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2008年2月 1日

白貂【しろてん】の正体はオコジョ?

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 オコジョは、とても外見がかわいい哺乳類です。イタチの仲間の一種です。
 オコジョの体は、日本のイタチよりも小さいです。イタチの仲間がみなそうであるように、胴長短足です。その体で、くるくるとよく動きます。たいへんすばしこいです。
 動き方がかわいいだけではありません。顔もかわいらしいです。つぶらな瞳で見つめられると、抱きしめたくなるほどです。近年、漫画に登場したりして、人気のあるキャラクターになりました。外見からは、優しげな生き物に見えますね。
 ところが、オコジョは、優しいどころではありません。他の動物を襲って食べます。肉食獣なのですね。すばやい動きは、狩りをするためです。主食は、ネズミの仲間といわれます。時には、自分より大きなノウサギやライチョウさえ襲う、といいます。
 外見のかわいさは、人間の主観によるものです。ネズミなどから見れば、オコジョは、さぞかし恐ろしいものでしょう。気が荒いために、人間のペットにもできません。
 オコジョは、夏と冬とで、毛色が変わります。夏は、背中が茶色、腹と足先が白、尾の先が黒です。冬は、尾の先の黒を除いて、全身が真っ白になります。
 オコジョの英語名は、夏と冬とで異なります。外見が違いすぎるためでしょう。夏毛のオコジョはstoat【ストウト】、冬毛のオコジョはermine【アーミン】と呼ばれます。オコジョは、ユーラシア大陸の北部に広く分布するので、各国の人に知られました。
 オコジョの冬毛は、上質の毛皮とされます。古来、ヨーロッパで、王侯貴族が好んで用いました。白貂【しろてん】の毛皮と呼ばれます。白貂とは、オコジョのことですね。
 白いふわふわのマントを着た王さまや、貴族の絵を見たことがありませんか? よく見ると、小さな黒い房が付いたマントです。あれは、オコジョの冬の毛皮(アーミン)でできています。黒い房は、オコジョの冬毛で唯一黒い尾の先が、見えているのです。
 毛皮のために、オコジョは、昔からヒトに狩られてきました。今は、狩猟以外のことが、オコジョを追い詰めています。環境破壊です。例えば、日本では、彼らが棲む本州の高山地帯で、環境破壊が深刻です。オコジョを絶滅に追い込みたくありませんね。


 過去の記事でも、イタチ科の生き物を取り上げています。また、オコジョと同じく日本の高山に棲む生き物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ライチョウ(雷鳥)は、氷河期の生き残り?(2008/01/21)
 アマツバメは世界最速の鳥?(2007/10/15)
 新種のジャコウネコ発見?(2005/12/07)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、オコジョをはじめ、七種のイタチ科の種が掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


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