2008年3月17日
今が見ごろ? 日本の山椒魚【さんしょううお】たち
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三月の風景は、まだ、寒々しいですね。野生の生き物たちが、活発なようには見えません。ところが、この時期に、最も活発になる生き物もいます。
それは、サンショウウオの仲間です。両生類のうち、尾があって、トカゲに似た姿のものたちですね。日本のサンショウウオの多くは、この時期に、繁殖期を迎えます。
普段のサンショウウオは、とても見つけにくいです。野山で、ひっそりと暮らすからです。繁殖期でない時期には、どこにいるのかさえ、判明していない種が多いです。
そんな彼らは、繁殖期に、一変します。たくさんのサンショウウオが、水場に集まります。産卵と、受精のためです。両生類の卵は、水中に産まれる必要があるのですね。
彼らの繁殖は、おおむね、以下のように行なわれます。
まず、雄(オス)たちが、水場に集まります。次に、雌(メス)たちが、水場へやってきます。雄たちは、われ先に雌に飛びつきます。一頭の雌をめぐり、多数の雄同士で、取っ組み合いになります。勝った雄が、雌を独占します。その後、雌雄のペアで、産卵と受精が行なわれます。彼らが、こんなに活発に動くのは、繁殖期だけです。
実際の繁殖の時期や、詳しい様子は、種によって違います。同じ種でも、生息地によって違います。彼らは、生息地の気候に合わせて、繁殖するからです。
この時期に繁殖期を迎える種には、オオイタサンショウウオ、クロサンショウウオ、トウキョウサンショウウオ、トウホクサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ホクリクサンショウウオなどがいます。
この中には、トウホクサンショウウオやクロサンショウウオのように、六月頃まで繁殖期がずれ込む種もいます。雪解けの時期を待つからです。かと思えば、ホクリクサンショウウオのように、二月頃から繁殖期に入るものもいます。ホクリクサンショウウオは、雪国に分布するのに、です。彼らは、冬でも凍らない湧き水に産卵するようです。
繁殖期は、サンショウウオたちを、最も観察しやすい時期です。知られざる生態を、見せてもらう好機です。彼らのすみかを荒らさないよう、そっと観察して下さいね。
過去の記事でも、サンショウウオの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
真冬が恋の季節? サンショウウオ(2007/12/07)
大山椒魚(オオサンショウウオ)は冬眠しない?(2007/02/05)
ウーパールーパー? いえメキシコサンショウウオです(2006/02/06)
などです。
図鑑↓↓↓↓↓には、トウホクサンショウウオ、ホクリクサンショウウオなど、日本のサンショウウオが十種掲載されています。
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インターネット生物図鑑-zukan.net-
http://www.zukan.net
ぜひご利用下さい。
松沢千鶴
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