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2008年2月12日

救助されたオットセイ、死亡

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 またもや、残念なニュースです。
 先日、新潟県で、「迷子のキタオットセイが保護された」と、お知らせしましたね。このオットセイが、収容先の水族館で、死亡しました。
 死因は、『全体的な循環器【じゅんかんき】機能不全』と考えられるそうです。「循環器=心臓や血管」ですから、それらの器官が、うまく働かなかった、ということですね。
 水族館(マリンピア日本海)の人を、責めることはできません。保護された時点で、オットセイは、すでに衰弱していました。おそらく、水族館の人たちが、一番、悔しく感じているでしょう。手を尽くしたのに、救えなかったからです。
 偶然ですが、同時期に、青森県でも、オットセイの子どもが保護されました。青森県の階上町【はしかみちょう】でのことです。こちらの個体も衰弱していたため、青森県の浅虫【あさむし】水族館に収容されました。
 こちらのオットセイも、やはり、死んでしまったそうです。野生生物を救うのは、難しいのですね。浅虫水族館をはじめ、保護に協力した人たちは、残念がっています。
 同時期に、キタオットセイの子どもが、二頭、日本の海岸に漂着したことには、何か意味があるのでしょうか?
 現時点では、「ある」とも「ない」とも言えません。なぜなら、キタオットセイの生態が、よくわかっていないからです。キタオットセイの子どもが、親からはぐれ、弱って死ぬのは、「普通にあること」なのかも知れません。
 生態が不明なのは、キタオットセイだけではありません。日本の野生生物に限っても、詳しい生態が知られるのは、ごく一部です。保護したくても、どうやったら保護できるのかさえ、わからないのが現状です。
 せめて、このたびのオットセイの遺体が、「オットセイの研究に役立ってくれたら」と思います。オットセイの研究が進めば、有効な保護の方法が、わかるかも知れません。そうなれば、彼らの死は、無駄にならないでしょう。


 新潟県で保護されたオットセイのニュースは、以下のページに載っています。
 保護・治療中のオットセイが死亡しました(マリンピア日本海ニュース 2008/01/22~02/06)
 新潟市水族館 マリンピア日本海(トップページ)


 青森県で保護されたオットセイのニュースは、以下のページに載っています。
 階上【はしかみ】で保護のオットセイ 浅虫水族館で死亡(デーリー東北、2008/02/04)
 衰弱したオットセイ保護 早く元気になって(デーリー東北、2008/01/30)


  過去の記事で、このオットセイのニュースを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 新潟県の迷いオットセイ、保護される(2008/01/30)
 野生のオットセイやアザラシに、触ってもいい?(2008/01/24)



図鑑↓↓↓↓↓には、残念ながら、オットセイは載っていませんが、オットセイに近縁なトドが掲載されています。
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