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2008年3月 3日

シマダコは、縞ダコか島ダコか?

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 二〇〇八年は、国際サンゴ礁年です。これにちなみ、サンゴ礁の生き物を紹介しましょう。日本では、南西諸島や、小笠原諸島の近海にいる生き物です。
 シマダコという名を、聞いたことがあるでしょうか? タコの一種です。南日本以南の太平洋に、広く分布します。主に、奄美諸島以南にいます。サンゴ礁の海に多いです。
 シマダコは、タコの仲間で、最も分布域が広いのでは、といわれます。日本近海から、南太平洋の孤島、イースター島付近にまで分布します。
 タコといえば、日本人は、食べられるのかどうかが気になりますね(笑) シマダコは、美味しく食べられます。南西諸島や小笠原諸島で、盛んに食べられているようです。
 多くの日本人は、気づかずに、シマダコを食べている可能性があります。シマダコは、たこ焼きの材料に、よく使われているからです。インドネシアから、「たこ焼き用のタコ」として、輸入されています。切り身にされたら、タコの種なんて、わかりませんね。
 シマダコの体には、特徴的な模様があります。赤褐色の地に、白い斑点が連なっています。とてもきれいです。しかも、大型のタコなので、見栄えがします。斑点の模様が、縞【しま】模様に見えるため、「縞ダコ」と名づけられました。
 ところが、シマダコ以外のタコが、「シマダコ」と呼ばれることがあります。ややこしいですね。沖縄では、別の種のタコを、「シマダコ」と呼ぶようです。
 沖縄の人たちは、地元産のものに、「島」を付けて呼びます。彼らが、「シマダコ」と呼ぶのは、「島ダコ」の意味ですね。これを知らないまま、沖縄の人と、タコの話をしたら、大混乱でしょう。
 シマダコは、蛸壺【たこつぼ】には入らないといわれます。タコのうち、サンゴ礁の海に棲むものには、みな、その傾向があります。その理由は、サンゴ礁に、溝【みぞ】などが多いからです。タコにとっては、隠れ家が多いのですね。わざわざ、蛸壺に入る必要がありません。このために、サンゴ礁の海では、蛸壺の漁が発達しませんでした。
 サンゴ礁の生き物には、思いもよらない生態がありますね。興味が尽きません。


 過去の記事でも、タコの仲間を取り上げています。また、国際サンゴ礁年についても取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 国際サンゴ礁年とは、どんなもの?(2007/12/24)
 タコ(蛸)の旬【しゅん】は冬か夏か?(2007/02/19)
 四億年前からの生き残り? オウムガイ(2006/10/26)
などです。



図鑑↓↓↓↓↓には、シマダコが掲載されています。
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