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2007年12月 7日

真冬が恋の季節? サンショウウオ

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 十二月の街中は、賑やかですね。人の動きもあわただしく見えます。対して、野山は静かですね。生き物たちは、みな冬眠しているように感じられます。
 ところが、この時期に、活発になる生き物もいます。繁殖期を迎えるものたちです。例えば、サンショウウオの一部は、冬に繁殖します。
 これを読んで、不思議に思う方がいるでしょう。「サンショウウオは両生類だから、冬は活動しないんじゃないの?」と。そのとおりです。普通のサンショウウオは、冬眠します。けれども、中に、冬に繁殖する種もいるのですね。
 日本のサンショウウオでは、アベサンショウウオ、オオイタサンショウウオの一部、カスミサンショウウオの一部、トウキョウサンショウウオの一部などが、十二月に繁殖します。「一部」と書いたのは、同じ種でも、繁殖期がずれることがあるからです。十二月でなくても、一月や二月に繁殖するものもいます。
 両生類は、暑さ寒さに弱いです。暑すぎても、寒すぎても、活動できなくなります。なのに、なぜ、冬に繁殖するものがいるのでしょう? 理由は、わかっていません。
 冬に繁殖するサンショウウオには、暖かい地方のものが多いです。また、同じ種同士でも、より温暖な地方にいるものが、より早い時期に繁殖します。例えば、カスミサンショウウオでは、温暖な和歌山県南部にいるものが、十二月のうちに繁殖します。気候によって、繁殖期が左右されることは、間違いありません。
 日本のサンショウウオは、繁殖期以外には、見つけにくいです。どの種も、普段は、落ち葉の下などで、ひっそり暮らすからです。気づかれないまま、人家近くにいることも多いです。カスミサンショウウオやトウキョウサンショウウオのように、水田に棲んだり、産卵したりする種もいます。このような種は、特に、人の影響を受けやすいです。
 トウキョウサンショウウオなどは、都会近くに棲むことが、不運でした。人間によって、すみかがどんどん開発されてしまいました。彼らのような、弱いものが生きられる環境を、都会近くでも残したいですね。ヒトにとっても良いことだと思います。


 過去の記事でも、サンショウウオの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 大山椒魚(オオサンショウウオ)は冬眠しない?(2007/02/05)
 ウーパールーパー? いえメキシコサンショウウオです(2006/02/06) 
 氷河期の生き残りキタサンショウウオ(2005/11/07)
 陸に棲むのに肺がないハコネサンショウウオ(2005/10/10)
などです。
 


図鑑↓↓↓↓↓には、オオイタサンショウウオ、トウキョウサンショウウオなど、十種のサンショウウオも掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


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