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2008年2月21日

クロツラヘラサギとアホウドリ、未来へ羽ばたく




 二〇〇七年の十二月に、釣り糸がからまったクロツラヘラサギのニュースがありましたね。この鳥は、衰弱して、人間に保護されました。二〇〇八年一月のことです。
 嬉しいことに、この鳥は、順調に回復しました。沖縄県の動物園で、リハビリをしていたそうです。そして、二〇〇八年二月二十日、野生に戻されました。
 放たれたクロツラヘラサギには、左脚に、黄色と白の二色の足環【あしわ】が付けられました。行動を調べられるように、です。クロツラヘラサギのことは、まだ、よくわかっていません。少しでも、研究の手がかりが欲しい状態です。
 もし、このような足環のクロツラヘラサギを目撃したら、お近くの自然保護団体などにお知らせ下さい。「日本野鳥の会」など、良いと思います。役所に自然保護課などがあれば、そこでもいいでしょう。皆さんの情報が、クロツラヘラサギの研究に役立ちます。

 もう一つ、嬉しいニュースがありました。アホウドリについてです。
 アホウドリは、とても希少な鳥ですね。現在、安定した繁殖地としては、日本の鳥島【とりしま】があります。けれども、鳥島では、火山活動が活発です。噴火が起こったら、アホウドリの繁殖地が、まるごとなくなるかも知れません。
 そこで、新たに、安全な繁殖地を作る計画が立てられました。候補地は、小笠原諸島の聟島【むこじま】です。ここは、火山活動の心配がありません。そのうえ、明治時代以前に、アホウドリの繁殖地があったようです。おそらく、アホウドリの繁殖に適した場所でしょう。ここへ、アホウドリの雛【ひな】を移すことになりました。
 先日、この雛の移送作戦が、成功したというニュースがありました。まずは、十羽の雛が、鳥島から聟島へ移されました。
 アホウドリは、繁殖する時、育った場所へ戻る習性があります。雛を移送したのは、子どものうちに、「ここが故郷」と認識させるためです。

 今回のクロツラヘラサギや、アホウドリの例は、人間が、野生の生き物を助けられる証拠ですね。このような明るいニュースが、増えて欲しいものです。


 自然に帰されたクロツラヘラサギのニュースは、以下にあります。
 体力回復しヘラサギを放鳥 ??沖縄、釣り糸絡まり保護(47ニュース 2008/02/20)
 クロツラヘラサギ野生へ/釣り糸で被害(沖縄タイムス2008/02/20)


 アホウドリ移送作戦のニュースは、以下にあります。
 移住作戦 伊豆諸島・鳥島から小笠原へ--山階研究所など(毎日新聞 2008/02/20)
 小笠原諸島で新繁殖地作り、アホウドリの引っ越し終了(読売新聞 2008/02/19)


 過去の記事でも、クロツラヘラサギや、アホウドリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 保護されたクロツラヘラサギは、どうなった?(2008/01/17)
 アホウドリの熱愛度は鳥類一?(2007/02/12)



図鑑↓↓↓↓↓には、
クロツラヘラサギも、アホウドリも掲載されています。
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ぜひご利用下さい。


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