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2008年2月 8日

オオワシとオジロワシには、流氷が似合う

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 北海道から、流氷の便りが届く頃ですね。氷に閉ざされた海は、ひどく冷たそうです。生き物たちには、過酷な環境でしょう。
 ところが、北国には、流氷を歓迎する生き物もいます。例えば、オオワシやオジロワシです。どちらも、北海道や東北など、北日本で見られるワシです。
 オオワシ(大鷲)は、名のとおり、とても大きなワシです。翼を広げると、2mを越えるほどです。日本で普通に見られるワシでは、最大といえます。
 オジロワシ(尾白鷲)も、オオワシに負けないくらい大きいです。名のとおり、尾が白いワシです。ただし、オオワシも尾が白いため、そこでは区別がつきません。オオワシのほうは、脚と肩の羽も白いです。そこで区別できます。
 両種とも、冬鳥として、日本に渡ってきます。こんなに大きい体で、何を食べているのでしょうか? 主に魚です。そのため、海岸にいることが多いです。時には、水鳥を襲って食べます。大型の哺乳類は襲いません。ヒトには無害です。
 夏、オオワシとオジロワシは、どうしているのでしょう? オジロワシの一部は、日本の北海道で繁殖します。それ以外のオジロワシと、オオワシは、日本よりもっと北の国で、繁殖します。彼らにとって、冬に日本に来るのは、「暖かいところに来る」のですね。
 オオワシとオジロワシは、よく流氷に止まります。流氷は、食事場所や休憩場所として、ちょうどいいのでしょう。その姿は、たいへん絵になります。北海道のイメージ写真として、誰しも、見たことがあるのではないでしょうか。
 ところが、近年、海岸ではなく、内陸にいるオオワシやオジロワシが増えています。餌不足のためです。魚が減ってしまったのですね。内陸の彼らは、エゾシカの死体などを食べているようです。内陸で、オジロワシとタンチョウの争いが、目撃されています。餌の奪い合いです。ツルも魚を食べますから、そういうことも、あり得るわけです。
 自然環境が豊かなら、そんな争いは起きなかったでしょう。人間の活動が、自然の摂理を曲げたとしたら、悲しいことです。鳥たちにしわ寄せはしたくありませんね。


 過去の記事でも、ワシの仲間(猛禽類【もうきんるい】)を取り上げています。また、オオワシやオジロワシと同じく、北海道に分布する鳥類も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 ハリー・ポッターのフクロウ紹介(2007/10/26)
 ハチクマはスズメバチの天敵?(2007/09/24)
 トンビは猛禽【もうきん】か?(2006/11/17)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、オオワシとオジロワシが掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


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