チュウシャクシギ
学名:Numenius phaeopus 

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沖縄 読谷村 【2007.12.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、チュウシャクシギが掲載されています。
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2007年12月26日

カラスの集会

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 嘴が折れてしまっています。何があったのでしょうか?よく大きくなりましたね。
和名:ハシブトガラス
学名:Corvus macrorhynchos

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東京 渋谷区 【2007.12.24】



図鑑↓↓↓↓↓には、ハシブトガラスが掲載されています。
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2007年12月25日

イソヒヨドリ

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和名:イソヒヨドリ
学名:Monticola solitarius

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沖縄 読谷村 【2007.12.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、イソヒヨドリが掲載されています。
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2007年12月24日

国際サンゴ礁年とは、どんなもの?

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 そろそろ、来年の話をしても、鬼が笑わないでしょう。そこで、二〇〇八年の「国際サンゴ礁年」の話をしますね。
 国際サンゴ礁年とは、世界各国で、サンゴ礁の理解を深めようという運動です。サンゴ礁なんて、私たちの生活に関係なさそうですね。ところが、大いに関係があります。
 例えば、サンゴ礁は、多くの生き物のすみかになっています。サンゴ礁がなくなれば、膨大な数の生き物が、滅びるでしょう。海の恵みがなくなったら、世界で、何億人もの人が、飢えてしまいます。日本人も、例外ではないはずです。
 こんなに大切なのに、サンゴ礁のことは、あまり知られていません。国際サンゴ礁年にちなんで、サンゴ礁と、それを作るサンゴの紹介をしましょう。
 サンゴ礁は、いろいろな形をしています。木の枝みたいな形、テーブルみたいな形、屏風【びょうぶ】やカーテンみたいな形、ごろんと丸い形、などです。色も、緑やら、褐色やら、ピンクやら、さまざまです。形や色が違うと、サンゴの種が違うのでしょうか?
 じつは、サンゴ礁の形や色からは、サンゴの種は、決められません。同じ種のサンゴでも、外見がまったく違うことが、珍しくありません。逆に、違う種なのに、そっくりなこともあります。サンゴの分類は、専門家でも間違いやすいほど、難しいです。
 サンゴ礁を作るサンゴには、ミドリイシと呼ばれるサンゴのグループが、多いです。ミドリイシの仲間は、特に、種の区別が困難です。互いに似ているからです。他に、ハナヤサイサンゴ、アオサンゴ、ハマサンゴなど、多くの種が、サンゴ礁を作ります。
 すべてのサンゴが、サンゴ礁を作るわけではありません。サンゴ礁を作らない種もいます。また、すべてのサンゴが、熱帯の浅い海にいるわけでもありません。温帯の海や、深海に棲むサンゴもいます。サンゴは、たいへん種が多いのです。生態も多様です。
 サンゴ礁のサンゴは、太陽光を、たっぷり必要とします。このため、サンゴ礁は、光が当たりやすい形に成長します。同じ種のサンゴでも、場所により、違う形になるのは、これが理由です。サンゴ礁は、その場に合わせて、ふさわしい形になるのですね。


 「国際サンゴ礁年2008」には、公式ウェブサイトがあります。また、「サンゴ礁保全研究プロジェクト」のサイトなどもあります。興味がおありの方は、一度、覗いてみて下さい。
 国際サンゴ礁年2008
 サンゴ礁保全研究プロジェクト


 過去の記事でも、サンゴや、サンゴ礁に棲む生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 宝石の珊瑚【さんご】はサンゴ礁のサンゴか?(2007/3/5)
 サンゴ礁の海を守るナマコ(2006/7/22)
 サンゴ礁と台風の関係(2005/9/2)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、アオサンゴ、ハナヤサイサンゴ、ミドリイシなどのサンゴが掲載されています。
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2007年12月23日

ハクセキレイ

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和名:ハクセキレイ
学名:Motacilla alba

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 ちょっと、普通に見られるハクセキレイと違うように見えます。額と頬が黄色っぽく見えます。光のかげんでしょうか?同定が違ってましたらすみません。わかる方は教えて下さいね。
沖縄 金武 【2007.12.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、ハクセキレイが掲載されています。
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2007年12月22日

コチドリ

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和名:コチドリ
学名:Charadrius dubius

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

沖縄 金武 【2007.12.15】



図鑑↓↓↓↓↓には、コチドリが掲載されています。
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2007年12月21日

ネズミでないネズミがいる?

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 来年(二〇〇八年)は、子年【ねどし】ですね。年賀状のために、かわいいネズミの写真や絵を探している方も、いるでしょう。そこで、ひとつ御チューいを(笑)
 ネズミにそっくりでも、ネズミでない生き物がいます。「○○ネズミ」と付いても、ネズミとは限りません。例えば、トガリネズミやハリネズミは、ネズミの仲間ではありません。
 ハツカネズミやクマネズミなどは、本物のネズミです。本物のネズミは、齧歯目【げっしもく】というグループに属します。けれども、トガリネズミは、トガリネズミ目に属します。ハリネズミは、ハリネズミ目に属します。
 以前、トガリネズミとハリネズミは、同じ仲間だと考えられていました。両者は、食虫目【しょくちゅうもく】というグループに入れられていました。この分類が見直されたのは、最近です。食虫目は、トガリネズミ目など、三つの目【もく】に解体されました。
 日本には、トガリネズミ目に属する種が、たくさんいます。でも、あまり知られていません。中で、最も有名なのは、おそらくモグラでしょう。
 日本のモグラ類は、すべて、トガリネズミ目に属します。モグラ以外では、トガリネズミ、カワネズミ、ジネズミ、ジャコウネズミなどが、日本のトガリネズミ目です。
 ハリネズミ目の動物は、もともと日本にはいませんでした。しかし、近年、日本でも目撃されています。ペットが逃げ出したか、捨てられたと考えられます。
 トガリネズミ目やハリネズミ目の「○○ネズミ」たちは、本物のネズミより、顔が細く尖って見えます。そうなっているのには、理由があります。彼らは、歯の構造が、齧歯目と違うのです。それが、顔の形に反映しています。
 齧歯目のネズミに、大きな前歯(門歯)があるのは、有名ですね。植物質の硬いものをかじるためです。トガリネズミ目やハリネズミ目には、あのような歯がありません。硬いものをかじる必要が、ないからです。彼らは、昆虫やミミズなどが主食です。
 トガリネズミやハリネズミのように、近年、分類が見直された生き物は、少なくありません。生物学が進歩している証拠です。本当の学問は、常に変わってゆくものです。


 過去の記事でも、トガリネズミ目(食虫目【しょくちゅうもく】)の種を取り上げています。また、齧歯目【げっしもく】の本物のネズミも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 天井裏で騒ぐのは、何というネズミ?(2007/11/23)
 人類に貢献するハツカネズミ(2007/9/14)
 日本はモグラの標本国?(2007/1/26)
 新種発見! トゲネズミ(2006/7/10)
などです。


図鑑↓↓↓↓↓には、オオアシトガリネズミ、カワネズミ、ジネズミ、ジャコウネズミなど、十種のトガリネズミ目(食虫目【しょくちゅうもく】)が掲載されています。
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齧歯目【げっしもく】のネズミも、十種以上載っています。
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2007年12月20日

新宿御苑 紅葉その6 初冬の空

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 新宿御苑の紅葉 空 画像 
 
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和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿区 【2007.12.04】
図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウが掲載されています。
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2007年12月19日

インドネシアのパプアで、新種の哺乳類を発見

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 東南アジアから、新種発見のニュースです。インドネシアのパプア州で、新たに、フクロヤマネの仲間と、ネズミの仲間が、発見されました。二〇〇七年の自然調査の結果です。
 フクロヤマネとは、「フクロ」の名が付くとおり、有袋類【ゆうたいるい】の一種です。カンガルーやコアラと、同じグループですね。カンガルー目クスクス亜目ブーラミス科に属します。ラテン語の学名は、Cercartetus nanusです。
 今回、発見された新種も、フクロヤマネと同じCercartetus属だと考えられています。正式な名は、まだ付いていません。樹上で、リスに似た生活をしているようです。
 もう一つの新種は、ネズミと同じ齧歯目【げっしもく】に属します。日本のハツカネズミなどと同じく、齧歯目の中の、ネズミ科ネズミ亜科に属します。ただし、ハツカネズミより、ずっと大きいです。なんと、体重1.4kgもあるそうです。
 ネズミの新種にも、まだ、正式な名は付いていません。Mallomys属の一種だと考えられています。Mallomys属のネズミは、今のところ、インドネシアとパプア・ニューギニアでしか見つかっていません。とても珍しいネズミの仲間です。
 前記の二種が発見されたのは、パプア州のフォジャ山脈です。ここでは、二〇〇五年にも、自然調査が行なわれました。その時も、数多い新種が発見されました。鳥類、両生類、昆虫類、植物など、数十種もの新種です。
 じつは、生物の新種は、毎年、たくさん発見されています。けれども、そのほとんどが、昆虫などの小さな生き物です。哺乳類の新種は、非常に珍しいです。大型のネズミさえ、見つからずにいたことを考えると、フォジャ山脈に、いかに人手が入っていないかわかりますね。世界有数の、自然の宝庫です。
 最近では、アフリカのガーナからも、「新種がまとめて発見された」報告がありました。中には、恐竜時代に起源がある、貴重な種も含まれます。
 このような地域は、世界には、ほとんど残っていません。わずかに残った自然の宝庫は、ぜひ、後世に引き継ぎたいですね。


 インドネシアの新種のニュースは、以下のページに載っています。二〇〇五年のインドネシア調査のニュースや、ガーナでの新種発見のニュースもあります。
 インドネシアの熱帯林で二種の新種とみられる哺乳類を発見(コンサベーション・インターナショナル 2007/12/17)
 インドネシア・パプア州で多くの新種が発見される(コンサベーション・インターナショナル 2006/02/07)
 ガーナの熱帯林で、希少な生物種を発見(コンサベーション・インターナショナル 2007/12/06)


 過去の記事でも、さまざまな新種発見のニュースを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ベトナムで、新種の発見ラッシュ(2007/09/27)
 ボルネオ(カリマンタン)島で、新種の豹(ヒョウ)を発見(2007/03/17)
 新種発見! トゲネズミ(2006/07/10)
 楽園の鳥の楽園? インドネシアのパプア州とパプア・ニューギニア(2006/02/09)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、今回の新種と同じ日本で見られる齧歯目【げっしもく】ネズミ科のネズミが、十種以上が掲載されています。
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2007年12月18日

枯葉のふとん その2 【御苑のジジ】

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御苑のジジ 画像

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和名:ノネコ
学名:Felis catus

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿区 【2007.12.04】

 過去の御苑の福猫たち
 御苑の福猫(2007/12/12)
 御苑の福猫(2007/10/31)
 御苑の福猫(2007/10/16)
 御苑のジジ(2007/10/08)
 御苑のジジ(2007/03/04)
 新宿御苑のお出迎え役(2007/02/18)  
  などです。 


2007年12月17日

スイカズラの漢字名は、なぜ「忍冬」?

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 植物には、常緑のものと、落葉するものとがありますね。今の季節、落葉するものは、ほとんど葉を落としています。裸の樹木が並ぶのは、冬らしい光景ですね。
 ところが、中に、中途半端な落葉をするものがあります。例えば、スイカズラです。
 植物図鑑でスイカズラを引いてみますと、「半常緑性」や「半落葉性」となっています。これは、「一部の葉が落葉する」という意味です。
 落ちる葉と、残る葉と、どちらが多いかは、一概に言えません。同じ種でも、環境の条件により、違うからです。同じ個体であっても、条件が変われば、葉の落ち方が変わります。ほとんど葉が落ちず、常緑樹に見えることもあれば、ほぼすべての葉が落ちて、普通の落葉樹に見えることもあります。スイカズラは、つる性の樹木です。
 なぜ、スイカズラは、このような落葉の仕方をするのでしょう? 理由は、まだわかっていません。もしかしたら、スイカズラは、環境への適応力が、強いのかも知れません。
 例えば、南西諸島のように温暖な地域なら、冬でも葉を付けていたほうが、有利でしょう。太陽の光をいっぱい受けられるため、たくさんの栄養分を作れるからです。
 けれども、日本の多くの地域では、冬、太陽の光量がぐんと減ります。光合成で葉が作れる栄養より、葉を維持する栄養のほうが、多くなってしまいます。こんな状況では、葉を落としたほうが、有利ですね。
 臨機応変に、落葉の仕方を変えることで、スイカズラは、さまざまな気候に適応できるのかも知れません。日本のみならず、東アジアに、広く分布しています。
 冬に残ったスイカズラの葉を、観察してみましょう。夏と様子が違います。葉は、くるくると内側に丸まっています。冬の寒さを忍んでいるようです。この様子から、「忍冬」という漢字名が付きました。葉が丸まる理由は、わかっていません。
 忍冬という漢字から、忍冬紋【にんどうもん】を思い浮かべる方もいるでしょう。唐草紋ともいわれる紋様の一種です。名に反して、この紋様は、スイカズラを図案化したものではありません。ユーラシア大陸で、他の植物を図案化したものが、日本に入りました。


 過去の記事でも、植物の落葉について取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 新年の神さまはユズリハに乗ってくる?(2007/1/5)
 ツタ(蔦)は落葉する?しない?(2006/12/1)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、スイカズラが掲載されています。
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2007年12月16日

新宿御苑 紅葉その5 プラタナス並木

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 新宿御苑の紅葉 画像  
 プラタナス
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 和名:スズカケノキ【別名:プラタナス】
 学名:Platanus orientalis L.

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東京 新宿区 【2007.12.04】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、スズカケノキ(プラタナス)が掲載されています。
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新宿御苑 紅葉その4 

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 新宿御苑の紅葉 画像  
 モミジ
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 和名:イロハモミジ
 学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray

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東京 新宿区 【2007.12.04】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、イロハモミジが掲載されています。
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2007年12月14日

木に化けて冬を越す? シャクガ

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 多くの昆虫は、冬に姿を消しますね。彼らは、どこで、どうしているのでしょう?
 冬を越す時には、卵や蛹【さなぎ】になる昆虫が多いです。卵や蛹は動かないため、見つけにくいですね。冬に、昆虫を見ることが少ない理由の一つです。
 けれども、冬の間も、幼虫や成虫で過ごす昆虫がいます。動くもののはずなのに、姿は、ほとんど見られません。巧妙に、姿を隠しているからです。
 例えば、シャクガの仲間を見てみましょう。シャクガとは、シャクガ科に属するガ(蛾)の仲間です。何種かのシャクガは、幼虫で越冬します。幼虫は、いわゆるシャクトリムシ(尺取虫)です。成虫は、シャクトリムシの親なので、シャクガ(尺蛾)と呼ばれます。
 シャクトリムシと聞いて、ぴんと来た方もいるでしょう。彼らのうちの何種かは、植物の枝や茎にそっくりです。動かなければ、植物の一部にしか見えないものが、少なくありません。擬態【ぎたい】ですね。これで、敵の目をあざむきます。
 地方によっては、シャクトリムシを、土瓶割【どびんわり】と呼びます。「昔、シャクトリムシを枝と見間違えて、土瓶をかけた人がいた。当然、土瓶はかからず、落ちて割れてしまった」という伝承によります。それほど似ている、というわけです。実際に、クワエダシャクなどの幼虫は、直接、指し示されても、枝と区別が付かないほどです。
 冬、葉の落ちきった森でも、枝にそっくりならば、目に付きませんね。動かないなら、食べる必要もありません。シャクトリムシたちは、そうやって、春を待ち続けます。
 何種かのシャクトリムシは、更にうわての技を持ちます。冬と春とで、色を変えるのです。冬の間は、枯れ枝に似た茶色です。春になると、緑色になります。若芽や若葉に紛れるように、でしょう。オオアヤシャクなどが、この手を使います。
 すべてのシャクガの幼虫が、植物そっくりなのではありません。また、すべてのシャクガが、幼虫で越冬するわけでもありません。しかし、一部に、忍者顔負けの種がいることは、確かです。冬、飢えた敵に食べられないように、彼らも必死なのでしょう。
 冬の公園で、植物に「化けた」シャクトリムシを探すのは、楽しい遊びかも知れません。


 過去の記事でも、昆虫のガ(蛾)の仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 虚々実々の駆け引き、ガ(蛾)対コウモリ(2007/7/13)
 木に付いた卵の正体は?(2007/3/7)
 ミノムシは鳴く?(2006/11/15)
 オオスカシバ(2007/0804)
 ハチに擬態?(2006/08/02)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、シャクガ科に属するオオアヤシャク、カギバアオシャクが掲載されています。
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2007年12月13日

水仙 【スイセン】




スイセン 花 画像

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和名:スイセン
学名:Narcissus tazetta L.

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。
東京 新宿区 【2007.12.04】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、スイセンが掲載されています。
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ペンギンが絶滅する? 南極の危機

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 現在、インドネシアのバリ島で、国連の気候変動枠組み条約の会議(COP13)が開かれていますね。もちろん、日本も参加しています。先進国の一員として、大量の二酸化炭素を排出していますから、それなりの責任があります。
 この会議で、深刻な報告がされました。南極で、気候変動が急速に進んでいるというのです。このために、南極の生き物が、絶滅の危機にさらされています。
 南極の生き物としては、ペンギンが有名ですね。どんなペンギンが、どのような危機に陥っているのでしょうか?
 じつは、南極に分布するペンギンの種は、あまり多くありません。
 ペンギンは、全部で十六種ほどいます。そのうち、明確な南極圏で繁殖するのは、五種だけです。コウテイペンギン、アデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、マカロニペンギンです。南極生まれの種は、三分の一もいないことになりますね。
 COP13での報告では、前記の種のうち、マカロニペンギンを除く四種が、特に危機だとされています。これらの種は、南極圏で繁殖する率が、高いからです。
 気候変動のため、南極では、海の生物相が変わっています。これまでペンギンたちが食べていたものが、いなくなりつつあります。これは、成体のペンギンより、雛【ひな】にひどい影響を及ぼします。食べ物が足りないため、死ぬ雛が増えています。雛が育たなければ、遠からず、ペンギンは、絶滅してしまうでしょう。
 中でも、コウテイペンギンとアデリーペンギンは、南極の気候変動の影響を、強く受けるはずです。この二種は、主な繁殖地が、南極大陸にあるからです。南極が温暖化してしまったら、彼らの繁殖地の環境は、すべて激変するでしょう。
 すでに、コウテイペンギンの繁殖地などで、異変が起きています。温暖化のために、海氷が早く溶けてしまうのです。育つ前の雛や卵が、海に流されています。
 地球の気候が急激に変動すれば、ヒトも暮らせなくなります。気候変動の恐ろしさを、ペンギンたちが、身をもって教えてくれている、と言えますね。


 国連の気候変動枠組み条約の会議(COP13)のニュースは、以下のページにあります。ペンギンの危機について、詳しく知りたい方は、ぜひ、以下のページを御覧下さい。
 気候変動で危機にさらされるペンギン(WWFジャパン 2007/12/11)
 ペンギンが温暖化の犠牲に=WWF(時事通信 2007/12/12)
 南極からのSOS! ペンギン・パンフレットを作成(WWFジャパン 2007/12/11)


 過去の記事でも、ペンギンなどの南極の生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 世界最大のイカは、ダイオウイカではない?(2007/02/23)
 北半球で一番ペンギンが(2006/11/30)
 南極にペンギンがいて、北極にいないのはどうしてですか?(2006/06/22)
 北極にはホッキョクグマが…(2006/05/09)


2007年12月12日

枯葉のふとん その1 【御苑の福猫】

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御苑の福猫 画像

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和名:ノネコ
学名:Felis catus

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。
東京 新宿区 【2007.12.04】

 過去の御苑の福猫たち
 御苑の福猫(2007/10/31)
 御苑の福猫(2007/10/16)
 御苑のジジ(2007/10/08)
 御苑のジジ(2007/03/04)
 新宿御苑のお出迎え役(2007/02/18)  
 新宿御苑の福猫たち(2007/02/09) などです。 


 

2007年12月11日

新宿御苑 紅葉その3 

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 新宿御苑の紅葉 画像  
 モミジ

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 和名:イロハモミジ
 学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray

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東京 新宿区 【2007.12.04】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、イロハモミジが掲載されています。
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2007年12月10日

海中のイルミネーション? ヒカリボヤ

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 クリスマスが近づくと、街中がきらびやかですね。イルミネーションで飾るところが、多くなりました。これらの明かりは、電気の賜物ですね。
 生き物の中には、電気など使わずに、光るものがたくさんいます。今回は、そんな生き物の一つを紹介しましょう。ヒカリボヤです。海の生き物です。
 ヒカリボヤは、ホヤ(海鞘)やサルパに近縁です。ホヤとサルパは、以前、ここのブログで紹介しましたね。脊索動物【せきさくどうぶつ】というグループの生き物です。
 ヒカリボヤは、脊索動物の中の、尾索動物亜門【びさくどうぶつあもん】タリア綱【こう】に属します。ホヤよりも、サルパのほうに、より近縁です。
 ヒカリボヤの形は、筒型です。海中では、透明な筒が泳いでいるように見えます。
 大きさは、ヒカリボヤの種によって違います。条件が良いと、非常に大きくなる種もあります。ナガヒカリボヤなどは、筒の長さが、十mを越えることもあるそうです。
 海で、そんなものに遭ったら、びっくりですよね。伝説にいう海の怪物(シーサーペントなど)の一部は、ヒカリボヤを見間違えたのではないか、といわれます。
 ヒカリボヤは、一個体で、こんなに大きくなるのではありません。たくさんの小さな個体が集まって、筒型になります。このような生き物を、群体生物といいます。
 ヒカリボヤの、本当の一個体の大きさは、ミリ単位です。個体一つ一つが、水を出し入れする穴を持ちます。筒の外側に入水孔、内側に出水孔です。外側から海水を入れて、筒の中の穴に出すのですね。この海水の流れによって、ヒカリボヤは泳ぎます。
 名のとおり、ヒカリボヤは光ります。イルミネーションのように、体の一部から別の部分へと、光が移ってゆきます。この光は、彼ら自身が出すのではありません。体内に棲む細菌が、光ります。なぜ、そんな細菌と、ヒカリボヤが共生しているのかは、不明です。
 ヒカリボヤの仲間は、わからないことだらけです。研究が進んでいないからです。この美しさの謎が、解かれる日が待ち遠しいですね。


 過去の記事でも、ヒカリボヤと同じ脊索動物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ホヤは脊索【せきさく】動物? 原索【げんさく】動物?(2007/8/28) 
 サルパとは、どんな生き物?(2007/5/31)
 原始的に見えても魚に近い? ホヤ(海鞘)(2006/8/28)
などです。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、ヒカリボヤの一種も掲載されています。
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2007年12月 9日

コサギ 捕食 

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 コサギ 捕食画像  

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和名:コサギ
学名:Egretta garzetta

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東京 新宿区 【2007.12.04】
 


図鑑↓↓↓↓↓には、コサギが掲載されています。
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2007年12月 8日

新宿御苑 紅葉その2

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 新宿御苑の紅葉 画像  
 モミジ
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 和名:イロハモミジ
 学名:Acer palmatum Thunb. ex Murray

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿区 【2007.12.04】

 


図鑑↓↓↓↓↓には、イロハモミジが掲載されています。
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2007年12月 7日

クイーンマルガレーテ




 御苑のバラは、まだ少し咲いていました。こちらの画像は、10月に撮影したものです。

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'クイーンマルガレーテ' 作出:1991年 デンマーク ポールゼン

和名:バラ 園芸種 'クイーンマルガレーテ'
学名:Rosa hybrida hort 'Queen Margarethe'

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

東京 新宿 【2007.10.21】


太り過ぎで飛べないカモがいる?




 各地で、冬鳥の便りが聞かれますね。冬鳥とは、夏に日本におらず、冬を日本で過ごす渡り鳥のことです。冬鳥としては、ハクチョウやカモの仲間が有名です。
 カモの仲間は、一般の人にも、馴染み深いですね。住宅地の水場にも、飛来することが多いからです。マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロなどが、よく見られます。彼らは、比較的、ヒトを恐れません。
 パンくずなどを投げると、彼らは、喜んで寄ってきます。そういう様子は、かわいいですね。つい、たくさんの餌をやりたくなります。
 ところが、これが問題になっています。ヒトから餌をもらい過ぎて、肥満になってしまうカモがいるのです。決して、見過ごせる問題ではありません。
 太り過ぎれば、動きがにぶくなります。ネコなどの敵に、襲われる率が高くなります。無残なカモの遺骸が見つかることが、珍しくありません。冬の間、毎日、そんな遺骸が見つかる場所もあるそうです。東京・上野の不忍池【しのばずのいけ】などが、そうです。
 もっと深刻な問題もあります。太り過ぎたカモが、飛びにくくなることです。春、生まれ故郷へ、飛んでいけなくなるかも知れません。そうなったら、自然のサイクルを乱すことになります。カモだけではなく、他の生き物にも、影響があるでしょう。
 生き物をかわいがるのは、良いことです。けれども、やり方を間違えたら、虐待になってしまいます。「餌をやり過ぎて肥満にする」のは、明らかに、虐待の部類です。
 野生の生き物には、基本的に、餌をやるべきではありません。ただ、杓子定規に考えるのも、良くないと思います。野生の生き物と触れ合うことは、人間に、良い影響をもたらすからです。生命や、私たちの住む環境について、考える機会が得られます。
 要するに、「やり過ぎることは悪い」ということでしょう。野生生活に支障をきたさない程度なら、餌をやることを大目に見る社会であって欲しいです。
 しかし、都会の池などでは、カモに餌をやる人が、あまりに多いのでしょう。人口の多い地域では、カモへの餌やり禁止にしたほうが、カモのためになりそうです。


 肥満したカモの問題は、以下のページで報道されています。
 肥満 飛べないカモ 野良ネコの餌食 渡りにも影響か(東京新聞、2007/12/05) 


 過去の記事でも、カモの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 カモ、カモ、カモ……(2006/12/13) 
 カモは水に潜るか?(2006/11/27) 
 鴛鴦(オシドリ)は本当におしどり夫婦か?(2006/03/06) 
などです。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、カモ科の鳥が二十種ほど掲載されています。
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真冬が恋の季節? サンショウウオ

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 十二月の街中は、賑やかですね。人の動きもあわただしく見えます。対して、野山は静かですね。生き物たちは、みな冬眠しているように感じられます。
 ところが、この時期に、活発になる生き物もいます。繁殖期を迎えるものたちです。例えば、サンショウウオの一部は、冬に繁殖します。
 これを読んで、不思議に思う方がいるでしょう。「サンショウウオは両生類だから、冬は活動しないんじゃないの?」と。そのとおりです。普通のサンショウウオは、冬眠します。けれども、中に、冬に繁殖する種もいるのですね。
 日本のサンショウウオでは、アベサンショウウオ、オオイタサンショウウオの一部、カスミサンショウウオの一部、トウキョウサンショウウオの一部などが、十二月に繁殖します。「一部」と書いたのは、同じ種でも、繁殖期がずれることがあるからです。十二月でなくても、一月や二月に繁殖するものもいます。
 両生類は、暑さ寒さに弱いです。暑すぎても、寒すぎても、活動できなくなります。なのに、なぜ、冬に繁殖するものがいるのでしょう? 理由は、わかっていません。
 冬に繁殖するサンショウウオには、暖かい地方のものが多いです。また、同じ種同士でも、より温暖な地方にいるものが、より早い時期に繁殖します。例えば、カスミサンショウウオでは、温暖な和歌山県南部にいるものが、十二月のうちに繁殖します。気候によって、繁殖期が左右されることは、間違いありません。
 日本のサンショウウオは、繁殖期以外には、見つけにくいです。どの種も、普段は、落ち葉の下などで、ひっそり暮らすからです。気づかれないまま、人家近くにいることも多いです。カスミサンショウウオやトウキョウサンショウウオのように、水田に棲んだり、産卵したりする種もいます。このような種は、特に、人の影響を受けやすいです。
 トウキョウサンショウウオなどは、都会近くに棲むことが、不運でした。人間によって、すみかがどんどん開発されてしまいました。彼らのような、弱いものが生きられる環境を、都会近くでも残したいですね。ヒトにとっても良いことだと思います。


 過去の記事でも、サンショウウオの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 大山椒魚(オオサンショウウオ)は冬眠しない?(2007/02/05)
 ウーパールーパー? いえメキシコサンショウウオです(2006/02/06) 
 氷河期の生き残りキタサンショウウオ(2005/11/07)
 陸に棲むのに肺がないハコネサンショウウオ(2005/10/10)
などです。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、オオイタサンショウウオ、トウキョウサンショウウオなど、十種のサンショウウオも掲載されています。
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2007年12月 6日

新宿御苑 紅葉その1

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 新宿御苑の紅葉 画像  
 ハナノキ

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 和名:ハナノキ
 学名:Acer pycnanthum

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東京 新宿区 【2007.12.04】




2007年12月 5日

千駄ヶ谷あたりの紅葉

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 千駄ヶ谷あたりの紅葉 画像
  
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東京 渋谷区 【2007.12.04】




図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウやソメイヨシノなどが掲載されています。
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2007年12月 4日

銀杏並木その2




 銀杏並木 黄葉 画像 
 午後に撮影したものです。絵画館前に出店、青山通りには屋台が出ていました。

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和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.

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東京 港区 【2007.12.04】

 去年の今頃のイチョウ並木は以下の通りです。
 銀杏並木(2006/12/06)




図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウが掲載されています。
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銀杏並木




 銀杏並木 黄葉 画像
 今年も、イチョウ並木の黄葉は美しいです。去年よりもたくさんの人が黄葉狩りに来ていました。
 こちらは、今朝撮影したものです。

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和名:イチョウ
学名:Ginkgo biloba L.

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東京 港区 【2007.12.04】

 去年の今頃のイチョウ並木は以下の通りです。
 銀杏並木(2006/12/06)




図鑑↓↓↓↓↓には、イチョウが掲載されています。
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海【カイ】君

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琉球犬
沖縄県 南城市 【2007.11.25】

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和名:イヌ
学名:Canis lupus familiaris

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2007年12月 3日

カエル・ツボカビ症のその後




 今年の一月に、ツボカビ症のニュースが流れたのを、覚えておいででしょうか? カエルなどの両生類に、致命的な病気です。感染症ですが、ヒトには感染しません。
 ツボカビ症は、世界の各地で、深刻な影響をもたらしています。「両生類が、一つの地域から、まるごと消えてしまった」などと報告されました。そんな恐ろしい病気が、日本に上陸したというニュースでしたね。その後、どうなったのでしょうか?
 ツボカビ症の原因は、ツボカビという病原体です。残念なことに、ツボカビは、日本でも広がっています。各地で、ツボカビに感染した両生類が、発見されています。
 二〇〇七年一月の段階では、感染が確認されたのは、飼育個体だけでした。この年の三月には、ペットショップで販売されているカエルで、ツボカビが確認されました。六月には、日本で飼育・販売されているカエルに、広くツボカビが感染しているとわかってきました。目に見えて病気でなくても、感染している個体がいます。
 同じ六月、日本の野生のウシガエルから、ツボカビが検出されています。神奈川県の個体です。十月には、野生のアフリカツメガエルから、ツボカビが検出されました。これは、和歌山県でのことです。すでに、日本の自然の中にも、ツボカビがいるのですね。
 ウシガエルと、アフリカツメガエルは、外来種です。人間が、日本に持ち込みました。彼らは、ツボカビに感染しても、症状が出にくいです。元気なまま、ツボカビをまきちらしてしまいます。そんな彼らを野生化させたのは、人間の責任です。
 十一月には、日本の野生のイモリに、ツボカビ感染の疑いが出ました。イモリは、カエルと同じ両生類です。感染が疑われているのは、シリケンイモリという種です。
 シリケンイモリは、世界のうち、日本の南西諸島にしか分布しません。貴重な種です。もし、ツボカビ症のために、シリケンイモリが絶滅してしまったら、日本と世界の損失です。そんなことには、したくありませんね。
 ツボカビの感染は、人間の活動によって広まりました。人間がやったことなら、人間が責任を取るべきですね。まずは、やたらに生き物を移動させることをやめましょう。


 ツボカビ症について、より詳しくは、以下のページを御覧下さい。
 カエルツボカビ症について(WWFジャパン)

 二〇〇七年のツボカビ症に関するニュースには、以下のようなものがあります。
  県内ペット店 カエル販売自粛(沖縄タイムス 2007/5/1)
 野生カエルで初確認??高率で感染死のツボカビ(47ニュース 2007/6/11)
 ツボカビ菌 陽性反応 田辺で繁殖の外来カエル(紀伊民報 2007/10/26)
 「野生イモリにツボカビ 感染経路は不明(琉球新報 2007/11/28)

 過去の記事でも、両生類のツボカビ症について取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 世界のカエルが絶滅する? ツボカビ症を防ぐには(2007/1/14
 <カエル・ツボカビ症>国内で初確認 両生類絶滅の危険性も(2007/1/12)



図鑑↓↓↓↓↓には、日本の両生類が、二十種以上掲載されています。
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クリスマスローズはクリスマスに咲かない?

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 早くも、街に、クリスマスソングが流れていますね。花屋さんの店先も、華やかさで一杯です。今の日本では、次々に、新しい園芸植物が紹介されますね。
 最近、目に付くのは、「クリスマスローズ」という植物です。もともと、ヨーロッパで、園芸用に珍重されました。花の少ないクリスマスの頃に、花が咲くからです。日本では、めったに見られない園芸植物でした。それが、ここ数年で、急激に普及しました。
 ローズと言っても、バラ科の植物ではありません。キンポウゲ科に属します。ややこしいことに、「クリスマスローズ」と呼ばれるものには、複数の種が含まれます。
 本来、クリスマスローズと呼ばれたのは、ラテン語の学名を、Helleborus niger【ヘレボルス・ニゲル】という種でした。この種は、確かに、クリスマスの頃に花が咲きます。
 日本に移入された「クリスマスローズ」には、ニゲル以外の種が多いです。Helleborus orientalis【ヘレボルス・オリエンタリス】という種が、多くを占めました。同じヘレボルス属ですが、ニゲルとは、別種です。英語では、レンテンローズLenten roseと呼ばれます。
 レンテンローズは、クリスマスの頃には咲きません。二月から三月頃に咲きます。ちょうど、その頃が、英語でLentというお祭りの季節です。
 レンテンローズ(H.オリエンタリス)は、本来のクリスマスローズ(H.ニゲル)と似ています。このため、日本では、両種が混同されました。園芸店で「クリスマスローズ」と言われて買ったのに、クリスマスに花が咲かないことがあるわけです。
 さらに、ややこしいことがあります。ヘレボルス属には、他にもたくさんの種があります。それらの種を、ニゲルやオリエンタリスと交配して、新しい品種が、どんどん作られています。今や、純粋なニゲルやオリエンタリスは、とても少ないです。
 売られる「クリスマスローズ」の大部分は、このように作られた園芸品種です。ですから、花期も、花の色も、形も、多様です。そのこと自体は、悪くありません。
 けれども、買うほうは、迷いますよね。「クリスマスローズ」を買う時には、花期や花色や世話の仕方などを、しっかりと聴いてからにしましょう。


 過去の記事でも、クリスマスにちなんだ植物を紹介しています。園芸品種の「クリスマスローズ」の写真もあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ポインセチアはクリスマスの花?(2006/12/14)
 コデマリとクリスマスローズ(2006/5/17)
 西洋ヒイラギはクリスマスに、ヒイラギは節分に(2005/12/23)
 クリスマスの飾りは豊饒【ほうじょう】のしるし、ヤドリギ(2005/12/12)
 クリスマスツリーはモミではない?(2005/11/28)
   


図鑑↓↓↓↓↓には、クリスマスローズが掲載されています。
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2007年12月 2日

バニラ

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バニラ
沖縄県 南城市 【2007.11.25】

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和名:バニラ
学名:Vanilla planifolia

※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

 過去の記事で、バニラの記事があります。よろしければ、御覧下さい。
 イグ・ノーベル賞の、バニラ【Vanilla】の研究とは?(2007/10/17)



図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、バニラは載っていません。が、カトレヤ、コチョウランなど、十種のラン科植物が掲載されています。
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2007年12月 1日

赤坂の紅葉

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赤坂ケヤキ他紅葉 画像
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和名:ケヤキ
学名:Zelkova serrata (Thunb.) Makino

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東京 港区 【2007.11.30】




図鑑↓↓↓↓↓には、ケヤキが掲載されています。
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